清水寺のライトアップを見に行こう!周辺のおすすめ観光スポット&ランチ情報も

2017.11.08

京都観光の大定番といえば清水寺。境内は清水の舞台をはじめ、三重塔や音羽の瀧といった見所がたっぷりですが、特に秋の紅葉シーズンを中心に、春・夏と期間限定で行われる特別拝観、ライトアップはぜひ一度は訪れてみたいところ。今回は、祇園を出発点として、清水寺ライトアップを見に行くおすすめの観光ルートをご紹介します。

▲本堂は現在改修中のため、外側が覆われている場合があります(本堂内への参拝は可能)。改修工事完了は2020年3月を予定

2017年の清水寺・夜間特別拝観スケジュール

夜間特別拝観は、春、夏、秋の3回行われます。受付開始時間は季節により異なりますが、受付終了はいずれも21:00となります。

春:3月3日から12日、3月25日から4月9日(18:00受付開始)
夏:8月14日から16日(18:30受付開始)
秋:11月11日から12月3日(17:30受付開始)

まずは着物をレンタルしよう

清水寺への行き方は、京都市バス・五条坂から徒歩約10分、というのが一般的ですが、今回は祇園方面から清水寺へ向かうことにします。京阪電車・祇園四条駅から寄り道せずに歩くと徒歩約30分の距離ですが、途中で写真映えするスポットを巡りながら、のんびり町歩きを楽しみましょう。
夜間拝観が始まるまでの日中は、着物をレンタルして祇園・東山の町歩きを楽しむのがおすすめ。プロカメラマンが町並みとともに着物姿を撮影してくれるロケフォトプランや、デートにもおすすめなカップルプランなど、ニーズに合わせて様々なスタイルで楽しめます。
▲風情ある小路を散策するなら着物レンタル・浴衣レンタルがおすすめ

祇園・八坂神社から清水寺方面へ

着物をレンタルできたら、早速散策。まずは四条通りの東の突き当たりにある八坂神社を参拝しましょう。

八坂神社の境内には美容の神様が祀られている末社・美御前社(うつくしごぜんしゃ)があります。美のパワースポットとして多くの参拝者が訪れるおすすめスポットです。

古都の情緒たっぷり!「石塀小路」をゆく

八坂神社の南楼門を後にして、下河原通りを南へ下ると、左手に石畳の細い路地が現れます。「石塀小路(いしべこうじ)」と呼ばれる路地です。
▲“祇園の奥座敷”ともいわれる石塀小路

石塀小路は、料亭や旅館がずらりと並ぶ風情ある町並み。自動車の通行が規制されているため、閑静な雰囲気が漂います。アスファルトの道と違って、石畳は照り返しがきつくないので、夏でも比較的ゆったりとそぞろ歩きを楽しめますよ。
石塀小路の歴史は意外と浅く、明治末期から大正初期にかけて高級貸家街として開発されたのが始まりだそうです。いわれてみれば、高い石垣と石畳が高級感を醸し出していますね。
▲石畳の一部には、昭和53(1978)年に廃止された京都市電の敷石が再利用されています

昼間もよいのですが、もう一つの見どころは夜。行灯が灯り、どこか艶っぽい風情に心ときめきます。清水寺のライトアップを見た後に、もう一度立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
▲夜は大人っぽい雰囲気に

「ねねの道」は季節のうつろいを楽しめる散歩道

曲がりくねった石塀小路を抜けると、そこは「ねねの道」です。
豊臣秀吉の妻、北政所(ねね)ゆかりの高台寺から名付けられたもので、「高台寺道」とも呼ばれます。
▲両脇の塀からのぞく木々が四季を映しだします

ねねの道は、石塀小路同様、美しい石畳が続く一本道。景観を損なわないよう電線も地中化されており、古都の風情を存分に感じることができます。加えて、春は桜、初夏は新緑と、季節ごとに移り変わる沿道の木々にも心癒やされます。

心洗われる高台寺の美庭へ

ねねの道から石段の台所坂を上ると、高台寺に到着です。
▲高台寺の入り口、台所坂。秋は紅葉が美しい

東山の山麓にある高台寺は、秀吉の正室・ねねが、亡き夫を弔うために開いたお寺。造営の際には徳川家康からも援助を受け、伽藍(がらん)は壮麗を極めたと伝えられます。

度重なる火災で伽藍の大半は焼失してしまいましたが、難を逃れた霊屋(おたまや)や開山堂、茶室の傘亭・時雨亭、観月台などが当時の面影を今に伝えています。
▲伏見城から移築された観月台。秀吉とねねが二人で月を眺めたそうです

「高台寺といえば庭」といわれるほど、庭園の美しさには定評があります。「臥龍池(がりょうち)」「偃月池(えんげつち)」の2つの池を中心とした「波心庭(はしんてい)」は名作庭家として知られる小堀遠州の代表作で、国の史跡・名勝にも指定されています。
▲方丈から白砂の波心庭を望む

白砂の文様が見事なこの庭は、本堂である方丈から見ることができます。桃山文化の粋が結集した絵画のような情景は心に深く刻まれるはずです。

また、季節の節目で夜間拝観を行っており、四季折々でライトアップされた庭園を観覧することができます。
▲臥龍池と開山堂を望む紅葉のライトアップは必見

<2017年の高台寺夜間特別拝観スケジュール>
春:3月3日から5月7日
夏:8月1日から8月18日
秋:10月21日から12月10日

<拝観時間>
9:00から22:00(21:30受付終了)
※日没後ライトアップ

知る人ぞ知る「一念坂」で東山ツウに

ここで少し寄り道情報。先ほどご紹介したねねの道から、二寧坂(二年坂)方面へ向かう途中に裏通りのような雰囲気の小さな路地があります。

一念坂と呼ばれるこの通りは平成2(1990)年に整備されたもので、坂とついているものの実際は平坦な道。二寧坂・産寧坂(三年坂)に比べると知名度は低いのですが、こちらも東山らしい風情のある通りです。
▲短いながらも趣ある一念坂。ここを知っていれば東山ツウ!?

一念坂エリアは、和小物などを扱うショップが並ぶ、目にも楽しい通りでもあります。なかでもオススメなのが、京都の伝統工芸・京くみひもを使った雑貨店「SHOWEN」。
▲自分用にはもちろん、お土産にも喜ばれそうな京くみひも

宇治に工房のある「昇苑くみひも」が、糸の染色から紐を組み、製品にするまでを一貫しておこなっているため、品質は確か。その上、色彩もデザインもポップにアレンジされていて、アクセサリーやチャームなど、さりげなく身に着けられるアイテムばかり。今までのくみひものイメージがガラッと変わりそうです。
▲帯締めがおしゃれな蝶ネクタイに

二寧坂で名物ランチを堪能する

清水寺へ向かう二寧坂や産寧坂、清水坂といった門前通りではランチやショップ巡りを楽しみましょう。京都ならではのグルメやお土産が豊富に揃っているので、ついつい長居してしまうかも。
▲土産物店や食事処が軒を連ねる二寧坂

麺類がお好きな方は、うどん料理の店「名代 おめん 高台寺店」で決まり。国産小麦100%の風味豊かな香りと、つるつる・もちもちとした食感の自家製麺が評判です。セットメニューであれば、湯葉や焼鯖寿司といった定番ものから、鱧や賀茂茄子など京都の旬の食材を使った料理もあわせて楽しめます。
▲季節の野菜や具とともに、特製うどんをたっぷりのつゆに浸していただきます
また、お茶漬けバイキングで有名な「阿古屋茶屋」は、京都に来たならぜひ食べておきたい京漬物が食べ放題の大人気店。
▲色とりどりのお漬物。鮮度の良さが売りで食べ飽きることがありません

東山のシンボル「八坂の塔」へ

二寧坂を上りきると八坂通りにぶつかります。この通りを右手に下ったところに見えるのが、東山のシンボルとなっている五重塔、通称「八坂の塔」です。
▲京都東山のシンボル・八坂の塔

聖徳太子が建立したといわれる八坂の塔は、正式には「法観寺(ほうかんじ)」といいます。複数回焼失しており、現在の塔は永享12(1440)年に室町幕府6代将軍・足利義教によって再建されたもの。参拝することもできますが不定休なので、確実に行きたい方は事前に問い合わせてみてくださいね。

ちなみに、通りの下から八坂の塔を見上げるアングルでカメラを構えれば、「THE・京都」な一枚を撮影することができます。旅の記念に忘れず収めておきましょう。

産寧坂・清水坂を経て、清水寺へ

続いては産寧坂。二寧坂と同様、石畳で風情のある参道を上りながら、飲食店やお土産店を巡ることができます。

ちなみに、二寧坂・産寧坂の語源には諸説ありますが、二寧坂は「産寧坂の下だから」という説が一般的。一方、産寧坂は、高台寺に居を構えていたねねが、子どもの誕生を念じて(産・念)坂を上がり清水寺にお参りしていたことから名づけられたという説が有力です。ねねの願いを感じながら歩いてみてはいかがでしょう。
ここでのおすすめは、京都土産の代表格、もちもちの食感がたまらない「阿闍梨餅」の直営店「阿闍梨餅本舗 満月 産寧坂店」。百貨店や京都駅などでも購入することはできますが、行列ができたり、時間帯によっては売り切れてしまうことも多いので、直営店で確実に購入するのがおすすめです。
▲直営は、ここ清水産寧坂店と、左京区にある本店、金閣寺店の3店舗のみ
▲清水坂へと続く産寧坂の石段

