石垣島の美しい星空を満喫できるツアーは、まるで天然のプラネタリウム!

2016.06.23

石垣島の海や山などの美しさは広く知られていますが、夜も大自然の美に触れることができます。それは、夜空一面を埋め尽くす「満天の星」。石垣島は関東と比べると緯度が10度ほど違うため、本州では見ることのできない星も多く見られ、天体好きな人達の間で人気なのだそうです。そんな石垣島の星空をベストスポットで見られる「フサキ美ら星さんぽ」というツアーがあると聞き、参加してみました。

美しい星空の案内人は、思わず
うっとりしてしまうほどの美声の持ち主

ツアーの集合場所は、石垣島の繁華街から車で15分の場所にあるリゾートホテル「フサキリゾートヴィレッジ」。海沿いの広い敷地内は亜熱帯の植物で彩られ、いくつものコテージが並んでいます。今回参加するツアーはこのホテルが実施するもので、宿泊客以外の参加もOK。敷地内にあるビーチで、満天の星空を眺めることができるそうです。

ロビーで待っていると、一人のダンディなおじ様が「ツアーに参加の皆さん、お集まりください」と声をあげました。
▲この日の案内人は“天の川次郎”さん。他にも沢山のツアーガイドさんがいて、皆さん星にちなんだ愛称をお持ちだそうです

その声を聞き、“なんて優しい声なんだろう…”と思ったツアー参加者は多いのではないでしょうか。ラジオパーソナリティのような心地良い声です。「私は“天の川次郎”と申します。もちろん、本名じゃありませんよ」とジョークを一言。一同から笑いが起きました。

「星空を案内」というと、ギリシャ神話などの小難しい話をするイメージがありましたがひと安心。次郎さんの優しい声と軽快なトークに、これから始まるツアーへの期待がより一層高まります。

ちなみに、次郎さんは石垣島の星空に魅了され移住し、現在は星空専門のカメラマンとしても活躍されているそうです。
▲ツアー参加者には星空観望に最適な双眼鏡が貸し出されます。使い方も楽しくレクチャー
▲ツアー参加時は3月下旬だったためしっかり防寒。準備万端です!

準備が整ったところで、いよいよ出発。ホテルを出ると、緑の生い茂った小道が続いていました。波の音が大きく聞こえるため、海がすぐ近くにあることがわかります。
▲「フサキビーチ」の看板を抜けると…
▲緑に覆われた小道がしばらく続きます。波の大きな音が響き渡り…
▲「海が見えてきました!」暗すぎて見づらいのですが、漆黒の海が確かに目の前に広がっています

星のスポットはこの先の浜辺のようです。

海辺の特別席で、満天の星空と
オルゴールの音色に包まれる

真っ暗闇の中、浜辺まで下りていくと夜空一面びっしりと輝く星・星・星。肉眼でこれほど多くの星を見ることができるなんて…!まるで天然のプラネタリウムのようです。

「特別席をご用意しました。お座りください」と、次郎さん。
▲椅子に座り、星の美しさに魅了されて一同しばし無言…

用意されていた椅子に腰掛けて空を見上げると、まるで星空に包まれているような気持ちになります。どんなに小さな星でも1つ1つに輝きと存在感があり、それらが一体になるとものすごい迫力。こんなにもはっきりと星が見えるなんて信じられません。

石垣島は日本上空を流れるジェット気流のルートから外れているため、大気のゆらぎが少なく、星の輝きがひときわ美しく見えるそうです。
▲この周辺は木々で街の灯りが遮断されるため、特に星が美しく見られるのだそう

しばらくすると、オルゴールの小さな音色が聞こえてきました。次郎さんの粋な演出です。波の音と潮風、ゆったりとした音楽に心地よく抱かれ、より一層、星を眺めることに没頭してしまいます。しかも最初の曲は、“星に願いを”。煌めく星の神秘に願いを託す…なんともロマンティックで神秘的な演出です。
▲次郎さんが1つ1つの星座をレーザーポインターを使って解説してくれます

次郎さんによる解説は、占いでおなじみの12星座など、身近な星座を題材にお話を進めてくれるのでとってもわかりやすく、親近感があります。また、椅子の座り心地が良く楽チン。なんとも心地よい時間が流れていきます。

雄大な自然が演出!
目の前で繰り広げられる天体ショー

冬の大三角形の1つで、赤い光を放つオリオン座のベテルギウス。次郎さん曰く、赤い星は寿命が近づいているのだそう。ベテルギウスから地球までの距離は約642光年、つまりこの星が約642年前に放った光が現在の地球に届いているため、星自体はすでに消滅している可能性があるとのこと。
こんなにも輝いて見える星がすでに死んでしまっているかもしれないなんて…宇宙の計り知れない大きさを全身で感じてしまうお話でした。
▲オリオン座、わかりますか?三ツ星付近に輝く「オリオン大星雲」までもが、肉眼ではっきりと見えます
▲正解はこちら。丸で囲った星がベテルギウス。日本全国どこからでも見られる、馴染み深い星です

ツアーが始まった時点ではちょっと雲が出ていましたが、雲が流れ、少しずつ星空が見えてくると、感動がどんどん大きくなっていきます。まるで舞台の幕が徐々に開いていくかのようです。
雄大な自然が演出家となって、この天体ショーをドラマティックに盛り上げてくれています。
▲雲間が晴れると星がびっしり!星空が顔を出す度、次郎さんが新たな解説をしてくれて、さまざまな星への興味が膨らんでいきます

星空ツアーは約1時間、本当にあっという間でした。もっと見ていたかったほどです。

ちなみに、星空は季節や時間帯で見え方が全く異なります。例えば石垣島では、本州では見られない南十字星を見ることができますが、訪れた3月下旬に見られる時間帯は午前2時ごろでした。5・6月になれば、ツアー中の20~21時ごろに見えるそうです。

また、夏になれば、天の川が夜空の主役になるんだとか。次郎さんの解説も一層ロマンティックになることでしょう。石垣島を訪れるたび、新たな星の神秘に触れることができそうです。
素敵な音楽と次郎さんの優しい声の解説を聞きながら、1時間たっぷり海辺で星空を眺められることを考えると、ツアー代2,000円(税込)はお得に感じました。
また、星空を眺めていると、日々の悩みがちっぽけに思えてきます。心のデトックス効果も大いに期待できると思います。

なお、「フサキリゾートヴィレッジ」では、星空の下でウエディングを挙げることもできるとのこと。海へ続くデッキを新郎新婦が歩き、満天の星に包まれ、参列者の前で愛を誓うそうです。

石垣島へ来たら、ぜひ「フサキ美ら星さんぽ」に参加してみてください。
カップルはもちろん、家族や友達同士でも素敵な思い出になるはずです。
堤 亜紀子

堤 亜紀子

ディレクター&コピーライターとして、広告代理店に長年勤務。退職した現在も、広告制作のため日本各地を駆け巡る。進学や教育、旅行、結婚といった、人生を豊かにするための情報発信が得意分野。趣味は、グルメ、現代アート、旅行、映画、ファッション、恋愛についてSNSに書き込むこと。(制作会社CLINK:クリンク)

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP