黄金の夕陽と潮風に抱かれて…沖縄の海でサンセットディナークルーズ

2016.09.06 更新

美味しいディナーを堪能し、満ち足りた気分でクルーズ船のデッキに上がると、そこにはオレンジ色の水平線にゆっくりと沈んでいく黄金の夕陽。海を眺め、言葉もなく静かに一日の終わりを見送りながら肩を寄せ合う…そんな素敵なひとときを船の上で味わってみませんか。

沖縄本島唯一の大型ディナークルーズ船「モビーディック号」

クルーズ船に乗って本格ディナー体験って、ちょっとした憧れですよね。今回ご紹介する「モビーディック号」は、質の高い食事や沖縄らしい演出、そして何より水平線に沈む幻想的な夕陽が眺められるとあって旅行者に大人気。集合場所も那覇の中心エリアから近く、気軽に参加可能です。
沖縄本島唯一の大型ディナークルーズ船でサンセットディナーを味わう、そんな憧れ体験をレポートします!
那覇港の待合所で集合し、そこから送迎バスに乗って船へと向かいます。夏休みということもあって子供連れの家族やカップル、女子会の集まりなど本土からの観光の方が多いようですよ。
▲「モビーディック号」。大型船で那覇港周辺の内海をゆっくりと航海するので揺れも少なく、移り変わりゆく景色を眺めながらのディナータイムを楽しむことができます

モビーディック号と名付けられた船の船体には、マスコットのピンクのクジラちゃんが可愛らしく描かれていてとってもキュート。子ども達は船を目の前にしてテンションも上がってきているようです。船に乗るって、何だかちょっと特別感がありますよね。

ワクワクしながらいざ、乗船!

船の上では船長の仲本健次さんがお出迎え。「ようこそ、モビーディック号へ!」船長さんの満面の笑顔に、ワクワク感が一気に高まってきました。
▲2階レストランでのコースディナーか、3階オープンデッキでのBBQ(5月~9月限定)のどちらかを選べます

レストランの中はちょっとレトロな雰囲気の佇まい。普段着で、気取りすぎずに本格ディナーを楽しむことができる感じが嬉しいですね。席に着いてメニューからドリンクを選んでいると、窓の景色がゆっくりと動き始めました。いよいよ出発です!
▲ハイビスカスコース(5,700円・税込)

料理は前菜やメイン、デザートなどがセットになっていて、会話を楽しみながら食事ができるようにと時間差で出来立てが運ばれてきます。

今回はハイビスカスコースをいただきました。
コースは、アミューズ、オードブルバリエ3種盛、自家製パンorライス、魚介のグラタン、牛肉のサイコロステーキ 和風ソース、デザートがセットになっているほか、生野菜のサラダや2種類のスープ、ポテトフライ、コーヒー、紅茶などがバイキングスタイルで楽しめるので、食いしん坊さんにもおすすめですよ。
窓の外の景色を眺めながら、美味しいお料理をいただきます。外の景色がどんどんと変化していくのが、地上のレストランでは味わえない良さだとスタッフの方がおっしゃっていました。お料理を待つ時間も海を眺めながら沖縄を満喫できるのは嬉しいですよね。
▲牛肉のサイコロステーキ

メインの「牛肉のサイコロステーキ」は、お肉が柔らかくって驚きです!美味しいお料理に思わずほっぺも緩んでしまいました。素敵なお料理の数々は、「モビーディック号」の千葉三雄(ちばみつお)料理長によって愛情を込めて作られています。デザートのお皿にはピンクのクジラちゃんがちょこんと描かれていて、これがまた可愛いんです。当日、探してみてくださいね。
レストランの中では生演奏のステージもあり、この日はマツモトカズトさんによるギターの穏やかな演奏が心地よく空間に響いていました。
ステージは2回行われ、食事がスタートする時間と、船が港に着く前にも演奏されます。それ以外の時間は外に出て、心地よい潮風を感じながら海を眺めるなどサンセットタイムを思う存分楽しめるようになっています。この時間で写真をいっぱい撮ってくださいね。

船の上を散策してみよう

お腹がいっぱいになったところで、少し船の上を散策してみることにしました。
デッキに出ると水平線の遠い向こう側で雨が降っているのが見えました。沖縄の言葉で「かたぶい」とよばれる現象で、こっちは晴れているのにあっちでは雨が降っていて…というダイナミックな風景をたまに見ることができます。スコールなどの通り雨も多く、雨が降ってもすぐにスカッと晴れたり、雨のあとには大きな虹がかかったりする素敵なお天気なんですよ。
ちょうど泊大橋が目の前に現れました。この橋は夜になるとオレンジ色にライトアップされ、橋の左右にノスタルジックな那覇の街が見られるそうです。橋の向こうには入道雲がもくもくと立ち上り、夏真っ盛りを告げています。
船の航路になっている那覇新港には、世界の海を航海する大型客船がよく停泊しています。この日は日本の「ピースボート」が停泊していました。この大きな船で世界一周の旅をしているということですよ!

船長さんのはからいで「モビーディック号」が至近距離まで近づいていきます。大型客船のお客さんがデッキにいる時などは、手を振ってくれてコミュニケーションを楽しむこともできるそうですよ。近くで見るとなかなかの迫力ですね~。

夏の醍醐味、BBQ!

