断崖絶壁のパワースポット!福井「東尋坊」と「雄島」の絶景を遊覧船から望む

2016.06.21

「東尋坊」と言えば、福井の有名な観光スポットの一つ。ご存知の方も多いのではないでしょうか?荒々しい岩肌が続く東尋坊は、国の名勝・天然記念物に指定されており、その迫力を楽しむため、全国から多くの人が訪れています。今回は東尋坊巡りがさらに楽しくなる旅に出かけてきました。

東尋坊がある坂井市三国町は福井県の北部にある町。湊町の風情や漁港の活気を感じられる地域です。車では北陸自動車道・金津ICから約20分、電車ではJR北陸本線の「芦原温泉駅」からバスやタクシーを使い、30分ほどで東尋坊に到着します。
東尋坊は、国の天然記念物。日本海が一望できる断崖絶壁からの景色は上から見ても圧巻ですが、芸術的とも言える岩壁の様子を眺めるのであれば断然“海上から”がオススメです!

東尋坊に行くならぜひ遊覧船に乗ってほしい!

今回乗船する「東尋坊観光遊覧船」は、東尋坊や近くにある雄島(おしま)などを約30分間にわたって周遊します。高さ25m以上ある東尋坊の断崖絶壁を海上から眺められるのはこの遊覧船だけということもあり、子どもからお年寄りの方まで幅広い年代の方が乗船されるそうです。

東尋坊の入り口から活気のある商店街を抜けると、海岸沿いの岩場先端に「東尋坊観光遊覧船」のきっぷ売り場が見えてきました!
▲乗船料は中学生以上1,400円、小学生700円(税込・未就学児は無料)。ホームページ内にあるクーポンを見せると100円引きになります

遊覧船は運休期間(12/29~1/31)を除き、毎日朝9時から随時運航しています。海上の状況により発着場所の変更や欠航する場合もあるそうですが、1名から出航が可能とのこと。約100段の階段を岩壁に沿って下りていくと、船が待ち構えています。
▲「焦らなくても大丈夫ですよ~。足元に気をつけてゆっくり下りてくださいね」とアナウンスが。優しい…
▲船内は広々。海風を感じられる外側の席もあります。トイレはないので、乗船の前に済ませてくださいね

さあ、出発!
船が進み始めると、最初に見えてくるのが東尋坊の隣にある雄島。越前海岸で最も大きな島です。
▲島に架かる長い橋が特徴です

島の後ろ側に行くと、板が何枚も重なっているような岩々が見えてきます。これは火山活動により噴き出した溶岩が急激に冷やされてできたもの。
雄島では通称「波型岩(なみがたいわ)」と「ハチの巣」という珍しい形のものを見ることができます。
▲島の裏側には「波型岩」が扇型に広がっています
▲島の表側には柱状の岩が連なる「ハチの巣」が。同じ島でも場所によって表情が異なるのが不思議です
▲風が気持ちいい!6月頃から波が穏やかになり、遊覧には最適な季節になるそうです

雄島をぐるりと回り、さらにここから東尋坊をじっくり見ていきましょう。

海上からしか見ることのできない絶景

東尋坊は今から約1200万年前に噴出した輝石安山岩という火山岩でできたもの。柱状の岩が連なった「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」の岩壁が約1kmにわたっており、これだけ大きな規模のものは日本ではここだけ。世界では朝鮮半島の金剛山とスカンジナビア半島の西海岸、そして東尋坊が“柱状節理世界三大絶勝”と言われています。

「岩は落ちそうに見えますが、落ちません。落ちるのは人くらいですかね~」
とガイドさんがユーモアを交えて説明してくださるので、船内は終始和やかな雰囲気です。
▲「写真はこちら側が綺麗に撮れますよ~」と撮影スポットも教えてくれます

そして東尋坊の由来と言われている「大池」に近づいてきました。
「大池」は柱状摂理が25mの高さで連なる入り江で、東尋坊最大の絶景。
その昔、福井の「平泉寺」という寺にいた極悪非道の僧“東尋坊”が仲間たちとこの地で酒盛りをしていたところ、“東尋坊”と恋敵だった“真柄覚念(まがらかくねん)”が酒をすすめ、泥酔した“東尋坊”を大池から海に突き落としたことから、東尋坊の名前がついたと言われています。

遊覧船では、なんと大池の入り江の中まで入り込むことが可能!
間近でその様子を見ることができます。
▲そうっと近づいていきます。上を見上げると岩の上にいる人たちが手を振ってくれることも
▲すごい迫力!岩の壁が迫ってくるようです

そのほか、「ライオン岩」や「ろうそく岩」、「軍艦島」など海上から楽しめる景色が盛りだくさんです。東尋坊を満喫するなら、ぜひ遊覧船でその全容を眺めてみてはいかがでしょうか。
▲後ろから見るとライオンが座っているように見える「ライオン岩」

足元注意!ヒール厳禁!?の東尋坊散策

今度は東尋坊を上から眺めてみましょう。
東尋坊はその美しい景観を守るため、手すりやフェンスなどは一切ありません。崖のすぐそばまで行くことが可能ですが、これがなかなかスリリング。
▲この下は海。誤って落ちることなどないよう、ぜひ歩きやすい靴で行ってください!
▲場所によっては海まで下りていけるところも。子供づれの方はこちらが安心です
▲「犯人はあなただ!」TVのサスペンス番組でおなじみのシーンは、東尋坊がロケ地として多く使われています。ドラマの主人公気分を味わえますよ

雄島で大自然のパワーを感じる!

東尋坊で絶景を楽しんだ後は、少し移動して先ほど海から見えた雄島に足をのばすのもオススメです。

雄島へは全長220mの橋が架かっており、徒歩や自転車で渡れるようになっています。
東尋坊とはまた違った神秘的な魅力がある島で、源義経や朝倉義景にゆかりがあると言われている「大湊神社」や夏でも枯れない「瓜割(うりわり)の水」、磁石が狂う「磁石岩」などこちらも見所がたくさん!

遊歩道を歩くと40分ほどで島を一周できますが、死者の世界に連れて行かれないよう時計回りで歩くのが鉄則だという地元の言い伝えもあるそうです。
▲朱塗りの雄島橋。毎年4月には橋の上でお祭りも行われます
▲島の入り口には雄島を守る「大湊神社」の鳥居が
▲島内はヤブニッケイやタブの木がうっそうと生えていて、神秘的な雰囲気です
▲海岸沿いに出ると視界が開け、ここからも東尋坊を一望できます。地元の釣りスポットとしても人気が高いそう
いかがでしたか?
さまざまな言い伝えと謎が多い東尋坊と雄島。その魅力をぜひご自身の目で確かめてみてください!
石原藍

石原藍

ローカルライター。 大阪、東京、名古屋と都市部での暮らしを経て、現在は縁もゆかりもない「福井」での生活を満喫中。「興味のあることは何でもやり、面白そうな人にはどこにでも会いに行く」をモットーに、自然にやさしく、心地よい生き方、働き方を模索しています。趣味はキャンプと切り絵と古民家観察。

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