もぎたて完熟びわを豪快にがぶり!「房州びわ」をとことん楽しむ旅

2017.05.29 更新

初夏のほんの短い期間にだけお目見えするびわ。旬は5~6月下旬頃までのわずか2か月足らずです。びわと言えば長崎県というイメージですが、実は千葉県は長崎県に次ぐびわの名産地。皇室に献上される「房州びわ」は絶妙な甘さと酸味で一度食べたらやみつきと聞きます。そんな房州びわをもぎたてで、しかも食べ放題できるびわ狩り体験、今行かなきゃ!と千葉県・南房総市に向かいました(本記事は2016年取材の内容です)。

▲房総の初夏はもっとも良い季節です。風も爽やか

肉厚でジューシーな実を丸ごと!
大きなびわをもぎたて食べ放題!

訪れたのは千葉県・南房総市「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」。今年(2016年)はゴールデンウィークの突入と同時に、温室ハウスのびわ狩りがスタートしました。スタート時期は気候により変動するものの、毎年ほぼ4月末頃に始まり、5月中には終了してしまうそう(2017年は5月下旬ごろの予定)。6月にかけては露地物のびわ狩りがスタートしますが、取材時の2016年5月中旬はハウスものに間に合いました。枇杷倶楽部で受付をすませ、早速ハウスへと向かいました。
▲枇杷倶楽部の道をはさんで向かい側。ジャングルのようなびわハウスの中へ
▲太陽光で焼けてしまわないよう実には袋がかぶせてあります
▲ハウス内の案内図。今食べられる品種が一目瞭然

1本のびわの木に約5~600個の実がなります。袋を少しだけ破いて、色と実の大きさを確認してから、枝の部分から実をもぎます。袋をあけてみないと実の様子がわからないのもなかなかスリリング。「このびわは瑞穂(みずほ)という品種です。大ぶりでとてもジューシーなんですよ」とは、今回案内してくれた枇杷倶楽部のスタッフ小川さん。どのびわを選べばよいか特別にお手本を見せてもらいました。
▲袋を少し破いて中身を確認。色と大きさを見ます
▲枝部分が茶になっていれば熟している証拠。木を傷つけないように枝の部分からもぎます
▲皮を剥いて、その場でワイルドにかぶりつきましょう

それでは、と私も挑戦。大きそうな実を選んでみました。もちろん袋の上からでは大きさまでわからないけれど、当たりはずれもまた楽しそう。
▲色も良いしなかなか大きいのでは?
▲結構大きい!皮はするりとすぐにむけます
▲綺麗にむけたら一気にがぶり。確かに甘くてとってもジューシー!ハンカチ、おしぼり必須です
▲大きさもいろいろ。左は2L、右は4Lだそう(数字が大きいほどサイズも大きい)

千葉県で収穫されるびわは総称して「房州びわ」と呼ばれ、肉厚で瑞々しく、甘みと酸味のバランスが良いのが特長。水分量が多いからなのか食感も柔らかく、30分で10個位はぺろりといけてしまいます。30個くらい平らげてしまう人もいるそう。

こちらのハウスのびわは、この道70年のベテラン生産者・山田さんが大切に育て上げたもの。おじいさんの代からこの地で房州びわを育ててきた山田さん、びわへの愛情もひとしおです。
▲生産者・山田さん。この道70年のプロフェッショナル。強いびわ愛が房州びわを支えています
▲上の方にも実が鈴なり…美味しそう
▲特別に山田さんの手を借りていただいちゃいました(通常はお客さん自身でもいでいただくそう)

房州びわは明治時代から皇室に献上されているほどの逸品。房州びわの代表品種“田中”や“茂木(もぎ)”、今回いただいた“瑞穂”など種類も豊富で、収穫時期によっていろいろな品種を試すこともできるそうです。駅前やネットの「びわ狩り始まりました!」のお知らせは要チェックですよ。
▲ふっくらとした実がなんともキュート
▲びわ狩り体験は生産者さんのハウスでも受付けています

1年のうちでこの時期・この場所だけしか味わえない絶品フルーツ。びわ好きの人もそうでない人も、初夏とともにやってくるこの爽やかで可愛らしい果実をぜひお試しあれ。今年間に合わなくても来年はチャレンジしてみてくださいね。

びわカレー、びわソフト、びわティー!
一年中びわの味を楽しむならココ!

