極上の赤身肉のうま味にやみつき!沖縄の人々を魅了する超絶品ステーキ

2016.06.19 更新

沖縄の人はとにかくステーキが大好き。飲んだあとに〆でステーキを食べるというから驚きです。ご当地名物を紹介する某テレビ番組では、80歳を超えるご老人がステーキにかぶりつき「週3回は食べるよ~」と言っていました。それが長寿のヒミツとも(ご本人談)。そこで、古くから地元民に愛される沖縄の人気店「ジャッキーステーキハウス」に足を運んでみました。

知っているアナタは沖縄通!「ジャッキーステーキハウス」

▲これぞオールドアメリカン。ポップな看板が目印

ゆいレール「旭橋(あさひばし)駅」から、徒歩約10分。見えてくるのは古き良きアメリカンな雰囲気が漂うお店「ジャッキーステーキハウス」。リーズナブルに美味しいステーキが食べられるとあって、沖縄でステーキと言えばココ、というぐらいの人気店です。
▲朝だというのにほぼ満席。沖縄の人のステーキ好きは本当でした

開店の11時に入店したにも関わらず、ほどなく店内はいっぱいに。次々とオーダーが飛び交います。
▲ステーキをはじめサイドメニューも充実

私たちも早速店員さんに来てもらい、勧められるがままにテンダーロインステーキのレア250g(Lサイズ)を注文。ステーキには最高級オージービーフの赤身肉を使用しているそうです。聞けばオリオンビールの生もオススメだとか。朝からビールなんて贅沢♪よし!こうなったら、つまみのタコスも。期待値が高いせいか、たくさん注文してしまいました。

メーカーまでもが太鼓判!
店員さんたちの努力が光る生ビール

瞬殺のごとくオリオンビールの生が登場。どれどれ…

「おおっ!」

ビールの違いがよくわからない私でもわかる。味わいが確かに違います。いわゆる、後味にキレがあるってやつです。スッキリしています。
▲ビールは多い時で1日130杯以上出るそう。「オリオンビール生(中)」税込500円

店員さん曰く、ビールの回転が早いからいつも新鮮で、サーバーもメーカーが太鼓判を押すほど毎日清潔にしているため、泡立ちが違うのだそうです。平日の朝から、しかも沖縄で飲んでいるというシチュエーションも手伝って、特別美味しく感じてしまいます。美味しい、美味しすぎる!

あなどるなかれ!
サイドメニューも大満足の逸品

▲「タコス」税込650円。この美味しさと量を考えると格安です

タコスもすぐにサーブされました。パリッパリな皮、スパイシーな味付けのひき肉、赤唐辛子が効いたフレッシュなソース、そしてコクのあるチーズとさっぱりとしたトマト&レタス…全てが絶妙なバランスです!さすが沖縄。さすが「ジャッキーステーキハウス」。サイドメニューも完璧です。
ビールが進む…「あ、店員さん、おかわりください」
▲スパイシーさとフレッシュさ、パリパリ食感が後を引きます

赤味肉のうま味が口いっぱいに広がる、
感動ものの美味しさ

▲沖縄の人々を魅了する「テンダーロインステーキLサイズ」ライス・スープ・サラダ付き 税込2,500円

ほどなくしてステーキが運ばれて来ました。あれ?レアどころか見た目はほぼ生です。鉄板が熱いので焼き加減が調整できると店員さん。早速ひっくり返し、この店オリジナルの「ドリームNo.1ステーキソース」をかけると、ジュッと香ばしい匂いが立ち込めてきます。これこそ求めていた「THEステーキ」です!
▲香ばしい匂いとジュージューとした音がたまらない!