産寧坂を上れば、いよいよ清水寺へと直結する清水坂に到着。門前町の中でも一番のにぎわいを見せるこの通りは、抹茶スイーツやみたらし団子など、思う存分食べ歩きを楽しめます。ランチを軽めに済ませて、おやつタイムやお土産探しに比重を置くのもアリですよ。

東山観光のハイライト・清水寺を参る

清水坂を上りきると、いよいよ清水寺に到着です。

京都を代表する観光スポットとして不動の人気を誇る清水寺。その歴史は古く、宝亀9(778)年、延鎮上人が音羽山に草庵を結んだのが始まりといわれています。
▲音羽山の斜面からせり出す「清水の舞台」

清水寺という名称は、音羽山から湧く音羽の瀧の水が清らかだったことに由来します。音羽の瀧は創建以来1200年以上一度も枯れることなく、一年を通してほぼ一定量の水が湧き続けているそうです。
▲三筋から流れる音羽の瀧。学業・長寿・良縁のご利益があるそう

見所の多い境内の中でもひときわ目を引くのが、高さ約31mの三重塔。豪華絢爛な建築美に目を奪われます。内部には大日如来像が祀られているほか、極彩色で描かれた飛天や龍の天井画などがありますが、残念ながら拝観することはできません。
▲三重塔としては日本最大級の高さを誇る

国宝に指定されている本堂・清水の舞台は、「懸造り(かけづくり)」という手法で組み上げた木造建築。釘を一本も使っていないというから驚きです。
4階建てのビルの高さに相当するだけあり、京都市街を一望できるビュースポットでもあります。絶景パノラマに感動すること間違いなしですよ。

尚、清水寺参拝の楽しみである御朱印は、清水の舞台の先、本堂東側にある御朱印所でいただくことができます。ぜひ御朱印帳を準備しておきましょう。また、白いお守りに幸という字が入っている「幸守」は、日本人のみならず外国人からも大人気。ライトアップが始まる前に必ずゲットしたいですね。
さらに、清水寺の中で特に女性に人気なのが「地主(じしゅ)神社」。こちらは数々の縁結びの神々をおまつりしているほか、「恋占いの石」や「水かけ地蔵」など数々の良縁スポットが並び、多くの参拝者でにぎわっています。
地主神社のほかにも、お堂の下を菩薩様の胎内に見立てて真っ暗闇を手探りで進んでいく胎内めぐり(小学生以上100円)など見逃せないポイントがいっぱい!あまり知られてはいませんが、“清水寺の七不思議”といったミステリーもあるので是非チェックしてみてくださいね。

いよいよ圧巻のライトアップ!

そうこうしているうちに時間は夕方に…拝観時間が終了して、一度参拝客は全員外に出ますが、春夏秋のライトアップ(夜間拝観)の時期はもう一度夜に開門します。
あたりはすっかり暗くなり、いよいよライトアップの瞬間です!本堂の先にある奥の院から清水の舞台を振り返った時の景色は圧巻!秋ならば、燃えるような紅葉と清水の舞台、京都の街の明かりが織りなす三位一体の絶景を堪能できますよ。
▲幻想的な夜の清水寺。青い一筋の光は、観音さまの慈悲の心を表している
普段とは違う表情を見せてくれるライトアップ時の清水寺。一生に一度は見ておきたい絶景でですよね。一度訪れるとまた何度も足を運びたくなってしまうほどの魅力を持っているので、何度も足を運ぶ中で、クライマックスの時間まで楽しめる周辺の散策コースを探してみてはいかがでしょうか。

清水寺の基本情報

<拝観料>
大人400円
<通常拝観の拝観時間>
6:00~18:00
2017年4月10日から7月31日の土・日・祝日、8月1日から9月30日は18:30まで
※夜間特別拝観は記事上部に記載
<所要時間の目安>
約40分
<所在地>
京都市東山区清水1丁目294
<清水寺へのアクセス>
○路線バス(京都市バス)「五条坂」または「清水道」バス停(京都駅からの所要時間は約20分)で下車、徒歩約10分
○京阪電車・清水五条駅から徒歩約25分、祇園四条駅から徒歩約30分
ぐるたび編集部

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