成田山新勝寺で開運&ご利益をGETする8つのポイント

2016.12.20

開山より重ねた歴史は1000年以上。成田のお不動様として古くから親しまれる「成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)」は、千葉県成田市にある全国有数の大寺院です。お正月の三が日には約300万人以上の人々が参詣するここ成田山新勝寺は、成田空港からもほど近い開運パワースポット。国指定重要文化財の建造物などが点在しており、広大な境内は見所がたくさん。開運ポイントも併せて、ご利益満載の「成田詣」をナビゲートします。

まずは、成田山新勝寺の歴史をおさらい

平安時代の天慶2(939)年に勃発した平将門の乱の平定のため、寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)によって開山された「成田山新勝寺」。真言宗智山派の大本山の一つであり、ご本尊は弘法大師によって敬刻開眼(けいこくかいげん)されたという不動明王です。

1000年を越えるその長い歴史のなかで源頼朝、水戸光圀、二宮尊徳、市川團十郎をはじめ多くの歴史上の人物が参詣。江戸時代の庶民たちからはこぞって「成田詣」と称され、広く信仰を集めました。今でも多くの人々が家内安全、交通安全、厄除け、縁結び、出世開運などを祈願するために訪れています。

荘厳な趣を放つ高さ15mの「総門」で一礼を

JR線成田駅から人々で賑わう参道の坂をくだっていくと、目の前に現れる成田山新勝寺の「総門」。約15mの高さを誇る門の楼上には8体の生まれ歳守り本尊が奉安されています。一礼してから門をくぐり、広大な敷地内に点在する見所を巡っていきましょう。
総門をくぐる際にちょっと上を見上げてみると、欄間にあたる蟇股(かえるまた)に、馬やうさぎ、うしなど十二支の彫刻が。自分の干支が刻まれている箇所の下で手を合わせてから進むと、さっそく運気も少しあがった気分になっていきます。
総門の先には階段があり、その手前に手水舎(ちょうずや)が。ここで手と口を清めてからお詣りしましょう。その作法は、まず柄杓で水をすくって左手にかけ、続いて右手にかけ、さらに手のひらに水を注ぎ、口をすすぎます。

江戸時代建立の「仁王門」。勇壮な金剛力士像がお出迎え

堂庭の先にある石段を上ると、江戸時代建立の「仁王門」が。天保2(1831)年に再建されたこの門は、国指定重要文化財の建造物。左右には「朱振りの仁王像」と呼ばれる金剛像があり、勇壮な姿で迎えてくれます。

中央にかかっている「魚がし」と書かれた大提灯は800kgもの重さ。魚河岸講から奉納されたもので、江戸時代からの信仰を今に伝えています。
「仁王門」から階段をさらに上がると、立ちのぼる煙も厳かな雰囲気の「香閣(こうかく)」が目の前に。ここは、お線香の煙で心のお清めをする場所。身体の痛い部分や具合の悪い箇所に当てると良いと言われています。

艶やかな色彩で壮麗に佇む総高25mの「三重塔」

正徳2(1712)年に建立されたのが、ひときわ艶やかに彩色された「三重塔」(国指定重要文化財)です。高さはなんと25m。塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲をぐるりと囲むのは「十六羅漢」の彫刻です。
▲各層の垂木はなんと一枚板。雲水紋の彫刻と彩りも見事

2,000冊ものお経を納めた輪蔵を収蔵した「一切経堂」

享保7(1722)年に建立して以来、何度も何度も修復されてきた「一切経堂」の中央にある輪蔵(りんぞう)には、約2,000冊のお経が納められています。入り口にかかる額は、松平定信の筆によるものだとか。

ご本尊・不動明王が鎮座する荘厳な祈りの道場「大本堂」

成田山新勝寺で最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場が「大本堂」です。毎年ニュースで目にすることが多い、力士らが豆まきをする節分会が行われるのもここ。堂内には誰でも上れるということで、さっそく入ってみました。
「大本堂」に祀られているご本尊の不動明王は、真言密教の救い主である大日如来の化身。魔をほろぼすために憤怒した状態で、煩悩と迷いを断ち切り、正しい道へ導いてくれる明王さまです。

開運ポイント1:御護摩祈祷でお不動さまのご利益GET

天井から下がる金色の装飾も荘厳な大本堂で行われているのが御護摩祈祷(おごまきとう)。御護摩祈祷とは、護摩木というお不動さまにささげる供物を焚き上げ、願い事が成就するよう祈願するといったもの。清浄な炎があがる、真言密教ならではの厳粛な行です。成田山新勝寺では開山以来1000年以上もの間、一日も欠かさず行われています。
▲僧侶が焚き上げる炎が揺らめき、堂内によりいっそう神聖な趣が漂ってきます

御護摩祈祷の回数は、一日5~8回(月によって異なります)。大太鼓がドンドンドンと鳴ると僧侶が次々と入堂し、唱えられる真言(しんごん)も厳かな御護摩祈祷が始まります。家内安全や交通安全、旅行安全、合格成就、健康長寿、心願成就などの願い事が書かれた護摩木が焚かれていきます。
▲鞄や財布などを預けると、御護摩の炎にかざしてくれる「御火加持(おひかじ)」もぜひ

御護摩祈祷の際に、誰でもお願いできるのが「御火加持(おひかじ)」です。これは、鞄や財布など大切なものを預けると、御護摩の炎にかざしててくれるというもの。これによってご利益をいただけるので、僧侶の方に遠慮せず預けてみましょう。堂内にはお不動様の御真言を記した紙もありますので、一緒に唱和しお祈りすれば、いっそうご利益も期待できそうですね。

開運ポイント2:おみくじやお守りで運気もUP

様々なご利益があるお守りを選ぶのも参詣の際のお楽しみ。
左から、身体健全にご利益がある「身代御守(みがわりおまもり)」(800円)、開運にきくという「開運御守」(800円)、勝運があがるという「勝御守」(500円)ほか種類もいろいろです。
なかでも名高いのが「身代御守」。江戸時代、ある大工が高所から転落した際、身につけていたお守が身代わりとなって真っ二つに割れ、本人は怪我一つなく助かったという言い伝えで有名です。
おみくじ(100円)も引いてぜひ運試しを。おみくじは大吉から凶まであり、現在の運勢をはじめ、日ごろ気をつけたい教えなどが記されいます。ぜひ持ち帰って読み返し、戒めや目標とすることも大切なのだそうですよ。

五百羅漢や二十四孝の彫刻も見事な「釈迦堂」

「大本堂」に隣接するのが、旧本堂であった国指定重要文化財の「釈迦堂」です。建立は安政5(1858)年で総欅づくり。厄除お祓いの祈祷所となっています。
「釈迦堂」には、「五百羅漢」をはじめ中国の故事にちなむ「二十四孝」の見事な彫刻が施され、江戸時代後期の特色をよく残しており必見です。

奉納された額や貴重な絵馬をかける吹き放しの「額堂」

「釈迦堂」から右手奥へ進んでいくと、吹き抜けになった珍しい造りの建物が見えてきます。こちらは「額堂」という建造物で、信徒から奉納された額などをかけるために文久元(1861)年に建立された国指定重要文化財。江戸時代に奉納された貴重な絵馬や、江戸時代に活躍した歌舞伎役者・七代目市川團十郎の石像、青銅製の地球儀などがあります。

開運ポイント3:「光明堂」で恋愛成就と良縁を祈願

元禄14(1701)年に建立された国指定重要文化財「光明堂」は、朱漆が塗られた雅やかさが魅力。どこか優しい雰囲気をもつこの場所こそが、女性たちがこぞって集う恋愛成就の開運スポットです。堂内には縁結びを司る愛染明王が安置されていて、手を合わせ祈願することで煩悩を向上心に転換させ、正しい道へ導いてくれるとのことです。
▲恋愛成就、縁結びと記された祈願の絵馬がずらり。いつの世も、大好きな人と末長く幸せでありたいと願う想いは変わらないものですね

開運ポイント4:「光明堂」で行われる
密教の星占い「星供」も注目

▲生まれ年で自分の星と、その年の運勢がわかります
縁結びと共にここ「光明堂」で人気なのが、密教の星占いといわれる「星供(ほしまつり)」です。入り口にある「星祭表(運勢表)」を見ると、自分の星と今年の運勢がわかるのでぜひチェックしてみましょう。

