鳥羽水族館で、生命の神秘に出合う!

2016.09.14 更新

三重県鳥羽市のJR・近鉄鳥羽駅から歩いて10分ほどのところにある「鳥羽水族館」。うっとりするほど美しい姿の魚や、心癒されるかわいい生きもの。そしてユニークなパフォーマンスを繰り広げる動物たちなど、ここでしか味わえないワクワク体験をご紹介します。

海底探検へいざ出発!

「鳥羽水族館」は、飼育種類数日本一を誇る水族館。館内は、生きものの種類やそれぞれが生息する地域に合わせて自然環境を再現した12のゾーンに分けられ、約1,200種類、30,000匹の生きものが飼育されています。
 
一般的な水族館と違い、館内は観覧する順序のない自由通路になっているので、好きなところを好きなだけ楽しむことができるんです。
▲「コーラルリーフ・ダイビング」ゾーン 

上の写真は、美しいサンゴ礁が広がる熱帯の海を再現した水槽です。
花園のように美しい人工サンゴ礁は世界最大級。
全面ガラス張りの観覧ギャラリーからの眺めは、まるでダイビングを体験しているようです。
天井・正面・左右をアクリルガラスで覆った観覧ギャラリーの設置も世界初の試みなのだそう。
ドーム型の水槽に比べてゆがみがないので、海の生きものたちのリアルな姿を観察することができます。

かわいくてハイレベルなアシカショー!

1日に4回開催されるアシカショーでは、アシカが飼育員さんの指揮に合わせて童謡の「桃太郎」や「キラキラ星」をオルガンで弾いたり、キューピー人形を口先に乗せてスタジアムの岩を上ったり、多彩なパフォーマンスを披露してくれます。
▲「パフォーマンススタジアム」で楽しむアシカショー 
▲音楽に合わせて飼育員のお姉さんとダンスを踊るアシカ 

ダンスを踊るアシカの立ち姿が、これまたとってもかっこいい! 
ハイレベルなショーに目は釘付けです。

絶対に外せないラッコのお食事シーン!

鳥羽水族館の「極地の海」ゾーンでは、現在「メイ」(メス)と「ロイズ」(オス)2頭のラッコが飼育されています。 

日本の水族館で繁殖したラッコたちは、多いときで120頭ほど飼育されていましたが、最近は高齢化が進み繁殖しにくいことや、アメリカなどが野生動物の捕獲を禁止していて、新たに輸入することも難しいため、今は10頭余りしかいなくなってしまったのだそう。 
▲お食事前の「いただきます!?」

ずんぐりとした体型がとってもチャーミングです。 
今から待ちに待ったお食事タイム。 
お食事シーンは、1日3回見ることができます。
▲胸の上に乗せた大きな貝を上手に食べるラッコ
▲ガラスに手をついてポーズを決めるラッコ 

「きゅん!」
ときどきこうしてガラスのところまで来て写真を撮らせてくれることも。

ゆったりと泳ぐ大きな体のジュゴンに癒される!

人魚伝説のモデルとして知られるジュゴン。 生息数が減少したために国際保護動物に指定されています。 日本ではここ鳥羽水族館でしか会うことができないんですよ。
▲「人魚の海」ゾーンに棲む、ジュゴンの「セレナ」ちゃん (メス)

ジュゴンは、アマモという細長い海草を1日に20~30kgも食べるのだそう。 
つぶらな瞳で優しい顔をしています。性質はおとなしく、とてもデリケートなんですって。 大きな体でゆったりと泳ぐ姿に癒されます。

のんびりとした草食動物アフリカマナティー!

▲「ジャングルワールド」ゾーンにペアで暮らすアフリカマナティーの「みらい」(メス)

ど~ん! 
このまん丸なシルエットはアフリカマナティーです。水中で、前足を使ってサニーレタスをほおばる姿が愛らしい!

最高の癒し。愛嬌たっぷりのカピバラ!

▲「ジャングルワールド」ゾーンのカピバラ

たまらなく愛嬌のあるこの「ぬぅ~!」とした表情のカピバラさん。何にも動じずマイペースな感じが大好きです。
捕食動物から身を守るために、5分以上水中に潜ることができるのだそうですよ。

好奇心旺盛なスナメリは、ボール遊びに夢中!

▲「伊勢志摩の海・日本の海」ゾーンで暮らすスナメリ 

鼻先で上手にサッカーボールを操るスナメリの笑っているような顔がとてもかわいい!

よちよち歩きのペンギンが目の前を散歩!

▲「水の回廊」で、1日1回開催されるペンギンの散歩 

ペッタペッタペッタと、フンボルトペンギンがすぐ目の前を行進してくれます。
水面を泳ぐペンギンも、手を伸ばせば届きそうな距離で見ることができるんですよ。
▲「水の回廊」で飼育されているコツメカワウソ 

上の写真のように「キュ~ン!」とするほどかわいい姿に出会えることも。

必見!大人気のセイウチパフォーマンス笑(ショー)

「セイウチパフォーマンス笑」は、まるで漫才。飼育員のお兄さんがボケで、セイウチのポウちゃん(オス)がツッコミです。 
息もぴったり。「なんでやね~ん。ペシッ!」…前足でお兄さんの足下を叩きます。 
▲「水の回廊」で、1日2回開催されるセイウチパフォーマンス笑(ショー) 
今日は観客の中から希望者を募り、名乗りを上げた女性と輪投げ遊び。 
最後にポウちゃんからチューのプレゼントがあるそうで、写真はチューの前のエチケット、歯磨きをしているところです。 
ひとしきり笑ったパフォーマンス笑がおわると、900kgの巨体を触らせてもらえます。 
セイウチにタッチなんて、なかなか体験できないですよ~。

