目指すゴールは山から望む神戸の街並み!離島をぐるっとひとまわり。旅ランVol.10 神戸<番外編>

2016.06.07 更新

兵庫県の県庁所在地である神戸市。日本三大夜景に数えられる「掬星台(きくせいだい)」や日本三大中華街の「南京町」など、多くの観光スポットが点在する街として有名です。新幹線や飛行機などアクセス環境にも優れ、たくさんの人々が国内外から訪れています。今回はそんな神戸の街をポートアイランドを経由して走ってまわる、約14kmのランニングコースをご紹介しましょう。

神戸空港から2つの橋を経由し主要エリアへ

スタート地点は神戸空港。海上に浮かぶ空港のため「マリンエア」とも呼ばれています。神戸空港は埋め立てによって人工的につくられた人工島に位置しているため、まずはこの人工島を出るべく「神戸スカイブリッジ」を目指します。
神戸空港を背にして目の前の道を右手へと進むと、神戸新交通ポートライナーの線路が見えてきました。このポートライナーは神戸スカイブリッジを渡るので、目印に進みます。
スタートから500mほど走れば、早くも神戸スカイブリッジが現れました。橋の上は右側通行になっています。
神戸スカイブリッジから見える素晴らしい景色。青い海と空、そして奥には摩耶山を始めとした六甲山地が連なっています。

約1.5km続く橋を渡れば、人工島である神戸ポートアイランドに到着!神戸の主要エリアへと繋がる「神戸大橋」を目指して進みます。
神戸ポートアイランド内には、医療施設や学校、公園などが点在しています。車の通りが多くなりますが、歩道が広く取られているので安全です。
目印は引き続きポートライナーの線路。しかしポートライナーは歩道のない場所も通っているので、スカイブリッジを降りてからしばらくは直進します。スタートから約3.5km地点にある『青少年科学館』交差点を左折。すると、再びポートライナーの線路が現れました。
神戸国際展示場のあるT字路を右折し、そのままポートライナーに沿って進みます。ここからは、しばらく線路下を走っていくコースです。
線路の下は広い歩道になっています。スタートから約4.5kmで市民広場駅、そして約5kmでみなとじま駅を通過。ここから、少し道が複雑になっていきます。
スタートから約5.5km、中公園駅手前にある『中公園南』の交差点を左折。
2つ目の信号『港島2丁目』を右折します。「ポートアイランド北公園」が見えるまで道なりです。ここで右折せずに直進すると、やがて海に面した「ポーアイしおさい公園」で行き止まってしまいます。
スタートから約6.5km走り、「ポートアイランド北公園」に到着しました。こちらが、神戸大橋への入口になっています。真っ赤な橋の手前、噴水が目印です。
少し疲れたので、海を眺めながら休憩。ここから神戸大橋を越えて、神戸の主要エリアへと入っていきます。
神戸大橋には、公園奥にある階段から登ります。
橋の上からは広い海を隔て、その奥にホテルや市役所、メリケンパークなどが見えます。緩やかなアップダウンの続く約1kmの神戸大橋は、景色を眺めつつ走っているとあっという間でした。
ポートターミナルを過ぎて神戸大橋は終わり。ここから、今度は神戸市内のさまざまな観光スポットを巡っていきます。

異文化を感じる神戸市内のランニング

神戸大橋を降りたら国道2号線を走ります。そしてスタートから約8.5kmの地点にある『メリケン波止場前』の交差点を右折。
元町や三ノ宮エリアに近づくと、人通りが多くなってきました。人混みでは走らず歩き、周囲に気をつけて進んでいきます。
そしてスタートから約9kmで「南京町」に到着!せっかくなので、少し散歩してみました。
「北京ダック」を食べてみました。濃いめのソースが具材に絡み美味しい!ちょうど小腹が減ってきていたので、一気に食べてしまいました。

入口の門をくぐると、通りはまさに中華街という雰囲気。所狭しとたくさんの飲食店が立ち並んでいました。走ってお腹が減っていたら、こちらで腹ごなしするのもオススメです。一通り見てまわり、入口へと戻りました。
南京町の入口付近にある横断歩道を渡って直進。辺りはオシャレな雰囲気が漂っています。最初の信号を曲がれば、そこから続く道が山手と浜手とを結ぶ「トアロード」です。

