圧巻の竹林!京都の人気観光エリア・嵐山でできる10のこと【アクセス情報あり】

2016.09.01

京都を代表する観光地、「嵐山」エリア。桂川にかかる渡月橋(とげつきょう)は、周囲の山々の自然に溶けあい、春夏秋冬で様々な表情をのぞかせます。今回は、国内外の観光客から大変人気の高い嵐山エリアでできる、編集部おすすめの楽しみ方を最寄り駅や行き方などのアクセス情報と合わせてご紹介します。是非、京都観光のお役に立ててください。

1.風にたゆたう竹林で小径をお散歩

嵐山で昨今、絶大な人気スポットとなっているのが渡月橋の北側、嵯峨野に広がる竹林です。
数万本の竹が生い茂る一帯には、竹林を縫うように小径が張り巡らされており、のんびりと歩けば平安時代の趣を肌で感じることができます
また、夏場はサラサラと音を立ててゆれる竹たちの風の演奏で涼を感じられます。
時間とお金に余裕がある方は、観光用の人力車に乗って竹林を巡るのがおすすめ。人力車をひっぱる車夫たちはこのエリアの観光エキスパートでもあるので、周辺寺院の歴史的背景や、ガイドブックには載っていないような京都の観光情報を詳しく教えてくれますよ。
あまり知られていない秘密の撮影スポット情報はもちろん、人力車に乗りながらの記念撮影もOKです。

一方、冬には渡月橋や竹林をはじめとしたエリア一帯を幽玄に照らす「嵐山花灯路」というライトアップイベントが開催され、また違った竹林の魅力を楽しむことができます。
▲露地行灯が点る竹林の小路。散策路にはいけばな作品も並ぶ

開催期間は例年わずか10日間ほどですが、ライトアップされた優美な嵐山の姿を一目見ようと世界中から観光客が訪れます。

【竹林へのアクセス・行き方】
○京福電鉄嵐山駅から徒歩約5分
○トロッコ嵐山駅から徒歩約3分
○阪急嵐山駅から徒歩約15分
○JR嵯峨嵐山駅から徒歩約15分
※付近には時間貸駐車場がありますが、大変混み合います。電車・バス等公共交通機関の最寄り駅からアクセスすることをおすすめします

2.人気のパワースポット「野宮神社」で願掛けを

嵯峨野の竹林に佇む「野宮神社」は源氏物語の謡曲『野宮』にも登場する歴史深い神社です。御祭神は「縁結びの神様」「子宝安産の神様」として、そのご利益に授かりたい人々が全国より訪れます。
▲野宮大黒天付近にある「お亀石」

本殿に参拝した後は、敷地内にある「野宮大黒天」へ是非立ち寄ってください。大黒天のそばにある神石「お亀石」を撫でながら願い事をお祈りすると 1年以内に成就すると言われています。

近年では修学旅行生や若い女性たちに人気のスポットとしてガイドブック等で紹介されており、週末や連休はかなり込み合う人気ぶり。地図を片手に多くの女性たちが訪れています。落ち着いて願掛けしたいなら、朝早い時間に訪れるのがおすすめです。

【野宮神社へのアクセス・行き方】
○JR嵯峨野山陰線嵯峨嵐山から徒歩10分
○阪急電車嵐山駅からは徒歩20分
○京福電鉄嵐山駅から徒歩10分

3.自然に溶け込む「常寂光寺」で森林浴ヒーリング

「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」は1596(慶長1)年に創建された歴史あるお寺です。百人一首にも読まれた紅葉の名所「小倉山」。その中腹にひっそりと佇む寺の風情は筆舌に尽くしがたく、紅葉の時季などは、山門から仁王門、本堂へと続く山道でさえ息を呑む美しさです。
常寂光寺を訪れたなら必ず観ておきたいのが、京都の街を一望できる高台に建つ「多宝塔」。街を背景にした「多宝塔」の姿は、誰もが思い浮かべる古都の風景そのもの。これまで京都を紹介するポスターやCM等にも使われています。
▲紅葉に包まれた常寂光寺の多宝塔

