貴船の川床に宇治抹茶のかき氷…この夏訪れたい京都のとっておき10選

2016.07.01

涼やかな川床、夏ならではの味覚にきらびやかな祇園祭…夏の京都は、一度は訪れてみたい風情あるイベントが盛りだくさんです!春・秋に比べると観光客の減るこの時期は、人ごみが苦手な方にもおすすめ。夏ならではの楽しみと涼を求めて、今年の夏休みは京都へ出かけてみませんか。

1.伝統のアクティビティー、保津川下りで気分爽快!

涼しい谷風と水しぶきに歓声を上げながらの舟下りを楽しめるのが、夏の「保津川下り」の魅力です。

亀岡から嵐山までの約16kmを下る保津川下りは、四季折々の峡谷美と激流のスリルをあわせて楽しむことができる歴史あるアクティビティー。夏は、清流に響くカジカガエルの涼しい声も耳に心地よく、緑深い山々を眺めながらの船旅は爽快です。

伝統の舟下りもよいですが、よりスリリングに保津川を体感したい!という方は、ゴムボートに乗って自ら下るラフティングがおすすめ。全身に水を浴びながらの川遊びを満喫した後は、嵐山の温泉につかってさっぱりできるコースもありますよ。

2.天然のクーラー、貴船の川床で京懐石を味わう

京都市を流れる鴨川の源流、貴船川の流れ清らかな「京の奥座敷」貴船で、夏の間だけ楽しめる風物詩といえば、川床(かわどこ)です。

貴船の川床の特長は、なんといっても水面までの距離が近いこと。“川沿い”ではなく、“川の真上”に桟敷席がつくられているので、ひんやりとした川に足をつけたまま食事を楽しめるお店もあるくらいです。目にも鮮やかな京懐石を、青々と茂る木々と清流のせせらぎの中いただく、なんとも贅沢で味わい深いひと時です。

空席があれば入ることもできますが、貴船の川床はどのお店も非常に人気があるので、予約をお忘れなく。

3.京都の夏のごちそう、鱧料理を堪能する

京都の夏を代表する味覚として、外せないのが鱧料理です。海から遠く離れた京都では、昔から生命力の強い鱧が珍重されてきました。鱧は小骨が多いため、調理には、1寸(約3cm)に約25回もの包丁を、皮一枚残して入れる「骨切り」という独特の技術が必要です。それだけに、料理人の腕が試される食材ともいえますね。

夏の暑い日、冷やされた器にパッと白く開く「鱧の落とし(湯引き)」は視覚的にも涼しげで、食欲をそそられます。

鱧は淡白でありながらしっかりとした旨みがあり、余すところなく食べられる魚。お造り・酢の物・焼き・揚げ・しゃぶしゃぶと、ぜひ一度、フルコースで味わってみてください。

4.コーヒー一杯から…気軽に楽しめる鴨川の納涼床

京都人憩いの場として愛される鴨川には、初夏から夏の終わりにかけて、川沿いに納涼床(のうりょうゆか)が出現。夕涼みがてら食事を楽しむことができる、夏の京都の大人気スポットです。

鴨川納涼床の歴史は古く、江戸時代初期に料理屋などが川の流れの上に床几(しょうぎ)を出したのが原型といわれています。※床几とは、折りたたみ式の腰掛けのこと。
二条通から五条通にかけて並ぶ90軒ほどのお店では、京料理をはじめ、フレンチやイタリアン、中華や焼肉、タイ料理まで各国の味が大集合。カフェやバーもあるので、コーヒー一杯から気軽に納涼床を体験することができますよ。
納涼床の営業は基本的に夜が中心ですが、5月と9月は昼間も楽しめます。いずれも予約をしてお出かけくださいね。

5.魅惑のひんやり和スイーツでひと休み

暑~い京都の夏、歩き疲れたときは、冷た~い甘味でひと休みしましょう。
京都といえば、名産の宇治抹茶を使用した和スイーツの宝庫。かき氷やパフェ、アイスクリームなど、各店自慢のひんやり抹茶スイーツをいただけます。

定番以外の夏限定スイーツもぜひ味わってみたいところ。祇園の甘味処「ぎおん徳屋」の「お番茶のかき氷」や「冷やししるこ」をはじめ、地下鉄「京都市役所前」駅近くの老舗和菓子店「松彌 (まつや)」では、風鈴やうちわ、金魚をかたどった、見た目にもかわいらしく涼やかな上生菓子をテイクアウトすることができます。
お土産にぴったりなのが、「大極殿本舗」の夏の名物「レースかん」。輪切りのレモンをレースに見立てた寒天菓子で、程よいレモンの酸味が爽やかです。職場へのお土産なら、「祇園小石」の月々限定の飴がおすすめ。夏は「すいか飴」や「御塩檸檬」、冷たく冷やしてもおいしい「京ひんやり」シリーズが人気です。