トアロードはまっすぐに伸びた坂道。周辺にはファッションや雑貨などのお店をはじめ、ホテル、学校などさまざまな施設が。こちらのトアロードを、しばらく直進です。
トアロードから左手・西側に伸びる道は「トアウエスト」と呼ばれ、おしゃれなお店がたくさん。私もちょっと寄り道してみました。一通り見たら、再びトアロードへと戻ります。
トアロードの途中、4つ目の信号を右折。さらに最初の信号を左折して行くと、到着するのが「生田神社」です。コースはこのまま道なりですが、ちょっと中へ入ってみました。
▲地元の方々からは「生田さん」と呼ばれ親しまれている生田神社
小道の奥にひっそり佇む神社ですが、なんと西暦201年から続く由緒ある神社なのだとか。縁結びなどにご利益があるとされており、心なしかカップルの姿もチラホラ。旅の無事を願いつつコースへと戻ります。
生田神社に沿って道なりに進み、大通りを越えたら最初の交差点を左折します。住宅街に入るため、道が細くなってきました。
スタートから約11km、道の左手に現れるのが「神戸ムスリムモスク」です。イスラム教の寺院としては、日本では初めて建てられたものなのだとか。見上げるほど大きなモスクは存在感があります。
ムスリムモスクを見たら、道を戻ってそのまま直進。緩やかな下り坂が続いています。

2つ目の信号を左折。今度は上り坂へと入っていきます。この付近は曲がり角が多く、1本間違うだけで全く違う場所へ続いているようでした。
坂道を登り切った辺りが、「北野異人館街」です。周囲にはさまざまな名所や異人館が建ち並びますが、まずは奥にある階段を登り、北野町広場を目指しました。
▲有名な「風見鶏の館」

広場周辺にも数多くの建物が。館内見学できるものから美術館になっているものなど。開国期に西洋人が住んでいたという建築物は、見てまわるだけで楽しくなってきます。
そこにいるだけで、異国を訪れたかのような錯覚をさせられるほど。一休みがてら異人館を見て回り、再び広場入口の坂道へと戻ります。いよいよ、目指すは最後の目的地「諏訪山公園」です。
坂道へ戻って最初の信号を右折。あとは、ずっとまっすぐに進んでいきます。
そしてスタートから約14km、ゴールの展望台がある「諏訪山公園」に到着しました!坂道の入口に、石の看板が設けられています。入口から続く急な坂道に驚かされつつ、展望台へ向けて公園内へ入っていきます。

ゴールの諏訪山公園から見る絶景

公園入口から坂道を登ると広場がありました。遊んでいる子どもの姿も。しかし、まだここは展望スポットではありません。木々の生い茂る中に道があるので、そちらを進んでいきます。
どこまでも続く坂道は、かなりの急坂です。ここまでのランで結構疲れていたので、走ったり歩いたり…。しかし緑が多く、心地良い公園です。
やがて表れる螺旋状の橋。この橋を渡ると…
これがゴールの展望台!「ビーナスブリッジ」と呼ばれる、神戸市内を一望できる絶景スポットです。

目の前に広がる街並み。神戸空港から諏訪山公園まで、走ってきた道のほとんどを見下ろすことができました。ずっと奥には山も見え、なんとも清々しい気分を味わえます。
夕焼けに照らされた夕景も素晴らしいということなので、日没まで待ってみました。同じ街並みでも、時間によって全く違った顔を見せてくれます。いつまでも眺めていたくなる景色。約14km走った、まさにご褒美といえる時間を堪能しました。

日本三大夜景「掬星台」を訪れる

今回のランニングコースには含まれていませんが、神戸には日本三大夜景に含まれる「掬星台」があります。「星を掬(すく)う」というその名の通り美しい夜景が見られるスポット。道中は街灯のない山道でかなりのアップダウンですが、脚に自信のある方は是非とも訪れてみてください。もちろん、車やケーブルカー(まやビューライン)で行くこともできます。
掬星台からの夜景は、まさに息を呑むような美しさ。まるで、光の道がどこまでも続いていくかのように見えます。
これだけの夜景、やはりカップルや夫婦で訪れる方が多いようでした。帰り道は真っ暗で細い道になりますので、できれば車やケーブルカー(まやビューライン)を利用して帰るのがおすすめです。
空港をスタートして2つの橋を渡り、国際色の豊かな神戸の街中を走った今回のコース。最後に待っていた「ビーナスブリッジ」からの絶景には、心揺さぶられるものがありました。約14kmという道程ですが、景色や建造物などを楽しみながら走ると、本当にあっという間だったと感じます。「掬星台」からの夜景は、旅ランの締めくくりに相応しい美しさ。神戸を楽しみ尽くす旅ランに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
三河賢文

三河賢文

フリーランスライター/エディター。中学校陸上競技部コーチ。法人経営者。"走る"フリーライターを名乗り、主に「マラソン」「トライアスロン」を中心としたスポーツ分野での執筆を得意とする。現在もマラソンやトライアスロンに選手として競技参加。自らの走力を活かしたレポート取材は、ファンランからフルマラソン、ウルトラマラソンまで幅広い実績を持つ。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP