空に浮かぶ露天風呂「棚湯」、エンタメ温浴施設「ザ アクアガーデン」…杉乃井ホテルを日帰りで楽しむ!

2016.09.16

湯の里として知られる大分県別府市にある「杉乃井ホテル」。こちらは、1944(昭和19)年開業と老舗ながらも、革新的な施設をオープンし続け、国内を始め海外からも観光客が絶えない人気ホテル。実はこちら、日帰りでも楽しめるのです!宿泊予約せずとも楽しめる、話題のエンタメホテル「杉乃井ホテル」へ、いざ行かん!

源泉数、湧出量共に日本一の別府市は、「おんせん県おおいた」を代表するエリア。そして、別府温泉や「杉乃井ホテル」のある観海寺温泉など、市内8つの温泉地の総称である“別府八湯”は人が入浴できる温泉の湧出量としては、世界一でもあるのです!
▲湯けむりたなびく別府の街並み

そんな温泉大国・別府市において「杉乃井ホテル」は、最も代表的、といっても過言ではない宿泊施設です。創業72年の老舗ホテルは、繁忙期はもちろん、オフシーズンでも土日は644室もの客室が満室になるという人気ぶりを、今なお誇っています。
この人気を不動のものとしたのが2003年に新設した露天風呂「棚湯」。そしてその後も次々と客室やレストランなどをリニューアルし、2010年には水着で楽しめる温浴施設「ザ アクアガーデン」をオープンしました。
▲「ザ アクアガーデン」の目玉、噴水ショー

この2つの施設は、何と日帰りでも利用可能!「宿泊の予約が取れなかった~」「泊まらないけど遊びたい!」って方にお勧めです!

別府市の高台に立つ、
とにかくでっかい!「杉乃井ホテル」

「杉乃井ホテル」は九州自動車道別府ICから車で5分、JR別府駅から路線バスで10分ほどの場所にあります。緑の山々を背に立つ3つの建物、左から「Hana館」「中館」「本館」と、客室やバー、レストラン、売店が入った建物が並びます。「3つも!」と驚くなかれ。今回紹介する「棚湯」と「ザ アクアガーデン」は、この3つの建物からさらに左側にある「スギノイパレス」内にあります。
▲受付は「スギノイパレス」2階に

「棚湯」と「ザ アクアガーデン」の受付は「スギノイパレス」入口からエスカレーターを昇ったところにあり、水着のレンタルも可能です(420円~1,030円※税込)。タオルは入場料に含まれるので、まさに手ぶらでいっても大丈夫!料金は「棚湯」と「ザ アクアガーデン」がセットになっているので、日帰りで一日遊ばれる方も多いとか。

子供は遊んで、大人は癒される…
遊べる温泉「ザ アクアガーデン」

受付を済ませたら「棚湯」と「ザ アクアガーデン」どちらから楽しんでもOK。
まずは水着に着替えて「ザ アクアガーデン」に行ってみます!
▲キュートなお姉さんが受付にてお出迎え

「ザ アクアガーデン」の受付では、浮輪(420円~620円)、ライフベスト(520円)などのレンタルも。※すべて税込
▲ここが「ザ アクアガーデン」!プールにあらず、温泉なのです!

足を踏み入れると、まるでプールのような光景。ですが、もちろん使用されているのは、すべて別府の温泉!豊富な湧出量がないと、こんな贅沢できません~!
こちらは大きく3つのスパに分かれています。

まずは、メインとなる一番広い「展望スパ」。別府湾と別府市街地に面して造られており、その名前の通り展望が素晴らしいのです!!
▲1時間くらいこのままでいられそうです…
▲天気の良い日は四国の最西端にある佐田岬も見えるそう!え?ここ別府ですよ!

「展望スパ」には東屋タイプと、展望を眺めながら楽しめる一人用タイプのジャグジーもあります。もう、眺めとジャグジーとで、癒されまくりです。
▲別府湾に向かって座る一人用タイプのジャグジー。泡の力で首から足の裏までマッサージされます

2番目に広いスパが「オーバルプール」。パラソルとチェアーもあり、リゾート感たっぷり。ゆっくり読書したり、飲み物を飲んだりして過ごすならこちらがお勧めです。
▲まるでリゾート地のプールのような「オーバルプール」

そして、3つ目が打たせ湯や足湯も備えた「キッズスパ」。子供たちが安全に楽しめるように配慮されています。
3つのスパ以外にもう一つ、三角屋根の建物があります。
こちらは「フロートヒーリングバス」と言い、塩分濃度5%の温泉に浮遊し、さらにアロマや水中照明により癒し効果を体感できるというもの。しかも日本初だそう!
▲中はどのようになってるのか…?

…これは体験したい!!
という訳で、実際にやってみました「フロートヒーリングバス」。
▲ぷか~
▲ぷかぷか~
▲ぷかぷかぷか~

これは気持ち良いです!!!
行ったことはありませんが、イスラエルの死海がこんな感じではないでしょうか。

塩分濃度が高いためリラックスして身体の力を抜くと、自然と水面に浮いてきます。塩分濃度が高いと聞き、肌に良くないのでは…?と思ったのですが、心なしかとろりとしており、肌に柔らかい感触。真っ白な空間の中温かい温泉に包まれ、ゆっくり深呼吸すると柑橘系のアロマの香り、そして水中スピーカーからヒーリングミュージック…。

触覚・温冷覚・浮遊感覚・嗅覚・視覚・聴覚…この6つの感覚で癒されるそうです。
味わったことのない癒しの感覚、ぜひお試しください!

小さな子供に嬉しい
壁の落書きスペース

取材日は夏休み中だったためか、小さなお子さん連れのファミリーが多く楽しんでいらっしゃいました。そんな小さなお子さんに嬉しい仕掛けもありました。それが、この壁の落書きスペース。

オーバルプールの前に大きな白いボードがあり、専用のクレヨンで自由に落書きができます。スパに飽きても、ちょっと別の遊びができるのが小さなお子さん連れにはうれしいですね。
▲スポンジですぐに消せるので何度でも楽しめます

夜は煌びやかなショーを開催。
温泉とイルミネーションの新感覚!

そして最大の特徴といえば、夜に開催される「噴水ショー」!
「ザ アクアガーデン」の温泉を楽しみながら、ショーを観覧できちゃうのです。
この「噴水ショー」はウォータースクリーンと言う、噴出する水に映像を投影するショー。パリのヴェルサイユ宮殿の噴水ショーと同じデザイナー「Michel Amann(ミッシェル・アマン)」が演出しています。もちろん九州初!
七色に輝く光と音が織りなす幻想的なショーは、圧倒されるほどの美しさ。世界的にも最高峰といえるエンターテインメントを温泉につかりながら楽しむ…こんな感動を家族で共有できるのは最高の贅沢ですよね。
※噴水ショーは1日4回開催(1回17分)
「ザ アクアガーデン」のコンセプトは“大人のためのプール”。男女一緒に、広々とした露天風呂を楽しみたい。そんな願いを叶えるために造られました。混浴や貸し切り風呂という選択肢もあるものの、裸であることへの抵抗があったり、こぢんまりとした浴槽になる、という現状がありました。

そこで、「杉乃井ホテル」は別府の温泉を使用し、眺望も抜群かつ広々とした水着着用の温浴施設を造りました。
そして現在、「ザ アクアガーデン」は大人だけではなく子供も楽しめる「温浴施設」に進化しています。

お父さんと娘、お母さんと息子だって思い出を共有したい。
家族全員が同じものを見て、同じ温泉につかり楽しみたい。
そんな家族の願いを叶えるために進化している“新しい温浴施設”はこれからもより楽しいものになっていくのでしょうね。

女性はうれしい!塩&泥の天然エステ

「ザ アクアガーデン」には、受付横にセルフエステのスペースもあるんです!
メニューはソルティサウナとファンゴセラピーの2種類。
日帰りの入場料金にはソルティサウナで使う「塩」が1回分含まれていますよ!
▲入口には、世界の塩マップが!
▲紹介している世界の塩は入口で販売。モンゴルやアンデスなど26種類が並んでいました。料金も1袋税込200円~5,150円と様々!
▲こちらが入場料金に含まれるソルティサウナの「塩」。オーストラリア産です

サウナは湿度0%の「ソルティドライサウナ」と湿度100%(!)の「ソルティウェットサウナ」の2種類があります。
▲ソルティドライサウナ。眺めも良いです!

どちらも効果は同じとのことですが、肌カラカラのアラフォーゆえ、迷わず「ソルティウェットサウナ」を選択。

早速やってみました!

まずは、サウナに入り塩を手や足など体に塗っていきます。
そこからはこすらずにひらすら我慢!
▲肌に塗りこんだ塩が…
▲どんどん溶けて透明になっていきます

10分ほどサウナに入っているうちに、塩がみるみる溶けていきます。塩が溶け始めたらマッサージするように塗り広げて…。最後は専用のシャワーで洗い流して終了です!

この肌の質感、文章で伝えるのが難しいのですが、肌の荒い角質が洗い流された感じです!
“サラサラ”というよりは“ツルツル”になったイメージ。これはすごい!

調子に乗って次は「ファンゴセラピー」も挑戦!
ファンゴセラピーとは、イタリアではローマ時代より親しまれている美容方法。温泉成分やミネラルを豊富に含んだ温泉泥(ファンゴ)を全身に塗り込み保温することで、高い温泉効果が得られ、疲れを癒し、体の凝りをとることができるといわれているそうです。

ここで使用する温泉泥は杉乃井ホテルの源泉から噴出する泥と、九州大学の旧温泉治療学研究所跡地から噴出する治療用にも使用していた泥を混ぜ合わせたもの。一度も使っていない新鮮な温泉泥を肌にたっぷり塗り込みます。
▲温泉泥はコップ一杯で1,030円(税込)。きめ細やかな泥はしっとり柔らか。硫黄の香りがします!
▲ファンゴセラピーの部屋はこちら。真ん中に温泉泥のコップを置いて…レッツファンゴ!
▲肌にたっぷり塗り込みます。老化した肌よ、蘇っておくれ…

ファンゴセラピーは、肌に塗った泥が乾いたらOK。専用のシャワーで洗い流します。
こちらのエステは肌に張りがでた感じ。潤いときめ細やかさを効果として実感しました!
塩と泥、バンザイ!

まるで空に浮かんでいるよう。眺望絶佳なり!「棚湯」

▲先ほど「ザ アクアガーデン」で眺めた別府湾と別府市街地を一望する絶景が、「棚湯」でも広がっています。写真は2段目からの眺め

さて次は、更衣室で水着を脱ぎ、「杉乃井ホテル」の代名詞ともなった「棚湯」へ。

特筆すべきは露天風呂の造り。
5段からなる湯船が、まるで棚田のように段々に連なっています。
写真でも絶景と開放感は伝わると思いますが、実際に入浴してみると感動は倍増。
棚湯のどこに入るかで見える景色も入浴スタイルも異なるので、色んな入浴タイムを過ごせます。

最上部の1段目は、ガラスで仕切られた内湯。ガラスとはいえ絶景は楽しめます。
半露天の2段目は、屋根があるため、雨天でもゆっくり眺望を楽しむことができます。
最も広い3段目は、一番幅があるため、雄大な景色を楽しむのにぴったりです。
4段目は、左奥の東屋とつながっており足湯も楽しめます。
棚湯の一番先端にあたる5段目は、寝湯。横になり、一番眼前に広がる絶景を楽しめる贅沢が待っています。
▲5段目の寝湯から望む景色

そのほか展望サウナや樽湯、洞窟湯もあり、バラエティも豊富。すべて入浴するだけで私は1時間以上満喫できました。
▲樽湯
▲洞窟湯
▲展望サウナ

そして何よりお勧めしたいのが、「棚湯」から望む“移り変わる景色”。

夕刻からは、次第に落ちていく太陽とともに表情を変えていく景色に目を奪われるはず。
言葉も出ないほどの美しさが、「棚湯」オープンから13年経った今も多くのファンを惹きつけてやまない秘密なのでしょう。

余談ですが日の出前のピンク色に染まる海と空も筆舌しがたい美しさです。
こちらは残念ながら日帰りでは楽しめないので、宿泊して体感してみてください。
▲夕刻は幻想的な美しさ
▲朝日を望む神々しい景色
▲日の出前はあたり一面がピンクとブルーのグラデーションに

まだまだ魅力は尽きない「杉乃井ホテル」

今回「棚湯」と「ザ アクアガーデン」をご紹介しましたが、「杉乃井ホテル」のエンターテインメントはまだまだたくさん。さまざまな料理のシェフが腕を振るい、種類豊富な料理が揃うバイキングレストランや、ボウリング場やカラオケ、マッサージ施設やバーなど、まるでホテルが一つの町のような充実さ。
▲バイキング形式のレストラン、ワールドダイニング「シーダパレス」

「シーダパレス」では、子供を連れたファミリーにも、カップルにも、おじいちゃんおばあちゃんと一緒の3世代旅行にも。きっと自分スタイルの素敵な思い出が作れるはずです。

また、2016年8月5日には、水に浮かぶ円形のダイニングスペース「シーズテラス」がオープンしたばかり。
▲「シーズテラス」。朝と昼はバイキング会場、夜はロマンチックなバーに

これからも新しく、面白く、素敵な、ワクワクのエンターテインメントが、きっとココ「杉乃井ホテル」で誕生するはず。まずは「棚湯」と「ザ アクアガーデン」を日帰りで楽しんでみてはいかがでしょう。友達、家族、恋人、おじいちゃんやおばあちゃん…。大切な人をきっととびきりの笑顔にできますよ。
桑野智恵

桑野智恵

フリーの雑誌ディレクター/ライター。福岡生まれ、福岡育ちの博多女。3つの出版社を渡り歩き、雑誌編集歴はや18年。3歳娘の子育てをしながら、旅行情報誌を中心に活動中です。

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