大人がハマる東京湾「潮干狩り」。トレジャーハンター気分でアサリ探しに初挑戦!

2017.04.28 更新

東京湾に面する千葉県・木更津市は古くからのアサリの漁場。春から夏にかけては東京や神奈川、埼玉・山梨方面から多くの人が来訪し、潮干狩りを楽しみます。子どもはもちろん、意外にも大人がハマると噂の潮干狩りに初挑戦してみました。

まずは場所選び。
アクセス便利な潮干狩場へ

木更津市内にはいくつかの潮干狩場がありますが、今回は東京アクアライン連絡道・木更津金田ICから車で5分ほどのところにある「牛込海岸潮干狩場」へ。こちらの係員さんは皆現役の漁師さんとのこと。初めてでも色々教えてもらえるかもしれません。
▲東京湾アクアラインがよく見える「牛込海岸潮干狩場」
▲受付は2カ所あります。1,000台駐車可能な駐車場はうれしい無料

潮が引く際に砂浜に取り残された貝を掘るというのが潮干狩りの原理。事前準備として潮の満ち引きを知ることが大切です。気象庁のホームページに掲示してある潮位表で干潮の時間帯を調べましたが、干潮でも潮干狩りができない場合もあるとのこと。潮干狩場のホームページで潮干狩りができる日と時間帯を再確認し、潮干狩場へ向かいました。
広い駐車場に車を停めて、濡れてもOKな恰好(短パン、パーカー、ビーサン)に着替え、日焼け止めをしっかり塗っていざ出陣!
▲営業時間内(潮が引いている時間帯)なら制限時間なし、大人は2kgまで1,600円、超過した分は1kgあたり900円 ※税込
▲2kgってこのくらいです。こんなに獲れるかな?
▲熊手はレンタル可(50円・税込)、網袋は売店やコンビニで購入できます

「初めてなので指南をお願いします」と事前にお伝えしていたこともあり、この日は特別にこの道40年のベテラン漁師、西脇さんに潮干狩りの極意を教えてもらうことになりました。
▲アサリ漁歴40年の西脇さん。潮干狩りのシーズン以外は漁に出ています

潮の満ち引きによって獲れるエリアも変わってきます。大潮(新月・満月の前後数日間)の時は干潮の差が大きくなるので、猟場も広くなります。砂地に立てられた1~3の看板を目安に場所選び。沖に向かって歩きながら、アサリを見つける極意について伺いました。
▲割れた貝殻や尖った貝もたくさんいるので裸足は禁物!

潮干狩りの極意1.足元をよく見るべし

アサリがそこにいる目安となるのは「アサリの目」。アサリの目はアサリが空気を吸うために砂地にプツプツと開ける穴だそう。それは楽しそう!ワクワクしながら、探してみました。
▲砂場にできたやや大きめの穴発見。まさかコレ?「これはエイが潜んでいた跡だよ」と西脇さん
▲もこもこと砂が盛り上がってる箇所発見。なんだか目印ぽい?いやいやミミズの一種が掘った跡だそう

西脇さん曰く「アサリの目」は直径1mmほどの小さな穴。砂地にはカニや貝などあらゆる海中生物が潜んでいるため、それだけを限定して見つけるのは素人には至難の業だそう。とはいえ、よく目を凝らして砂地を見ることで、割れた貝殻の種類などからもアタリが見えてくるそうです。
まずは足元の砂地をよく見ることからですね!
▲どうやらこれが「アサリの目」。○囲みの箇所にポツリポツリ。わかりますか?
▲掘ると確かにアサリが見つかりました

潮干狩りの極意2.大漁の人を探すべし

とりあえず、辺りを掘り続けていると、西脇さんは人のいる方へ歩いていき、何やら次々と話しかけています。見れば皆さん大漁。中にはハマグリもちらほらお見受けします。
「この辺りを掘ってみな」と西脇さん。そう、大漁の人に話しかけつつ、どこでアタリが出たかをリサーチしていたんですね。
▲大漁の人を見つけては、どの辺りで出たかを聞いてまわる西脇さん
▲たくさん獲れたので早々に帰る人たちも。埼玉から来たという達人さんが、場所を譲ってくれました