びわ狩り体験の後は「枇杷倶楽部」内のカフェレストランでランチ。こちらでは、びわを使ったメニューを通年で楽しむことができます。ガーデンに面したオープンテラスからは季節の花々や小川を眺めることができ、ゆったりとした雰囲気。
メニューを開くと“びわ”と名の付くメニューばかり。一番人気のびわカレーをはじめ、びわカレーパスタ、びわ葉ロールパン、びわジュース、びわの葉紅茶を注文しました。まさにびわ尽くし…。
▲中庭に面したオープンテラスは雰囲気も眺めも最高
▲びわカレー・ミニサラダ付き(870円・税込)、びわの葉紅茶・アイス(400円・税込)
▲びわカレーパスタ・ミニサラダ付き(870円・税込)、飲む果実びわジュース (510円・税込)パスタには新鮮な半熟卵を絡めていただきます

びわカレーとびわカレーパスタには、すりおろした房総産びわピューレが入っているそう。爽やかな香りとほのかな酸味がカレーの味を引き立てています。サラダに使われているドレッシングもびわ製というこだわりよう。びわの葉紅茶はお砂糖なしでも、ほんのり甘く感じられます。びわジュースには房州びわの実がたっぷり入っています。
▲こちらは、びわ葉ロールパン(410円・税込)。びわジャムをたっぷりつけていただきます。体によさそう

続いて館内のテイクアウトコーナー「びわテラス」へ。こちらでは、びわソフト、びわゼリー、びわプリンなど、びわスイーツをテイクアウトできます。びわソフトは、びわプレミアムソフト、びわ葉プレミアムソフト、オリジナルびわソフト、超プレミアムびわ葉ソフトの4種類がありました。違いはその場でお試しあれ。
▲せっかくなのでびわプレミアムソフト(450円)を注文。こちらにも房州びわの果肉がたっぷり!上品な甘さがたまりません。その他、オリジナルびわソフト(400円)、びわ葉プレミアムソフト(450円)、超プレミアムびわ葉ソフト(500円)も。 ※すべて税込

びわの石鹸やびわのお菓子、
お土産コーナーもびわ尽くし!

お土産コーナーも徹底してびわ商品が並びます。なんとワンちゃんのクッキーまでびわ入りと言う徹底ぶりです。一番人気は完熟びわゼリー、続いてびわカレー、びわジャムと続きます。ボディソープや石鹸も気になりました。お土産の一部をご紹介します。
▲奥左から、びわラングドシャ(800円)、房州びわカレー(463円)、手作りびわジャム(648円)、飲む果実枇杷(302円)、わんちゃんのためのびわビスケット(350円)、枇杷ムース&ゼリー(390円)。手前左から、びわぱふ(パフケーキ/162円)、びわ葉紅茶(463円)、完熟びわゼリー(324円)※すべて税込
▲びわの葉バスパウダー(単品 129円/5袋箱入 648円)、びわの葉ボディソープ(300ml 864円/700ml 1,728円)、びわの香ルームスプレー(599円)、枇杷の華洗顔せっけん(1,296円)、枇杷の蜜せっけん(540円)、びわ手ぬぐい(972円)※すべて税込
▲びわの収穫時期(5月~6月)には、売店の特設コーナーでびわの販売もしています
▲今回案内してくださった枇杷倶楽部の小川さん。びわ同様、とても爽やかな方でした

「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」は、2000年度の道の駅グランプリで最優秀賞を受賞したこともある人気スポット。春には菜の花、初夏はびわ狩り、冬にはいちご狩りも楽しめます。
枇杷倶楽部と言うだけあって、1年を通してびわを満喫できるのが最大の魅力です。南房総へ出かけた際はぜひ立ち寄りたいスポットです。
▲大きなびわのオブジェもお見逃しなく
薬用としては奈良時代から用いられていたというびわ。びわの葉や種は、自然治癒力を高める成分が多く含まれており、体におこったさまざまな炎症を治癒に導く効果があるそうです。
サクランボや苺と言った華やかなフルーツに比べ、やや目立たない存在ではありますが、実だけでなく、種や葉にも効用がある“スーパーフルーツ”。完熟びわをがぶりと食べる醍醐味はもちろん、お茶や薬膳料理として取り入れてみるのもありかもしれません。
▲1日でびわの虜になりました
平間美樹

平間美樹

某広告代理店で情報誌・Webサイト等の広告企画・制作を経て独立。現在、企画制作会社CLINK(クリンク)を運営し、結婚・進学・就職・旅行など幅広い分野で企画・ライティング活動中。テニス・フラ・猫にハマる日々。 テニス観戦でグランドスラムを達成するのが目下の目標。

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