マヨラーの聖地!キユーピー「マヨテラス」でマヨネーズのおいしさの秘密を学ぶ

2016.10.26

「マヨテラス」は、マヨネーズの歴史やおいしさの秘密を学べる見学施設で、2014年6月にオープン。見学するだけでなく、マヨネーズ工場で実際に使われている同型の機械に触れることができたり、オリジナルのマヨネーズソースを作ってサラダを食べることができたり、楽しく学べる工夫がいっぱいです!

「マヨテラス」は東京・調布にあります。京王線の仙川駅から歩いて約7分。「サラダホール」と呼ばれるエントランスには、彩り豊かな野菜をモチーフにしたイスが配置され、巨大なキユーピーマヨネーズのキャップに描かれたキユーピーがお出迎え。サラダのある食卓をイメージしてデザインされています。 

「マヨテラス」は、完全予約制で一日4回の見学コースがあります。2カ月前から予約ができますが、すぐに埋まってしまうので早めの予約がオススメ。

この日の参加者は、小さなお子さんとママ、お友達グループ、ご夫婦など、計22名。「テレビで知ってずっと来たかった」「マヨラーなので、憧れの場だったんです」と、この日を待ちわびていたそうです。
▲エントランス。自分が小さくなってお皿の上にいる気分に
▲野菜の形をしたイス
▲青森から参加の親子。お母さまが“マヨラー”とのことで、娘さんとともに参加

見学中は、マヨネーズの魅力を知り尽くしたコミュニケーターが案内してくれます。まずは、「キユーピーギャラリー」で、マヨネーズの歴史を学びます。
▲ホール型の「キユーピーギャラリー」
▲電気がマヨネーズ型でかわいい
▲この日、案内してくれたコミュニケーターの高田さん。「マヨネーズだけでなく、キユーピーの食への思いも伝えたいです」

マヨネーズはマオンという街で生まれた

マヨネーズの誕生は、18世紀半ばにさかのぼります。スペインの港町マオンという場所にある食堂で、肉に添えられていたソースを気に入ったフランスの公爵によって、「マオンソース」としてパリに紹介されたのがはじまり。

「マオンソース、マヨンソース、マヨネーズ…ぉお~!」(参加者一同) 

スペインの小さな町から生まれた名前だったとは驚きました。
その後、アメリカをはじめ世界中で販売されるようになります。
日本ではじめてマヨネーズが販売されたのは、アメリカなどではすでに普及していた1920年頃でした。

キユーピーの創始者である中島董一郎(なかしまとういちろう)氏が、留学先のアメリカでマヨネーズに出合い、そのおいしさに感動して日本に持ち帰ったのがきっかけです。
▲中島董一郎氏。栄養価の高いマヨネーズを日本に紹介すれば、日本人もアメリカ人のように大きく育つはず!と期待をふくらませたそう

「キユーピーギャラリー」では、ほかに、発売間もない頃のマヨネーズのビンや広告、サラダ以外のおすすめの食べ方などが紹介されていました。

「マヨネーズといえばサラダが定番ですが、炒め油としても使ってみてください。加熱すれば酸味も消えますし、素材にコクが出ます。ホットケーキや、ガトーショコラを作るときに入れるのもおすすめですよ」(高田さん)
▲発売当時の広告。ブランドマークのキユーピーちゃんの姿が、いまと少し違う。頭が少し小さいかな

マヨネーズボトルの中で、おいしさの秘密を学ぶ

歴史を学んだら、「マヨネーズドーム」の中へ。このドーム、マヨネーズボトル(450g)の50万倍の大きさ。木のぬくもりにあふれ、自然光が差し込む心地よい空間です。

巨大なマヨネーズボトルの中では、高田さんがマヨネーズの“おいしさのワケ”を教えてくれます。小さいお子さんにもわかりやすいよう、モニター映像を織り交ぜながら解説がすすみます。
▲本物のボトルキャップ同様、星型をしている入口

“おいしいワケ”は、まずは材料にあります。マヨネーズの材料は、卵、油、酢の3つ。少ない材料だからこそ、素材には徹底的にこだわっていて、卵は契約農家から届く新鮮な卵の黄身のみを使用。
キユーピーでは、年間42億個もの卵を使うそうで、日本の卵の年間消費量の約10パーセントにものぼります!

油は、植物性の油を使用。マヨネーズの味を決めるといわれている酢は、キユーピーのオリジナルで、りんごや麦芽などの配合を追求し、マヨネーズに合う酢を開発しています。
▲中央のテーブルには、低カロリーのマヨネーズや、アレルギー対応のマヨネーズ、世界で販売されているマヨネーズなどが置かれている

“おいしいワケ”として、忘れてはいけないのが、製法。分離しやすい材料を、いかにまろやかに仕上げるか。何度も試作を重ねてたどりついた味だと知りました。
そして、おいしさを保つために、パッケージの素材にもこだわりがあり、酸化を防ぐための工夫がなされていました。

製造工場の迫力を体感!

