「北軽井沢スウィートグラス」で森の住人になる!ハンモックに揺られて、ツリーハウス極上ステイ

2016.08.27 更新

森や草原、小川を抱く3万坪の広大な敷地に、自然と調和して建つツリーハウスやコテージ。自然を最大限に楽しみつつ、快適に過ごせるキャンプ場が北軽井沢にあると聞きました。大げさな宣伝をしないにも関わらず、およそ40棟の宿泊施設と130区画のテントサイトは常に大人気。リピーターも跡を絶たないという「北軽井沢スウィートグラス」のツリーハウスで、1泊2日のショートステイを楽しんできました。

草原にたつインディアンの「ティピ」が目印!

北陸新幹線も停車するJR軽井沢駅から車で約40分。浅間山の裾野に広がる大自然の中に「北軽井沢スウィートグラス」(以下スウィートグラス)はありました。
入口を入ると、まず目に飛び込んでくるのは草原にたつ「ティピ」(北米インディアンの移動式住居)。これが、スウィートグラスのシンボルとなっています。
▲3棟あるティピ。うち1棟は利用者が集うスペースとして活用

居心地の良さを追求した施設。
空や森を身近に感じる贅沢

まずは受付となる「管理棟」でチェックイン。スウィートグラスは管理棟を中心にして放射状にサイトが広がっており、それぞれの目的に合わせた宿泊施設が並びます。
今回は、一番人気のツリーハウス「マッシュルーム」に滞在させていただきますが、せっかくなので、他の宿泊施設も見せていただきつつ、敷地の南側に位置するマッシュルームへと向かいました。
▲2015年にオープンしたばかりの「トントゥの庭」は快適さを追求したコテージ

「トントゥの庭」には、リビングのようなデッキテラスと居心地のよい椅子が用意され、専用庭では焚き火も可能です。
▲最新のシステムキッチン・バストイレ完備
▲室内のはしごを昇るとそこはアスレチックさながらの遊びの空間。吹き抜けの天井を利用してハンモックも設置。快適さと遊び心があふれるコテージです

続いて、2016年にリニューアルオープンした「新・満天星屑キャビン」へ。
▲「新・満天星屑キャビン」。その名の通り星を楽しむために作られた施設
▲空と一体化したような大きな窓からは、満天の星屑を寝転んだ状態で眺められます

ちなみにスウィートグラスにはコテージ、キャビン、ツリーハウス、テントなどの宿泊施設がありますが、コテージはバス・トイレ付き(一部バス無しやシャワーのみ施設あり)、それ以外はバス・トイレ無しとなります。
また、すべての施設には薪ストーブが設置されており、それぞれハンモック付やドッグラン付などの特徴があります。同じ形状の施設は4棟以上はないというのも、スウィートグラスの特長。また訪れてみたい理由の一つとなるようです。
▲お風呂は共有の施設「薪焚の湯」を利用可能(予約制・貸し切り/45分1,200円、90分2,000円・税込)

さあ、いよいよツリーハウス・マッシュルームへ。木立の間に、写真で見たのとそっくりの姿が現れました。夏も冬も大人気の施設です。
▲イメージした通りのツリーハウス「マッシュルーム」!!中は?想像しただけでもワクワク
木の螺旋階段を昇ると、屋根付きの屋外ダイニングスペース。その奥に入口があります。素朴な木の扉を開けると、2階建ての屋内には、下に2つ、上に2つベッドが設置されています。部屋の奥には薪ストーブも。
▲部屋にはベッドと薪ストーブのみ。他には何もないという贅沢
▲ツリーハウスの下にはブランコとハンモック。ゆらゆら揺られながら読書&お昼寝…

どこまでも広がる遊びのフィールド。
“暮らす”と”遊ぶ”に境界線はない!

夕食の準備を始めるまではまだ少し時間があるので、敷地の東側に位置する森を散策することに。
一旦管理棟まで戻り、今度は道を東へ行くと広々とした「多目的広場」、その先には「おしぎっぱの森」が広がります。
▲ツリーハウス「トントゥ」。森の象徴となる木のお家

森の入口で出迎えてくれるのはツリーハウス「トントゥ」。そのまま絵本に登場しそうな木のお家です。梯子をつたって上に登ったら、吊り橋を通って森の中央に建つツリーハウス「ノア」へと移動が可能。木立の中を木から木へ、まるで森の住人になったように渡り歩く体験になんだかワクワクしてきます。
▲ツリーハウス「ノア」。船をイメージした意匠が独創的

「ここで結婚式を挙げた人もいるんですよ」と今回案内してくれたマネージャー兼広報の玉井宏和さんが教えてくれました。ツリーハウスが誓いの場、その周囲に椅子を並べ、森の小道はバージンロードに、小川に架かるウッドデッキは野外ステージに。自然を舞台に次々とアイデアが生まれたそうです。
▲森と一体化した施設を点在させることで、想像力が広がり、新しいコラボレーションが生まれます
森の中にはほかにもワクワクする仕掛けがいっぱい。自然を生かした遊びのフィールドが広がります。
▲ハイジに出てくるような大きなブランコ!裸足で空を蹴飛ばしたい!
▲本気度の高いボルダリングには、小学生たちが果敢にチャレンジしているそう
▲秘密基地のような「瞑想小屋」からは広場と森が一望できます
さらに奥へすすむと現れるのは「ジェロニモの滝」。滝が流れ込む小川にはイワナも住んでいるそう。
▲ジェロニモの滝。若い女性のグループも滝打ちを楽しんでいるとか…
森と隣接するオートキャンプ場はキャンプ上級者が利用することが多いそう。思い思いにキャンプを楽しんでいる風景もまた、自然の一部と化しています。
森を一回りしたら「多目的広場」へ戻ります。広々とした広場には、リードをつけずに犬を遊ばせることのできるドッグランや、誰でも自由にお絵描きのできる大きな黒板が設置されていたりと、季節ごとのイベントを楽しめる宿泊者同士のふれあいの場となっています。
▲広場に設置された大きな黒板「おしぎっぱ画廊」はチョークで自由にお絵描きOK
▲色とりどりのチョークは売店で。心を開放してクリエイティブに!
▲ワンちゃん連れのおふたりは神奈川県から。ワンちゃんは川でひと遊びしてきたそう。人も犬ものびのびできる環境
▲多目的広場を使った夏場のキャンプファイヤーは大人気のイベント。夏のトップシーズンは3日に1度のペースで行っているのだとか

森や草原をまるで大きなキャンバスに見立てたような遊び心あふれる空間。これらの空間は、スタッフのアイデアと設営によって毎年進化しているそう。既成概念にとらわれずに子どものように心を開放して、楽しんでみたいですね。

森を散策したあとは、夕食の準備に取り掛かります。食材を取りに管理棟へと戻りました。

一流シェフが作らなくても五つ星!
大満足の満天ディナー!

食材は事前予約制。食材セットが充実しているのもスウィートグラスの魅力の一つです。今回は薪ストーブで焼く「薪ストーブdeピザ」(1,800円・税込)と、ダッチオーブンを使ったスウィートグラス名物「まるまる丸鶏(鶏の丸焼き)」(3,400円・税込 ※ダッチ付き)を予約済み。
▲管理棟で予約していた食材を受け取ります
▲管理棟の向かいにある売店には、キャンプ道具や調味料、おつまみやお酒も充実
▲足りないものはレンタルも可能。常時約1,000点のアウトドアグッズの用意があるので、アウトドア初心者も安心です
▲BBQコンロや薪ストーブで使う薪は薪小屋から運んできます(薪1束648円、焚付薪1束108円 ※ともに税込)
「お手伝いはしますが、基本的にはお客様にやっていただくスタイル」と玉井さん。手をかけて多少の不自由さや不便さを感じることで、自然と共生する知恵や、日々の暮らしへの感謝が生まれ、豊かさやゆとりにつながると考えているからです。
薪ストーブの火おこしは簡単ではないので、使用するお客さん向けの説明会も実施しています。
今回は特別に、実践しながら火のおこし方を教えていただきました。
ピザを焼く60分くらい前には薪ストーブに火を入れて、ちょうどいい火種にしておきます。また煙をうまく煙突から流すために、煙突の入口付近を先に温めるなど色々コツがあるそうです。
▲パチパチと燃え始めました。この火が落ち着いて薪が炭になった頃にピザを焼き始めます
その間にダイニングテラスに移動して「まるまる丸鶏」の調理開始。材料はすべてセットされているので、あとはレシピに従って調理するのみ。
「まるまる丸鶏」は火を通すのに時間がかかるので事前に屋外ダイニングスペースにBBQコンロをセットし、炭をおこしておきます。(ファイヤグリル(BBQコンロ)1泊レンタル1,030円・税込 ※トントゥの庭、ファイヤーサイドコテージを除くキャビン・コテージにはBBQグリル常設)
食材セットの具材をダッチオーブンに並べ入れます。あらかじめキャベツを2枚ほど下に敷くことで、具材のこびりつきを防げるのだとか。このあたりも知恵ですね~。
▲具材は大きめに切ってあるのでそのままゴロゴロと並べます
▲蓋をしてBBQコンロに載せ、このまま強火で10分ほど焼きます。炭を全部ダッチオーブンの下に集めた状態が強火です
▲その後、蓋の上に炭を載せてさらに30分ほど中火で焼きます。さらに10分ほど蒸らしてできあがり

続いてピザを調理開始。こちらもレシピ通りにすすめていきます。
▲ピザ生地を薄くのばしてフライパンに敷き詰めます
▲トマト、チーズ、オリーブなどの具材を切って、ピザ生地に載せます
▲ストーブがいい感じになったら焼きはじめ。あっという間に焼けてしまうのでしっかり監視が必要
▲焼けてきた~

パチパチと炭がはじける心地よい音と香りに包まれて、しばし火を見つめていると、ふっくらとピザが焼けてきました。ストーブに入れてから3~4分で焼き上がります。ストーブから出して、高原野菜を盛り付けたらできあがり!
▲焼きたてあつあつが美味しそう!!
▲切るとサクサクと音がします。裏までよく焼けている証拠
▲チーズがとろ~り!

