会津侍 若松っつんがナビゲート!会津若松名物「わっぱ飯」三昧の旅

2016.11.19 更新

福島県会津若松市には、城下町らしい気品あふれるご当地グルメが目白押し。なかでも、今回は味も盛り付けも各店の個性が光る「わっぱ飯」をご紹介。会津若松市公認キャラクター「会津侍 若松っつん」が、「わっぱ飯」の人気店を案内します!

桧枝岐の曲げわっぱから生まれた会津名物「わっぱ飯」

会津若松市公認キャラクターの「会津侍 若松っつん」は、会津若松の魅力をPRするお侍さん。今回は、その若松っつんが案内してくれるとのこと。というわけで、まずは、若松っつんのふるさと、福島県会津若松市をサクッとご紹介。
▲「会津若松のシンボルといえば、やっぱり鶴ヶ城!」
会津若松市は福島県の西部にあり、戊辰戦争の舞台にもなった鶴ヶ城や、会津藩の少年部隊・白虎隊士が眠る飯盛山(いいもりやま)など、会津藩ゆかりの名所がいっぱい。幕末の歴史に名を残すスポットは、いずれも見ごたえ十分です。

そして、会津若松はグルメの宝庫。馬刺し、ソースカツ丼、そばなど色々ありますが、今回ピックアップするのはおいしさも美しさもピカイチの「わっぱ飯」。若松っつんも大好きというこのご当地グルメ、どんな逸品が登場するのでしょうか。期待が高まります!

1軒目にご紹介するのは、わっぱ飯の有名店「割烹 田季野(たきの)」です。
▲会津西街道にあった旧家を移築・復元した店舗は重厚なたたずまい
▲「おじゃましますっ!」
▲2階建てで、広々とした造り。個室もあります
こちらの先代が福島県桧枝岐村(ひのえまたむら)特産の器「曲げわっぱ」に惚れ込み、この曲げわっぱを使った料理を作りたいという思いから、昭和45(1970)年に開業しました。その時に生まれたのが、「わっぱ飯」。以後、会津若松にこの料理が根付いていったのです。    
▲「曲げわっぱは檜などの板を曲げて作られたものなんですよ」
わっぱ飯は、曲げわっぱにご飯とおかずを入れて蒸し上げたもの。こちらでは「輪箱飯(わっぱめし)」というメニュー名で、7種類のわっぱ飯を用意しています。この日は、看板メニューの「五種輪箱(2,052円・税込)」をオーダー。
▲「五種輪箱をお願いしますっ!」
「五種輪箱」は、サケ、カニ、キノコ、ゼンマイ、玉子焼きがのった彩り豊かなわっぱ飯。ふたを開けた瞬間に湯気があふれ出し、ほんのりと木の香りが…。
▲ふくよかな香りが食欲をそそります。小鉢の器も曲げわっぱ
▲「いただきますっ!」
▲「あつあつの具、つやつやの米、もくもくの湯気。これぞわっぱ飯っ!」
米は契約農家から仕入れる会津産コシヒカリ。注文を受けてから高温で一気に蒸し上げるので、米も具材もふっくら。味付けは、昔ながらの味を受け継ぎ、やや濃いめに仕上げています。サケはほのかにユズの風味を感じられ、素朴なわっぱ飯にアクセントを添えます。

匂いや食感はもちろん、器をさわった時に感じる触感も楽しみの一つ。器からも会津の気品の高さを感じられますね。    
▲「わっぱ飯は、まさに五感で楽しむ料理なのですっ!」
単品のほかにも、会津の郷土料理を味わえる会席料理もおすすめ。会席料理は「田の膳(2,916円・税込)」、「季の膳(4,428円・税込)」、「野の膳(5,832円・税込)」の3種類。「田の膳」は、わっぱ飯のほか、会津の代表的な郷土料理・こづゆ、天ぷら、味噌汁、果物が付いています。
▲右側の上から2番目にあるお椀に入ったこづゆは、ホタテの貝柱でダシをとった具だくさんの汁物
わっぱ飯は、「五種輪箱」のほか、サケとイクラがのった「鮭親子輪箱」などもあります。多彩なメニューからお好みのわっぱ飯を見つけてみてはいかがですか。
▲「ごちそうさまでした」

