大満足!福井「日本海さかな街」で魚介づくしの旅

2016.02.22

「北陸は魚がうまい!」と聞いたことのある人は多いかもしれないが、新鮮で美味しい魚介類がどこで買えるかを知っている人は意外に少ない。せっかく北陸に来たのなら、押さえておきたいスポットが福井県敦賀市にある「日本海さかな街」。北陸の魚介類がまるごと堪能できるこの場所で、オススメの楽しみ方をご紹介しよう!

見るもよし、買うもよし、試食も大歓迎!それが「日本海さかな街」

「日本海さかな街」はJR敦賀駅から車で約10分。敦賀港直送の魚介が並ぶ鮮魚店をはじめ、水産加工の店や昆布、珍味、銘菓の専門店など50数店と16店舗の飲食店が軒を連ねる北陸有数の巨大海鮮市場だ。
▲干物の数々。七輪で焼くと美味しそう
▲お酒の肴にしたい珍味も山積み!日本酒がほしい!
▲重さ5.3kg!長さも1mほどある「たるいか」!どんな人が買うのか興味津々

観光で訪れた県外のお客さんも多く、休日にもなれば観光バスが駐車場にところ狭しと並び、人も車もひしめき合う活気あふれた空間となる。

営業時間は毎朝10時からとなっているが、開店準備のため8時半過ぎにはほとんどのお店が開いている。ゆったりと市場の雰囲気を味わいたい方は、早い時間から訪れるのがおすすめだ。
▲年末年始はこの通りが歩けなくなるほど多くの人で賑わうのだそう

場内を歩いていると「食べてってー!」と元気なお兄さんやお姉さんたちの声が飛び交う。見ているだけでも楽しいが、どうせならお言葉に甘えて試食させてもらおう。
▲いただきます!
▲どれを買おうか悩んでも、試食できるから安心

さかな街は気さくな店員さんばかり。魚のことだけでなく、周辺の観光スポットについても教えてくれる。ついつい話に花が咲き「よっしゃ!おまけしたろ」と気前が良くなる店員さんも多いのだとか。
▲たくさん試食させてもらった乾物屋のお姉さんたち。ごちそうさまでした!

若狭のソウルフード!脂がのった浜焼き鯖

お店が多くて迷ってしまう…そんな方のために筆者オススメの3店舗をご紹介しよう。
最初にご紹介するお店は「はまやき安兵衛」。ここでは若狭名物「焼き鯖」や「焼鯖寿し」を販売している。
福井の中でも特に若狭地方は昔から日常的に鯖を食べる習慣がある。若狭の浜で揚がる鯖を京都方面へ運んだ道は「鯖街道」と呼ばれており、冷蔵庫のない時代は少しでも長く保存できるように「焼き鯖」にするなど、鯖とともに歩んだ文化が根付いている。
肉厚の鯖を一本一本炭火で丁寧に網焼きすることで余分な脂を落とし、鯖の“旨み”のみを残すことができる。そのため生臭さや苦味などが一切無く、ジューシーな仕上がりになるのだ。
▲1日で焼く本数は多い時で500本。一度に20~30本買って帰るお客さんもいるのだとか

焼き鯖は一本1,000円~と、大きさによって値段が異なる。「はまやき安兵衛」では脂が乗った『ノルウェー産』と、あっさりした味わいの『国産』鯖を使い分けているとのこと。産地の違う2種類の焼き鯖を食べ比べてみるのもいいかもしれない。

「そのまま食べていただいても十分美味しいですが、レンジなどで軽く温めてから生姜醤油で召し上がっていただくのが一番美味しい食べ方ですね。」と、スタッフの深川記代(のりよ)さん。
▲オリジナルの万能生姜醤油たれ(500円・税込)は人気のあまりいつも品薄。見かけたら即買うべし!

