夏の京都観光でおすすめしたい!12の涼なスポット&遊び【2018年版】

2018.06.08 更新

涼しい川床、夏ならではのグルメにきらびやかな祇園祭…夏の京都は、一度は訪れてみたい風情あるイベントが盛りだくさんです!桜・紅葉の時期に比べると観光客が減るこの時期は、人ごみが苦手な方にもおすすめ。夏ならではの楽しみと涼を求めて、今年の夏休みは京都観光に出かけてみませんか。

1.青もみじの名所で爽やかな風を感じる

数多の紅葉名所が点在する京都には、その数だけ「青もみじ」の名所があります。紅葉シーズンには多くの観光客でごった返す京都も、夏の青もみじのシーズンは比較的空いているため、清清しい気分で散策を楽しむことができますよ。
▲三千院の青もみじ

特に有名なのは、嵐山・天龍寺の塔頭「宝厳院」、京都市街地の北、大原の地に居を構える「三千院」、川床で有名な貴船の地に古くから鎮座する「貴船神社」など。
他にも平清盛が愛した祇王(ぎおう)にゆかりがある「祇王寺」、全国天満宮の総本社「北野天満宮」、高雄にある紅葉名所「神護寺」、琵琶湖疏水のレトロな水路閣と青もみじのコラボを楽しめる「南禅寺」なども代表的です。
▲貴船神社の青もみじ

市街地にある天龍寺や北野天満宮、祇王寺などは電車やバスでのアクセスも便利なので気軽に見に行くことができますよ。山間の本格的な青もみじを楽しみたい方には北部の三千院や貴船神社、高雄エリアの神護寺などがおすすめです。
▲神護寺の青もみじ

2.浴衣姿で観光名所をカランコロン♪

巷でよく耳にする「京都の夏は暑い!」という言葉。これ、実際本当に暑いんです。京都は盆地にあるため夏の陽射しで温められた空気が溜まりやすく、市街地は熱気に包まれることもしばしば。

そんな京都の夏を涼しく過ごすなら、浴衣姿がおすすめです。京都には浴衣をレンタルしてくれるお店がたくさんあるので、手ぶらで行っても浴衣に着替えることができますよ。
▲古都の風景には、やはり浴衣がよく似合う

多くのお店では色浴衣をラインナップしており、柄も種類も豊富!おしゃれな浴衣姿で街を散策すれば、観光名所での記念写真がいつもよりちょっぴり可愛く写るかも。見た目にも機能的にも優秀な浴衣姿で、京都の街を散策してみては?

3.水辺に咲く蓮&睡蓮の名所を巡る

夏の訪れとともに、水辺で可憐な花を咲かせる蓮(はす)と睡蓮。池泉回遊式庭園が多い京都では、これらの草花が咲き誇る池が点在しています。
池のほとりで涼を感じながら季節の草花鑑賞にいそしんでみては?
▲観修寺(かじゅうじ)の蓮

蓮の名所としては天龍寺の「放生池」や、JR線・花園駅降りて直ぐのところにある「法金剛院」の「苑池」、地下鉄東西線・小野駅近くにある「観修寺」などが有名です。
ちなみに蓮の花は早朝もっとも美しく咲くと言われているので、寺院などは開門と同時に訪問するのがおすすめです。
▲平安神宮の睡蓮

睡蓮の名所としては「平安神宮」の「蒼龍池」が有名です。また、蓮の名所でも紹介した観修寺は睡蓮を楽しめる名所でもあります。
睡蓮の花も朝に花が開いて午後からだんだんと閉じていきますので、朝の訪問がおすすめです。なお、蓮に比べて睡蓮の方が、季節的に少し早く開花することが多いです。

4.伝統の観光アクティビティ、保津川下りで気分爽快!

涼しい谷風と水しぶきに歓声を上げながらの舟下りを楽しめるのが、夏の「保津川下り」の魅力です。

亀岡から嵐山までの約16kmを下る保津川下りは、四季折々の峡谷美と激流のスリルをあわせて楽しむことができる歴史ある観光アクティビティ。夏は、清流に響くカジカガエルの涼しい声も耳に心地よく、緑深い山々を眺めながらの船旅は爽快です。

5.天然のクーラー、涼しい貴船の川床で京懐石を味わう

京都市を流れる鴨川の源流、貴船川の流れ清らかな「京の奥座敷」貴船で、夏の間だけ楽しめる風物詩といえば、川床(かわどこ)です。
貴船の川床の特長は、なんといっても水面までの距離が近くて涼しいこと。“川沿い”ではなく、“川の真上”に桟敷席がつくられているので、ひんやりとした川に足をつけたまま食事を楽しめるお店もあるくらいです。目にも鮮やかな京懐石を、青々と茂る木々と清流のせせらぎの中いただく、なんとも贅沢で味わい深い夏の楽しみです。
▲流しそうめんを楽しめる川床も