人の運勢は天空の星の運行によって左右され、その年の吉凶を星が示すとのこと。その星を祀って個人の幸福を祈り、大難を小難に、良いものをより良いものにしていくご祈祷も行われています。吉凶にかかわらず除災招福と開運成就をお祈りした「星供養御守」をいただき、自宅の仏壇などに祀るのもいいですね。
また、毎年2月の節分から7日間行われるのが「星供祈祷会」。その年の運勢を知りご祈祷するために毎年参詣する人も多いとのこと。お正月の初詣もいいけれど、旧暦で年が改まる前日の節分に訪れることを年中行事にするのもおすすめです。

「平和の大塔」で真言密教の教えを知る

さらに奥へ進むと天空にくっきりそびえる「平和の大塔」が見えてきます。
高さ58mの5階建てで、1階には写経道場や歌舞伎の名門・市川宗家との係わりがわかる展示コーナーが。2階の明王殿には、大迫力のご本尊不動明王、四大明王、昭和大曼荼羅、真言祖師行状図が安置され、真言密教の奥深い世界もうかがい知ることができるので、ぜひこちらも参拝してみましょう(1、2階は誰でも自由に入ってお参りできます)。

開運ポイント5:お稲荷さんで出世祈願を

大本堂を正面に左手に進み、階段を上った先にたたずんでいるのが「出世稲荷」です。商売繁盛、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられ、親しまれています。ご本尊は、江戸時代の佐倉藩主・稲葉丹後守が寄進されました。狐が好きだという油揚げなどをお供えする出世祈願に訪れる人で日々賑わっています。
▲商売繁盛にもご利益あり!狐の顔がかわいい出世開運御守(800円)

開運ポイント6:ずらりと並ぶ易断所で鑑定を

「釈迦堂」の前をまっすぐ進んだ先にある奥山広場には、占いの易断所がずらり。手相や方位、姓名判断などさまざまな鑑定が行われています。人気の占い師さんのところには行列もできるそうなので、気になる人は早めに混み具合をチェックしてからみてもらいましょう。

開運ポイント7:身体の悪い部分にふれて健やかに

忘れてはならない開運スポットが、「石摺不動尊(いしずりふどうそん)」。石碑の中央に彫られているお不動様に触れると、身体の弱い部分が治癒するといういわれがあります。三重塔の近くにあるので探してみて。

開運ポイント8:初めてでも安心の御朱印めぐり

▲御朱印帳(2,000円)、各御朱印(300円)

成田山新勝寺の境内を散策する楽しみのひとつとして、御朱印めぐりはいかが?大本堂、出世稲荷、釈迦堂、光明堂、平和の大塔の5カ所で合計6種の御朱印を受けることができるので、御朱印ビギナーにもおすすめです。
御朱印とは本来、納経の証明として授かるもの。申し込む際は、きちんとご本尊に参拝してからお願いしましょう。
交通安全から縁結びまで、幅広いご利益で知られる成田山新勝寺。行くだけでも開運が期待できるパワースポットですが、きちんとお参りすることで、いっそうご利益もいただけるはず。作法や見所の解説を含め境内をしっかり案内してくれるボランティアガイドさんを頼むもよし。自由に散策するもよし。拝観料も不要な成田山新勝寺は、万人を受け入れてくれる懐の広い聖地。思い思いの願いを胸に、ぜひご利益詣へ訪れてくださいね。
ゴトウヤスコ

ゴトウヤスコ

ホテル、レストラン、神社、婚礼、旅、食、暦&歳時記、ものづくりなどの広告コピー、雑誌記事、インタビュー記事などを多数執筆し、言葉で人と人をつなぎ、心に響くものごとを伝える。旅は、基本一人旅好き。温泉、パワースポット、絶景、おいしいものがあるところなら、好奇心がおもむくままどこへでも。得意技は、手土産&グルメハンティング。最近は伝統.芸能、日本刀、蓄音機など和文化への興味を深堀中。読書会なども開催。(制作会社CLINK:クリンク)

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