老舗の料理旅館が手がける上品な「めっぱ飯」

続いては、昭和3(1928)年創業の老舗「料理旅館 田事(たごと)」です。旅館ですが、食事のみの利用もOK。こちらは、「わっぱ」ではなく「めっぱ」と呼ぶのが特徴。会津若松の方言から、そのように呼んでいるそうです。
▲築約100年の建物。歴史を感じさせる造り
▲囲炉裏がある掘りごたつ席。館内には民芸品や古美術品が飾られています
こちらでは、一番人気の「白魚(しらす)せいろ めっぱめし(1,026円・税込)」をいただきます。手作業により一つ一つ窯で蒸し上げるめっぱめしは、火加減に細心の注意を払いながら丁寧に作ったもの。具材を引き立てる上品な味付けで、後を引くおいしさです。
▲会津産コシヒカリを使用。蒸したてならではのモチモチの食感
▲「鼻孔をくすぐるこの香り。しらすと大葉、白ごまの相性がバツグンですっ!」
旬のめっぱめしも人気で、春は山菜、夏は枝豆、秋はキノコ、冬はカニが登場。めっぱめしで季節を感じるのもいいですね。

さらに、せっかくだから郷土料理も味わいたい!という人におすすめなのが、「会津おもてなし膳(1,944円・税込)」。ミニめっぱめしのほかに、味噌田楽、ニシンの山椒漬、こづゆ、棒タラ煮の4種の郷土料理付き。めっぱめしは、しらす、サケ、ぜんまいから選べます。会津の味覚を一度に楽しめるお得なセットです。
▲「会津塗の器にも注目ですっ!艶やかで美しいですねぇ」
ちなみに、宿泊すると朝食にめっぱめしがでます。ほかほかのめっぱめしで目覚めるのも、贅沢ですね。    
▲「客室は全6室。落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと過ごせますっ!」

馬肉料理専門店の隠れた人気メニュー「桜そぼろ輪っぱ」

まだまだ食べる気満々の若松っつん。ラスト3軒目は、馬肉料理専門店「桜鍋鶴我 会津本店」へ。馬肉料理も会津若松名物の一つ。こちらの店では、会津馬牧場から届く新鮮な馬肉を味わえます。    
▲福島県郡山市や東京都港区赤坂にも店を構える人気店
▲カウンターやテーブル席、座敷があります
馬肉料理専門店でわっぱ飯!?いったいどんな料理なのでしょう。

現れたのは「桜そぼろ輪っぱ(大)(1,188円・税込)」。馬肉のそぼろが覆う、馬肉料理専門店ならではのわっぱ飯です。馬肉のそぼろはクセがなく、会津米を引き立てる甘辛い味付け。料理人の熟練の技が光ります。
▲大サイズは2~3人分。小サイズ648円(税込)もあります
そして、「桜そぼろ輪っぱ」と合わせて味わいたいのが、馬刺し。こちらでは8種類の部位を食べられますが、なかでも人気なのが「極上赤身(1,728円・税込)」。稀少なヒレ肉を贅沢にカットした極厚の馬刺しです。
▲甘みを感じる会津産の馬肉。やわらかさがたまりません!
「桜そぼろ輪っぱ」はサイドメニューなので、馬刺しや鍋などのメイン料理と一緒に食べたり、お酒のシメに注文したりする人が多いそう。昼夜問わず食べられるので、ぜひ試してみてはいかがですか。
▲「高タンパク、低カロリーの馬肉。会津若松に来た際はわっぱ飯とともにっ!」
会津若松のわっぱ飯は、店によって味も具材も盛り付けもいろいろ。各店自慢の味を楽しんでみてくださいね。
▲若松っつんも太鼓判!
加藤亜佳峰

加藤亜佳峰

編集者・記者。編集プロダクションMOVE所属。仙台を拠点に、企画・編集・取材・執筆を担当。旅行誌を中心に、情報誌やムック、書籍、パンフレットなど幅広いジャンルの印刷・出版物を手がける。

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