いつも食べているピザより美味しい!薪で焼いた香ばしさと、外はパリッと中はふわふわの食感、よくある表現ですがまさにそれ!これが手間をかけて、外でいただく贅沢なんだなと思いました。

ピザを食べてしばし歓談をしていると、いよいよ「まるまる丸鶏」も焼きあがった模様。蓋を開けてみると、あともう少し。さらに中火で焼くことでしっかりと中まで火を通したらできあがりです。
▲鶏がこんがりと焼きあがりました!
▲ざっくりと切り分けてトングで盛り付け

ここで「まるまる丸鶏」の意味がわかりました。鶏の中にさらに丸いもの(ミートボール、トマト、うずらの卵など)が入っているから!かなり手の込んだお料理です。
▲器に盛っていただきます!大きな野菜や鶏から出汁が出てとっても濃厚!味付けがオリーブオイル・塩コショウ・ハーブだけなんて信じられない
これはまた、今まで食べたどんな鶏料理より美味しく感じられました。面倒だからあまり手をかけない、高いお金を払ってお約束の美味しい料理を食べる、そんな生活の中では出合うことができない味かもしれません。
「ここにしかない」を「ちょっとひと手間」で味わう贅沢。その手助けをしてもらえるなら、私のような初心者でもアウトドアの醍醐味を感じられるのではないでしょうか。
▲ちなみに、こちらはスタッフさんたちがほとんど趣味で育てているというハーブ。お料理やカクテルに好きなだけ使ってよいそうですよ!

ワクワクできる未来を創る!
日本一の自然を造る!

陽が傾き、あたりは淡い紫色に染まり始めます。先ほどのディナーでおなかは大満足。ゆっくりと夜を楽しむために、ダイニングテラスでおしゃべりをするもよし、お部屋で読書をするもよし。星が出ていれば、広い敷地内をゆっくりとお散歩するのもありです。
▲夜がこんなにゆっくりとやってくるなんて。忙しい日常では考えられません
「理想の日常」がスウィートグラスのそもそものテーマ。「お客様に非日常を提供するというよりは、こんな日常が理想的だよねと感じてもらいたい」と玉井さんは言います。
最新の電化製品がなくても、火をおこして料理が作れる。テレビがなくても、自分や家族と向き合う時間がある。そんな“日常”作りのお手伝いをするのがスウィートグラスなのです。
玉井さんはエンジニアとして働いたのち、縁あって北軽井沢のスウィートグラスにIターン就職したのだそう。都会での暮らしに未練はまったくありません。
▲スウィートグラスのマネージャー兼広報の玉井さん。エンジニアからの転身です

一定のスキルと経験を持ち、お客さんの理想の実現のために汗を流す、それをいとわない人たちが自然と集まった集合体。マニュアルはありませんが、スローガンとして掲げているのは「フューチャーを創ろう、ネイチャーを造ろう」ということ。

「自然を活かしてどんな環境が造れるか、どれほどのワクワクを提供できるか。提供する側が楽しみながら知恵を絞り、一層の心地よさを追求できる場所でありたい」と玉井さんは言います。
▲チェックインのお客さんに過ごし方をレクチャーするスタッフの小池さんは元営業マン。メリハリがあり楽しい語り口

「訪れるお客様によって温度は全く違います」と玉井さん。アウトドアが不安な女性のグループ、孫を連れての3世代旅行、テントを5つも持ってますというアウトドア上級者。どんな人にも心地よいと感じてもらえる施設・サービスであるためには、「お客様の温度を知ること」が大切です。データはもちろんですが、接客したスタッフがその温度を感じられるかが肝になります。
▲スタッフのプロフィール。お客様が何を求めてここへ来たかを常に考えます

鳥のさえずりとともに目覚める朝は、安らぎに包まれます

すべて用意された不自由のない状態で得られる快適さもあるけれど、多少手がかかっても、それを超える価値が感じられる状態もまた快適であり、それが”心の豊かさ”につながるのかもしれないなと、ツリーハウスで朝を迎え、改めて感じました。

予約は3ヵ月前の同日から開始。2016年8月20日現在、3ヵ月先までは予約で埋まっていますが、3ヵ月先の11月20日以降であれば、まだ空いている日も。早目の予約がおすすめです。
▲少しひんやりとする高原の朝。美味しいコーヒーが体に染みわたります
平間美樹

平間美樹

某広告代理店で情報誌・Webサイト等の広告企画・制作を経て独立。現在、企画制作会社CLINK(クリンク)を運営し、結婚・進学・就職・旅行など幅広い分野で企画・ライティング活動中。テニス・フラ・猫にハマる日々。 テニス観戦でグランドスラムを達成するのが目下の目標。

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