長野・川上村でアイスクライミング体験/休日引きこもり系男子の男磨き旅Vol.10

2016.03.16

あなたは休みの日、どのような過ごし方をしていますか?私の趣味は、インターネット。週末にやることといえば、ネットサーフィンのみ。朝から晩までパソコンの画面とにらめっこをしているのです。そもそも、休日に外出をするという概念がありません。しかし、「このままではいけない!」と一念発起し、自分を変える決意をしました。この連載では、私のような引きこもり系男子でも、休日を有意義に、かつ男を磨ける体験スポットを紹介します。

こんにちは、引きこもり系男子の大川竜弥です。

前回は茨城県ひたちなか市にてタコ釣りに挑戦しました。さてさて、今回はどんな男磨き旅になるのでしょうか?


というわけで長野県川上村にやってきました。標高1,500メートルの雪山にある村です。現在の気温は、氷点下4度。どれくらい寒いかというと……、
トイレの水道が凍結するレベルの寒さ!

しっかり防寒対策をしてきたとはいえ、毎日暖房の効いた部屋で過ごしている温室引きこもり系男子の私にとって、これほどキツイ環境はありません。雪山の寒さに慣れている人にとって、氷点下4度は"暖かい"らしいのですが……。

前置きが長くなってしまいました。今回私が体験するのは、氷の壁を登る"アイスクライミング"です。氷の壁といっても、シルヴェスター・スタローン主演作品『クリフハンガー』のようなガチの雪山ではありません。

人工氷壁を管理している岩根山荘の敷地内にある、高さ約12メートルの氷壁を登ります。
▲1月上旬から3月上旬まで、期間限定で設置されている人工氷壁。近くで見ると、めちゃくちゃ高い
まずは、岩根山荘で初回登録料(500円・税込)の支払い。カップ麺やお菓子などの軽食、防寒具の販売を行っているので、足りないものがあれば購入することもできます。

近くに飲食店やコンビニエンスストアがないので、しっかりとお昼ご飯を食べたい方は事前の購入がオススメ。

“アックス”を両手に持ち、氷にザクザク刺しながら登る

今回お世話になる、保科(ほしな)クライミングスクールの保科さん。現役時代にはアイスクライミングの世界大会に出場した経験のある腕前の持ち主で、一から十まで優しく教えてくれる先生です。
▲“アイゼン”という金属製の爪を、専用の靴に取り付ける
次に、ロープを固定するためのハーネスを装着。「氷壁を登る」と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、命綱となるロープがあるので、途中で腕に力が入らなくなっても安全に降りることができるそうです。
とはいえ、氷壁を間近で見ると結構高い……。12メートルということは、ジャイアント馬場さん約6人分ですからね……。
大川「先生、初心者でも登れますか……?」

保科さん「はい!もちろんある程度腕の力は必要ですが、どちらかというと身体の使い方のほうが重要です。初心者の方でも楽しめるように指導しますから、安心してください」

大川「たしかに、上まで登れたら気持ちよさそうですね」
▲“アックス”を両手に持ち、氷に刺して登っていく
氷壁を登る前に準備運動をして、保科先生から注意事項を聞きます。ポイントはアックスを氷壁に刺すと氷が割れて落ちてくるので、ヘルメットはなるべくおでこが隠れるようにかぶり、上着のファスナーは首元までしっかり閉めること。

ファスナーが開いていると氷の破片が防寒具の中に入り、身体が冷えてしまうらしい。
▲参加者のみなさんと一緒に、アックスの使い方を練習
保科さん「アックスの使い方を練習しましょう。コツはリラックスした状態で振り下ろし、氷に刺さる瞬間グッと力を入れて握りこむことです」

大川「なるほど、ボクシングのジャブと同じですね」

保科さん「大川さん、引きこもり系男子なのにボクシング経験者なんですか?」

大川「中学3年から高校2年までボクシングジムに通っていました。こう見えて、昔は引きこもっていなかったので……」
はじめはうまく氷に刺さらなかったのですが、すぐにコツを掴むことができました。保科先生の言うとおり、めちゃくちゃ氷の破片が飛びます!

雪山で食べるカップ麺はめちゃくちゃ美味しい

保科さん「早速、氷壁を登ってみましょうか」

大川「もう少し練習してからのほうが……」

保科さん「大丈夫ですよ。私がロープを持っていますから」
▲アイスクライミングは登る人、ロープを持つ人が2人1組になって行う
同じ氷壁でも、氷の形や傾斜で難易度が変わります。初心者用のコースを登ったのですが、結構キツイ……。アイゼンがうまく刺さらず、何度も足を踏み外してしまいます。
すぐ腕がパンパンになり、半分くらい登ったところで力尽きてしまいました。でも、楽しい!
普段氷の壁を登る機会はありませんし(当たり前だけど)、一番上までたどり着けたら、毎日引きこもっていてうだつの上がらない、自分の中の壁も乗り越えられるような気がしてきました。
▲保科先生の登り方を見ながらコツを教えてもらい、午前の部は終了
お昼ご飯の用意を忘れてしまったため、岩根山荘でカップ麺を購入。雪山で運動した後食べるカップ麺って、めちゃくちゃ美味しいですね……。

午後は木の壁を登るウォールクライミングに挑戦

午後の部は、ウォールクライミングに挑戦。人工氷壁の一面に、競技用の木の壁が設置されています。
▲カップ麺を食べて充電完了!
アイスクライミングと同じく、アックスを使って登ります。違いは、アックスを引っかける場所が決まっていること。
赤やピンクなど、木の板にテープが貼ってあります。コースによって色が決まっていて、赤なら赤、ピンクならピンクのテープが貼ってある木の板にアックスとアイゼンを引っかけて登らないといけません。
保科先生がお手本を見せてくれたのですが、スイスイとあっと言う間に登っていきました。
アックスとアイゼンを引っかける場所が決まっている分、アイスクライミングより登りやすそうに見えます……。
▲ウォールクライミングに使い易い、軽いアックスを借りて挑戦
時間はかかったものの、半分くらいまでは登れました。
しかし、傾斜がキツイ部分で急に失速。またしても腕がパンパンになり、そのままギブアップしてしまいました……。
▲体力の限界を感じる引きこもり系男子
大川「先生、もうダメかもしれません。腕が限界で……」

保科さん「せっかくここまで来たんですから、もう一度チャレンジしましょう!上まで登らないと見えない景色がありますし、特別な達成感がありますよ!」

大川「そうですよね。なんとかして、自分の中の壁を乗り越えないと……」

言葉に出来ない達成感と、自分の中の壁を乗り越えて身につけた自信

「はじめてだから出来るわけがない」「もう体力がない」など、自分への言い訳を全て捨て、もう一度アイスクライミングに挑戦しました。
▲自分の中の壁を乗り越えるために、ラストチャレンジ!
▲腕に力が入らず、アイゼンがうまく引っかからない……
途中、何度も心が折れそうになりましたが、「あと少し、もう一歩……」と自分に言い聞かせ、腕を伸ばし、氷の壁を蹴って登りました。
そして、ついにその瞬間が訪れました。
見事、ゴールしました!

氷壁を登り切った瞬間、言葉に出来ない達成感があり、ふと下を見たらあまりの高さに驚き、全身の力が抜けてしまいました……。
見てください、この表情!アイスクライミング体験前と比べて、別人に見えませんか?

「自分には出来ない」、そう思っていた壁を乗り越えて、自信を身につけた漢(オトコ)の顔をしています。引きこもっているだけでは、決して得られない体験がありました。

アイスクライミング体験は、自分に自信がない、自分の限界を突破したいと思っている方にオススメです。それに、自然の中で身体を動かすって本当に気持ちがいいんですよ!
大川竜弥

大川竜弥

1982年生まれ。アパレル販売員、Web開発会社、ライブハウス店長、ザ・グレート・サスケ氏のマネージャーなどさまざまな職を経て、現在は"自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデル"として活動している。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。

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