岡山名物「津山ホルモンうどん」はフレッシュな絶品牛ホルモンが主役!

2016.05.19

岡山県北部に位置する津山市。自然あふれる城下の街を広く知らしめたのが、「津山ホルモンうどん」です。古くから牛馬の流通拠点で、新鮮なホルモンが出回る地の利を生かしたご当地グルメの雄。津山の魅力も一緒に満喫してきました!

岡山県中心部から北に約60km。山々に囲まれた津山の街は、奈良時代に市が開かれた記録が残るほど、古くから牛馬の流通拠点として栄えてきました。

食肉が禁止されていた明治以前から、薬の意味合いで牛肉を食し、良質で安価な肉が出回ってきた土地柄。特に、鮮度命のホルモンは特筆モノです。

津山の食肉処理場では、牛が処理ラインに入って洗浄処理され、「食用ホルモン」になるまでに要する時間が、なんと10分以内!この処理スピードこそ、ホルモン独特の臭みを無くし、旨みを存分に味わえる必須条件なのです。
▲ハツ・ミノ・ハチノス・センマイ・ショウチョウ・シマショウなどホルモンの種類も豊富(撮影協力:「お好み焼 三枝(みえ)」)

この上質なホルモンを気軽に味わえるのが、日本最大級のまちおこしイベントで知られる「B-1グランプリ」で上位入賞を果たし、一躍その名を知らしめた「津山ホルモンうどん」。

元々、牛肉の食文化が根付く津山。戦後、地元の人たちが飲食店で、鉄板料理「ホルモン焼き」にうどんを混ぜたものを酒飲みのシメにオーダーしていたのが始まりなんだとか。

転機は岡山国体が開催された2005年。地元有志が、柔道の選手を特産の牛肉でもてなそうと、この“シメうどん”に注目。その後、「津山ホルモンうどん」と命名し研究会を立ち上げ、専用マップを作成。B-1グランプリに出場を重ねて、知名度アップに取り組んできました。
▲初代の手描きマップ(写真提供:津山市観光振興課)

現在は、お好み焼き店や食堂、焼肉店など市内50店舗以上が「津山ホルモンうどん」を提供。全国各地のイベントから出店依頼がかかる、全国レベルのご当地グルメへと成長しました。

今回は、そんなご当地グルメの、地元でしか味わえないひと皿を求めて、ここ津山へとやってきました!
お目当ての3店舗を1日で回るため、運動も兼ねてレンタサイクルを利用。JR津山駅周辺で自転車と専用リーフレット(駅構内、津山観光センターなどに設置)をゲットして、出発!
▲起伏があるため、電動自転車がオススメ(2時間税込600円~/津山市観光協会0868-22-3310)

濃厚なコクにノックアウト!「橋野食堂」

まずは、平日も行列ができる名店「橋野食堂」さんへGO!
▲道中、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定された城東地区のレトロな町並みが約1km続き、カフェや雑貨屋など魅力的なスポットが並ぶ

自転車で10分ほど走ると、到着です。
▲昭和映画のセットのような佇まいも人気の理由

「橋野食堂」さんは創業130年の老舗で、テレビや雑誌などメディアの出演依頼が絶えない超有名店。一帯に漂う香ばしいにおいが、食欲を誘います。

早速注文すると、「うどん2玉にしましょうか」と4代目の橋野弘(はしのこう)さん。
ふ、2玉ですか?!
ホルモンうどんは2玉で1人前のお店も少なくないとか。
1玉790円(税込)、2玉890円(税込)と値段もあまり変わらず、女性でも2玉を頼むお客さんが多いそう。残りはパックでお持ち帰り(パック代10円)できるため、2玉を注文しました。
▲弘さんの腕の筋が、年季を物語っている
▲自家製味噌ダレは普通、ピリ辛、激辛の3種類から選べる。一番人気のピリ辛を注文

