この夏おすすめ!福井の絶景ビーチ・水島で過ごす癒しの休日
2020.08.25 更新
エメラルドグリーンの海にぽつんと浮かぶ白い孤島。海外に行かなくてもこんな絶景を楽しめる場所が福井県にあるんです!「水島」は 7月中旬から8月末までの約2ヵ月間だけ渡ることができる無人島。海外に行く時間もお金もないけど、きれいな海は楽しみたい!そんな欲張りなあなたもきっと満足できるはずですよ!※本記事の情報は取材時点のものです。最新情報は直接施設にお問い合わせください。

「水島」は敦賀半島の先端に位置する無人島です。全長500mほどの小さな島は、青く澄んだ透明度の高い海に遠浅の白い砂浜が映え、ここが日本海とは思えないほどの美しい景色が広がっています。
その昔、「おくのほそ道」で有名な松尾芭蕉が敦賀に訪れた際も、美しい浜と評判の高い水島周辺の景色に感動し、「小萩ちれますほの小貝小盃」「衣着て小貝拾わんいろの月」などの俳句を残しました。
芭蕉も魅了されたという「水島」。どんな景色かこの目で確かめてきました!
その昔、「おくのほそ道」で有名な松尾芭蕉が敦賀に訪れた際も、美しい浜と評判の高い水島周辺の景色に感動し、「小萩ちれますほの小貝小盃」「衣着て小貝拾わんいろの月」などの俳句を残しました。
芭蕉も魅了されたという「水島」。どんな景色かこの目で確かめてきました!

▲上空から眺めると、その美しさがよくわかります
「水島」への渡り方と持ち物をチェック!
「水島」へ渡るには、まず対岸の色ヶ浜(いろがはま)に向かいます。北陸自動車道・敦賀ICから車で約30分、JR敦賀駅からはコミュニティバスを30分ほど乗り「色ヶ浜」停留所で下車します。
「水島」へのアクセス方法はなんと渡し船のみ。しかもこの船は毎年7月中旬から8月末までの2ヵ月弱しか運航していないため、この時期を逃すと1年後まで行くことができません。
期間中は朝9時頃から16時頃まで毎日運航しています(運航ダイヤはこちらで要確認)。夏休み期間に突入すると、朝8時くらいからすでに行列ができることも。10時~11時くらいの間が一番混み合うので、「水島」をめいっぱい楽しむなら朝一番の時間帯に乗船するのがオススメです。
「水島」へのアクセス方法はなんと渡し船のみ。しかもこの船は毎年7月中旬から8月末までの2ヵ月弱しか運航していないため、この時期を逃すと1年後まで行くことができません。
期間中は朝9時頃から16時頃まで毎日運航しています(運航ダイヤはこちらで要確認)。夏休み期間に突入すると、朝8時くらいからすでに行列ができることも。10時~11時くらいの間が一番混み合うので、「水島」をめいっぱい楽しむなら朝一番の時間帯に乗船するのがオススメです。

▲渡し船は随時ピストン運航しています
「水島」はあくまでも無人島のため、島内にあるのは簡易トイレのみ。海の家やコンビニエンスストアはないので、飲み物や昼食などはすべて持参します。水着への着替えも、乗船前に済ませる方が無難です。
「あ!忘れ物しちゃった!」
なんて時もご安心を。乗船前なら色ヶ浜の船着場のすぐそばにある夏季限定のコンビニエンスストアで、食べ物や飲み物、日焼け止め、浮き輪などが手に入ります。何か忘れ物があった時はこちらで買い足しましょう。浮き輪の空気もここで入れることができますよ。
「水島」はあくまでも無人島のため、島内にあるのは簡易トイレのみ。海の家やコンビニエンスストアはないので、飲み物や昼食などはすべて持参します。水着への着替えも、乗船前に済ませる方が無難です。
「あ!忘れ物しちゃった!」
なんて時もご安心を。乗船前なら色ヶ浜の船着場のすぐそばにある夏季限定のコンビニエンスストアで、食べ物や飲み物、日焼け止め、浮き輪などが手に入ります。何か忘れ物があった時はこちらで買い足しましょう。浮き輪の空気もここで入れることができますよ。

▲お店は7月~8月の期間、朝7時15分頃から17時半頃までオープンしています
出航の時間が近づき、船着場ではすでに多くの人がいまかいまかと待ちきれない様子。
早速船に乗って「水島」に向かいます!
出航の時間が近づき、船着場ではすでに多くの人がいまかいまかと待ちきれない様子。
早速船に乗って「水島」に向かいます!