イロハモミジやオオモミジが見事に色づく秋が最も人気の時季ですが、木漏れ日が神々しい初夏に足を運ぶのもおすすめ。紅葉シーズンに比べると訪れる人も少ないので、ゆったりとした時間を過ごすことができますよ。「竹林の小径」からのアクセスも良く、竹林を散策したついでに楽しむことができるのも◎。

【常寂光寺へのアクセス・行き方】
○トロッコ嵐山駅、竹林の小径より徒歩約6分
○京福電鉄嵐山駅より徒歩約16分
○亀山公園より徒歩約9分

4.大覚寺で日本最古の林泉式庭園を楽しむ

嵯峨天皇が檀林(だんりん)皇后と成婚した際、新たな居住地として作った離宮「嵯峨院」を弘法大師である空海が876(貞観18)年に寺院として改めた大覚寺。真言宗大覚寺派の総本山として位置づけられています。
書院造の正寝殿には狩野山楽筆の襖絵や墨絵などの障壁画が多数所蔵されている他、宸殿には、同じく狩野山楽筆の牡丹図・紅白梅図など貴重な重要文化財があります。
▲紅葉の頃、趣溢れる風情をかもし出す大沢池

大覚寺を訪れたなら是非見ていただきたいのが、日本最古の林泉式庭園である「大沢池」。平安時代に唐の洞庭湖を模して造られ、池畔に桜や楓が約700本、約3,000株もの蓮が自生しており、平安時代と変わらない風景をたのしむことができます。人気のシーズンはやはり秋。湖面映る錦秋の紅葉にうっとりしてしまいます。

渡月橋や竹林のエリアからは少し距離があるため、アクセスする際はJR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から徒歩、もしくはバスを利用すると便利です。

【大覚寺へのアクセス・行き方】
○JR嵯峨嵐山駅より徒歩約17分
○京福電鉄嵐電嵯峨駅より徒歩約21分
※京都駅からも京都バス・市バスにて、乗り換えなしで行けます

5.世界遺産「天龍寺」へ

1339(暦応2)年に創建された「天龍寺」は、足利尊氏を開基とし、後醍醐天皇の菩提を弔うために建立されました。開山当初は京都五山の第一位に位置づけられ、京都寺院の歴史の中でも特に重要な寺院のひとつとして数えられたという歴史があります。
敷地内にある法堂(はっとう)・庫裏(くり)・方丈(ほうじょう)といった伽藍をはじめ、龍門亭・友雲庵(ゆううんあん)・祥雲閣・甘雨亭(かんうてい)といった歴史的建造物の数々が出迎えてくれます。
特に、曹源池庭園(そうげんちていえん)は日本で最初の史跡・特別名勝に指定されるほど高い評価を得る庭園で、嵐山エリアを訪れた際は必ず観ておくべき名所です。
▲法堂の天井に描かれている雲龍図。特別公開を除き基本的に土・日・祝しか見ることができない

地理的にも嵐山エリアの中心部にある天龍寺。外せない竹林散策など、ここを観光拠点にして行動計画を立ててみるのもいいかもしれませんね。

【天龍寺へのアクセス・行き方】
○京福電鉄嵐山駅より徒歩約6分
○JR嵯峨嵐山駅より徒歩約13分

6.嵯峨野トロッコ列車で渓谷美を堪能する

桂川に沿って渓谷を上っていく「嵯峨野トロッコ列車(正式名称:嵯峨野観光鉄道)」。JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅からすぐ隣にあるトロッコ嵯峨駅から、上流のトロッコ亀岡駅までを結ぶ観光列車です。
四季折々の渓谷の彩りをトロッコに揺られながら観覧できるとあって、いつの時代にも老若男女から愛されています。
お勧めはトロッコ保津峡駅で下車し、JRの保津峡駅までの約1kmを散策するコース。川のせせらぎを聞きながら吊り橋を渡り、渓谷沿いを歩けば、自然が生みだすマイナスイオンに癒されます。

