標高850m、透明度の高い湧き水でできた「四尾連湖」で、カヤックツアーを体験!

2016.05.25 更新

都心から2時間弱車を走らせ、甲府盆地の南方に位置する山梨県西八代郡市川三郷町へ。標高850mの山の上に辿り着くと、周囲約1.3kmの小さな湖「四尾連湖(しびれこ)」が出迎えてくれます。その湖畔で春から秋にかけて体験できるのが「カヤックツアー」。準備不要で初心者や子ども、そして愛犬と一緒でも楽しめる、カヤックツアーをレポートします。

▲四尾連湖は湧き水でできているため、とても透明度が高く魚も多く生息しています

1年を通じて森林浴とアウトドア体験が楽しめる四尾連湖

山梨県立自然公園に指定されている四尾連湖周辺では、登山、釣り、バーベキュー、ボート、トレイルランなどのアクティビティが雄大な自然の中で体験できるとあって、アウトドア好きの間では知る人ぞ知る場所。四季折々で変化する自然の情景を求めに、キャンプや山荘に泊まってゆっくり過ごす常連さんも多い場所なんです。
▲湖のまわりは木々に囲まれとても静か

なかでも人気なのが、初心者でも自由に湖上散策ができるカヤックツアー。今回ツアーをお願いした「ひといき荘アウトドアサービス」で、ガイドを務めるのは藤井憲一郎さん。藤井さんは、都会の生活とかけ離れた空間の中で「こんな過ごし方があったんだ」と思えるような旅や自然の素晴らしさを伝えています。
▲「僕、実はある中(歩くのが中毒)なんです」と冗談交じりに話す藤井さん

湖畔の山荘「水明荘」で受付を済ませたら、早速カヤックツアーの開始です。まずはライフジャケットを着て基本的なパドル操作、ツアーを安全に楽しむためのセーフティトークを習います。ツアーは2~10人の少人数で、未就学児も保護者のひざの上に乗ることで参加できます。
▲時折ジョークを交えながら、お客さんの緊張も解きほぐしてくれます
▲カヤックに乗る前に水に慣れる練習も。小さいお子さんもあっという間に水に慣れていました

湖上に漕ぎ出し散策を楽しむ

パドルの使い方をきっちりと覚えたら、さっそく湖に漕ぎ出します。カヤックは安定性の高い2人乗りのフォールディング(折畳式)タイプ。まずは浅瀬のところでパドル操作の復習を。はじめての人でもすぐに慣れて、自由に操れるようになっていました。
▲すいすいと漕げるようになるまで浅瀬のところで練習します

参加者全員が慣れてきたところで、藤井さん先導のもと四尾連湖を皆で周遊します。カヤックを漕ぎながら、四尾連湖に伝わる古い言い伝えや周囲の自然の解説も。四尾連湖には龍神さまや雨乞い伝説の話があり、みなさん興味津々。実際今浮いている場所ですもんね。
20分ほど周遊したあと、湖の中心に参加者みんなで集まって大きな声で「ヤッホー!」。やまびこがしっかりと返ってきます。

みなさんがカヤックに慣れてきた頃からは、水遊びタイム! 四尾連湖だからこそできる最高の遊びです。
▲子どもと一緒にカヤックから水の中にダイブ!
▲水鉄砲で水遊び。大人もこの時ばかりは子どものようにはしゃいでしまいます
▲遊びを通して参加者同士も会話が生まれていました
▲四尾連湖のきれいな水があるからこそできる遊び

最近では愛犬と一緒にカヤックを楽しむ参加者が増えているそう。ワンちゃん用のライフジャケットも用意されているので安心して愛犬も水の中にダイブ!得意の犬かきで、大はしゃぎしているのがなんとも微笑ましい光景です。
▲ワンコも水が大好き!
▲犬用のライフジャケットを着用するので安心して水中で遊べます
▲愛犬と一緒に楽しめるアクティビティは人気沸騰中!

湖畔で食べる特製アウトドアランチ

約2時間のカヤック体験を終え、湖畔に戻って今度はアウトドアランチ。「水明荘」の湖が見えるテラスで、藤井さんが旬の食材を使って料理を作ってくれます。動いてお腹がペコペコな参加者は、何が食べられるかワクワクしながら待ちます。
▲涼しさを感じる春と秋には、あったかチーズリゾットのメニュー
▲ホットサンドも大人気

ランチのメニューは季節によって変わります。春・秋に出るチーズリゾットもアウトドアクッキングで作ったとは思えない本格的な味。素材の持つ味がしっかりと活かされています。常連さんが「夏は赤ワインも用意してくれているんだよ」と教えてくれました。
▲全員で乾杯~!

たくさん動いたあとのごはんはなんとも言えない美味しさ。それぞれの季節に合ったメニューを藤井さんが考えて提供しています。このアウトドアランチが楽しみでリピートする人も多いというから、藤井さんの料理の腕はかなりのもの。

ランチを食べ終わったらツアーが終了。みなさんすぐに帰るわけでもなく、のんびり湖を散策する人や、「水明荘」に戻ってハーブティーやコーヒーを楽しむ人、夜はキャンプで過ごす人など様々でした。

ガイドブックに載っていない旅を

「ひといき荘」では、常連になると限定のツアーに申し込めるようになります。長野県の奥木祖(おくきそ)や山梨県の本栖湖などで、長い時間をかけて広大な湖をカヤックで楽しむツアーが用意されているのです。常連というからには、何回も通わないと…と恐る恐る藤井さんに聞いて見ると、「1回でも四尾連湖のツアーに参加したらもう常連ですよ!」という敷居の低さでした。
▲フィールドが違うと、同じカヤックでも遊び方も変わります

常連ツアーのひとつ「本栖湖カヤックツアー」は1日かけて広大な本栖湖で遊びます。晴れると目の前に大きな富士山が!本栖湖も水がきれいなので、夏の暑い時期の水遊びに最適です。他にも奥木曽湖のカヤックツアーや、朝限定の清里高原の山の中でのんびり過ごすカヤックツアーもあります。
▲秋の四尾連湖。木々が紅葉して春夏とはまた違った雰囲気に


「ひといき荘」では春から秋にかけてはカヤックツアー、冬期は北八ヶ岳を中心にスノーシューツアーや雪中キャンプを開催しています。その中でも満月の夜に雪原を歩くオリジナルツアー「ムーンライトスノーシュー」が人気を博しています。
▲積雪期の満月前後の夜にだけ開催するムーンライトスノーシュー(写真は2014年3月、北八ヶ岳・蓼科にて)

藤井さんのガイドは、藤井さん自らが見つけた大自然を身近に感じられるフィールドで行われます。どこのガイドブックにも載っていない楽しさや驚きを、遊びを通して体感してみませんか?
土屋誠

土屋誠

山梨の人や暮らしを伝えるフリーマガジン『BEEK』編集長、アートディレクター。山梨を拠点に、編集やデザインで地域やモノゴトを伝える仕事をしています。本屋さんが好きなので、休みができたらもっぱら本屋に出没。2児の父としても奮闘中。(編集/株式会社くらしさ)

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