▲たくさんの荷物を抱えていざ船へ!(写真提供:敦賀観光協会)

▲船の上では景色を眺める人や、スマホで自撮りを楽しむ人たちも
島に近づくにつれ海の色が濃紺から美しいエメラルドグリーンに変わってきました。
乗船し、およそ10分で「水島」に到着!大きな荷物を抱えた海水浴客が続々と降りていきます。我々も仕事を忘れてすっかりリゾート気分(笑)
島に近づくにつれ海の色が濃紺から美しいエメラルドグリーンに変わってきました。
乗船し、およそ10分で「水島」に到着!大きな荷物を抱えた海水浴客が続々と降りていきます。我々も仕事を忘れてすっかりリゾート気分(笑)

▲浮き輪やビーチパラソルなどを持参し、みなさん準備万端の様子
二つの小さな島が砂洲で結ばれた「水島」。
船着場は「水島」の端にあるので、そこからビーチをめがけて100mほど歩いていきます。
日差しがまぶしい、荷物も重い…でもこの景色を見るだけで気持ちがはやります。
さぁ、何をして遊ぼうかな~?
二つの小さな島が砂洲で結ばれた「水島」。
船着場は「水島」の端にあるので、そこからビーチをめがけて100mほど歩いていきます。
日差しがまぶしい、荷物も重い…でもこの景色を見るだけで気持ちがはやります。
さぁ、何をして遊ぼうかな~?

▲ビーチに向かって歩いていく風景もなんだか絵になります
まずは浜辺でひと遊び
ビーチまであともう少し。しかし、海の様子が気になって仕方がないので、我慢できず足だけ海に入ってみました。

▲なんという透明度でしょう!
ビーチに到着する前にもかかわらず、思わず荷物を置いて海水を掛け合ってみました。こんなことをしている人たちは他にいませんでしたが(笑)、きれいな海では多少はしゃぐくらいがちょうど良いのです!
ビーチに到着する前にもかかわらず、思わず荷物を置いて海水を掛け合ってみました。こんなことをしている人たちは他にいませんでしたが(笑)、きれいな海では多少はしゃぐくらいがちょうど良いのです!

▲一瞬で服が水浸しになりました
貝を探したり砂浜に絵を描いたり、童心にかえって遊ぶのも良し。このビーチなら全て許される雰囲気が漂っています。
貝を探したり砂浜に絵を描いたり、童心にかえって遊ぶのも良し。このビーチなら全て許される雰囲気が漂っています。

▲ヒトデ発見!こうして見るとブローチみたいですね

▲海を眺めながら女子トーク。プライベートビーチのような贅沢な景色です
島内は日よけになる場所が少ないので、ビーチパラソルなどの持参がおすすめです。本格的なテントを張ったりバーベキューをしたりすることは禁止ですが、多くの海水浴客が折り畳み式の簡易テントやポップアップシェードなどを持参していました。
島内は日よけになる場所が少ないので、ビーチパラソルなどの持参がおすすめです。本格的なテントを張ったりバーベキューをしたりすることは禁止ですが、多くの海水浴客が折り畳み式の簡易テントやポップアップシェードなどを持参していました。
海の美しさを満喫するなら断然シュノーケリングがオススメ!
「水島」の海の美しさを感じる一番の方法は何と言っても「シュノーケリング」!
大人の膝上くらいの深さが続く遠浅の海岸なので、泳力に不安がある方も安心です。
大人の膝上くらいの深さが続く遠浅の海岸なので、泳力に不安がある方も安心です。

▲本格的な装備がなくても水中メガネさえあればしっかり楽しめます
海の底がくっきり見えるほど透明度が高いので、顔を水につけるのが苦手なお子さんは、海面から海の中をのぞくだけでもたくさんの生き物を観察することができます。
ただし岩で足を切ってしまうことがあるので、裸足は厳禁!ビーチサンダルやマリンシューズを履いて足元をしっかり保護しましょう。
海の底がくっきり見えるほど透明度が高いので、顔を水につけるのが苦手なお子さんは、海面から海の中をのぞくだけでもたくさんの生き物を観察することができます。
ただし岩で足を切ってしまうことがあるので、裸足は厳禁!ビーチサンダルやマリンシューズを履いて足元をしっかり保護しましょう。

▲「いるいる!」海面からのぞくだけですぐに生き物を発見できるのが楽しい!

▲足元には保護色の魚が何十匹も。踏んづけていないか心配になるほどでした

▲小さなクラゲも発見!8月中旬以降は少しずつ増えるそう。長袖やラッシュガードを着ていると安心です
海面からのぞくだけでは飽き足らず、潜ってみることにしました。
水が澄んでいるので視界が良好!ずっと先の方まで見渡せます。
海面からのぞくだけでは飽き足らず、潜ってみることにしました。
水が澄んでいるので視界が良好!ずっと先の方まで見渡せます。

▲魚を追いかけていると時間を忘れます
少し潜るだけでたくさんの魚の群れを見ることができます。中には30cmくらいの大きな魚も!
少し潜るだけでたくさんの魚の群れを見ることができます。中には30cmくらいの大きな魚も!

▲手を伸ばせば今にも届きそうな稚魚の群れ

▲なんと、クロダイも横切っていきました
日焼けを恐れていた筆者も、最後には大の字でこの通り。日帰りでこんな美しい海を満喫できるなんて最高ですね。心身ともにデトックスして、明日からまた頑張れそうです!
日焼けを恐れていた筆者も、最後には大の字でこの通り。日帰りでこんな美しい海を満喫できるなんて最高ですね。心身ともにデトックスして、明日からまた頑張れそうです!

▲あー帰りたくない!
「水島」に居られる時間は渡し船の最終が出る16時頃まで。そろそろ後片付けの時間です。
「水島」にはゴミ箱がないので食べ物や飲み物などのゴミは各自で持ち帰ります。美しい景観を守り続けるためにも、ルールを守ることは大切ですよね。
最近では県外からの海水浴客も増えている「水島」。カップルから家族連れまで幅広い年代の方が訪れますが、ピークの時期でも混雑具合はさほど気になりません。
「水島」に居られる時間は渡し船の最終が出る16時頃まで。そろそろ後片付けの時間です。
「水島」にはゴミ箱がないので食べ物や飲み物などのゴミは各自で持ち帰ります。美しい景観を守り続けるためにも、ルールを守ることは大切ですよね。
最近では県外からの海水浴客も増えている「水島」。カップルから家族連れまで幅広い年代の方が訪れますが、ピークの時期でも混雑具合はさほど気になりません。

▲遠浅なので小さな子どもが安心して遊ぶことができるのも人気の秘訣(写真提供:敦賀観光協会)
都会の海水浴場とは一味違うのんびりした雰囲気の中で、海の美しさを堪能したい方にはぴったりの場所です!
あなたも美しい海に心も身体も癒されにいきませんか?
都会の海水浴場とは一味違うのんびりした雰囲気の中で、海の美しさを堪能したい方にはぴったりの場所です!
あなたも美しい海に心も身体も癒されにいきませんか?
水島
福井県敦賀市明神町水島(色ヶ浜沖)
[渡し船運航期間]7月中旬~8月末
[渡し船運航時間]9:00頃~16:00頃ピストン運航 (所要時間/約10分)
※最新の運航ダイヤはオーミマリンのホームページでご確認ください
※荒天時、運航中止(欠航)する場合あり
[渡し船運賃]大人1,200円、子ども650円(往復、税込)
※料金には「水島環境美化協力金」が含まれています
[色ヶ浜駐車場]1日1,500円・400台
※トイレ、シャワー併設
0770-22-1352 (渡し船/オーミマリン敦賀営業所)、0770-22-8167(敦賀観光協会)
※本記事は2016年の取材内容をもとに一部更新したものです。

石原藍
ローカルライター。 大阪、東京、名古屋と都市部での暮らしを経て、現在は縁もゆかりもない「福井」での生活を満喫中。「興味のあることは何でもやり、面白そうな人にはどこにでも会いに行く」をモットーに、自然にやさしく、心地よい生き方、働き方を模索しています。趣味はキャンプと切り絵と古民家観察。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
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