【2017年版】仙台七夕まつりを楽しみ尽くす5つのポイント!前夜祭の花火は必見!

2017.07.06

東北三大まつりの一つ、「仙台七夕まつり」。仙台市中心部につらなるアーケードをはじめ、市内の商店街では色とりどりの七夕飾りが街を彩ります。毎年8月6日~8日に開催され、美しい飾りを楽しみに全国から多くの観光客が訪れています。2017年の催しや日程を解説します!

江戸時代から続く伝統の仙台七夕まつり

仙台で七夕まつりの歴史が始まったのは伊達政宗の時代と言われています。江戸から伝わった七夕の風習は明治、大正と続くものの、にぎわいは次第に衰えていきました。
しかし、昭和2(1927)年、仙台の町を盛り上げたいと願う仙台商人の有志によって華やかな仙台七夕飾りが復活します。翌年からは、8月6日~8日の3日間の開催となり、七夕飾りコンクールが始まるなど、現在に近い仙台七夕まつりが始まりました。
仙台七夕まつりに欠かせないのが、「七つ飾り」といわれる7種類の飾りもの。紙で作られた飾りには以下のような意味があります。

「吹き流し」=機織りや技芸の上達、「短冊」=学問や書道の上達、「折り鶴」=健康長寿・家内安全、「巾着」=商売繁盛、「投網」=豊漁・豊作、「屑籠」=清潔・倹約、「紙衣」=裁縫・手芸の上達・厄除け

伝統の飾りには古くから仙台市民の願いが込められており、現在もその風習は大切に受け継がれています。

華やかな飾りが注目される仙台七夕まつりですが、趣向をこらしたイベントも数多くあるんです。今回は、仙台七夕まつりをもっと楽しむための5つの魅力をご紹介します。

1.これぞお祭り!が、ギュッと詰まった「おまつり広場」

▲おまつり広場の開催時間は11:00~21:00(写真提供:仙台七夕まつり協賛会)

期間中、もっともにぎやかな場所が勾当台(こうとうだい)公園市民広場。ここは「おまつり広場」と題して、和太鼓や音楽隊のステージパフォーマンスや、18時から始まる盆踊りなどを楽しむことができます。仙台グルメの屋台や、子ども向けのミニ七夕飾り作り体験コーナーもあり、幅広い年代が楽しめます。
▲恋愛成就に加え、家内安全などの願いもずらり!(写真提供:仙台七夕まつり協賛会)

おすすめは「ORIHIME短冊」。織姫と彦星の伝説にあやかり、恋愛成就を願う短冊を書くコーナーです。受付で絵馬のような「ORIHIME短冊」を1枚税込200円で購入し、その場で願いを書いて結びます。ハートのベルを鳴らして織姫に願いを伝え、恋のサポートを祈願します。

結んだ短冊は七夕まつり終了後、仙台市内の藤坂神社へ奉納されます。ここは、かつて近くにあった織物工場が織姫様をまつっていた神社なので、ご利益が期待できるかも……?

2.夕闇の定禅寺通でロマンチックに

辺りが暗くなってきたら定禅寺(じょうぜんじ)通へ。定禅寺通中央の遊歩道には、ハート型のイルミネーションアーチ「天の川回廊」が出現します。ハート型の入り口をくぐると、頭上には天の川をモチーフにしたイルミネーションが約100m続き、夕涼みのそぞろ歩きにぴったりです。
▲イルミネーションの点灯は18:00~21:00(写真提供:仙台七夕まつり協賛会)

道の傍らには30基の行燈がやわらかな光を灯し、ロマンチックな雰囲気をさらに盛り上げます。行燈には、七夕伝説を表現した切り絵が施されているので、こちらも欠かさずチェックしてくださいね。

3.深い緑に抱かれた霊屋で幻想的な世界へ

仙台市中心部からバスで約15分、伊達政宗が眠る霊屋「瑞鳳殿」では8月6日~8日の日程で「瑞鳳殿七夕ナイト」が開催されます。
▲仙台市中心部のにぎわいからは打って変わって、静寂な時間が流れています(写真提供:瑞鳳殿)

瑞鳳殿は、豪華絢爛で繊細な装飾を施された桃山文化の遺風を伝える霊屋。参道から杉の巨木に守られ、昼間でも厳かな雰囲気が漂う地です。

「瑞鳳殿七夕ナイト」は、参道や境内に約1,200本の竹灯籠が並び、夜の瑞鳳殿がライトアップされるイベント。周囲をうっそうと茂る木々に囲まれた境内は、幻想的な世界観が広がります。
▲日中とはまったく異なる美しさが醸し出されます(写真提供:瑞鳳殿)

涅槃(ねはん)門前には七夕飾りがライトアップされ、非日常感が漂います。篠笛(しのぶえ)の演奏やさまざまな楽器によるコンサートなど、音楽とのコラボレーションも見事。この期間中にしか楽しめない貴重な体験ができますよ。

4.七夕まつりの前夜祭は夜空に輝く花火が盛り上がる!

仙台七夕まつりの前日、8月5日の夜には「仙台七夕花火祭」が開催。毎年約1万6,000発が打ち上げられ、約45万人もの人でにぎわう人気の花火大会です。
▲スターマインなどが打ち上げられ迫力満点!(写真提供:公益社団法人 仙台青年会議所)

1時間30分の間に次々と打ち上げられる花火はどれも圧巻の美しさ!打ち上げ場所が仙台市中心部からほど近いため、街なかにいながら花火を楽しめるのもうれしいポイントです。

広瀬通や、広瀬川河川敷の西公園など、人気の観覧スポットは例年かなりの混雑をするため、早めの場所確保が必要になります。のんびり楽しみたい方は、有料桟敷席3,000円(税込)~がおすすめです。

5.熟練職人が語る七夕飾りの魅力

▲毎年作られる飾りたち。くす玉や吹き流しのデザインにも思いが込められています

仙台七夕まつりの主役「七夕飾り」の大半を作っているのは、地元の老舗紙店・鳴海屋紙商事。さまざまな企業や団体からデザインイメージを聞き、仙台市内の職人たちによって、ひとつひとつ手作業で作り上げています。

七夕飾りを作り続けて40年を超える職人・山村蘭子さんは、「仙台七夕飾りの魅力は友禅和紙をぜいたくに使った美しさにあります」と話します。
丁寧に手仕事で染め上げられた友禅和紙は、鮮やかな色彩と緻密で美しい模様が魅力。また、雨や風に負けない丈夫な紙質も特徴の一つです。

「仙台七夕まつりにいらっしゃったら、吹き流しに触れてみてください。厚みがあって、しかし、やわらかい。その風合いに驚かれると思いますよ」。
繊細な飾りに触れることはタブーかと思いきや、山村さんはぜひ優しく触って楽しんでほしいと微笑みます。
「友禅和紙が風になびいてこすれると、サラサラと何とも涼やかな音を醸しだすんです。この音も楽しんでいただきたいですね」
▲地域の小さな商店街も七夕飾りでにぎわいます(写真提供:仙台七夕まつり協賛会)

期間中、仙台市内ではあらゆる場所で大小さまざまな七夕飾りを見ることができます。3日間しか出合えない特別な仙台の街並み。きっと豊かな夏の思い出になるはずです。
菊地裕子

菊地裕子

広告営業、編集プロダクション勤務を経て、仙台を拠点に活動するフリーのライター。グルメ、観光を中心に幅広い記事を執筆中。

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