そして、「はまやき安兵衛」のもう一つのおすすめが「焼鯖寿し」だ。
▲一本8貫で1,296円(税込)。日本海さかな街の中でも人気が高い商品の一つ

焼き鯖と酢飯の間に挟んだガリは、絶妙なバランスで味付けしてあり、鯖独特の臭みを抑え、じっくり焼き上げた皮の香ばしさと肉厚でジューシーな味わいが楽しめる。
▲表面にしっとりとしたおぼろ昆布を巻くことで、焼き鯖の美味しさを引き出している

持ち帰り販売のほか、お店横のテーブルで食べることもできる。女性でも食べやすい大きさにカットしてあり、小腹が空いた時などいつでも気軽に食べられるのが嬉しい。

並んでも食べたい!「よって家」の海鮮丼

昼が近くなり、そろそろお腹も空いてくる頃だ。
さかな街に来たのならぜひ食べたいのが「海鮮丼」。数ある飲食店の中でも「よって家」は豊富なメニューで大人気のお店だ。
▲店内は海鮮丼のメニューが壁一面に!どれにしようか本気で悩む…
▲42席ある店内はランチ時にはあっという間に満席になり、休日は行列もできるそう

おすすめは12種丼(1,800円・税込)。マグロ、鯛、ウニ、イクラ、甘エビなど12種類のネタが入った一番人気の品で、1日に150食以上も出たことがあるそうだ。
▲「海の宝石箱やー!」と思わず叫びたくなるようなボリューム

そして、女性客に人気なのがスペシャルサーモン丼。こちらは生サーモン、炙りサーモン、イクラ、新鮮なサーモンのほぐし身を使った自家製鮭フレークなどまさにサーモン祭り状態!
▲スペシャルサーモン丼(1,490円・税込)
▲一つひとつのネタがつやつや!口に入れるとねっとりとしたサーモンの食感が心地よい

「よって家」は魚屋も経営しており、毎朝北陸であがった魚介を仕入れることができるので、ネタの新鮮さは折り紙付きだ。

「その日の仕入れ状況によっては、メニューにはない魚を使った『地物丼』を作ることもあるんです。めったに登場しないメニューなので、出会えた人はラッキーですね!」と、店長の兼松さん。

混雑を避けたい方は14時以降に訪れるのがおすすめだ。
▲店長の兼松さん(右)とスタッフの皆さん

ありとあらゆるカニが揃う「甲羅亭」

北陸で有名なのは何と言っても越前ガニ(ズワイガニ)。特にカニ漁が解禁となる毎年11月6日から3月20日の間は、新鮮な越前ガニを求めて県内外から多くのお客さんが訪れる。
▲福井県内の漁港で水揚げされた「越前ガニ」のみつけることが許される黄色のタグ!一度外すと再度付けられないようになっている。

日本海さかな街でも「甲羅亭」は鮮度の良い越前ガニを扱うお店。生の越前ガニはもちろん、とれたてを急速冷凍したものやボイルしたカニ、足の詰め合わせなど年間通してカニを堪能できる。
▲食べやすくカットした越前ガニはカニ鍋などに便利

せっかくなら美味しいカニを自分で見分けたい!ということで、店長の”ミッチャン”こと、中田光秀さんにカニ選びのコツをうかがってみた。
▲カニのことなら何でもお任せ!店長のミッチャン

「生のカニは鮮度がすぐに落ちてしまうので、必ず生きているものを選ぶことが大切ですね。甲羅が硬いものや黒いブツブツがついているものは身入りが良いので、手にとってチェックしてみてください。」
▲黒いブツブツは寄生虫の卵。たくさんついているのは脱皮から時間が経った証拠らしい

このほかにも冷凍カニの選び方や美味しく食べる方法などちょっとしたコツがあるとのこと。もちろん、ミッチャンやお店のスタッフに聞けば、料理や予算に合わせて一番いいカニを選んでくれるのでご安心を。お中元やお歳暮などで地方発送する人も多いそうだ。
昨年(2015年)には飲食できるスペースがオープン。2月から9月までの間は店内で焼きガニやカニ刺しといったカニ料理を食べることもできる。

また、カニ以外では地物の魚介を詰め合わせたセットも販売しており、夏場は近くの海でBBQを楽しむのもおすすめだ。
年中通して楽しめる「日本海さかな街」。日本海の豊かな漁場でとれた魚介を堪能しながら、
またお店の人たちとの会話を楽しみながら、旅の思い出を作ってみてはいかがだろうか。
石原藍

石原藍

フリーライター/プランナー。 大阪、東京、名古屋と都市部での暮らしを経て、現在は縁もゆかりもない「福井」での生活を満喫中。「興味のあることは何でもやり、面白そうな人にはどこにでも会いに行く」をモットーに、自然にやさしく、心地よい生き方、働き方を模索しています。趣味はキャンプと切り絵と古民家観察。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。

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