北海道の富良野・美瑛で外せないビュースポット5選
「パッチワークの路」や「青い池」、ラベンダー畑など、雄大な農村景観や花畑などを楽しめる北海道の富良野・美瑛エリア。ここは絶対に外せない!そんな写真映えする超おすすめスポットを5カ所ご紹介します。

どこを見ても絵になる!美瑛町の「パッチワークの路」




駐車スペースや案内板があり、ゆったり眺めたり記念写真を撮ったりすることができる代表的なスポットがこちら!



今見ている風景を楽しめるのは、この一瞬だけ!二度と同じ風景に出合えないというのも、「パッチワークの路」の魅力です。いつ訪れても絵になる風景が、ここにはあります。
パッチワークの路
北海道上川郡美瑛町北瑛ほか
※各スポットの詳細は、美瑛町観光協会ホームページでご確認ください。
0166-92-4378(美瑛町観光協会)
口コミで一気に広まった人気スポット。神秘の「青い池」

現地には駐車場はあるものの、周囲には売店や飲食店はおろか、公衆トイレすらない、自然のど真ん中にあります。

なぜ、水面が青白く見えるのでしょう。
青白く見える理由は明確には解明されていませんが、「青い池」から車で5分ほどの場所にある「白ひげの滝」付近に理由がある、と言われています。

「白ひげの滝」の水と、少し上流で美瑛川に合流してくる硫黄沢川という小さな川には、アルミニウムなどの鉱物資源が含まれています。
アルミニウムなどが美瑛川の水と混ざり合う時、コロイドという目に見えない成分が作られます。このコロイドに太陽光があたると、人間の目には青い光を反射しているように見えると言われています。青く見えるこの川の水が、「青い池」に流れこんでいるのです。

さらに不思議なことに「青い池」は、実は池でも湖でもなく、単なる水たまりなのです!
「青い池」も「パッチワークの路」と同様、観光のために造られた場所ではありません。もともとは、白金温泉の背後にある活火山、十勝岳の防災工事の一環でたまたま誕生した水たまりなのです。
昭和63(1988)年に噴火した十勝岳の堆積物による泥流被害を防ぐため、翌年美瑛川に堰堤(えんてい)が造られました。この堰堤は川を横切り川辺の白樺林の奥まで造られたため、堰堤の奥まで水が流れこみ、周囲の木々が枯れて水がたまりました。これが、「青い池」が誕生した経緯です。

長い間、ここの存在はあまり知られていませんでしたが、2000年代に写真家同士の口コミで広まり、2010年代に入ると一般の人たちにも情報が伝わり始めました。近年SNSで情報が拡散したほか、Macの壁紙に採用されたことで、一気に超有名観光スポットになりました。
今では、連休中や夏休みなど、日中は駐車場へ入る車の大渋滞が起きるほど。訪れる際は、午前中早めの時間帯がおすすめですよ。

「青い池」は、見る角度や季節、そして天候によっても色あいが微妙に変わります。皆さんが訪れる時は何色に見えるでしょうか?行ってみてのお楽しみ!
青い池
北海道上川郡美瑛町白金
[営業期間]雪解け後~積雪前(例年、ゴールデンウィーク頃から11月中旬頃)、見学自由。冬期はライトアップイベント時以外閉鎖。
0166-92-4378(美瑛町観光協会)
丘に広がる彩り豊かな花畑「展望花畑 四季彩の丘」


ここの見どころは、丘に広がる花畑!15ヘクタールもある広大な花畑には、毎年5月上旬から10月上旬まで、さまざまな花が咲き乱れます。
なかでも、6月下旬頃から8月下旬頃までがピーク。まさに、“花の楽園”という眺めを楽しめます。

広い花畑の周囲を歩いて散策することもできますが、ノロッコ号というトラクターがけん引する乗り合いバスか、カートで巡るのがおすすめです。


一方、カートは4人乗りで、園内を自由に走り回ることができます。自分で運転して、花畑の好きなところへ行くことができるので、とっても気楽!自分のペースでゆったり見たい、という方にはおすすめです。

