海へと続く神秘的な洞窟と砂のソリ!透明度抜群の田牛海水浴場の魅力は海だけじゃなかった!

2016.08.08

青い海と白い砂浜のある美しいビーチへ行きたい!東京からおよそ3時間で到着できる伊豆半島の下田には、そんな願いを叶えてくれるビーチが9つもあります。そのうちの一つが「田牛(とうじ)海水浴場」。遠浅で美しい海の周りには、美しい洞窟や天然のサンドスキー場など、自然のなかで遊べるスポットがあるんです。

国道136号線から「田牛海水浴場」の看板を頼りに海沿いを車で走ること7~8分。静岡県下田市の最南端にある田牛海水浴場に到着します。このビーチの周辺には民宿が多く、ビーチまで歩いて行ける距離に宿泊できるのも魅力です。
アクセスできる公共交通機関の便が少ないこともあり、下田にあるビーチのなかでは比較的混雑度が低め。だから、夏になると毎年このビーチへ来るという人も少なくないそう。
▲透明度が高い、遠浅の海を満喫できます

海へと続く洞窟で、神秘的な景色を楽しむ

駐車場の横に見つけたのが、まるで鳥居のような形をした「龍宮窟(りゅうぐうくつ)」の看板。一体どんな場所なのか気にななります。早速行ってみることに。
▲看板をくぐると階段が。滑りやすいので、歩きやすい靴で出かけるのがオススメ

トンネルの先はなんだか明るい……。その光のほうへと伸びる暗く濡れた階段をゆっくりと降りていくと、青い水を湛えた砂浜が見えてきます。
▲美しいブルーにハッとします

足元には大きな石がゴロゴロ。はやる気持ちを抑えて転ばないように、一歩一歩、ゆっくりと進んでいきます。すると、小さな穴を通り抜けて打ち寄せる、小さくも美しい海が目の前に広がります。
▲洞窟に光が降り注ぐ神秘的な景色に、思わず感動

ここ「龍宮窟」は、打ち寄せる波が地層の弱い部分だけを削っていき洞窟となった場所。このような洞窟を「海食洞」と呼ぶそうです。
海食洞が大きくなっていく過程で、不安定になった天井の一部が崩落。そのため直径40mほどの天窓が空き、天から降り注ぐ太陽の光が、キラキラと輝く水面を生み出します。
▲洞窟が大きくなるにつれて天井の一部が崩れ、天窓ができたのだそう

洞窟を囲む壁は、海底火山から噴出した火山礫(かざんれき)。黄褐色の美しい層ができていて、青く透明な海水とのコントラストがたまりません。この美しい景色を眺めていると、いつまでもここに佇んでいたくなります。

龍宮窟を真上から眺める

打ち寄せる波にすっかり癒されたら、再び階段を登り外へ。すると左手に「ハートビュースポット」という案内板が見えました。

▲矢印の先に伸びる細い道へ行ってみます

木立に囲まれた道を上がっていけば、ちょっとしたハイキング気分を味わえます。
▲木漏れ日が気持ちいい

生い茂る木々の隙間から海を見下ろせるスポットに到着。突き出た岩に、ハート型の水たまりがあるけれど……ここが「ハートビュースポット」なのでしょうか?
▲エメラルドグリーンの海へと伸びる岩がダイナミック

実はここ、「龍宮窟」の海側の入り口にあたる場所なのです。
波が打ち寄せると岩が白い泡沫に覆われ引けばまた荒々しい岩肌を現わす様子に、時間を忘れて見入ってしまいました。今見ているこの波が、立っている場所の真下を通っているのだとわかると、何とも不思議な気持ちになります。

でもここは、ハートビュースポットではなさそう。そう考えさらに先へ進むと、さっきまでいた龍宮窟を見下ろせるスポットへ到着しました。
さっき見上げた直径40mの天窓から、今度は龍宮窟を見下ろします。すると、2方向に分岐しているのがわかります。確かにこの形は、ハート型。この場所こそが、まさしくハートビュースポットでした。
▲水の透明度に圧倒されます