尚、新緑・紅葉の季節はトロッコ列車のハイシーズンとなり空席が埋まりやすいので、早めの予約をおすすめします(空席予約は嵯峨野観光鉄道のホームページからも可能です)。

7.保津川下りで涼と趣を感じる

トロッコ保津峡駅付近を散策した後は、是非もう一度嵯峨野トロッコ列車に乗って終点のトロッコ亀岡駅まで足を運んでみてください。駅周辺では、保津川でのラフティング体験や観光馬車による散策などが楽しめます。
さらにJR亀岡駅の方まで足を伸ばせば、自然溢れる保津峡を16kmにわたって船で下る「保津川下り」を体験することもできます。
▲2時間に及ぶ川下りでは激流と深渕の両方を一度に体験することができる

古くは水運の要として長岡京の時代から1000年以上も運用されていた保津川の川下り。
川沿いに佇む奇岩怪石や、水面に反射する木々を見つめながら、悠久の時を感じてみては?
▲川幅が狭く水流の激しい箇所も!船頭さんの舵さばきにも注目です

8.嵐山南エリアの名所を満喫する

嵐山といえば渡月橋から見て北側に広がる嵯峨野一帯の印象が強いですが、南側も魅力的なスポットが点在しています。

渡月橋を南に渡った先にある岩田山公園には、「嵐山モンキーパークいわたやま」というお猿さんでいっぱいのふれあいスポットがあります。パーク内には約120頭の猿がおり、全員に名前がつけられているんですよ。
▲GW~7月までの出産シーズンを狙って行けば、かわいい子猿に出合えることも

山の入り口から軽いハイキングをするような感覚で、緑を感じながら気持ちよく汗を流すことができるのも魅力のひとつ。近年では外国人旅行客の人気観光スポットにもなっています。

【嵐山モンキーパークいわたやまへのアクセス・行き方】
○京福電鉄嵐山駅より徒歩約7分
○阪急嵐山駅より徒歩約8分
また、渡月橋を渡ってすぐの場所にある阪急嵐山線・嵐山駅から一駅目の松尾大社駅前には、1300年以上の歴史を誇る「松尾大社」があります。
飛鳥時代に創建された由緒ある神社で、京都最古の神社の一つとして数えられており、地元の人々からは「松尾さん」と呼ばれ親しまれています。
▲平安京遷都よりも前から、京都の地に鎮座する松尾大社。酒づくりの神様としても有名
さらに、松尾大社から南へ徒歩15分ほど歩けば、鈴虫と住職の説法で有名な鈴虫寺こと「華厳寺」があります。敷地内に佇む幸福地蔵と、願い事を叶えてくれるという幸福御守が大変人気で、平日でも行列ができているほど。時間がある方は是非足を運んでみてください。
▲身の丈にあった願い事をひとつ叶えてくれるという幸福御守。老若男女に大人気
▲海外の要人にもファンが多い西芳寺の苔むした庭園美

また、華厳寺のすぐ隣には、苔寺として全国的にも有名な「西芳寺(さいほうじ)」もあり、ふらりと散策するのに気持ちのいい落ち着いたエリアです。
※西芳寺の参拝には往復書簡による事前予約が必要です。

9.京福電鉄・嵐山駅~竹林周辺の京グルメを堪能する

京都を代表する観光エリア「嵐山」には観光客向けの飲食店が所狭しと軒を連ねています。特に、竹林や天龍寺の最寄駅である京福電鉄嵐山駅前を走るメインストリートには、新旧の名店が建ち並んでおり、どのお店に入るか迷ってしまうほど。

ぐるたびではそんな嵐山エリアでおすすめしたいランチのお店を厳選してご紹介。京都の定番土産であるあぶらとり紙で有名な「よーじや」が手掛けるお食事処や、リーズナブルに京湯葉、湯豆腐を楽しめるお店などをレポートしています!
▲嵐山駅前にある豆腐料理の店「稲(いね)」の嵯峨御前

お店選びに迷っている方は是非チェックしてみてください。

10.自分用にも買っていきたい嵐山土産。時間がある人は生菓子作りにもチャレンジ!

