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ぐるたび×山崎製パン「ランチパック佐渡産おけさ柿ジャム&ホイップ」誕生!2012年12月1日(土)新潟県内で発売

ふるさとの食文化を「守り、伝える」ことを目的として、地元住民による地域活性化の活動を応援するぐるたびのプロジェクト「まちぐるみ まちぐるめ」。2011年の年末に開設した、ぐるたびのご当地グルメ観光ガイド「佐渡へ行こう!」を皮切りに、ぐるたびでは佐渡に伝わる食文化の魅力をもっともっと広めたいという地元の想いをじっくりと紡いできました。そうして、ひとつの形となったのが山崎製パンとの共同企画による「ランチパック佐渡産おけさ柿ジャム&ホイップ」です。製品として形になるまでの歩みをご紹介します!

佐渡のおけさ柿と、生産者の想い

知ってますか?佐渡のおけさ柿

 江戸以前から栽培されている佐渡のおけさ柿。「おけさ柿」とは佐渡のJA羽茂(はもち)の商標登録で、佐渡の民謡「佐渡おけさ」に因んでいます。「平核無(ひらたねなし)」と「刀根早生(とねわせ)」という2つの品種をかけ合わせた柿で、新潟県で出荷されている柿の7割が佐渡で栽培されています。その濃厚でねっとりとした甘みと、とにかくジューシーな肉質が評判を呼び、全国で楽しまれています。
 おけさ柿の品質基準はとても厳格なことから、サイズが小さかったり、傷がついたものも出荷することができません。あられや日焼けといった気象条件や虫、風に吹かれた枝などでも傷つくこともあり、とても手間隙のかかる柿栽培。加えて、つくり手の高齢化や跡取り問題なども重なり、やめてしまう柿農家が徐々に増えつつあるという問題にも直面しています。

佐渡の柿農家 21軒が団結!

 このままでは、佐渡が誇る「おけさ柿」がなくなってしまう!という危機感が募り、立ち上がったのがおけさ柿を使ったおやつを製造販売する「柿餅本舗」の五十嵐さんでした。佐渡でおけさ柿を栽培する親戚の丹藤さんと一緒に少しずつ声をかけあうと、同じ想いを抱える柿のつくり手が21軒も集まりました。
 柿農家が抱える問題として、生産者の高齢化や跡取り問題はもちろんのこと、地元の人が「おけさ柿」の価値をそんなに感じていないのではという憂いも見えてきました。その理由には小さかったり、傷が付いているなど、厳格な品質管理から外れるも品質はまったく劣らない柿が、安価で販売されたり、果てには捨てられてしまうという背景がありました。そこで、規格外でも品質の良い柿を集めて何かできないかという話し合いを重ねていったのです。

ランチパックとおけさ柿の出会い

 そんなおけさ柿がランチパックに出会ったきっかけは、ぐるたびの地域活性化プロジェクト「まちぐるみ まちぐるめ」の活動でした。
 2012年4月、東京亀戸にある「すし屋 弥助」にて、「まちぐるみ まちぐるめ」の一環である「ふるさと応援メニュー」の試食会が開催されました。ふるさと応援メニューとは、地元住民が未来に残したいと思う地元の料理や食材を使ったメニュー。弥助のご主人、坂下さんが名乗りあげ、その第一弾となる試食会で使用されたのがおけさ柿をはじめとする佐渡の食材でした。
 ふるさと応援メニューに参加することで地元佐渡への想いを再確認した坂下さん。お店の常連客であり、同じ佐渡出身である友人の山崎製パンの関係者にその想いや活動を伝えたことから、この企画が始まったのです。

弥助 坂下さん

弥助 坂下さん

佐渡は食材の宝庫。試食会ではおけさ柿をゼリー寄せとシャーベットの2品に仕上げました。その上品な味わいは和食にも良く合います。島外に住む出身者だからこそできることがあると思うので、ふるさと佐渡を応援していきたいですね。
五十嵐さん

五十嵐さん

定年を機に佐渡へ移住してきた「旅のもん」です。おけさ柿との出会いは親戚の手伝い。柿は収穫が手作業のため、近隣住民など総出で助け合うんです。おけさ柿をもっと知ってもらいたく、柿もちや干し柿の製造販売に取り組んでいます。