6.自分用にもプレゼントにも…涼風運ぶ京うちわ

涼を演出する小道具として、昔から京都人に愛されてきたのが「京うちわ」です。

職人さんが手がける京うちわは、竹製の骨がよくしなり、ふわっとあおいだだけで良い風が届くので、あおぎ疲れることがないそう。繊細な絵柄や透かしの技術がほどこされたうちわは、もはや芸術品。夏のプレゼントにも喜ばれそうです。
木版画の老舗「竹笹堂(たけざさどう)」では、好みの絵柄を選んでオリジナルの京うちわや京扇子を作ることができます。江戸時代から続く京うちわの老舗「阿以波(あいば)」とのコラボレーションで作られているうちわは、骨の一本一本にまでこだわり抜いた匠の技の結晶。一生ものとして愛用できそうです。ぜひ手にとって、あおいで、お気に入りの逸品を見つけてくださいね。

7.幻想的な夜の寺社へ、七夕祭りに出かけよう

夏の夜のお楽しみに、京都の寺社で行われる七夕イベントもおすすめ。

パワースポットとして知られる貴船神社(京都市左京区)では、2016年7月1日~8月15日、「七夕笹飾りライトアップ」が催されます。昼間の賑やかさから一転、社殿や笹飾りなどがライトアップされた様子は幻想的で、ロマンチック。笹の葉が奏でる音に耳を傾けながら、短冊に願いをしたためてみてはいかがでしょう。
▲昼間は緑の美しい高台寺。四季を映す庭園も見事

高台寺(京都市東山区)では、2016年7月2日~3日に「七夕会」が開かれます。その名のとおり、高台にある寺の門前からは市内を一望できるので、夕焼けに照らされた八坂の塔や京都タワーを見てから、七夕飾りのライトアップへ向かいましょう。
2016年8月1日~18日には、夜間特別拝観「燈明会(とうみょうえ)」が開催されます。日没後、参道に灯される900張りもの提灯(ちょうちん)が美しく、夜の散歩にぴったりです。

8.古都の夏を彩る雅な祭り、祇園祭

京都に夏を告げる風物詩といえば、祇園祭です。毎年7月1日~31日の1カ月間、八坂神社(京都市東山区)をはじめ、市内の中心部で行われるこの一大神事は、その規模の壮大さと、1100年余りの歴史から、日本三大祭の一つにも数えられています。

最大の見どころは7月14~16日に行われる前祭(さきまつり)の宵山と、17日に行われる前祭の山鉾巡行(やまほこじゅんこう)・神輿渡御(みこしとぎょ)。きらびやかな美術工芸品で装飾された山鉾が練り歩く山鉾巡行は、その芸術性の高さから「動く美術館」ともいわれるほど。祭りのハイライトにふさわしく、ギシギシと音を立てて進む山鉾は迫力満点です!
▲写真提供:京都市

四条河原町、河原町御池、新町御池の各交差点では、山鉾が豪快に向きを変える「辻廻(つじまわ)し」を見ることができますが、人出の多さゆえ、良い場所を確保するのは至難の業。どうしても見たいという方は、新町御池が狙い目です。

9.夏の新たな風物詩、「京の七夕」で星に願いを

旧暦の七夕にあたる8月に行われる「京の七夕」は、古都の新たな夏の風物詩として定着してきたライトアップイベント。京都市内を会場に、2016年は8月6日~12日に開催されます。
▲写真提供:京の七夕実行委員会

7回目を迎える2016年は、これまでの堀川・鴨川会場に加え、北野天満宮・二条城・岡崎公園・梅小路公園が新たに加わり、スケールアップ。夜空に浮かぶ満天の天の川を再現した「光の天の川」(堀川会場)や、初公開となる特別名勝・二の丸庭園のライトアップ(二条城会場)など、各会場で趣向を凝らした光のページェントを楽しめます。
▲写真提供:京の七夕実行委員会

期間中は有料でゆかたの着付け・貸出サービスもあります。星空の下、うちわ片手に、はんなりとした和装で出かけてみませんか。

10.漆黒の空に浮かび上がる「五山送り火」に心がじんわり

毎年8月16日の午後8時、京都の街のネオンが一斉に消え、東山の大文字山に「大」の文字が浮かび上がります。五山送り火のスタートです。

五山送り火とは、お盆に迎えた先祖の霊を再び浄土に送る精霊送りの篝火(かがりび)を5つの山で焚く行事。代名詞ともなっている「大文字」は、京都市内のどこからでも眺望できる位置にありますが、鴨川と高野川が合流する鴨川デルタは、「大」の文字を正面に見られる人気スポットです。

「大文字」点火の5分後、東山~北山~西山~北嵯峨と京都盆地を囲むように、「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」が順次、点火されます。
五山すべての送り火を見るには高いところからでないと無理ですが、鴨川に架かる北大路橋では、「大文字」「妙法」「船形」の3つを見ることができます。「大文字」点火時には、点火の際の炸裂音も聞こえて迫力満点ですよ。

点灯時間はそれぞれ約1時間。闇夜を焦がすように燃える送り火は、心に残るとっておきの夏の思い出となるでしょう。
夏の京都10選、いかがでしたでしょうか?夏限定のイベントを巡るもよし、定番の観光スポットと組み合わせるもよし。皆さん、オリジナルな京都旅を楽しんでくださいね!
ぐるたび編集部

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