どれどれ…とナイフを入れてみると…おおおおおおおっっっ!柔らかい。想像以上、いや、そのはるか上を行く柔らかさ。ナイフを入れたとき、お肉の繊維が全く感じられません。いわゆる高級ヒレ肉です。ふわふわしています。
▲ひっくり返すとほどよくレアに

口に運ぼうとすると断面から肉汁がだっくだっくと出てくるので、すかさずパクリ。

「美味しい…」

噛みしめるごとに赤身肉のうま味が口いっぱいに広がります。上質でさっぱりとした味わい。これが最高級のオージービーフの凄味なのでしょう。柔らかいのであっという間に口の中から消えてしまいました。霜降りの和牛にはない、さっぱりとした赤味肉の美味しさです。
▲脂身がほとんどないのでさっぱり。いくらでも食べられそうです

お店自慢の「ドリームNo.1ステーキソース」も凄い。
「ジャッキーステーキハウス」とソースの専門工場が共同開発したオリジナルだそうです。リンゴやたまねぎの甘さにビネガーを効かせた、コクと酸味のあるアメリカンな味。お肉の美味しさを引きたて、後味をさっぱりとさせてくれます。沖縄県民御用達というのも納得。

これなら飲んだ後だろうと、お年寄りだろうと、朝食だろうと、ペロリといけてしまうのも納得。こんなステーキ、初めて食べました。感動的です。
▲セットでついてくるミルク味のスープには胡椒をたっぷりが「通」らしいです
▲「ハンバーガーステーキLサイズ」スープ・サラダ付き 税込900円 も人気

戦後すぐにスタート。
当時は在日米軍の軍人さんがお客さま

「ジャッキーステーキハウス」のお店の歴史は古く、戦後間もない1953年(昭和28年)に、現在の経営者姉妹のお父様・長田忠彦さんが嘉手納町にオープンしたのが始まり。姉妹の伯父様が創業したお店「NEW YORK RESTAURANT」から、のれん分けして開業しました。時代の流れと共に伯父様のお店は閉店、こちらのお店も1960年(昭和35年)に那覇市の辻への移転を余儀なくされ、これを機に「ジャッキーステーキハウス」に改名。2001年には店舗の老朽化により、新装開店のため現在の地・西町に移ったそうです。
▲最初にオープンした嘉手納にて。車など時代を感じます
▲嘉手納より移転した辻にて。「ジュリ馬祭り」という花街ならではのお祭りの様子

創業当時、アメリカ統治下にあった沖縄。お客さまのほとんどは、アメリカの軍人さんでした。米軍基地から「Aサイン」(米軍が定めた基準を満たした店だけに与えられた認定書)を受けるほど、在日米軍の方々に愛されていたそうです。
▲「Aサイン」の認定書は今も店内に。当時が偲ばれます
▲現在はファミリーで経営。お姉さまのご主人(左)、お姉さま(中)、妹さん(右)。店員さんたち皆さんで慰安旅行に行くこともあるそう
▲妹さんのお嬢さんもお手伝い。お店の未来は安泰です!

ちなみに、店名であるジャッキーは、開店当初、創業者である伯父様がお世話になっていたアメリカ人の方のお名前から頂戴して名付けたのだそう。今では「ステーキを食べて、車を持ち上げる“ジャッキ”のように力をつける」という意味も込めています。
▲お店の入口で「ジャッキ」の看板がお出迎え
▲店内にはノスタルジックで可愛らしいアンティークが

味を守るために、店舗は増やさない…
頑ななまでのこだわり

これだけ美味しく歴史もあることから、その噂は東京まで届き、有名デパートの物産展など、出店要請はこれまでいくつもあったそう。しかし、お店のクオリティをよそで実現するのは難しいと、イベントをはじめ多店舗経営は一切していないとのこと。
この味を確かめるには、現地を訪れる以外に方法がないのです。
▲壁一面に有名人のサインがぎっしり。歴史とその人気ぶりが伝わってきます
▲お土産にぜひ!「ドリームNo.1ステーキソース」税込330円。沖縄県内のスーパーなどでも購入できるそうです

戦後から沖縄の人々に愛され続ける「ジャッキーステーキハウス」。一度食べると再びこのステーキが食べたくなり、沖縄に行きたくなってしまう日が来ると思います。それほどまでに脳裏から離れない、罪深い美味しさでした。
堤 亜紀子

堤 亜紀子

ディレクター&コピーライターとして、広告代理店に長年勤務。退職した現在も、広告制作のため日本各地を駆け巡る。進学や教育、旅行、結婚といった、人生を豊かにするための情報発信が得意分野。趣味は、グルメ、現代アート、旅行、映画、ファッション、恋愛についてSNSに書き込むこと。(制作会社CLINK:クリンク)

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