飲食店と並んで、メインストリートにひしめいているのがお土産店。京都各地で展開している有名な和菓子のお店や、京都の名産品を扱うお店がたくさんありますが、せっかく嵐山まで来ているのですから、ここならではのお土産をチョイスしたいところ。
京福電鉄嵐山駅の目の前の「嵐山昇龍苑」には、京都を代表するお土産の老舗が15店舗以上集まっています。ここに立ち寄るだけでお土産選びはバッチリ。
▲2階建ての館内は小さなショッピングモールのようになっている

1階は、京漬物、生麸、ちりめん、スイーツなどの伝統の味を楽しめるフロア、2階は伝統工芸品を購入したり、製作体験ができるフロア。苑内に設置のフードコートにて、ひとやすみしながら楽しめます。今回は中でも人気の2店舗をご紹介します。

さんび堂

▲オリジナルがま口(季節によって展開柄の変更あり)

1886(明治19)年創業の和装小物の店「荒川」が、現代のライフスタイルに合った和小物を展開。一番人気は、イギリスのリバティプリント柄を使用して作ったオリジナルがま口の数々です。他にもカラフルで個性的な小物がたくさん揃い、アイテム数は増え続けているそうなので、ぜひお土産やギフトを探しに立ち寄ってみて。

竹製品専門店 いしかわ竹乃店

嵯峨野名物のひとつである竹。この地で創業80年以上の歴史を持つ、竹製品専門店が手がけるこのショップでは、国産にこだわった竹製品を扱っています。オリジナルの竹風鈴やカゴ、竹箸など、デイリーで重宝しそうな雑貨はもちろん、女性に人気の竹ひごを染めて作ったアクセサリーなどもラインナップしています。
▲いしかわ竹乃店が手掛ける涼しげな竹の風鈴

職人さんが手ほどきする、竹籠編み体験も開催しているのでチャレンジしてみては?

八つ橋庵かけはし

嵐山観光のお土産と言えば、老若男女に人気のニッキの香りが華やかな生八つ橋ですよね。
嵐山には生八つ橋の名店が数多く軒を連ねており、気軽に購入することができます。でも、せっかく京都に来たのだからこの生八つ橋をご自分で作ってみてはいかがでしょうか?
嵐山エリアから桂川沿い、西京極にある「八つ橋庵かけはし」では、和の雰囲気の落ち着いた店内で生八つ橋作り体験ができるんです!
こちらではなんと上用粉と白玉粉から生地を作ることから体験することができます。体験時間も約50分で生八つ橋を三種つくることができ、観光の合間にピッタリ。自分でつくった作品は写真に収めてSNSやブログにアップしたくなりますよ!
京都観光の中では、比較的自然を満喫できる嵐山エリア。四季折々で全く違う顔をのぞかせてくれるので、何度も足を運んでみてください。
尚、桜や紅葉のシーズンは道路が大変混雑するので、渋滞にはまらない電車でのアクセスがおすすめです。

【嵐山への電車アクセス】
○京都駅から:JR嵯峨野線(山陰本線)で約16分、嵯峨嵐山駅下車
○河原町駅から:阪急京都線に乗車し、桂駅で阪急嵐山線に乗換えて合計約20分、嵐山(阪急)駅下車
○北野白梅町駅から:京福北野線に乗車し、帷子ノ辻駅で京福嵐山線に乗換えて合計約30分、嵐山(京福)駅下車
ぐるたび編集部

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