「おきなわワールド」で美しい鍾乳洞やトロピカルフルーツ、琉球文化体験を満喫しよう!

2016.06.04 更新

沖縄県の観光名所は数あれども、忘れてはいけない名所の一つが「おきなわワールド」。東洋で最も美しいと言われる鍾乳洞「玉泉洞」や琉球の文化を体験出来る登録有形文化財の「琉球王国城下町」、県産パインなどのトロピカルフルーツやヤシの実ジュースが楽しめる熱帯フルーツ園など見所が盛りだくさん。どの施設も詳しい歴史背景と共に見て触れて楽しめるので、知らなかった沖縄の魅力も発見できるはず。

那覇空港から車で30分。沖縄県南城(なんじょう)市にある「おきなわワールド」は1972年に開園した自然・文化・歴史の総合テーマパーク。築100年以上を経た沖縄特有の赤瓦民家を移築・模築した町並みや国内有数の規模を誇る鍾乳洞を有し、年間来園者数100万人を超える人気スポットだ。

敷地面積17万8,200平方mという広大な園内は特色あるいくつかのゾーンに分かれていて、老若男女問わず楽しめるのも魅力。

自然が作り出した地下世界を散策しよう!

▲全長5,000mで国内最大級といわれる「玉泉洞」。現在はそのうちの約890mを公開している

園内に入ってすぐに目に付くのが、国の天然記念物に指定されている「玉泉洞」。国内だけでなく海外からもこの鍾乳洞を見にやってくる観光客は多いという。まずはそんな「おきなわワールド」の目玉的な存在である「玉泉洞」からご紹介したい。
▲洞内はスロープなどの通路が整備されているので歩きやすいが、湿気や鍾乳石からの水滴で濡れているところもあるので歩きやすい靴で臨むのがおすすめ

1967年に愛媛大学の研究班によって発見されたという「玉泉洞」。洞内には多種の鐘乳石が存在し、その種類は30以上にのぼり、国内最多とも言われる。大小の差はあるが3年でおよそ1mmしか成長しないという「玉泉洞」内の鍾乳石。それでも鐘乳石の成長としては早いというが、現在の姿になるまでには何十万年という気の遠くなる時間が必要なのだ。

そんな自然の神秘でもある鍾乳石がところ狭しとひしめいている景観は圧巻。観光用に公開されている890mを含む全長5,000mの間に100万本を超える鍾乳石が存在するというのだから驚きだ。また、鐘乳石にはその形や特徴から名前が付いているものもあるので、見逃さないように見学してみよう。
▲無数に並ぶ鍾乳石は、数も大きさも雲上級!

洞窟内に入るとまず現れる広大な空間には数え切れないほどの鍾乳石がお出迎え。どこか別の惑星のようだという感想を抱いた人がいたとしたらその感覚はきっと間違っていない。

1万5000年前に絶滅したと考えられているリュウキュウジカの骨の破片化石などを含む砂礫(されき)堆積地層で形成されているという洞内。天井からぶら下がっている鍾乳石を「つらら石」、地面から伸びている鍾乳石を「石筍(せきじゅん)」と呼ぶが、時代を経て積み重ねられた地層にそれらの鍾乳石が林立する光景は地上とは全くの別世界を形成している。言うなれば太古の地球を目撃していると言っても過言ではないのだ。
▲つらら石の色が途中で変わっているのは水に浸かっていた痕跡なのだそう

洞内を歩いていると水の音が聞こえてくることに気付く。天井から滴る水の音でもあるのだが、どうやら水流があるようだ。聞くところによると、他の鍾乳洞に比べて鍾乳石の成長が早いのは石灰水を含んだ豊富な水が流れ込んでいるからなのだそう。
▲ライトアップされた「青の泉」。幻想的な空間が広がる

洞内の後半部分には「青の泉」が現れる。一際美しい棚田状の空間が作り出すこの泉、特筆すべきは透明度の高い水。石灰を含んでいるとは思えないほど澄んだ水が作り出す泉は、淀むことなくライトの光を隅々まで通している。この珠玉の景観も「玉泉洞」が東洋一美しいと言われる所以なのだろう。

890mあるコースは意外と長く感じるが、せっかく訪れたのなら水滴の音やエリアによって種類が変わる鍾乳石を堪能しつつ、ゆっくり進むのがオススメ。尚、懐中電灯を持参すれば照明が届かない場所の鐘乳石まで見ることができるとのことなので、是非準備していただきたい。

また、未公開エリアとして普段は足を踏み入れることができない場所も、夏季限定の「南の島の洞くつ探検」ツアーに参加すれば見に行くことができるそう。自然のままの洞窟を探検できるチャンスなのでそちらも忘れずにチェックしたい。

「熱帯フルーツ園」で南国の果物に舌鼓!

▲熱帯フルーツ園のパーラーに寄ってみよう!

