今が旬!宮崎で味わいたい完熟マンゴースイーツ、おすすめの3軒

2016.07.15 更新

よってらっしゃい、みてらっしゃい!外はリンゴのように真っ赤っか、中はオレンジがかった濃い黄色、一口食べれば甘くてねっとり、あ~南国の味!これぞ、宮崎県特産の完熟マンゴー。旬を迎える6~8月、産地、宮崎でぜひ味わってほしい絶品マンゴースイーツと、そのお店をご紹介します。

スイーツの前にちょっとおさらい
そもそも宮崎完熟マンゴーってなあに?

マンゴーはインド原産のフルーツ。皮が黄色のペリカンマンゴーなどをはじめ100もの品種がある中、宮崎完熟マンゴーのそれは、アップルマンゴー。文字通り、リンゴのような赤みと強い香り、さらに甘みと酸味のバランスがよい味わいが特徴です。
2007年、某宮崎県知事の大営業により、一躍、全国区のご当地フルーツになりました。宮崎でのマンゴー栽培は今から約30年前。沖縄で栽培されていたマンゴーをヒントに、宮崎市の北にある西都市の農家数軒からスタートしたそうです。

宮崎県は年の平均気温17.2度。1月でも平均7.6度と温暖で、しかも年間の日照時間も全国有数の2,108時間と、マンゴーづくりには最適な環境。しかし、栽培当初は輸入マンゴーの全盛期で、知名度、売り上げともに苦戦。なんとか輸入マンゴーに勝ちたい!差別化を図りたい!との思いから辿り着いたのが「完熟出荷」のスタイル。そして苦節7年。画期的な「ネット収穫法」をあみ出しました。
マンゴーは収穫適期の判定がとても難しいフルーツ。早採りすると糖度が低くなるし、逆に完熟するまで置いておくと、地面に落下して商品価値がなくなってしまう。そこで、ある程度大きくなったマンゴーの身にやわらかなネットをかぶせた後、ひもで釣り上げます。やがて、完熟して落ちた果実をネットでやさしくキャッチ。この方法によって、宮崎完熟マンゴーがうまれました。栽培地も宮崎市、日南市など、県内10カ所に拡大していきます。

そんな宮崎完熟マンゴーの中でも
●糖度15度以上
●重量350g以上
●表皮の2/3以上が赤色
の3条件を満たすものが、あのブランドマンゴー「太陽のタマゴ」なのです。
▲黒地に金文字の認定シールがその証

その数は県内で生産される完熟マンゴーの15%ほど。希少な故、お値段も通常の完熟マンゴーの1.5~2倍、それ以上する場合もあるそうです。
さて、ウンチクはここまで。
そろそろ、宮崎完熟マンゴーを使った絶品スイーツが味わえる、人気&注目の3店をご紹介しましょう。

糖度をしっかり測ってから調理
宮崎市内の老舗フルーツパーラー

1軒目は宮崎市の「フルーツ大野」。多くのガイドブック、またはグルメ番組にもたびたび登場する名店です。店主の大野さんは宮崎青果市場の仲卸時代からフルーツを見続け、約40年。
店舗には宮崎フルーツ界の重鎮が厳選したカラフルなフルーツが整然と並びます。それらを眺めるかのように、店舗の半分はイートインスペースに。
「うちのスイーツは店頭に並んでいる商品をそのまま使っています。買っていただくものと同じフルーツを、そのまま店内で味わっていただきます」と大野さん。
では、まず人気No.1の「完熟宮崎マンゴーパフェ」をオーダー。すると棚のマンゴーを1つ掴みとり、機械でピッ!
ん、それなんです?

「これは糖度計です。スイーツの種類やトッピングのパーツごとに糖度の違うマンゴーを使うために、毎回、測っているんですよ」と大野さん。百科辞書サイズの機械ですが、お値段はなんと軽自動車1台分くらいするそうです。

さて、糖度を図ったマンゴーは奥の調理場へ。そして姿を変えて登場したのがこちら。
フルーツ大野の人気No.1パフェ「完熟宮崎マンゴーパフェ」1,600円(税込)

テーブルに置かれた瞬間、マンゴーの香りがドーン!その香りのもとであるカットマンゴーがとにかく甘い!この甘さを引き立てる軽いホイップクリームを間にして、季節のフルーツが入った濃厚なバニラアイス、その下に再びカットマンゴーがごろごろ。

