山口県角島の絶景すべてを楽しみ尽くす!ホテルや温泉、おすすめ観光スポット

2016.08.30

エメラルドグリーンの海の中を一直線に伸びていく角島(つのしま)大橋、南国と見紛うばかりの白い砂浜、夕陽に浮かび上がる灯台のシルエット――。山口県下関市豊北(ほうほく)町の角島一帯は、今や多くの人が「一度は訪れたい!」と憧れを抱く“絶景の地”として知られています。周辺にはどんな観光名所やホテル、温泉があるのでしょうか?メジャースポットから穴場まで、絶景めぐりのドライブへ出発です!

絶景の中を渡る「角島大橋」は
国内で「一度は訪れたい」場所の筆頭に!

山口県の北西の端、下関市豊北町の「角島」と本土とを結ぶ「角島大橋」が誕生したのは2000(平成12)年。全長は1,780mもあり、無料で渡れる橋としては国内でも屈指の長さを誇ります。
エメラルドグリーンからコバルトブルーへ。美しい海原のグラデーションの中へと伸びていく橋の姿はまさに絶景!車のTVCMでは何度もロケ地として採用され、また、橋を渡った先の角島では『HERO』や『四日間の奇蹟』といったTVドラマや映画のロケが行われるなど、その光景の美しさはメディアに登場するたびに話題となっています。

橋を渡る前に、まずは定番スポットから「角島大橋」を一望!

角島までのアクセスは、JR新山口駅から車で約90分。中国自動車道の美祢(みね)、小月(おづき)、下関の各最寄りICを降り、道路標識に従って国道191号線、山口県県道275号線を北上すると、やがて、あの憧れの光景が眼前に!

まずは「角島大橋」を一望できる「海士ヶ瀬(あまがせ)公園」に駐車(無料)します。

自然と見事に調和した橋の造形美もさることながら、目を奪われるのは海の色!天気が良ければ橋のたもとから海岸に沿って、見事なまでのエメラルドグリーンの海が広がります!
▲「海士ヶ瀬公園」より大橋と角島を望む。沖に向かうほど海の青が深まる
▲公園内にはトイレや売店もある。橋を背景に記念写真を撮る人もたくさん

公園からの眺望の素晴らしさはもちろん、道路を挟んだ反対側には展望台も設けられています。
▲角島大橋の西側にある展望台から。角島の端まで眺めることができる

展望台の背後にある斜面の上の方にも道路があり、そこからも風景が眺められるようだったので徒歩で行ってみました。すると、うわわー!ここからの眺めもまた凄い!
▲角島大橋と島全体を一望できるこの“絶景ポイント”は単なる一般道路上。風景を楽しむ際には、くれぐれも車に気をつけて

いきなり、最初から感動の嵐…ですが、ドライブはまだ始まったばかり。橋を渡り角島へと向かいます。
▲窓を開けて走ると、真夏でも海風が涼し~い!

島の隅から隅まで、絶景スポットを楽しみ尽くす!

角島は4平方キロメートルほどの大きさで、その名は島の両端にある二つの岬「牧崎」「夢崎」が牛の角のように見えることに由来します。人口は約900人、漁業と農業が主な産業です。

さて、島内を横断する幹線道路(県道236号線)からいったん横道へ。“牛の角”の片方でもある北端の岬「牧崎」を目指して、まるでトンネルのような林の中の道路を進んでいきます。
▲茂みに覆われた細い道路をすすんでいく。視界が開けたら目的地まであと少し

林を抜けると牛の放牧地、そしてその先には絶景ポイント「牧崎風の公園」があります。草原の向こうには水平線が広がり、もう片方の“牛の角”「夢崎」に立つ「角島灯台」も眺められます。
▲海岸線をたどっていくと、角島灯台の姿も望める

吹き付ける海風の強さも相まって、目の当たりにする大自然にただただ圧倒されるばかり。天気が良ければ先ほどの「角島大橋」とは趣がまったく異なる絶景を満喫することができます。
▲牧崎風の公園の遊歩道。年間を通じて風が強く、真夏でもとっても涼しい
▲遊歩道を散策すると日本海の荒波によって造形された玄武岩や、季節の草花が観賞できる。園内にはダルマギク(開花は10月下旬~11月上旬)の群生地もある
県道へと戻り、「角島灯台」を目指して運転していると、進行方向右手にきれいな砂浜が見えてきました。その反対側には広い駐車場と「しおかぜの里角島」と書かれた建物が。ちょっと寄り道してみましょう。
▲県道沿いにある「しおかぜの里角島」には海産物のほかに菓子類やお酒類など「角島」を冠したさまざまなお土産品が揃う

施設内を歩いていると気になる貼り紙が…、え?「わかめソフトクリーム」???さっそく食堂のカウンターで注文してみます。受け取ったソフトクリームは抹茶色ならぬ“わかめ色”、所々に粉末状になったわかめそのものが見え隠れしています…。
▲ソフトクリームに粉末状のわかめが混ぜ込まれている。ワカメのみ(写真)とバニラミックスがあり、価格はいずれも税込300円

意を決してクリーム部分を一口ぱくり!ソフトクリームの甘みとともにほんのりとわかめの風味が広がります。これはなかなかな珍味かも!?

なお、この施設の駐車場内にはレンタサイクル施設「角島サイクルポート」があり、電動アシスト自転車も完備しています。「角島大橋」を自転車で渡ることはできませんが、島内ならどこへ行ってもOK。集落の路地や港沿いなどを走れば、島ののどかな雰囲気を満喫できます。
▲料金は2時間税込200円(以降1時間ごとに100円)で、営業時間・定休日は「しおかぜの里角島」と同じ(サイクルボートは12~2月休業)。電動アシスト自転車(料金は倍)もある
「しおかぜの里角島」と県道を挟んだ向かいには「しおかぜコバルトブルービーチ」があります。角島一帯の海は、夏ともなれば海水浴客で賑わいます。角島の中でも人気のビーチのひとつです。
▲県道のすぐ横にある観光名所「しおかぜコバルトブルービーチ」。さらにこの先には「大浜海水浴場」があり、バンガローを備えたキャンプ場も併設されている
▲大浜のキャンプ場内には、映画『四日間の奇蹟』で使用された礼拝堂のセットが残されている。実は、内部は公衆トイレ

そして、5分ほど車を走らせると「角島灯台」がそびえる島の西端「夢崎」に到着しました。この灯台はイギリス人技師による総御影石造りの洋式灯台で、1876(明治9)年の完成から140年間変わらず毎夜海路を照らし続けています。高さ29.6mは石造りとしては国内第3位。国内に5カ所しかない第1等灯台の一つで、絶景スポットとしても有名です。
▲海を背景にしたその姿は、まるで絵はがきのよう。周辺は「角島灯台公園」となっている

島の象徴ともいえる灯台の存在感はもはや圧倒的。空を背景に、そして海を背景に、どこをどう切り取っても“絵になる”光景は見応え十分。人それぞれが感じるままに見事な絶景を堪能することができます。
▲参観寄付金(中学生以上税込200円)を支払えば灯台のレンズ直下にある踊り場まで登ることができる。灯台の踊り場まで登った先には絶景のご褒美が
▲反対側ももちろん絶景!近隣には島の自生草花を生かしたイングリッシュガーデン風の「夢崎波の公園」が広がる

立ち寄り湯もOKのホテル!絶景の展望露天風呂でリフレッシュ!

ドライブの締めくくりに、遊び疲れた体を温泉でリフレッシュしませんか?もちろん、最後の最後まで絶景にとことんこだわります。

「角島大橋」そして「角島」を眼前に望む、全室オーシャンビューが自慢の「ホテル西長門リゾート」。なんとなんと、嬉しいことに絶景の展望露天風呂を“立ち寄り”で利用することができるホテルなんです!
▲あまがせの湯からの眺望。湯船につかれば、水面がそのまま水平線と一体化してしまいそう。お湯はアルカリ性単純硫黄温泉で無色

あまがせの湯は角島の西側半分を一望でき、夕なぎの湯では角島に加えてさらに広域の絶景も楽しむことができます。ゆっくり温泉の湯船につかりながら角島の絶景を堪能する――。果たしてこれ以上の至福があるでしょうか。
▲夕なぎの湯からは、本土側の眺望も楽しめるホテル。もちろん眼前にはエメラルドグリーンの海
▲ホテル西長門リゾートはプライベートビーチやプールを備え、バナナボートなどマリンスポーツも楽しめる。海水浴・プールの利用は7月・8月のみ(9:00~17:30)

赤く染まる絶景に感動!夕陽を見ずに帰るなんて勿体ない!

滞在時間にまだ余裕があるなら、最後の最後に堪能したいのが角島周辺の夕景。これまで紹介してきたいずれのスポットでも楽しむことができます。
▲再び「海土ヶ瀬公園」付近の斜面上の道路より夕刻の「角島大橋」。夕景も見事な絶景

そして、数あるスポットの中でも、一番におすすめするのが「角島灯台」とともに眺める夕陽です。オレンジに照らされる灯台、水平線に沈みゆく太陽、闇の訪れとともに点る灯台の灯り――。ドラマチックなシーンの連続で、誰もが目の当たりにする絶景に言葉を失ってしまうはずです。
▲どんな夕陽に出合えるかは雲の状態にも左右される。まさに一期一会の絶景

角島とその周辺に点在する「絶景」。次から次へと心を震わす感動の連続に、きっと誰もが魅了されるはず。念願叶って角島を訪れた人のほとんどが、「再び訪れたい」と以前にも増して思いを募らせるというのも頷けます。

今回は角島が最高に盛り上がる「夏」に焦点をあてて絶景スポットにご案内しましたが、各地点の季節ごとにおける絶景もまた見事。今回のご案内がその助けになれば何よりです。なお、角島に来ておすすめグルメを知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。おすすめランチ情報などもありますよ。
▲角島大橋の夜景も幻想的。遠くの海には漁り火がゆらめく
兼行太一朗

兼行太一朗

記者兼営業として、地元山口の地域情報紙に14年間勤務。退職後はNPO法人大路小路ひと・まちづくりネットワークに籍を置き、守護大名大内氏や幕末における歴史資源の取材に携わる。同時にフリーライターとして活動しながら、たまに農業も。自称ネコ写真家。(編集/株式会社くらしさ)

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