チリの海岸を再現した「海獣の王国」

ハーレムをつくって生活するアシカやアザラシなどの生活を自然のままに観察できるよう、本物そっくりの岩で囲ったプールは、チリの海岸が再現されたもの。
▲「海獣の王国」3階からの眺め

「海獣の王国」の2階・3階からは、アシカやアザラシが縄張りをつくったり、たわむれて遊んだりする姿が見られます。
1階におりると、「海獣の王国」のプールの中を泳ぐトドやアシカ・アザラシなどが見られます。 
体重が1tを超えるトドが目の前に迫ってくる迫力は、思わずのけぞってしまうほど!

神秘的な「古代の海」へ迷い込む!

古代に誕生して以来、その姿を変えずに子孫を残し続ける生きものたち。 
サメなどは約4億年前に誕生してからほとんど変わっていないので、「生きている化石」と呼ばれているのだそう。
▲「古代の海」ゾーン。足下に広がるアンモナイトや魚の化石は圧巻
▲「古代の海」ゾーンで飼育されているオオベソオウムガイ

不思議な形の生きもの、オオベソオウムガイ。祖先は約5億年も前に出現し、体の構造や特性などをほとんど変えずに命をつなげてきました。

ワクワク度MAX!「へんな生きもの研究所」

この部屋に入ったら、しばらくは出てこられないことを覚悟してください。ゾクゾクするほどおもしろい空間です。
▲見たことのない不思議な生物がうごめく、薄暗い部屋に並ぶ水槽
ダース・ベイダー?それともジブリ作品に登場する王蟲(オーム)?
上の写真は、世界最大のダンゴムシのなかまダイオウグソクムシです。

鳥羽水族館で5年以上も絶食しているダイオウグソクムシがいると話題になったことがありますが、何年もの間、何も食べなくても生きていられたなんて、正に生命の神秘ですね。 

残念ながらそのときのダイオウグソクムシは死んでしまいましたが、今も体長約30cm、重さ約1kgもあるダイオウグソクムシが飼育されています。
▲鮮やかなオレンジ色が目を引くウコンハネガイ 

写真ではわかりづらいですが、ウコンハネガイのオレンジ色の部分がピリピリッとイナズマのように光っています。 
自分で発光しているわけではなく、光を反射する細胞を持っているので光って見えるんですって。 
不思議な生きものですね~。 
▲えっ?これがイセエビ?

珍しいイセエビのフィロゾーマ幼生が展示されています。
ふわふわと透き通った体で水中を浮遊するイセエビの赤ちゃんは、1年間で30回ほどの脱皮を繰り返して大きくなっていくのだそう。
▲イヌガエル(仮称)。見た目は普通…でもその鳴き声は「ワン!ワン!」と、まるで犬のよう
「へんな生きもの研究所」には、上の写真のイヌガエル(日本初展示)など、不思議な形や生態をもつ生きものたち約55種類、300点が飼育展示されています。

「奇跡の森」で、ジャングルの湿地帯を体験!

「奇跡の森」には、両生類や爬虫類をはじめとした、ジャングルの湿地帯に棲む珍しい生きものたちが展示されています。
▲吊り橋を渡ったり滝をくぐったり。探検気分を味わいながら生きものと出会える「奇跡の森」
▲常時楽しめる「ドクターフィッシュ」体験(無料)

小さな魚が古い角質を食べてくれるという「ドクターフィッシュ」初体験です。 
足下の池におそるおそる手を入れると…チョン!チョン!チョン!と軽くやってくるかと思いきや、けっこうな勢いでドーン!ドーン!と体当たりしてくるのにちょっとびっくり! 
でも慣れてくると、くすぐったいながらも気持ちよくて、くせになりそう!
▲日本の水族館では初展示。「奇跡の森」に棲むスナドリネコ 
スナドリネコは、水かきのついた前足を使って水辺で魚を捕まえるので、「漁をする」を意味する「漁(すなど)る」から付けられた名前なのだそう。
▲「特別展示室」には、水に漂う姿が美しいシードラゴンや、クラゲたちが

レストランやショップも充実!

観覧の合間におみやげを選ぶのも楽しみのひとつ。 館内には、メインショップ・プラザショップなど、伊勢志摩の名産品や鳥羽水族館のオリジナルグッズをはじめとしたさまざまな商品が揃うショップがあります。
▲プラザショップ
お食事をするなら、地元の食材を活かした料理や定食が楽しめる館内のレストラン「花さんご」がおすすめ。 
▲伊勢志摩名物「てこね寿司」1,180円(税込) 

上の写真は、伊勢志摩を代表する郷土料理「てこね寿司」です。 
そのむかし、漁師が忙しい漁の合間に、獲れたての魚とご飯を素早く手でまぜて食べたのが「てこね寿司」の起源なのだとか。 
醤油だれに漬け込まれた鰹と、大葉を和えたすし飯が絶妙です。 
地元産のあおさが入ったお味噌汁もおいしい!
開館から閉館までずっと観覧していましたが、もっともっと見ていたかった! 
見どころ満載。想像以上のワクワク体験に大満足です。
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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