「甘いアイスとのバランスを考えて、グラスの底のマンゴーは、トッピングのものより甘さ控えめの糖度15度以下、やや酸味があるものを選んで入れています。ずーっと甘いばっかりじゃ飽きるでしょ」と大野さん。先ほどの糖度計は、こういうところで活躍しているんですね。

続いて、「夏場はこちらも人気です」と大野さん。
▲マンゴーかき氷「日向のしずく」930円(税込)

こちらは某TV番組の企画から生まれたそうです。そのアドバイザーとして出演し、さらに「日向のしずく」の名付け親になったのが芸能界きっての食通、俳優の中尾彬さん。

自家製マンゴーソースをかけたかき氷の上にマンゴーアイス。トッピング同様、かき氷の底にもマンゴー、その他にもメロン、キウイ、チェリーなどの季節のフルーツがゴロゴロはいっています。中尾さんも例の渋い声で「これはいいね~」とご満悦だったとか。

上記の2つもおすすめですが、マンゴー本来の味をダイレクトに満喫するならやっぱりこちら!
▲宮崎完熟カットマンゴー 100g・1,550円(税込)

こちらのマンゴーも調理前に糖度計でピッ!すると糖度はなんと17度。あの「太陽のタマゴ」の条件である糖度15度を軽くクリア。味わいとしてはもう十分ブランドマンゴーです。ちなみに「太陽のタマゴ」のカットマンゴーは100g・2,580円(税込)。過去最高の糖度は22度もあったそうです。
▲宮崎市内のメインストリート・橘通りと並行する西橘通り沿いにあり

スイーツのみならず、ランチも楽しめるフルーツ大野。高菜ピラフ、ミートソースパスタ、シーフードパスタのいずれかにフルーツパフェ、またはチョコパフェが付いたランチセット(820円~930円・税込)も人気です。

フレッシュマンゴーごろごろソフトに
ロールケーキ、濃厚ジュースを求めて都城へ

フルーツ大野と同じく宮崎を代表するフルーツパーラーと言えば、宮崎市の西隣、鹿児島県と隣接する都城(みやこのじょう)市の「たなかフルーツ」。2016年で創業60年。「最初はバナナのたたき売りから始めたそうです」と話すのは3代目の石井洋子さん。
▲今や県内外からリピーターが通う、おしゃれフルーツパーラー
扉を開くと、宮崎県産を中心に国内外の多彩なフルーツが勢揃い。
この時期の主役はやはり宮崎完熟マンゴー。そのいい香りと鮮やかな赤で一層華やかな雰囲気に。
▲「太陽のタマゴ」ももちろん販売。「3Lサイズでこの大きさです!」とスタッフさん
フルーツコーナーの左には旬のフルーツとそれらを使ったスイーツが味わえるカフェスペース。観葉植物の左奥にもテーブル席があります。

ここで味わえる完熟マンゴーを使ったスイーツが実に多彩。一番人気はやはりパフェ。たなかフルーツではレギュラー1,944円、ミニサイズ1,296円、ミニミニサイズ918円の3サイズを用意(いずれも税込)。
▲ミニミニサイズといってもこのボリューム!

トッピングはもちろん、特製の完熟マンゴーソースがアイスとホイップの上と下にたっぷり!プラス162円(税込)でコーヒーまたは紅茶がセットに。さらに追加料金でトッピングのカットマンゴーを「太陽のタマゴ」に変更することも可能です。

完熟マンゴーパフェに続いて人気なのがこちら。
▲マンゴーロールケーキ540円(税込)

しっとり系のスポンジが包むのはフレッシュマンゴーのピューレが入った特製生クリーム、そして中央に大ぶりな完熟マンゴー。カフェスペースで味わえるほか、隣接するテイクアウトカフェで購入も可能です。
このテイクアウトカフェでは、完熟マンゴー入りクレープ(216円・税込)や、ゴロゴロの完熟マンゴーがトッピングされたマンゴーソフトも販売。
▲特製マンゴーソースもかかって540円(税込)

もちろんカットマンゴーも用意。1/2カットの完熟マンゴーは1,296円(税込)、「太陽のタマゴ」の場合は2,160円(税込)。宮崎市内のパーラーで味わうより、けっこうお得かも!