「佐渡のおけさ柿ができるまで」を視察

まずは羽茂の柿農園でおけさ柿の収穫風景を見学

 秋も深まる2012年10月末、おけさ柿の収穫が今年も始まりました。そのころ佐渡の柿農園には、おけさ柿の出荷までの実際の様子を知るため、山崎製パンの関係者をはじめ、ジャムメーカーや山崎製パン新潟工場から数名が、ぐるたびスタッフとともに視察に訪れていました。
 毎年10月末ごろから始まるおけさ柿の収穫は、最盛期を迎える11月中旬には完了というたった半月の間に行われ、出荷されるすべての柿はひとつひとつ手作業でもいでいます。おけさ柿は8回の農薬検査やサイズ規格といった厳格な品質管理がなされることから、サイズが小さい柿、葉や枝でついた傷が確認された柿はもいだその場ではじかれてしまいます。
 商品になる柿とならない柿。もとは同じ木で育った柿ながら、農園内には無数の柿が転がります。視察ではそんな「はじかれた柿」をひろい、味見する場面も。手間をおしまず丁寧に行われている農作業を目の当たりにし、同じ品質であるそれら柿を何とか有効利用したいという柿農家の想いを実感できる機会となりました。

島内のおけさ柿を集積 佐渡の一大産業を体感

 農園視察のあと、一行は収穫された柿の出荷を行うための「おけさ柿選果場」へ。そのまま船で出荷できるよう海沿いに立地している選果場では、生産者より収穫された柿を受け取り、柿の渋みのもとであるタンニンを取り除くための渋抜きを行います。渋抜きされた柿は、品質規格のもと人の目で選定されたあと、さらに機械選別され、箱詰め出荷されます。
 狭い路地を柿を載せたトラックが次から次へと走り、まさに柿一色の選果場。一行は、二酸化炭素の炭酸ガスとアルコールで渋抜きされる脱渋作業や、ひとつひとつ人の目で選定されている工程など、おけさ柿の出荷ラインを見学しました。
 天候の影響もあり、近年収穫量が減少しているとはいえ、2011年には8630トンの出荷を誇る新潟県の柿。その半数以上を担っているのがこの羽茂の選果場で、そこには佐渡を支える一大産業の現場に圧倒される一行の姿がありました。2012年は4300トンが出荷される予定。(※データは2011年度農林水産省調べ)

地元の人とのふれあい

 選果場をあとにした一行は、羽茂のそば店「ちょぼくり」に移動し、今回のプロジェクトの立役者のひとりである五十嵐さんとの会談が実現しました。
 規格外とはいえ、味は変わらないのに食べられることのないまま廃棄されてしまっていた柿に付加価値をつけるという企画への、地元農家の期待や想いを直接伝える場となりました。普段から佐渡の柿農家の現状に危機感を覚え、自ら発信を行うなどの活動を行っている五十嵐さん夫妻。今回の取り組みは柿だけでなく、佐渡全体の活性化につながる希望となるはずと熱く語りました。
 山崎製パンの関係者をはじめ、工場やジャムメーカーの方々も、実際に地元の人と触れ合う機会があまりなかったとのことで、生産者の熱い気持ちに直に触れ、その期待に応えるべく、製品化へのさらなる意欲を燃やしていました。

ついに完成!ランチパック 佐渡産おけさ柿ジャム&ホイップ

ランチパック 佐渡産おけさ柿ジャム&ホイップ
佐渡を代表するブランド「おけさ柿」を使用!
佐渡産のおけさ柿入りのジャムとホイップクリームをサンドしました。

発売期間:2012年12月1日(土)から
発売場所:新潟県全域および山形県一部エリアのスーパー、コンビニエンスストアなど山崎製パンの取扱店にて販売予定

「ランチパック 佐渡産おけさ柿ジャム&ホイップ」の販売1個につき1円が「トキの森クレジット」の収益金となり、トキの森プロジェクトを通して、トキの野性復帰に向けた佐渡の森林整備に活用されます。

ちょっとお先に!ぐるたび編集部で試食しました

ツユザキ

ツユザキ

柿のジャムは初めて食べました。さらりとした舌触りに上品なおけさ柿の風味がきちんと出てて、さわやかな後味!
コウノ

コウノ

柿とホイップクリームがこんなに合うとは思いませんでした。さっぱりとした甘さでいくつでも食べられそう!
イマイ

イマイ

一人でおけさ柿を1個食べようと思うとちょっと気合がいりますが、これは気軽に食べられていいですね!
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