仔ギツネの抱っこもできちゃう!「蔵王キツネ村」でキュートな瞳に魅了される人が続出!

2016.08.20 更新

緑豊かな蔵王山の中腹に位置し、100頭を超えるキツネが飼育されている宮城県「蔵王キツネ村」。愛らしいキツネとふれあうため、国内のみならず世界各国から絶え間なく観光客が訪れています。

100頭以上のキツネたちが過ごす蔵王キツネ村へ

最寄り駅のJR白石蔵王駅から車で約20分。週に2日だけ往復1本のバスが通るだけという深い森に囲まれた場所に蔵王キツネ村はあります。
園内の特徴は、「放し飼い」。森林公園のようなキツネ専用の広場でキツネが放し飼いにされており、人も自由に散策しながらキツネと同じ空間で過ごすことができます。放し飼いならではの、のびのびと過ごす様子を間近で見ることができ、動物園とはひと味違った触れ合いができると評判です。
▲園内でわらわらと歩くキツネ。こんな姿があちらこちらに見られます    
園内にいるキツネは、すべて人工繁殖で産まれます。場内消毒や虫卵検査などを定期的に行っているため、寄生虫などの心配もなく、安心して触れ合えます。
人に慣れたキツネですが、安全のために園内ではルールを守って散策することが大切。受付でスタッフの方から注意事項の説明を受けます。
例えば…

1.キツネの顔に手を出すと噛むことがあるので、手は出さない
2.ヒラヒラした服などをひっぱるキツネもいるので注意
3.携帯電話や鍵などを落としたらキツネがどこかへ持っていってしまうので注意…etc
▲入園前には受付で注意事項を確認します
「落とし物をしたら、二度と戻ってこないと覚悟してくださいね」と説明されると、ちょっとドキッとしますが、しっかりと心にとめて、いざキツネ専用の広場へ。
▲食事の時間になるとエサの回りにどんどん集まってきます
広場ではキツネたちが寝そべったり、じゃれあったり、歩いていたり……。私たちがそばを通っても、警戒することなくのんびりと過ごしています。気がつくとすぐ後ろをついてきていることもあり、キツネと一緒に散歩している気分を味わえます。
▲写真も撮り放題!こんなに近づいても、逃げていきません

白も黒も「キツネ色」も。多彩なキツネたち

園内にいるキツネは全部で6種類。キタキツネのほか、ギンギツネやプラチナキツネなど、珍しい種類のキツネも見ることができます。オオカミに似ているプラチナギツネやシロクマのようなホッキョクギツネなど、色や顔つきも様々です。
▲キタキツネ。いわゆる「キツネ色」の体に、黒い耳と足が特徴です
▲薄いグレーの体で、白い鼻筋がオオカミを思わせるプラチナギツネ
▲ギンギツネは真っ黒な耳と足、白が混じった体が特徴。クールで頑固な性格
▲黒いしっぽで先だけが白い十字ギツネ。きりっとした顔立ち
▲薄い茶色の茶プラギツネ。ほかのキツネと遊ぶのが大好き!
▲氷点下50度でも生きていけるホッキョクギツネ。ふわふわ度ナンバーワン!
キツネはとてもデリケートなためちょっとした環境の変化でその年の出産ができないことも多いなど、人工繁殖がとても難しい生物。そのため、これだけたくさんのキツネを人工繁殖・飼育に成功している施設は、世界でもあまりありません。

蔵王キツネ村でも、赤ちゃんギツネが100頭以上産まれる年もあれば、わずか数頭の年もあるそうです。いろいろなキツネが楽しそうに遊んでいる様子は、スタッフの日々の細かいケアがあってこそ実現する風景。そう思って眺めていると、キツネたちがとても幸せそうで、こちらも幸せな気分になります。
▲園内にはベンチや小屋など、キツネが遊ぶための木製オモチャがいっぱい

癒やし度抜群!仔ギツネ抱っこ体験

キツネ村の一番人気が仔ギツネの抱っこ体験(税込400円)です。キツネの爪から体を保護するための専用の上着を借りて抱っこします。ふんわり優しい毛並みと、やわらかくて温かい体、あどけない表情で身を寄せる姿に心が和みます。
▲生後3カ月の仔ギツネ。とても大人しく、今にも眠ってしまいそう
抱っこ体験は通年できますが、特におすすめは4月下旬~5月。キツネの出産シーズンが3~5月と決まっているので、生まれたばかりの赤ちゃんギツネを抱っこできるのは春だけです。
▲生後1カ月から抱っこさせてもらえる赤ちゃんギツネ
キツネの成長は驚くほど早く、生後3カ月で人間の5歳、6カ月で人間の9歳まで大きくなります。夏から秋にかけては、よりキツネらしい顔つきになった仔ギツネを抱っこできるのが魅力。まだまだ甘えん坊で幼い表情がとてもキュートですよ。

エサやり体験でキツネに見つめられてドキッ!

キツネのエサやりを体験する場合は、受付でエサ(税込100円)を購入しましょう。エサをあげられるのは専用の場所からのみ。キツネが飛びかかってきてしまうので、ほかの場所では禁止です。
▲袋の中からエサを取り出そうとする雰囲気を察知したのか、たくさんのキツネが近づいてきます
▲たくさんのキツネが潤んだ瞳でこちらを見ています。エサに夢中です!
エサを投げると、ジャンプしてパクッとキャッチ!その勇ましさと、エサをじっと待つかわいい表情のギャップがたまりません。時折、エサの取り合いでキツネ同士がケンカを始めることもありますが、それもまた微笑ましい光景です。

後ろで大人しく待つキツネや、エサを見失ううっかり者など性格の違いはさまざま。エサを通じてコミュニケーションをとっていると、個性豊かなかわいらしさを感じることができます。

ウサギやヤギとも触れ合って優しい時間を過ごそう

園内には、キツネのほかにも動物がたくさん。ウサギやヤギ、ポニーとのふれあい体験やエサやりも楽しめます。
▲エサやりはウサギ、ヤギ、ポニーのエサ(税込100円)を購入しましょう。小さな子どもに人気です
キツネ、ウサギ、ヤギなど、かわいい動物たちに囲まれて過ごしていると心がほっこりと温まってくる気がします。県外から年に何度も訪れる常連がいるほど、人を夢中にさせる魅力に溢れた「蔵王キツネ村」。今日も愛らしい動物たちが待っていますよ。    
菊地裕子

菊地裕子

広告営業、編集プロダクション勤務を経て、仙台を拠点に活動するフリーのライター。グルメ、観光を中心に幅広い記事を執筆中。

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