譲ってもらった場所を掘ってみると、出るわ出るわ。大粒なアサリが集団で見つかりました!
周りをよく見渡して、当たっている人を見つけコツを聞く。これもアサリ探しの極意のようです。
▲熊手にザクッとしたアタリの感触があります
▲そこからは貝に傷をつけないように手で掘ります
▲アサリは固まっていることが多いので、アタリが出ればザクザク出てきます
▲大当たりでた~!!ハマグリ!アサリよりかなり大きいのですぐわかりますよ
▲「貝を振ってみるとハズレ(空)が音でわかるよ」と達人さんに教えてもらいました

一度当たるともうやめられません。お宝発見の気分はまるでトレジャーハンター!ゴールドラッシュ時代の金採掘者の気持ちで、我を忘れて掘り続けました。

潮干狩りの極意3.とにかく足で稼ぐべし

▲あちこち移動をする西脇さん

私が一カ所に留まって掘り続けている間にも、西脇さんはあちこち移動しながら掘っています。
こちらの潮干狩場は放流と自然発生により貝を育てているので、広い範囲にある程度集中してアサリが生息していることが多いそう。移動しながら色々な場所を探ることで、思わぬお宝に出会えることもあるのだそう。それも潮干狩りの醍醐味の一つです。
それでは!と私もあちこち歩き回って掘ってみました。
▲水たまりの中を掘ってみると小さなカニが出現
▲カニとしばし触れ合いました
▲こんな貝も発見!サルボウガイというそう。これもちゃんと食べられます
▲この海藻はアサリの大敵(アオサ)。あっという間にはびこってアサリを窒息させてしまうそう。見つけたらすぐ駆除!
▲一度ハマるともう抜けられない。あちこち掘ってみたくなります

気づけば1時間半ほどで網は満杯!たっぷり2kgはありそうです。そろそろ潮も満ち始めるということで、このへんで狩りは終了。受付に戻り西脇さんの獲った分も合わせて計量してみました。
▲2つの網を合わせて4kgちょっと。獲れ高上々!西脇さん、ありがとうございました!
▲獲れたアサリはザッと洗って汚れを落とします
▲先ほどのハマグリ。アサリと比べるとこんなに大きい
▲海水が出る蛇口があるので、ペットボトルに入れて持ち帰り、アサリの砂だしに使います

初めての潮干狩り体験の感想は「楽しい!」の一言。初めは恐る恐るでしたが、そのうちもっともっと、と掘りたくなります。大人も夢中になる中毒性があるので、お天気の良い日は熱中症などに気をつけましょうね。

持ち帰ったアサリは、ボンゴレ、酒蒸し、ラーメンなど
調理方法もいろいろ!

レジャーとしての潮干狩りの楽しさもさることながら、たっぷりのアサリをお持ち帰りできるのも嬉しいポイント。砂出しをして冷凍すれば、しばらくはもつそうです。それなら大漁でも安心ですね。

2kgはご近所におすそ分けしてもまだ十分余るくらいの量です。
その日のうちに砂出しして、ボンゴレ、酒蒸し、お吸い物にしていただきました。
都心からたった1時間、楽しさも美味しさも満点な潮干狩り、シーズン中にまた訪れたいと思います。
▲さらに翌日はアサリラーメンに。2日間アサリを味わい尽くしました
平間美樹

平間美樹

某広告代理店で情報誌・Webサイト等の広告企画・制作を経て独立。現在、企画制作会社CLINK(クリンク)を運営し、結婚・進学・就職・旅行など幅広い分野で企画・ライティング活動中。テニス・フラ・猫にハマる日々。 テニス観戦でグランドスラムを達成するのが目下の目標。

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