亜熱帯の森で「らん」の花々やジャングルクルーズが楽しめる、沖縄・「ビオスの丘」

2016.06.11 更新

「ビオスの丘」は、「らん」の花を生産する農家が、その美しさを多くの人に知ってもらいたいと開園した観光スポット。亜熱帯の緑と湖が広がる園内では、らんをはじめとする植物を愛でたり、水牛やヤギと触れあったり、ジャングルクルーズを楽しんだりすることができます。沖縄の自然を身近に感じられるなんて素敵!早速、足を運んでみました。

ジャングルの濃い緑に映える、煌びやかならん

那覇空港より沖縄自動車道経由で60分ほど北へ進むと、ところどころに濃い緑のジャングルが見えてきます。沖縄のほぼ中央部に位置するうるま市は、海だけでなく、植物園や湖、ゴルフ場など亜熱帯の自然の中で遊べるスポットが多いのが特長。
「ビオスの丘」もこのエリアにあります。
▲「ビオスの丘」に到着!

エントランスで入場料(税込710円)を支払い、小道を進むと…ジャングルの入口でらんが出迎えてくれました。
▲小道にらんが咲き乱れ、出迎えてくれます。感動…

木々の濃い緑に鮮やかな色彩が映え、思わず立ち止まって見とれてしまいます。私たちが訪れた3月下旬は多くのらんの開花時期だそうで、数多くの種類を一度に見られる貴重なシーズンなのだとか。芳しい香りにもうっとりしてしまいます。
▲園内で多く見られたのがこの「バンダ」という種類のらん
▲あたり一面に芳しい香りを放っていた「カトレア」
▲高級品種として有名な「コチョウラン」。ジャングルで出会うと一層華やか

亜熱帯の森の中をのんびりとジャングルクルーズ

こんもりとした緑の中を進むと水辺が見えてきました。
あたり一面を緑に覆われたこの湖畔では、「湖水観賞舟」に乗ってジャングルクルーズを楽しめます。水辺で咲き乱れるらんや亜熱帯植物、小動物などについて船頭が案内をしてくれます。湖畔はぐるりと回って約1kmほどだそうです。
早速乗ってみました。
▲乗船券は税込600円。入園券とセットだと税込1,230円で楽しめます

出発のとき、安全を祈願しドラが鳴り響きました。いかにも沖縄っぽくてワクワクします。船頭の池原さんはこの道15年以上のベテラン。おしゃべりも軽快で楽しく、「夜10時からは名前が変わり、ジェームズになります」とのこと。ちょっと沖縄の訛りがあるのも旅行客にとっては嬉しく、トークを聞いているだけでも楽しめます。
▲船頭の池原さん。25分間のクルージングを盛り上げてくれます
▲湖畔を進むと水牛に遭遇。むかし沖縄では、水牛が水田を耕したり大きな荷物を運んでくれたそうです
▲船の行く手にも、たくさんの美しいらんが待っています

湖畔にはいろいろな植物が茂っていて、実がパイナップルのような「アダン」という植物をはじめ、街路樹として街でもよく見かける「オキナワキョウチクトウ」には毒があることや、日本一おおきなどんぐりがなる「オキナワウラジロガシ」、沖縄の民芸品「指ハブ」の原料でもある「クロツグ」などの解説があり、聞いているうちに沖縄の植物にすっかり詳しくなりました。
▲パイナップルのような「アダン」の実は、ヤシガニの好物だとか
▲シダの仲間「ヒカゲヘゴ」は巨大な植物!若芽の部分は美味しいそうです

アメンボやゲンゴロウといった身近な昆虫類にも遭遇できます。その他、メダカ、すっぽん、エビ、しじみ、はぜ、うなぎなども生息しているそう。5~6月にはナイトクルーズもあり、湖畔に戯れるホタルが鑑賞できるとか。船の上から見るホタル…これは良い思い出になりそうです!

ジャングルクルーズの後半には、サプライズで幻想的な光景にも出会えました。
どんなサプライズかは…見てのお楽しみ!
▲スースーと優雅に泳いでいるのは「キンクロハジロ」という名の水鳥
▲カヌーも体験できます(税込1,600円)。湖なので波がなく初心者でも楽しめそうです

水牛に揺られて「島時間」を感じる

「湖水観賞舟」を降り園内を進むと水牛車と出会いました。水牛車に乗ってゆんたく(沖縄の方言で「おしゃべり」)しながら、園内を案内してもらいます。緑に囲まれた道をゆったりと進む水牛の足取りは、贅沢な「島時間」を感じさせてくれるよう。南国を旅する醍醐味を感じられます。

この水牛車ツアーでは、沖縄の人々とゆかりのあるブタやヤギなどの動物、さらに森に生息するバンなどの鳥や様々な昆虫、クワズイモ、ガジュマルなどの植物について、色々お話しを伺うことができました。
▲水牛車ツアー(税込780円)。指示がなくてもガイドに合わせて止まったり進んだりと、とにかく賢い水牛
▲水牛の愛らしさに一同とりこ。みなさん夢中で写真を撮っていました
▲この園内を見守っている巨大な神の木「ガジュマル」
▲園内にいる小さなヤギを連れてお散歩することもできます
▲自然の樹木が組まれた巨大なジャングルジムは子どもに人気

プレゼントにいかが?
らんを全国発送できるガーデンセンター「花織」

入園口向かって右手のガーデンセンター内にある「花織」では、園内で見かけたらんを購入することができます。とにかく種類が豊富!ここで栽培しているだけあって、普通のお値段よりもお安いのが嬉しい。また、全国発送可能なので、親や友人にプレゼントもできます。

らんは花を1ヶ月ほど楽しめるだけでなく、丈夫なので何年も花を咲かせるそう。届いた時の感動と継続的に楽しめることを考えると、素晴らしいプレゼントです。
▲入園口向かって右手に位置する「ガーデンセンター」
▲ガーデンセンター内の「花織」はらんで埋め尽くされています
▲苗(税別350円~)や鉢植え(税別1,000円~)など、さまざまならんが販売されています
▲全国どこでも配送可能。育て方など丁寧に教えてくれます

心地よい疲れを癒す、絶品カフェめしと
らんをモチーフにした可愛いおみやげ

緑の中をたくさん歩いたせいか、お腹がペコペコ…。
そこで軽食がいただけるカフェ「西町屋」へ。
▲天然の木を張り合わせた、素敵な空間のカフェ「西町屋」

名物の「からじしポーポー膳」をいただきました。
元々沖縄には「ポーポー」というクレープのような薄皮に油味噌を巻いた食べ物があり、この料理はそれを見立て、タコライスがトルティーヤのようなクレープに包まれています。
▲ここでしか食べられないオリジナル料理、「からじしポーポー膳(税込980円)」

ちょっと味の想像がつきませんが…食べてみると本格的な味です!ピリリとスパイスが効いたお肉とチーズの深いコクが食べごたえあり。一方、外側のクレープのもちっとした食感と焦げた香ばしさも良く、ウコンで炊かれた黄色いご飯が後味をさっぱりさせるという、絶妙なバランスです。これは素直においしい!園内を散策した後の食事としては最高でした。
▲中にはウコンで炊かれた黄色いご飯がぎっしり!食べごたえ十分です
▲こちらも本格的なお味で美味!「沖縄そば(税込650円)」

「からじしポーポー膳」が美味しかったので、期待が高まり「ターンムぜんざい」というデザートも注文。こちらも上品な甘さで大変美味しい。沖縄で「たーんむ」と呼ばれる、いわゆるタロイモの餡と甘く煮た金時豆、白玉、バニラアイスが合わさり、食感も良く、甘さ控えめ…疲労感も吹っ飛んでいきました。
▲甘さ控えめでいくらでも食べられてしまいます。「ターンムぜんざい(税込580円)」
▲「ポーポー」の意味など、親切に教えてくださった店員さん

お腹いっぱいになったところで最後の楽しみ、おみやげ購入!
沖縄らしいおみやげがたくさん揃っていましたが、せっかくなので、らんにまつわるオリジナルグッズを選びました。
▲らんをアクリルに閉じ込めた華やかな綿棒立て(左)とソープ皿(右)。各税込842円
▲飾っておくだけでも素敵。ポストカード(税込108円)/本物そっくり。らんのマグネット(税込550円~)
▲指をはめると抜けなくなる!沖縄の有名な民芸品。指ハブ(税込324円)/ぬいぐるみもまた可愛い。水牛のぬいぐるみ(税込1,620円)

沖縄の大自然を満喫できる「ビオスの丘」、海だけじゃない沖縄の魅力をたくさん知れて、マイナスイオンでリフレッシュ、水牛にも癒され丸1日楽しめました。お料理も沖縄ならではのものが頂けるので、心も体も、めちゃめちゃ元気になれるスポットだと思います。ホタルのナイトクルージングなど季節ごとの楽しみもあるので、イベントをチェックしてお出かけすることをオススメします!
堤 亜紀子

堤 亜紀子

ディレクター&コピーライターとして、広告代理店に長年勤務。退職した現在も、広告制作のため日本各地を駆け巡る。進学や教育、旅行、結婚といった、人生を豊かにするための情報発信が得意分野。趣味は、グルメ、現代アート、旅行、映画、ファッション、恋愛についてSNSに書き込むこと。(制作会社CLINK:クリンク)

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