つづいて、「ファクトリーウォーク」へ移動します。「ファクトリーウォーク」は、実際の製造工場の様子を体感できるようにつくられたゾーン。「ファクトリーウォーク」へとつづく廊下を歩いていると、両脇から強風が!
実際の工場でも行われている工程で、ここで洋服のゴミや埃を取り除きます。
▲風が吹き付けられて子どもたちは大喜び

「ファクトリーウォーク」では、製造工場で撮影された映像を観ることができます。工場見学よりも、機械を間近に観ることができるというので、貴重です。
驚いたのは、製造スピードの速さ。目で追いかけることができない速さで、卵が割られていきます。
▲人の手で割れる卵の数は、1分間に約40個。キユーピーの工場の機械は、1分間に600個割ることができる
▲専用の卵割り機のしくみを、高田さんがサンプルを使って解説してくれた

キユーピーでは、余った白身や殻を廃棄せず、白身はハムやケーキに、殻はカルシウムの健康食品や壁(マヨテラスの壁にも使用)、チョークなどに再利用しているとのこと。

マヨネーズ作りと同時に生まれている商品があるとは!そして、食べ物を無駄にしないというキユーピーの食への思いが伝わってきました。
▲壁の所々に、マヨネーズ作りに情熱を注ぐ人たちの姿が描かれていた

製造工場の映像のほかに、計量法を紹介するコーナーもありました。実際に使われている機械と同じものを使って計量体験ができます。
▲バーコードを当てれば、材料が正しく計量されているか分かる
▲時間内に計量できるかゲーム感覚で体験

時間内に計量を終えることが出来ず、悔し涙を流した男の子も…。もちろん大人も計量ゲームに参戦して、大盛り上がりでした。
▲「ミキサートンネル」。卵の黄身かと思いきや、卵と油が乳化した粒だそう。だんだん細かくなっていく

オリジナルマヨネーズソースでサラダを味わおう!

見学コースの最後は、「キユーピーキッチン」の部屋。マヨネーズに、バジルソースやオレンジママレード、パセリやカレーパウダーなどを自由に加えて、オリジナルのマヨネーズソースを作り、サラダを食べることができます。
▲キユーピードレッシングと混ぜてもいい。さて、何と混ぜよう!
▲みなさん、思い思いにオリジナルマヨネーズソースを作っていた

高田さんいわく、おすすめは「マヨネーズ+オレンジママレード」。どんな味になるのだろう…と、ドキドキ。サラダにかけたら「いただきます!」。
「フルーティーになるのかなぁ」と予想していましたが、フルーティーというより、想像以上にコクが出て、ママレードの甘みも引き立った深みのある味わいで、おいしい。
▲なんだか実験みたいでいろいろ試したくなる

じつはふだん、生野菜を好んで食べなかったのですが、いつものマヨネーズの風味が少し変わるだけで、サラダをたくさん食べたくなりました。この「キユーピーキッチン」での体験は、野菜嫌いなお子さんが野菜を食べるきっかけになることも多いそうです。

「ここでお出しするサラダには、旬の野菜をできるだけ入れています。旬のものはビタミンも豊富で味や香りもいい。ぜひ、おいしいマヨネーズソースとともに、召し上がってください」(高田さん)

サラダを食べ終わったら、見学コースのプログラムは終了です。マヨネーズソース作りに使って余ったマヨネーズは持ち帰ることができます。
ほかにも、参加者全員に、新商品のマヨネーズやマヨネーズを使った料理レシピなどのお土産がありました。
▲野菜をモリモリ食べています!
▲4人で参加した女性グループのみなさん。「満喫しました!」

「キユーピーショップ」でオリジナルグッズを見つけよう

敷地内に、キユーピーのオリジナルグッズが買える「キユーピーショップ」があるので、ぜひお立ち寄りを。キユーピーマークが入った文房具や、タオル、食器など、キユーピー好きにはたまらない空間です!

キユーピーの食品コーナーも充実しているので、お近くのスーパーでは手に入らなかった商品も、この機会にぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。
▲「キユーピーショップ」。マヨネーズのキャップの色である赤がテーマカラー。大きな窓に描かれたキユーピーがお出迎え
▲「キユーピーショップ」への買い物のためだけに立ち寄ってもいい
▲こんなのがあるの⁉と気になったのが、「マヨネーズスタンド」(税込1,706円)。これがあれば、マヨネーズがいつでもスムーズに出てくる!

「キユーピーショップ」の中には、キユーピー人形のコレクションの展示や、「キユーピー3分クッキング」の台本、撮影風景のジオラマなどの展示もありました。カフェスペースもあるので休憩もできます。
▲「セレブリティ」のキユーピー人形
▲「キユーピー3分クッキング」の歴史が分かるコーナー。第1回目放送の台本が見られるのは貴重

キユーピーのマヨネーズの魅力に改めて触れ、この日から毎日マヨネーズを食べています!「キユーピーショップ」で購入したバジルソースとマヨネーズを混ぜて焼き魚にかけたり、マヨネーズをサラダ油代わりに使ったり…。

「マヨテラス」は、マヨネーズについて知ることができるだけでなく、マヨネーズの楽しみ方がぐんと広がり、毎日の食卓がもっと楽しくなるきっかけをくれる場所でした。
齋藤春菜

齋藤春菜

編集者、ライター。出版・編集プロダクションデコ所属。女性の美容・健康・ライフスタイルに関する書籍、雑誌を多数編集・執筆。文芸、料理、アート本の編集も行う。全国各地へと取材に訪れたさいには地元のおいしいお店を必ずチェックする。編集を担当した本に『お灸のすすめ』『瞑想のすすめ』(ともに池田書店)、『足もとのおしゃれとケア』『わたしらしさのメイク』(ともに技術評論社)、『はじめてのレコード』(DUBOOKS)、『顔望診をはじめよう』、『月の名前』、『健康半分』などがある。

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