カットマンゴーは口や手が汚れるからいや~という方にはこちら。
▲宮崎完熟マンゴー100%ジュース 1,944円(税込)

え!ジュースに2,000円近くも!?と思うかもしれませんが、1杯作るのに3L~4Lサイズの宮崎完熟マンゴー(通常4,000円以上)の半分強を使うそうです。だとすると、これもかなりお得!
夏に向け、新たな完熟マンゴースイーツも企画中とのこと。楽しみですね。

オリジナルマンゴーケーキ&地元産の
激安完熟マンゴーを求め、海辺の道の駅へ

さて、最後に紹介するのは、地元の新鮮食材やお土産満載の道の駅。宮崎市街地から南下すること車で約30分、名勝・鬼の洗濯板が広がる日南海岸沿いにある「道の駅フェニックス」です。
▲青い太平洋とゴツゴツした鬼の洗濯岩を望む、絶景自慢の道の駅

この道の駅のある青島も完熟マンゴーの産地。この時期、店内に入るとご覧の通り、完熟マンゴーがズラリ!
しかもよーく見ると……、
1玉なんと2,500円(税込)!安っ!しかも、どのマンゴーもラベルには、「出荷者 鈴木武治」のお名前が。
「これらは地元の鈴木農園さんが作った完熟マンゴーです。道の駅のすぐ近くに鈴木さんのマンゴー園があって、1日3回、とれたての完熟マンゴーを店頭に並べてくれます」と駅長の金子さん

ちなみに、鈴木農園さんが作る「太陽のタマゴ」もあるんですか?と尋ねたところ、
「どうでしょう?うちに来るのはかなり真っ赤なものもあれば、赤と黄色のまだら、ほとんど黄色ってものもあって、見た目はバラバラ。でもね、鈴木さんちのマンゴーはどれも本当においしい。丁寧に作っていらっしゃって、それがそのまま味に出ています。だから見た目を気にせず、お選びください」と金子さん。

実際、店頭に並んでいた赤身の少ない完熟マンゴーを食べてみましたが、確かに甘みは十分で、しかも程よい酸味も感じました。

そしてもう1品注目なのが、この鈴木農園と道の駅フェニックスのコラボによるオリジナルマンゴーケーキ。それがこちら!
▲宮崎Rich mango sweets ~リッチなマンゴーのリングケーキ~ 1,080円(税込)
カットするとこんな感じ(写真はイメージ)

鈴木農園さんの完熟マンゴーのピューレが入ったリング型のパウンドケーキ。生地もきれいなマンゴー色。
実はライター山田、このケーキを何度か購入しており、友人、知人にあげております。これが結構好評で、しかも、もらった人は、いつもこんなリアクション。
まずは蓋を開けて、リング状の形に「へぇ~!」。
ケーキを覆う密封フィルムを開けた途端、「お、すごいマンゴーの匂い!」
そして口に入れて「味もマンゴーだ。しかもしっとり~!」と3度びっくり。
ケーキの上部を覆うキャラメリゼも「ちょっとしたほろ苦さが、マンゴーの味を引き立てるね~」と好評!実にあげ甲斐のあるお土産です。
▲道の駅を入った左に特設販売コーナーもあり

2年前に登場して以来、大人気で、1日最大150個を売るほどのベストセラー商品。お土産満載の宮崎空港にもありません。この道の駅に来た人だけが買えるレアケーキです。ライター山田は今回も買って帰りました。しかも2個!
美味しい嬉しいマンゴー三昧のロケでした。こりゃ太るな~と思いきや、なんとマンゴーのカロリーは100gあたり64kcal。ご飯の半分以下です。しかもコレステロールは驚きの0mg!

また、マンゴーは多くのフルーツの中でも最高のビタミンAを含んでおり、活性酸素を減少させて、老化を防ぐ働きがあると言われるβカロテン(プロビタミンA)は、可食部の100g中610μg(5訂日本食品標準成分表より)。これは桃の実の約122倍だそうです。さらに、ビタミンEはぶどうの実の約18倍もあり、ビタミンB、C、カルシウム、ミネラルなどの栄養も豊富。塩分(ナトリウム)の排出を促進するカリウムも比較的多く、高血圧や動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞予防にも作用するそうです。

そんなヘルシー&スーパーフルーツな宮崎完熟マンゴー。ぜひ!宮崎に来て、たっぷりお得に味わって下さい。
山田誠

山田誠

新潟県十日町市生まれ、現在は福岡県福岡市在住のフリー編集者・ライター。九州の宿や温泉、飲食、雑貨系のショップ、さらに漁村、農村、道の駅など、暮らしと休日に関わるスポットをほぼ毎月、年間150軒以上を取材。取材後は必ず近隣の直売所で地元食材を買って帰る。1児の父。

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