地球のエネルギースポット「仙酔島」でパワーチャージ

2016.08.23 更新

瀬戸内海の潮と潮がぶつかることで、不思議な力が宿ると言われる「仙酔島(せんすいじま)」。地質学的に珍しいスポットがいくつも点在し、降り立っただけでもパワーがもらえると聞いて、その魅力を存分に体感してきました。

▲江戸時代の常夜灯や雁木、波止場などが現存する鞆の浦(とものうら)

「平成いろは丸」で心を酔わす島へ

「仙酔島」が位置するのは「日本でもっとも癒される港町 」と呼ばれ、アニメ映画の舞台になったとも言われている鞆の浦の沖合。1934(昭和9)年に選定された国立公園の第1号「瀬戸内海国立公園」の中心的な存在で、国立公園の記念切手モデルに選ばれるほどの景勝地です。名前の由来は「仙人も酔ってしまうほどの美しさ」と言われていて、歴代の天皇陛下や皇室の方々が幾度も訪問されています。
▲市営渡船の乗り場から見た「仙酔島」

周囲わずか5kmほどの小さな島で、1時間に2~3往復する市営渡船「平成いろは丸」(往復税込・大人240円、小人120円/7:10~21:35)が唯一の交通手段。島内は車両の乗り入れができず、バスやタクシーもないので渡ってしまえば移動は徒歩だけです。
▲幕末期に活躍した「いろは丸」を模した渡船「平成いろは丸」。乗船時間は約5分

渡船の「平成いろは丸」は、幕末に坂本龍馬が率いる海援隊が乗り込み、鞆の浦の沖合で沈んだ蒸気船「いろは丸」を模したデザイン。船内もレトロ調で、紹介パネルや記念撮影コーナーもあります。
早速乗船して目的地の「仙酔島」へ。どんなパワースポットがあるのか期待が膨らみます。
▲仙酔島の歴史や文化に詳しい小幡支配人

「宮島・嚴島神社」大鳥居建立の第一候補地だったと言われ、江戸時代より前には海上に鳥居があったという説も残る「仙酔島」。
まずはパワースポット巡りに詳しい方に話を聞くために「国民宿舎 仙酔島」を訪ねました。
「仙酔島はたくさんの神様が遊んでいると言われ、スピリチュアルに興味がある方がここ最近急激に増えています」と教えてくれたのは、支配人の小幡靖高(おばたやすたか)さん。

神社では参拝前に手水舎で手と口を浄めますが「仙酔島」では、身を浄める作法として「国民宿舎 仙酔島」にある「潮風呂」が注目されています。
▲「潮風呂(うしおぶろ) 」の入浴目的は身を浄めることにある

もともと聖域を訪れる際には、周辺の川や湧き水で全身を浄めるのが神道の慣わしでしたが、時代の変化で簡易な手水舎の作法に変わったそうです。「潮風呂 」は海水を汲み上げて沸かす珍しい海水風呂で、お湯にはミネラルがたっぷり。「若返り風呂」とも呼ばれています。

自然の神秘や島の伝説を探るパワースポット巡りへ!

▲夏は海水浴客で賑わう「田ノ浦」

潮風呂で身を浄めたら、まずは訪れたいのが「国民宿舎 仙酔島」の目の前にある「田ノ浦」。ここは、体に溜まっている電磁波を放出できると言われる珍しい砂浜で、この砂浜を素足でゆっくりと歩くと、人体への悪影響を及ぼす電磁波を放出できる地質学的なパワースポットとなっています。
▲様々なパワーが秘められている「五色岩」

「田ノ浦」から海岸沿いの遊歩道を進むと、日本では唯一この「仙酔島」にしかないとされる「五色岩(ごしきいわ)」があります。太古の昔に地球のマグマが隆起して地上に突出したエネルギーの高い場所「ハレの地」と言われ、青、赤、黄、白、黒の岩が延々と1kmに渡って続いています。

インド哲学の源流となった古代書にも「五色の岩には神秘的なパワーがある」と記されており、世界的にもかなり珍しいのだとか。「五色岩」に触れるだけでも地球のエネルギーを分けてもらったような気になります。
▲幸福へのアプローチ「龍神橋」

次に案内してもらったのが、龍にまつわるパワースポット「龍神橋」。この辺りには龍が出入りする穴があるそうで、見える人には龍が見える神秘的な場所と言われています。
▲「龍神橋」を渡るにも作法がある

