日本最南端の楽園・波照間島。ため息がでるほど美しい青い海と満天の星を見に行こう!

2016.10.02

日本最南端の有人島、波照間島(はてるまじま)を知っていますか? 540人ほどの島民が暮らすのどかなその島には、「波照間ブルー」と称される美しい海があります。さらに、夜空には壮大な天の川が広がり、日本で観られる88星座のうち84もの星座がきらめきます。今回はそんな美しい景色の中でゆったりとした時間が流れる島の風景を紹介します。

波照間島についたら、まずはニシ浜へ!

石垣島の離島ターミナルから定期船で約1時間。波照間島に着いたら、自転車かバイクを借りて島をまわるのがおすすめ。船の到着に合わせて、レンタルの案内を持ったショップの方たちが待っているので、声をかけるとショップまで連れて行ってくれ、レンタルすることができます。私はいつもバイクを借りますが、ふだんバイクに乗りなれていない人は自転車を借りましょう。

島には一周道路が通っていて、その周辺にニシ浜や日本最南端の地・高那崎(たかなざき)、波照間空港(現在定期便はなし)などの見どころが点在しています。

まずは、波照間島を訪れる人には必ず立ち寄ってもらいたい「ニシ浜」から島内散策スタート!
▲ニシ浜に通じる1本道の先に波照間ブルーの海が広がる

集落や港のほうからニシ浜へ向かう下り坂を進むと、息を呑むブルーのグラデーションが見えてきました。この眺めだけですでに感動!
このカーブを左に曲がると、もうそこがニシ浜です。
▲ずっと眺めていたくなってしまう鮮やかな青
▲近づいてみると透明な海水にびっくり

初めての波照間ブルーにひとしきり感動した後は、もちろんニシ浜で泳ぎたいですよね。浜には、無料で使用できる更衣室、シャワー、トイレが完備されています。

海の中を覗くとたくさんの魚やサンゴが見られるので、ぜひシュノーケルマスクを付けて覗いてみてください。シュノーケルセットは、ニシ浜のすぐ横にある、「ペンション最南端」入口の「レンタルクマノミ」で借りることができます。(シュノーケルマスク、フィン、マリンブーツのセットで6時間2,000円・税込)

ニシ浜では、深いポイントまで行かなくても、カラフルな熱帯魚たちが泳ぐ様子が見られ、クマノミやウミガメに会えることも珍しくありません 。すぐ近くでたゆたう魚や、色鮮やかなサンゴを眺めながら泳ぐ時間には、何事にも変えがたい感動が味わえます。
▲イソギンチャクから姿を見せるクマノミ(写真提供・入江 中)
▲悠々と泳ぐアオウミガメ(写真提供・入江 中)
▲ニシ浜の海の中にはサンゴがたくさん(写真提供・入江 中)

シュノーケルで少し沖に進むと、立体的な海の世界が広がっています。だんだんと深くなるので、十分注意してくださいね。

ここが日本の最南端。高那崎へ

波照間の海を堪能したら、お次は「日本最南端の碑」のある日本最南端の地・高那崎を目指します。ニシ浜からはバイクだと10分、自転車だと20分ほどです。
▲島のいたるところにヤギがいますよ

途中、いろいろなところで見かけるヤギに和みながら、サトウキビ畑に囲まれた道を進んでいきます。
▲高那崎の1km手前には「星空観測タワー」
▲高那崎にある「日本最南端の碑」

高那崎の駐車場から少し丘を上れば「日本最南端の碑」に到着。ここで記念撮影をしたらすぐに次へと移動してしまう人も多いのですが、ぜひ海のほうまで足を運んでみてください。
▲高那崎の海。左手に見えるのは「星空観測タワー」

崖の先端までいくと、深いブルーが広がる壮大な景色を見ることができるのです。透き通ったきれいな海だけに、この日はすぐ下を泳ぐイラブチャー(アオブダイ)も見えました!ちなみに、岬はゴツゴツした岩場なので足元には十分注意してくださいね。

波照間の味と美しい星空で島の夜を味わう

波照間島は石垣島からの日帰りでも楽しめますが、本当の島時間を感じたいならやはり宿泊がおすすめ。最終の船が出た後は、より静かな時間が流れはじめます。宿泊しないと見られない夕陽や星空も楽しめますよ。

最初に立ち寄ったニシ浜は、夕陽スポットでもあります。この日もたくさんの人が夕陽を眺めにニシ浜を訪れていました。
▲夕陽に染まるニシ浜

そして夜は、島のおいしいものを堪能。名石(ないし)集落にある「居酒屋あがん」は、たくさんのメニューが揃い、島の人たちも飲みに訪れるお店です。ちなみに「あがん」とは、島の方言で「お芋」のことです。
▲島の中央に位置する名石集落の「居酒屋あがん」
▲「居酒屋あがん」の看板メニューのひとつ、「あさりの泡波酒蒸し」
▲「幻の泡盛」といわれる島の名酒「泡波」(1杯500円・税込)

看板メニューの「あさりの泡波酒蒸し」(750円・税込)は、波照間島で唯一製造されている泡盛「泡波」を使ったお料理。「泡波」は、生産数が多くないことから、「幻の泡盛」と呼ばれる希少なお酒。それを贅沢に使った一品です。「居酒屋あがん」ではもちろん「泡波」を飲むこともできます。ほかにも波照間島産の黒蜜を使った「照り焼きチキン」など波照間の味を楽しめます。
食事のあとは星空観測へ。「星空観測タワー」では、晴れた日には観測会を行っていて、星座を解説してもらいながら星空を眺めることができます。北半球では北緯26度より南の地域でしか見られない南十字星。日本最南端である波照間島は、春から夏にかけて水平線ぎりぎりに見ることができます。
▲波照間島の星空。中央が天の川(写真提供・入江 中)
「星空観測タワー」と天の川(写真提供・入江 中)

光の少ないところで見上げた星空は圧巻。満天に無数の星が煌めき、天の川がくっきりと横たわる様子は、なかなか見られるものではありません 。

「星空観測タワー」では、波照間島を訪れたという証として、「日本最南端の証」を発行してもらうことができます(1部500円・税込)。ほかに、港ターミナル内の売店「あだん」でも発行してもらえるので、旅の記念におすすめです。
▲南十字星が望める島とあって島のマンホールには南十字星と星空観測タワーが描かれています

日本最南端でしか見られない海の色に満天の星。ぜひ、波照間島まで行ってみませんか?
笹本真純

笹本真純

石垣島在住の編集者、ライター。八重山のローカル誌「月刊やいま」編集、沖縄観光サイト「沖縄CLIP」フォトライター。八重山の島々の人、自然、食、祭り、芸能などあらゆる事柄を取材している。

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