ピクニック気分で1日過ごせる!信州のフルーツ農園でリンゴ狩り

2016.10.24

長野県の南部に位置する松川町は、「くだものの里」とも称されるほど、果樹栽培が盛んな町。標高600mの高原にあり、昼夜の寒暖の差がおいしい果物を育てるといわれています。町内にある観光農園はなんと約60軒!リンゴや梨、ブドウやサクランボ、プルーンなど、季節ごとにさまざまなフルーツ狩りができ、多くの観光客が旬の味覚を求めてやってきます。今回は、そんな松川町で旬のリンゴをはじめとしたフルーツ狩り体験をしてきました!

▲真っ赤に色付いたおいしそうなリンゴ

信州が誇る“くだものの里”でフルーツ狩り体験!

やってきたのは、梨やリンゴ、プルーンなどのフルーツ狩りが楽しめる観光農園「フルーツガーデン北沢」。取材で訪れた9月中旬は、ちょうど梨とリンゴが旬の時期を迎えていました。リンゴの旬というと“秋”を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、長野県では8月頃からリンゴの収穫が始まり、品種によっては12月頃まで収穫期が続きます(同園のリンゴ狩りは8月下旬頃から11月下旬まで)。
▲中央自動車道松川ICから車で5分ほどの距離

そんな「フルーツガーデン北沢」で、今回は「フルーツ狩り+BBQ」のコースを体験しました(要予約)。
旬のフルーツ狩りに、信州のリンゴを食べて育った豚肉や野菜、焼きそばがセットになったBBQが付いて大人1人2,400円(税込)とお得な内容です。なお、フルーツ狩りだけならば事前予約は不要なので、その日の天候を見てからお出かけすることもできます。
▲園のオーナーである北沢さんご夫妻。奥様の元気な接客が気持ちいい!

「特に、名古屋や岐阜方面からいらっしゃるお客様が多いですね」とは園主の北沢公彦さん。名古屋から松川町までは130kmほどの距離なので、高速道路を使えば90分程度で来られるそう。ちょっとしたドライブ感覚で来園する方も多いのだとか。

入口近くにある売店で受付を済ませていざ果樹園へ出発!
▲フルーツ狩りの参加者は、まずはこちらで受け付けを
▲フルーツ狩りの参加者に貸し出されるカゴと果物ナイフと生ごみバケツ

フルーツ狩りは制限時間なしで食べ放題(持ち帰り分は別料金)。自分の手で収穫したもぎたてのフルーツを、その場で食べることができます。リンゴだけでなく、収穫期が重なっていれば、梨やプルーンも好きなだけ食べられるそう!
8月中旬から10月中旬頃までの時期限定とはいえ、リンゴ狩りと同じ時期に梨狩りが楽しめるのは、リンゴの生産地の南限に近く、梨の生産地の北限に近いという信州ならではの特権です。

しかも、「別料金でリンゴと梨がそれぞれ食べ放題で楽しめる農園は長野県にもありますが、『同一料金でリンゴも梨も一緒にお好きなだけどうぞ』というところは、全国的に見ても少ないかもしれませんね(笑)」と北沢さん。
▲松川町のオリジナル品種の梨「南水(なんすい)」。甘みが強く、日持ちするのが特徴

まずはお目当てのリンゴ狩りからいきましょう!

夏から晩秋にかけて11品種のリンゴが続々と旬を迎える

▲約6,000坪もある園内は自由に移動ができ、好きな場所でフルーツ狩りができる

同園では、8月下旬に収穫期を迎える「シナノレッド」を皮切りに、「つがる」「さんさ」「シナノドルチェ」「シナノスイート」「秋映(あきばえ)」「シナノゴールド」「王琳」「陽光」「ふじ」「ピンクレディ」と、11月下旬まで11品種のリンゴの栽培を行っています。

それぞれの木に品種名が書かれた名札が付けられているので、ひと目でどの品種かが分かります。事前に、食べ頃の品種やもぎ方のコツも教えてもらえるので心配ご無用!取材時の9月中旬は、「さんさ」が食べ頃を迎えていました。
▲9月上旬~中旬が食べ頃の「さんさ」

果樹は古い方が甘い果物をつけるといいますが、こちらの農園の果樹は樹齢60年を数える古いものが中心。昔ながらの製法を守り、減農薬にこだわって栽培していることから、甘くて安心な果物が楽しめます。
▲立派に育った果樹

リンゴをもぐ時は、無理やり引っ張ってはいけません。「リンゴのお尻をやさしく斜めに持ち上げるだけで簡単にもぐことができますよ」(北沢さん)。
▲はしごも置いてあるので、高いところにあるフルーツの収穫も楽々! 
 
赤く色づいているのはもちろんですが、おいしいリンゴの見分け方は、ずばり「お尻」。しゅっとスリムなものよりも、どてっとお尻が張っているものの方が、果汁をたくわえて甘い傾向にあるといいます。
▲コツさえ分かれば、初心者でも簡単にもげる
▲もぎたてのリンゴをさっそくいただきます!

早い時期に旬を迎える品種は食感がやわらかめのものが多いのですが、真っ赤に色付いた「さんさ」はシャキシャキとした心地よい歯ざわりが楽しめました。ほどよい酸味があり、甘さとのバランスも申し分なし。果汁も多く、とってもジューシー!

園内は自由に移動ができるので、時期によっては、リンゴ狩りと交互にほかのフルーツ狩りを楽しむこともできます。複数の品種のリンゴを食べ比べてみるのもおすすめですよ!
▲10月下旬からが旬の「フジ」。蜜が入る甘いリンゴで一番人気の品種
▲リンゴ同様、梨もお尻を上に持ち上げると簡単にもぐことができる。和梨は幸水、二十世紀、南水の3種類。洋梨も3種類ある(収穫は10月中旬まで)
▲甘い梨も食べ放題!梨はサイズが大きい方が甘みが強いので、なるべく大きい実を選ぼう

結局この日は、2人でリンゴ2個と梨4個を完食。まだまだ暑い時期だったので、フルーツの果汁がのどや身体を心地よく潤してくれました。

ちなみに、こちらの園では、ナイフやバケツと一緒にゴザも無料で貸し出しています。フルーツ狩りの休憩に使えるのはもちろんですが、園内は食べ物や飲み物の持ち込みもOKなのでピクニック気分でお弁当を広げたり、みんなでワイワイおしゃべりを楽しむ人も多いのだとか。時間を気にせず、のんびり過ごせるのもうれしい!
▲場所によっては日よけがあるので、日差しを気にせずくつろげる
▲結構大きいので昼寝にもぴったり!

地元のリンゴを食べて育った信州産の豚肉をBBQでいただきます!

フルーツ狩りを存分に楽しんだところで、お待ちかねのBBQ!肉は、同園のリンゴを食べて育った地元・信州産の黒豚で、1人前250gのボリューム。さらに、同じ黒豚で作った無添加ソーセージ(1本)と、ほぼ自家栽培という山盛りの野菜、焼きそば(1人前)も付いています。
▲モモや肩ロース、バラなど部位の異なる肉が250g(写真は2人前)

この日の野菜はカボチャやナス、ズッキーニ、ピーマンといった夏野菜を中心に、タマネギやキャベツなどが提供されました。
さっそくBBQスタート!こちらの園では、なんと梨の木の下でBBQが楽しめます。
▲やわらかな肉はもちろんのこと、ハーブが効いたソーセージも美味
▲鉄板やトング、小皿などもすべて用意されているので手ぶらでBBQができる

焼きあがった肉や野菜は、同園のリンゴで作ったオリジナルのタレで召し上がれ。リンゴをたっぷり使ったタレと聞き、甘めの味付けを想像していたのですが、ショウガがしっかり効いていてすっきりとした味わいでした。
▲リンゴを食べて育った黒豚は脂に甘みがあるのが特徴

フルーツを使ったおみやげ品も大充実!

はじめにフルーツ狩りの受付をした売店コーナーではたくさんの加工品を販売しているので、帰りに寄らない手はありません。
▲収穫したリンゴはフルーツ狩りの料金内で、売店コーナーで食べることもできる

BBQで食べたリンゴ入りの焼肉のタレ(大580円、小390円)やリンゴジュース(380円/500ml、590円/1,000ml)、ドライフルーツ(450円)など、オリジナル商品を販売しています。人気は、同園のオリジナルのシードル(1本1,500円、2本で2,800円)。全体的にすっきりとした飲み口なので、食前酒としてはもちろんのこと、食事のお供にもおすすめなのだとか。※すべて税込
▲フルーツのおいしさがそのまま楽しめる自然な味わいのものばかり
▲人気のシードルはオリジナル3種類と地元産のものが1種類。甘口から辛口までそろう

なお、収穫して食べきれなかった果物は量り売りで購入することもできます。もちろん、フルーツ狩りをせずに果物だけを買って帰ってもOK!お土産にどうぞ。
▲リンゴは500円/1kg~、梨は400円/1kg~ ※ともに税込、価格は品種によって異なる
▲お土産もゲットできて大満足!

リンゴをはじめ、旬の果物を思う存分楽しめる「フルーツガーデン北沢」のフルーツ狩り。ピクニック気分でゆっくり滞在できるので、お弁当やビールを持ってお出かけするのがおすすめです!
▲園の入り口にいるポニーのドンちゃん。性格はとっても穏やかで親子連れにも大人気。うさぎのふれあいやえさやりも無料でできる
松井さおり

松井さおり

出版社勤務を経て、フリーランスのライター&編集者に。雑誌や書籍を中心に、主に、食・旅・くらしなどにまつわる記事を執筆している。現在は、東京から長野県長野市に拠点を移し、県内外を奔走する日々。(編集/株式会社くらしさ)

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