守り神の龍には願いを叶えてくれる力があり、お願いをするには作法を守って「龍神橋」を渡る必要があります。
▲真ん中は神様の通り道なので女性は左、男性は右を歩くのが作法

「龍神橋」を渡るときは、まず一礼して右足から入ります。そして橋を渡り切るまで息を止め、そっと歩きます。
▲誰でも見ることができる龍の頭

橋を渡ると、何と龍が出現。見える人でなくても、神様の粋な計らいで松の木に姿を変えた龍が目の前に現れます。
▲龍のウロコに乗って願い事を

橋を渡り切ったところにある三角形の石は「はがれ落ちた龍のウロコ」と言われていて、誰かが置いたものではなく、自然に現れたそうです。昔から龍の背中に乗ると幸せの方向に導いてくれると伝えられていて、この石に乗って願いをかけると、その願いが叶うとのこと。

島のパワーをいただいた後は運気アップグルメでお腹を満たす!

▲囲炉裏のある食事処「洗心(せんしん)の間」

田ノ浦から山の入り口にかけて広がる芝生広場に面して、瀬戸内海で採れた新鮮な海の幸と、山の幸を味わえる食事処「洗心の間」があります。
▲板の間の広い座敷のほか、個室やテーブル席もある

店内は昔なつかしい民家のような雰囲気。各テーブルに囲炉裏があり、ゆったりした気分で食事が楽しめます。
▲運気の上がりそうな「開運蒸し寿司」(税込1,296円)

ここで人気なのが「五色岩」にちなんだ開運グルメ。旬野菜の天ぷらや汁碗のついた「開運蒸し寿司」です。さて、あなたはこの中に五色の食材を見つけられますか?
▲もう願いが叶った!という前祝いに「願いが叶った膳」(税込1,944円)

もう一つおすすめしたいのが、尾頭付きの天然鯛や鯛飯、五色の前菜、レンコンやニンジンなど「ん(=運)」の付く煮物のほか、おめでたい食材ばかりを揃えた「願いが叶った膳」。神事では御神酒などを下げて飲食する直会(なおらい)がありますが、島のパワスポ巡りで願いが叶った自分への前祝いとして用意されている祝膳です。

名物風呂で気持ちよく汗をかいて海エネルギーを吸収!

▲各種の風呂が並ぶ「江戸風呂」の入浴スペース

パワースポットや開運グルメでパワーチャージしたら、仕上げに体験しておきたいのが「江戸風呂」。今や「仙酔島」の名物ともなったこちらのお風呂は、普通の入浴施設とはひと味もふた味も違って、デトックス効果を追求した本物志向の健康風呂です。
▲「江戸風呂」の足下は玉砂利で、歩くだけで足ツボが刺激される

「江戸風呂」は浜辺を含めた露天タイプの入浴施設。一見すると、湯めぐりが楽しめる温泉施設のような雰囲気ですが、ここでは本来の効果を体感するために、入浴の順序や時間を定めた推奨メニューが用意されています。
▲蒸し風呂は「海藻」「ヨモギ」「ビワ」の3部屋

最初のステップは蒸し風呂。3室ある内の「海藻蒸し風呂」からスタートして、体に溜まっている老廃物を絞り出します。
▲塩水風呂の「胎内風呂」は母親の羊水に限りなく近い塩分濃度で体がプカプカ浮く

続いて塩分濃度の高い「胎内風呂」や、海を浴室に見立てた「世界一大きい露天風呂」、月ごとに素材が変わる「薬湯歳時記風呂」など、60~90分かけてゆっくり入浴することで、よりデトックス効果が期待できるそうです。
▲「砂浴」ができるのは1日のうち数時間なので、事前に確認が必要

オプションとして、満潮から干潮に変わる数時間だけしか体験できない「砂浴(税込2,160円)」もあり「江戸風呂」との相乗効果で究極のデトックス効果が期待できるそうです。

<江戸風呂の入浴順序>
1.海藻蒸し風呂
2.母親の胎内風呂
3.ヨモギ蒸し風呂
4.世界一の大露天風呂(海)
5.田ノ浦を素足で散歩して電磁波を放出
6.歳時記風呂
7.ビワの葉蒸し風呂
「仙酔島」には、この他にも神様と繋がってメッセージがもらえる「閃きの門」や浦島太郎伝説のモデルとなった浜など、不思議なスポットがいっぱい。どんなパワーを感じるか、ぜひ足を運んでみてはいかがですか。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP