大人の基地FBI DAISENでグランピング!雄大な大山の裾野はアウトドア遊びの楽園♪

2016.07.08

近ごろアウトドアフリークの間で話題なのがグランピング。2015年4月にオープンした「FBI DAISEN」は、山陰地方の秀峰・大山(だいせん)を借景にキャンプの初心者でも大自然が満喫できるという注目のグランピング施設です。何を隠そう、私もグランピングは初体験ですが、今回はその魅力にとことん迫ります。

何てったってロケーション!

米子自動車道・溝口ICを降りて、大山を真正面に眺めながら「桝水(ますみず)」方面へ。案内看板が見当たらないので不安になりながらも、カーナビに従いながら7分ほど車を走らせていると、やっとありました。農道のような細い道沿いに「First class Backpackers Inn」の看板。
▲看板があるのは入口だけ。出かける前には場所を確実に把握しておきたい

場内に入ると、一気に視界が開けます。フリーサイトと思われるエリアを横目にアプローチを進むと駐車場があり、車を降りると「おぉ~!」。深緑の森の向こうにきれいな大山の頂が姿を見せています。いきなりの絶景に「来てよかった」と満足レベルが早くもMAXに達します。
▲「伯耆富士(ほうきふじ)」と呼ばれる大山の美しい山容がパノラマで

標高1729mの大山は中国地方の最高峰。見る角度で様々な表情を見せますが、とりわけ美しいとされるのが西側からのフォルム。
大山の西側に位置する「FBI DAISEN」はその景観をどこからでも望め、振り返れば米子から境港まで続く「弓ケ浜」の海岸線も一望することができる好ロケーション。これも多くのキャンパーを魅了する理由のひとつです。
▲スタッフが手づくりしたセンターハウス

大山を仰ぐようにセンターハウスがあり、まずはここでチェックインの手続きから。
▲センターハウスではキャンプ用品のレンタルや消耗品の販売も行う

入口の横では「淡路島タマネギ」が販売されていました。ここ「FBI DAISEN」は兵庫県淡路島にある「FBI AWAJI」と同じ系列による施設。ビーチをフィールドにした淡路島に続き、2カ所目の施設としてオープンしました。
▲淡路島から直送された特産品のタマネギはバーベキューにもってこい

センターハウスにはレストランバーも併設され、これも普通のキャンプ場にはない魅力。キャンプサイトの使用者だけでなく食事やお酒だけでも利用できるので、休日には地元でも人気のスポットになっています。
▲エスニックな雰囲気にまとめられたレストランバー

「FBI DAISEN」は約28,000坪の敷地をフリーオートキャンプフィールドとし、その中にグランピングを楽しむ10基の常設テントが点在。森や林に囲まれたフィールドに区画はなく、パブリックエリア以外ならどこでも持ち込みのテントやキャンピングカーでキャンプを楽しむこともできます。
▲「東京ドーム」2個がすっぽりと入る広い敷地

グランピングはバーベキューや焚き火などキャンプの醍醐味を楽しみながら、着替えさえあればほとんど手ぶらでホテル並みの快適さや贅沢さも味わえるアウトドアの過ごし方のこと。日本でのブームは近年ですが、欧米では数十年前から広まっている「大人のアウトドア遊び」です。
▲アウトドアウエディングやバーベキューパーティーにも人気

「スタッフはみんなアウトドアが好きで、旅が好きで、音楽が好き。自分たちが楽しめる“大人の基地”を目指しました」と、少年のように目をキラキラさせて語ってくれたのは店長の松本真一さん。
▲「自分たちが理想と思えるキャンプ場をつくりたい」と話す店長の松本さん

そして「快適さや豪華さを追い求めたらリゾートホテルになってしまう」とも。
ここではアウトドアを楽しむことが第一で、それをサポートするのが設備や快適さというコンセプト。ビギナーでも安心して楽しめるキャンプ場でありながら、同時にベテランキャンパーにも人気なのは、それが理由のようです。