龍宮窟に流れ込む海水の美しさは、上から眺めてもわかるほど。
自然が作った龍宮窟は、見る場所や時間、潮の満ち引きによって、さまざまな景色を見せてくれるそう。次はまた違った景色が見られると思うと、何度でも足を運びたくなります。

さらにこの先へ進んでいくと「サンドスキービュースポット」の文字が。
▲木立のなかにある看板が目を引きます

「一体どんな場所なんだろう?」
ワクワクしながら歩いていくと、龍宮窟のすぐ隣に位置するサンドスキー場が見えてきました。
▲まるで岩に張り付くように、砂の丘が広がっています

今まで見たことのない景色に、「何これ!」とつぶやかずにはいられませんでした。早速、龍宮窟の入り口へ戻り、サンドスキー場を目指すことに。

天然のサンドスキー場で童心に返る

道路の脇にある「サンドスキー場」の看板を目印に、長い階段を下っていきます。
▲ここは、無料でサンドスキーを楽しめるスポットなんです

青い海も白い砂浜も美しいこのサンドスキー場は、強い風によって吹き寄せられた砂が積み上がってできた天然のサンドスキー場。風の強い日には、海岸から砂が吹き上げられていく様子を見ることができるそう。
▲傾斜はなんと30度!スキーゲレンデで言えば、上級者コース並みの角度です

サンドスキーを楽しむためには、まず、この砂の斜面を自力で登らなければなりません。息を弾ませながら登り、振り返ったら、そこには美しい景色が待ち受けていました!
▲遥か彼方まで続く、青い海

サンドスキーをしなくても、一見の価値あり!そう思えるほどの景色に目も心も奪われます。早速、この海へ向かって飛び込んでいくように、滑っていきましょう!
▲高さ70m、幅100mある砂の丘。実際はとても広いんです

ソリで滑れば、本当に気持ちいい!だけれど、登る時間に比べたら本当にあっという間に滑り切ってしまうのがはかなくて……。何度も何度もチャレンジしたくなります。
▲丘の上からの眺め。青い海に突っ込んでいくような感覚がして、スリル満点!

サンドスキー場をダンボールで滑ろうとすると、砂に埋もれてしまってうまく滑れません。ソリを持っていないけれどサンドスキーを思う存分楽しみたいなら、有料のレンタルを利用するのも手。また、真夏の太陽を浴びた砂浜はとても熱く、裸足で歩くのは困難を極めます。ビーチサンダルなどの用意を忘れずに。
▲龍宮窟の入口のすぐ目の前にある「ヒーリング・ドラゴン」で、ソリのレンタルが可能(税込500円)

さらに、楽しみいっぱいの田牛海水浴場は、水の透明度が高く、シュノーケリングを楽しむのにも絶好のスポットなんです。
色とりどりの魚はもちろん、運が良ければ、優雅に泳ぐエイに出会えることも。
「ヒーリング・ドラゴン」では、シュノーケリングアイテムのレンタルも可能。また、体験シュノーケリング(2時間税込4,000円)を利用すれば、インストラクターが教えてくれるので、初めてのシュノーケリングでも安心です。
美しい海と自然が作り出した神秘的な景色を満喫できる田牛海水浴場。海水浴場が開かれているのは8月31日までの夏季限定ですが、サンドスキーや龍宮窟は通年楽しめるので、シーズンオフを狙っていくのもオススメです。
永井理恵子

永井理恵子

日大芸術学部写真学科卒のフリーライター。食いしん坊(飲んべえでもある)。東京の荒波に15年揉まれて気づいたのは、生まれ育った静岡県と御殿場市が思いのほか素敵な場所だったってこと!地元のいいところを発信すべく鋭意活動中。

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