階段を登った3階のデッキでは、BBQを楽しむお客さん達の楽しそうな笑い声が響いていました。こちらはオープンスペースなので、視界いっぱいに海が広がっていて開放感満点なんです。沖縄の明るいポップスをBGMに、お肉の焼ける香ばしい匂いと冷えたジョッキにはオリオンの生ビール。「乾杯~!」と声高々にビールを掲げ、一気にグビッと飲み干す…ホントに最高な時間ですよね。
女子旅や社員旅行などワイワイと騒ぎたい時などにぴったりのシチュエーション。5月~9月に楽しめるBBQコースは地元の方にも人気だそうでおすすめですよ。

シーマンズユニフォームで思い出の1枚を

ここで、ちょっと嬉しいニュースを。何と、「モビーディック号」では記念撮影用にシーマンズユニフォーム(クルーの制服・帽子)の貸出しをして貰えます。予約時に「シーマンズユニフォーム希望」とお伝えしてくださいね。もちろん、大人の利用も大歓迎だそう。スタッフの皆さんも気軽に撮影に応じてくれるので、思い出の一枚が出来上がります。

大空を彩るトワイライトタイム

船長室を出てデッキに立つと、そこには美しい夕空が大きく広がっていました。雲の隙間に沈んでゆく夕陽と、次第に色が変化していくグラデーションの空。少し涼しくなってきた南風を身体に心地よく感じながら、刻一刻と色を濃くしていく空を眺めては何かが満たされていく感覚に包まれます。
▲太陽が黄金色に変化していきます
▲はるか遠くに見える灯台のシルエットも美しい
▲大切な家族や恋人、仲間と一緒に沈む夕陽を眺められる幸せな時間…なにものにも代えがたい宝物のようなひとときです
▲雲の隙間から上に光が伸びていきます
▲港に近づく頃には空も赤く色づきました
▲日没後、空が柔らかい光に輝く時間は、マジックアワーと呼ばれます

サプライズで驚かせちゃおう!

夕陽を思う存分満喫した後、レストランでは2回目のステージが始まりました。「モビーディック号」ではアニバーサリーサービスというのがあって、乗船日の前後一週間に誕生日を迎えられる方や、結婚記念日などのお祝いの日だというお客さんにはサプライズを準備してくれます。

この日はハネムーンの方が一組と、結婚記念日のご家族が一組いらっしゃいました。ステージ上のミュージシャンから「おめでとう」の言葉がかけられると、サプライズのトロピカルドリンクが運ばれてきました。
グラスに添えられたパチパチと火花を散らす花火に、嬉しそうな主役の顔が明るく照らされています。子供達も満面の笑顔でお父さん、お母さんを祝っています。
▲外が暗くなると雰囲気がグッとロマンチックに

今回は「ハイビスカスコース」をいただきましたが、ディナーコースメニューはロブスターや牛フィレ肉のステーキなどが豪華な「カトレアコース」(9,800円・税込)や、チキンと魚がメインの「ブーゲンビリアコース」(4,300円・税込)など5種類の中から選ぶことができます。※詳細はホームページ参照。一部メニューについては、Web割りがあります。

本格的なディナーを味わえる上、ロマンチックな時間を過ごせるのでご夫婦やカップルにもオススメ。子どもにもジュニアコースやお子様ランチもあるので、大家族で行ってもみんなで楽しむことができます。

クルージングのラストは沖縄の夜をしっとりと味わう

楽しかった時間もそろそろ終わりの時を迎えます。2回目のステージでは沖縄伝統の三線(さんしん)が奏でられました。海の上で聴く三線の音色はまるで、沖縄の情緒豊かな感性を体全体に届けてくれるかのように心地よく響いてきます。
▲「島唄」に合わせてカチャーシーを踊ります

ステージ横ではスタッフさんがカチャーシー(沖縄の手踊り)をレクチャーしてくれています。皆さんもその真似をしながら、気持ち良さそうに体を揺らし始めました。

子供たちもお父さんを真似て上手に踊っていますよ。そんな微笑ましい光景を眺めながら、今日の体験が、沖縄の旅の素敵な思い出になったらいいなとじんわりしてしまいました。
船が港に着く頃には、那覇の街は夜の明かりでライトアップされていました。待合所までのバスに乗り込むと、窓の向こうでは船のスタッフさん達が全員で見送りに出てきてくれているのが見えます。少し寂しいですが、ここで大きく手を振ってお別れです。スタッフの皆さん、とってもフレンドリーで笑顔がキラキラしていましたよ。

乗船の際にはスタッフさんに色々と話しかけてみて下さいね。黄金の美しい夕陽と、大きな家族のようにホッとする「モビーディック号」の暖かさに、心がじんわりと癒された素敵なクルーズ体験でした。
Hinata (吉岡陽)

Hinata (吉岡陽)

WORD WORKS OKINAWA シニアライター。地元、神戸を中心に沖縄本島、八重山などにも時々拠点を置きながらノマド的人生を送る。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしても活躍中。好きなことは料理、物作り、音楽、読書、写真、旅などあらゆることに興味はつきない。最近は、世界一周の船旅にも出掛けるなどして旅本を執筆中。

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