使いたい!と思わせる炊事棟やトイレ

グランピングの常設テントは大きく分けて4種類あり、人数や装備、楽しみ方などで選ぶことができます。
では、広い敷地を歩きながら、ほとんどがスタッフの手づくりという設備の数々をご紹介しましょう。
▲テントの中で焚き火ができる「TIPI」

「TIPI(ティピ)」はインディアンが暮らしていそうな円錐形のグランピング用常設テント。4人用と6人用の2タイプがあり、LEDランプやテーブル、チェア、BBQグリルなどが標準装備されています。
▲ウッドデッキの付いた「VANAHEIM」

「VANAHEIM(ヴァナハイム)」は室内に絨毯が敷かれ、ダブルサイズのベッドが2つ。最大6人まで利用できる本格的グランピングテントで、バーベキューを楽しめるデッキスペースもあります。
▲思わず入ってみたくなる小屋の正体は…

給湯設備のある炊事棟。アーリーアメリカンの雰囲気で、小高い場所にあるので眺めの良さもバツグンです。
▲森に囲まれたウッドデッキかと思えば…
▲こちらも炊事棟でヨーロピアンなイメージ

もちろん給湯設備があり、大型の器具も洗いやすいガーデンパンも備えられています。
▲赤い壁に白いドアの建物は…

シャワー棟でした。鍵のかかる個室が4室あり、ペット用のシャワーも併設されています。
▲室内は板張りで、鏡やドライヤーもあります

4室のインテリアがすべて異なるのも手づくりならでは。コイン式ではないので、いつでも自由に使えます。女性には喜ばれそうですね。
▲トイレもご覧の通り

「TIPI」を水洗式トイレに。しかも温水洗浄便座。キャンプ場でこれは嬉しい。
▲木の枝からぶら下がったブランコや…
▲木陰のハンモックも。ここで昼寝すると最高でしょうね
▲森のラビリンス

周囲の森を散策できる遊歩道は開拓と整備の途中ですが、森林浴を楽しみながら、ちょっとした冒険気分を味わうことができます。

バーで語らい、快適なテントで眠りに

陽が傾きはじめ、辺りはオレンジ色に染まってきました。森の木立はシルエットになり、その先にある日本海に太陽が沈もうとしています。昼間の大山も絶景でしたが、夕陽の美しさも格別です。
▲徐々に表情を変える茜色の空。一瞬も見逃せない

レストランバーは24時まで営業しているので、夜の過ごし方も幅が広がります。辺りが暗くなっても店内からは楽しそうな話し声がこぼれています。
▲大きなウッドデッキに出れば満天の星も

ビールやウイスキーはもちろん、スピリッツやリキュールも30種類以上。フードはフライドポテトやオニオンフライ、ガーリックトーストなどのスナック類のほか、鳥取県産の牛肉や豚肉を使ったハンバーガーやロコモコ、スープカレーなどもあるので、夜になってお腹が空いても安心です。(宿泊とは別料金)
▲音楽とお酒で過ごす大人の時間。オリジナルのカクテルもある
▲グランピングは基本的に要予約。料金はタイプや広さによって異なる
▲テント内のランプは安全も考慮してLEDで、デッキ用はガスランタン
▲エアベッドで心地いい眠りにつける

国内にも続々とグランピング施設が誕生していますが「FBI DAISEN」の特徴は、ほどほどの快適さが自然を身近に感じさせてくれること。
もっと快適で便利なグランピング施設をつくることもできるはずですが、あえて「寸止め」にしているのは、アウトドアが本当に好きなスタッフの思いに他なりません。これからキャビンやコテージも建てる予定で、日々、開拓を続けているそうです。
グランピングだけでなく、日帰りバーベキューやピクニックとしても利用できる「FBI DAISEN」で心の洗濯してみませんか。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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