「玉泉洞」の出口を抜けたら、そこは「おきなわワールド」の一番奥地にある「熱帯フルーツ園(王国村エリア内)」。マンゴーやパパイヤ、パイナップルなど約100種類450本の熱帯果樹を栽培している光景は楽園感もひとしお。
▲実をまるごとひとつ使用した「ヤシの実ジュース」。税込1,000円

園内にあるフルーツパーラー「フルーツ王国」ではマンゴージュースやパインジュースも楽しめるので、長く歩いた後の休憩にも最適。中でもその場で皮をむいて提供してくれるヤシの実ジュースはインパクト抜群。みずみずしく、さっぱりしたヤシの実本来の味で喉の渇きを癒してくれる。

色鮮やかな「琉球ガラス」に触れる

▲琉球ガラスのお土産も充実!どれにしようか悩むのも楽しいひととき

「おきなわワールド」の中央付近に広がるのは琉球古民家を集めた琉球王国城下町エリア。様々な工房体験や歴史博物館など琉球文化を体験しながら学べるエリアなので、家族連れでも楽しめる。

琉球王国城下町の入り口にあたる「琉球ガラス王国工房」の売店では、色彩豊かな琉球ガラスで作られたグラスやお皿、小物などがお土産として購入可能。ひとつずつ職人の手仕事によって制作されているので、色味や形が微妙に違うのも魅力の一つ。
▲涼やかで美しい琉球ガラスは置いてあるだけでサマになる

ちなみに琉球ガラスはアメリカ人によって持ち込まれたコーラの空き瓶などを再利用する中で生まれた技術なのだそう。売店に隣接する工房では琉球ガラス作りの体験もできる。自作のガラス工芸品をお土産にすれば、素敵な旅の思い出になることうけあいだ。

琉球古民家を再現したお茶屋で「ブクブクー」体験!

ひとやすみにオススメしたいのが、琉球王国城下町エリアにある「ブクブクー茶屋」。
▲赤瓦の趣ある古民家を移築した「ブクブクー茶屋」でひとやすみ!
▲およそ300年前から飲まれているという「ブクブクー茶(琉球茶菓子付き)」税込520円

「ブクブクー茶屋」で人気なのが大きな茶せんで煎茶をブクブクと泡立てて飲むことからその名がついたと言われる「ブクブクー茶」。クリームのような泡とともに暖かいお茶を頂く琉球王朝時代のスタイルをそのまま楽しむことができる。当時は船出やお祝いの時に親しい人同士、談話をしながら飲まれていたのだという。

ブクブクー茶には煎茶の香ばしい香りと泡の食感をより一層引き立ててくれる琉球茶菓子が付いてくる。軒先からの爽やかな風を感じながらお茶とお菓子をゆっくり味わえば、身も心も和むはず。
▲冷たい飲み物として「ブクブクーアイスコーヒー」も人気!税込520円

歴史あるブクブクー茶に並んで人気なのが、泡という特徴をうまく生かした「ブクブクー茶屋」オリジナルの飲み物「ブクブクーアイスコーヒー」。決して泡が甘いわけではないのだが、ほろ苦いコーヒーと合わさることで味がまろやかに感じるのだから不思議。

ちなみに冬もホットではなくアイスコーヒーのみ売り出しているそうだが、その理由は泡との相性が冷たい方が合うからなのだそう。

誰でも気軽に飲めることで、心の触れ合いを大切にしているという「ブクブクー茶屋」。お茶の立て方や飲み方の作法、流儀などの決まりごとは無いので気軽に入ってくつろいでみよう。

これであなたも琉球人!?琉球衣装に身を包んで「ハイ、チーズ!」

▲琉球王国時代の伝統衣装を着用して写真を撮れる「琉球写真館」

古都「首里」を再現した城下町エリアを歩いていると、かつて隆盛を極めた時代にいるかのような気分になるはず。そんなあなたに芽生えた琉球気分を盛り上げてくれるのが、「琉球写真館」。鮮やかな色彩を取り込み、華やかさが漂う衣装を着用して記念写真を撮ることができる。
▲沖縄の自然を身にまとったような華やかな衣装

この衣装、かつては王族・士族のみが着用を許されたという琉球王朝時代特有の「琉装(りゅうそう)」と呼ばれるもの。着付けに必要な時間は約5分で琉装着付け体験は500円(税込)と簡単、かつリーズナブルなので旅の思い出作りに最適だ。

写真館のカメラによる撮影プランも着付けと合わせて1,600円(税込)なので、よりクオリティの高い写真をお求めならこちらのプランもおすすめ。
ご紹介した以外にも伝統芸能「エイサー」の公演や世界に一つしかない「ハブ博物公園」、ハブ酒や地ビールの製造を行っている「南都酒造所」などまだまだ多くの魅力がたくさん詰まっている。沖縄の文化を知る為の足がかりにしても良し、旅の思い出作りにするのも良し。知っているようで知らなかった新しい発見もある「おきなわワールド」に是非足を伸ばしてみていただきたい。
飯塚鉄平

飯塚鉄平

1980年生まれのフリーライター。ファッション雑誌「Fine」や旅行情報誌などの他、WEBメディアや企業系webサイトなどで執筆。

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