食べてみると、柔らかくて臭みのないホルモンに、一味が効いた味噌ダレが合うこと!シャキシャキもやしがアクセントで、何よりコクがすごいんです。

弘さん曰く、「うちは脂をたっぷり含むショウチョウをメインに使っているから、コクが生まれるんですよ」。

なるほど、コラーゲンたっぷりの“ショウチョウコーティング”がコクの元だったのですね。
津山ホルモンうどん、恐るべし。

これぞご当地グルメの味わい方「お好み焼 よしむら」

さて、次に目指すのは、橋野さんから自転車で約15分の「お好み焼 よしむら」さん。
この道中にも名物スポットがあるんですよ。
▲道中の「イナバ化粧店」は、国民的音楽ユニット「B’z」の稲葉浩志さんのご実家。御年80歳を超えた稲葉さんのお母さまが出迎えてくれる
▲冠雪の那岐山(なぎさん)が視界の先に。空気もすがすがしい!

国道53号から少し脇に入ったところで、「よしむら」さんに着きました。
「よしむら」さんと言えば、美味しさはもちろん、ホルモンチャーハンなどオリジナルメニューが評判。中でも人気の「ホルうどんオムレツ」850円(税込)を注文しました。
▲吉村清美(よしむら きよみ)さんのご主人(2代目)が考案

「ホルうどんオムレツ」は、ホルモンうどんを卵でくるんだ料理で、ホルモンうどんに使用するタレはとっても優しいゴマ醤油味。かつおの香りが和を主張し、上にかけるお好み焼き風ソースとの相性もバツグン。濃い味噌ダレが苦手な女性や子どもに人気というのも納得です。
▲定番のホルモンうどん800円(税込)も美味。20種類以上の食材で作った自家製味噌ダレは、3カ月間寝かせるためピリ辛なのにまろやか。

最愛のご主人が亡くなり、「いまはお客さんとの会話が生きがいなのよ」とほほえむ清美さん。現在は、関西でイタリア料理の修行を積んだ清美さんの息子さんがのれんを守っています。

ご当地グルメに人情が掛け合わさった最高のおもてなしに、胃袋も心もホッコリ。お店を出た後も、温かい余韻がしばらく続きますよ。

究極の味はコレ!「お好み焼 三枝」

満腹のお腹をさすりながら、最後に向かったのが「お好み焼 三枝(みえ)」さん。
「よしむら」さんからは自転車で約30分とやや長丁場。でも、腹ごなしにはピッタリ(笑)。
▲住宅街にある「三枝」さんも、週末は行列ができる人気店

津山をPRするため、週末のたびに全国各地でイベント出店する「三枝」さんですが、ここでしか味わえないメニューがあるんです。それが「塩ホルモンうどん」です。
▲通常は1人前2玉分800円(税込)ですが、今回は1玉750円(税込)でオーダー

ホルモンの質に絶対の自信がないとできない、シンプルな塩ダレ。
だからこそ、脂の旨み、脂をまとったうどん、甘さを増した玉ねぎなど、具材のうまさをこれでもか!と味わうことができます。ホルモンの旨さも、突き抜けている!

味噌ダレのホルモンうどんとは一線を画す、究極の塩ホルモンうどん。
もう無理かと思っていた胃袋も、別腹行きを決めたようです(笑)。
▲味噌ダレを使った定番のホルモンうどん800円(税込)は、焼き目がついた麺が香ばしく、地元の支持が厚いのも納得

2代目の上山康裕(うえやまやすひろ)さんが、各地に出掛けてホルモンうどんをPRするのは「津山にどんどん人を呼び寄せてまちを盛り立てるため」とのこと。

鉄板越しに気さくに会話を繰り広げられる雰囲気も、「ご当地グルメならでは」ですね!
今回巡った3店舗だけでも、タレ、具材の種類など、それぞれの個性が出ていて、存分に違いを楽しめました。パンフレットに紹介されている他の20店舗も、いつか訪れてみたい!
▲帰る道中に遭遇した津山城跡の石垣。城郭がないのに、このスケール感
▲JR津山駅そばにある「津山まなびの鉄道館」。現存する中で国内2番目の規模を誇る「旧津山扇形機関車庫」は必見!

津山の人情も味わえる至福の「津山ホルモンうどん」。ハイポテンシャルの観光スポットを添えた“津山トリップ”を、あなたも体感してみませんか?
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