空席があれば入ることもできますが、貴船の川床はどのお店も非常に人気があるので、予約をお忘れなく。
すぐ近くには霊験あらたかな「貴船神社」もあり、観光にもぴったりです。

6.夏の京都のごちそう、鱧料理を堪能する

夏の京都を代表するグルメとして、外せないのが鱧料理です。海から遠く離れた京都では、昔から生命力の強い鱧が珍重されてきました。鱧は小骨が多いため、調理には、1寸(約3cm)に約25回もの包丁を、皮一枚残して入れる「骨切り」という独特の技術が必要です。それだけに、料理人の腕が試される食材ともいえますね。

夏の暑い日、冷やされた器にパッと白く開く「鱧の落とし(湯引き)」は視覚的にも涼しげで、食欲をそそられます。

鱧は淡白でありながらしっかりとした旨みがあり、余すところなく食べられる魚。観光で京都を訪れたなら、お造り、酢の物、焼き、揚げ、しゃぶしゃぶと、ぜひ一度、フルコースで味わうのがおすすめです。

7.コーヒー一杯から…気軽に楽しめる鴨川の納涼床

京都人憩いの場として愛される鴨川には、初夏から夏の終わりにかけて、川沿いに納涼床(のうりょうゆか)が出現。夕涼みがてら食事を楽しむことができる、夏の京都の観光スポットです。

鴨川納涼床の歴史は古く、江戸時代初期に料理屋などが川の流れの上に床几(しょうぎ)を出したのが原型といわれています。※床几とは、折りたたみ式の腰掛けのこと。
二条通から五条通にかけて並ぶ90軒ほどのお店では、京料理をはじめ、フレンチやイタリアン、中華や焼肉、タイ料理まで各国の味が大集合しておりデートにおすすめ。カフェやバーもあるので、コーヒー一杯から気軽に納涼床を体験することができますよ。
納涼床の営業は基本的に夜が中心ですが、真夏を避けた5月と9月は昼間も楽しめます。いずれも予約をしてお出かけくださいね。

8.魅惑のひんやり和スイーツでひと休み

暑い京都の夏、歩き疲れたときは、冷たい甘味でひと休みしましょう。
京都といえば、名産の宇治抹茶を使用した和スイーツの宝庫。かき氷やパフェ、アイスクリームなど、各店自慢のひんやり抹茶スイーツをいただけます。
定番以外の夏限定スイーツもぜひ味わってみたいところ。祇園の甘味処「ぎおん徳屋」の「お番茶のかき氷」や「冷やししるこ」をはじめ、地下鉄「京都市役所前」駅近くの老舗和菓子店「松彌 (まつや)」では、風鈴やうちわ、金魚をかたどった、見た目にもかわいらしく涼やかな上生菓子をテイクアウトすることができます。
お土産におすすめなのが、「大極殿本舗」の夏の名物「レースかん」。輪切りのレモンをレースに見立てた寒天菓子で、程よいレモンの酸味が爽やかです。職場へのお土産なら、「祇園小石」の月々限定の飴がおすすめ。夏は「すいか飴」や「御塩檸檬」、冷たく冷やしてもおいしい「京ひんやり」シリーズが人気です。
また、街中に新旧さまざまなカフェが点在する京都には“絵になる”涼スイーツもたくさんありますよ。
▲幻想的な青い照明に映える「喫茶 ソワレ」の「ゼリーポンチ」

四条木屋町にある1948(昭和23)年創業の「喫茶 ソワレ」は、創業当時そのままの空間が特徴的です。5色のゼリーがまるで宝石のように美しくかがやくゼリーポンチは老若男女から愛されています。
▲ソーダのフレーバーは左からスイカ、メロン、ザクロ、ブルーキュラソー、マンゴー

寺町京極商店街にある「Shin-Setsu(シンセツ)」の看板メニュー、クリームソーダもおすすめの逸品。青、赤、黄、緑、ピンクなど、豊富なカラーバリエーションで見る者すべてを魅了します。
レトロなフォルムのグラスに乗った大きめのアイスクリームをすくい、パクッと口に放り込めば、京都の夏の暑さをしばし忘れさせてくれることでしょう。

9.自分用にもプレゼントにも…涼しい風を運ぶ京うちわ

涼を演出する小道具として、昔から京都人に愛されてきたのが「京うちわ」です。

職人さんが手がける京うちわは、竹製の骨がよくしなり、ふわっとあおいだだけで良い風が届くので、あおぎ疲れることがないそう。繊細な絵柄や透かしの技術がほどこされたうちわは、もはや芸術品。夏のプレゼントにも喜ばれそうです。
木版画の老舗「竹笹堂(たけざさどう)」では、好みの絵柄を選んでオリジナルの京うちわや京扇子を作ることができます。江戸時代から続く京うちわの老舗「阿以波(あいば)」とのコラボレーションで作られているうちわは、骨の一本一本にまでこだわり抜いた匠の技の結晶。一生ものとして愛用できそうです。ぜひ手にとって、あおいで、お気に入りの逸品を見つけてくださいね。

10.幻想的な夜の京都へ、七夕祭りに出かけよう

▲「京の七夕」鴨川エリアの様子。河川敷には涼やかな音色とともにほのかな灯りを点す風鈴灯が

夏の夜のお楽しみに、京都各地で行われる七夕イベントもおすすめ。

定番は、旧暦の七夕にあたる8月上旬に開催される「京の七夕」。京都のあちらこちらで幻想的なライトアップを楽しむことができるとあって、毎年人気を博しています。7月の祇園祭がひと段落したこの時期、ゆっくりと京都の夜を楽しめます。
▲浴衣姿で歩きたい堀川遊歩道の「願い七夕」

京の七夕期間中、特におすすめなのは、ライトアップされた笹竹の間を通り抜ける「願い七夕」。夷川(えびすがわ)通から竹屋町(たけやまち)通までの約100mにわたって、高さ2mを越える約60本の竹が遊歩道の両側に並び、頭上を覆うように広がる葉と短冊がライトに照らし出されて黄金色に輝きます。
また、京の七夕が行われる市街地から少し離れた貴船神社(京都市左京区)では、例年7月1日~8月15日に「七夕笹飾りライトアップ」が催されます。昼間の賑やかさから一転、社殿や笹飾りなどがライトアップされた様子は幻想的で、観光客におすすめです。笹の葉が奏でる音に耳を傾けながら、短冊に願いをしたためてみてはいかがでしょう。
▲昼間は緑の美しい高台寺。四季を映す庭園も見事

高台寺(京都市東山区)では、2018年7月7・8日に「七夕会」が開かれます。その名のとおり、高台にある寺の門前からは市内を一望できるので、夕焼けに照らされた八坂の塔や京都タワーを見てから、七夕飾りのライトアップへ向かいましょう。
2018年8月1~18日には、夜間特別拝観「燈明会(とうみょうえ)」が開催されます。日没後、参道に灯される900張りもの提灯(ちょうちん)が美しく、夜の散歩にぴったりです。

11.古都の夏を彩る雅な祭り「祇園祭」

京都に夏を告げる風物詩といえば、祇園祭です。毎年7月1~31日の1カ月間、八坂神社(京都市東山区)をはじめ、市内の中心部で行われるこの一大神事は、その規模の壮大さと、1100年余りの歴史から、日本三大祭の一つにも数えられています。

最大の見どころは7月14~16日に行われる前祭(さきまつり)の宵山と、17日に行われる前祭の山鉾巡行(やまほこじゅんこう)・神輿渡御(みこしとぎょ)。きらびやかな美術工芸品で装飾された山鉾が街を練り歩く山鉾巡行は、その芸術性の高さから「動く美術館」ともいわれるほど。祭りのハイライトにふさわしく、ギシギシと音を立てて進む山鉾は迫力満点!観光の目玉としても良いでしょう。
▲写真提供:京都市

四条河原町、河原町御池、新町御池の各交差点では、山鉾が豪快に向きを変える「辻廻(つじまわ)し」を見ることができますが、人出の多さゆえ、良い場所を確保するのは至難の業。どうしても見たいという方は、新町御池がおすすめです。

12.漆黒の空に浮かび上がる「五山送り火」に心がじんわり

毎年8月16日の20時、京都の街のネオンが一斉に消え、東山の大文字山に「大」の文字が浮かび上がります。五山送り火のスタートです。

五山送り火とは、お盆に迎えた先祖の霊を再び浄土に送る精霊送りの篝火(かがりび)を5つの山で焚く行事。代名詞ともなっている「大文字」は、京都市内のどこからでも眺望できる位置にありますが、鴨川と高野川が合流する鴨川デルタは、「大」の文字を正面に見られる人気スポットです。

「大文字」点火の5分後、東山~北山~西山~北嵯峨と京都盆地を囲むように、「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」が順次、点火されます。
五山すべての送り火を見るには高いところからでないと無理ですが、鴨川に架かる北大路橋では、「大文字」「妙法」「船形」の3つを見ることができます。「大文字」点火時には、点火の際の炸裂音も聞こえて迫力満点ですよ。

点灯時間はそれぞれ約1時間。闇夜を焦がすように燃える送り火は、心に残るとっておきの夏の思い出となるでしょう。

京都駅近くにある「京湯元ハトヤ瑞鳳閣」では、毎年8月16日に行われる「五山送り火」をホテルの屋上から鑑賞できるプランを実施しています。
この日のために用意した特別京会席の夕食と、舞妓の舞を楽しんだ後は、京都の街を一望できるホテル屋上から「大文字」「船形」「左大文字」「鳥居形」の4つの送り火を一度に見ることができますよ!
夏の京都におすすめの12の涼なスポット&遊び、いかがでしたか?涼やかな浴衣姿で夏限定イベントを巡るもよし、定番観光スポットと組み合わせるもよし。皆さん、オリジナルな京都旅を楽しんでくださいね!
※掲載されている画像はすべて過去に撮影したものです。
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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