さらに、子どもに大人気なのが園内にあるアルパカ牧場。ファミリーで訪れても楽しめるスポットです。

花のよい香りに包まれながら、彩り豊かな花の絨毯を眺めませんか?写真映えするスポットがいくつもありますよ。

展望花畑 四季彩の丘
北海道上川郡美瑛町新星第三
[営業時間] 4~5月・10月9:00~17:00、6~9月8:30~18:00、11月・3月9:00~16:30、12月~2月9:00~16:00
[定休日]なし
[入園料]無料。ただし、花畑の維持管理費用として一人あたり200円相当の募金あり(任意)
0166-95-2758
ラベンダー畑が有名な「ファーム富田」


ラベンダーの時期以外でも、がっかりすることはありません。園内にはさまざまな花が植えられているので、春から秋にかけて綺麗な花畑の眺めを楽しめますよ。

富良野周辺では昭和45(1970)年頃まで、香料の原料となるラベンダー栽培が盛んでした。ところがその後外国産のラベンダーや合成香料が登場したためにラベンダー栽培が衰退。「ファーム富田」は、富良野周辺でラベンダー栽培を続ける最後の一軒になりました。

昭和51(1976)年、栽培を諦めようと思っていた矢先、国鉄のカレンダーで「ファーム富田」のラベンダー畑の写真が使われました。すると、美しい紫色の丘の景色が注目を浴び、写真愛好家が殺到。それ以降、観光客が絶えず訪れるようになり、今や世界的にも知られる観光スポットになりました。



「ファーム富田」は駐車料金も入場料もありません。出入りも自由!好きな時、好きなだけ花を眺められるのも特徴。混雑を避け、早朝に訪れることも可能です。
富良野周辺を観光する人の多くが立ち寄る「ファーム富田」。カメラ片手に、一日中ずっといたくなるほど素敵なスポットです。

ファーム富田
北海道空知郡中富良野町基線北15号
[営業期間]2018年度は通年営業予定(12~3月はWHITE SEASONとして営業)
花畑への出入り自由
[定休日]ラベンダー開花期間はなし
※売店やカフェは、施設ごと、季節により異なります。詳細はホームページでご確認下さい。
[入園料]無料
0167-39-3939
森の中に散らばるいくつものクラフトショップ「ニングルテラス」


日中は木陰と木漏れ日の中でショッピングを楽しむことができ、夕暮れ時にはライトアップされ、ドラマの中に迷い込んだかと思うほど幻想的な雰囲気を味わえます。

さらに、一部のお店は、クラフト工房「ニングルアトリエ」で体験メニューも開催しています。

今回チャレンジしたのは、「森のろうそく屋」が開催する、夕焼けランタン作り体験(2,160円・税込、1回10名まで、前日までに要予約)。ロウでできたランタンのホルダーに、3色のロウで色をつける体験です。


彩りのあるランタンホルダー、出来上がった作品は持ち帰ることができます。

ニングルテラス内にはカフェも一軒あります。ログカフェテラス「チュチュの家」です。コーヒーやケーキなどを味わえるのですが、この店の人気メニューは、「焼きミルク」(520円・税込)!

焦げ目があるのにホットではないのです。冷たいのです!
ひと口飲んでみると、はじめは生クリームのような、甘くて濃厚でとろっとした味わい。でも、少し飲み進めるとコップの下のほうはすっきりとした牛乳。かき混ぜて飲むと、ミルクのスイーツに!?

なんとも不思議な味わいがあるミルク。これはぜひ、皆さんも飲んでみてください!
ニングルテラス
北海道富良野市中御料 新富良野プリンスホテル内
[営業時間]12:00~20:45※天候、季節により時間変更になる場合あり
[定休日]なし(店舗により不定休。11月に休業期間あり)
0167-22-1111(新富良野プリンスホテル)
行ったことがないという皆さん、ここは絶対外せないスポットですよ!ぜひ訪れてみてください。きっと、美しい景色や素敵な空間に魅了されるはずです。

川島信広
トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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