榛名湖のほとりで、本格フレンチディナーと自然を満喫

2016.11.05 更新

榛名湖(はるなこ)のほとりに佇む「ホテル&レストラン セゾン・ド・はるな」は、フランス料理が自慢の小さなお宿。湖の絶景を眺めながら、熟練シェフがふるまう極上フレンチディナーを堪能してきました。周辺には榛名湖の自然が楽しめる観光スポットも目白押しです。

榛名湖の絶景を独り占め!穴場のホテル&レストラン

群馬県西部にある榛名山は、標高1,449mの山。その八合目付近に位置するのが、榛名湖です。日本では、栃木県の中禅寺湖に次いで2番目に標高が高い湖。JR渋川駅から車で山道を登り、40分かけてたどり着いた先に広がる景色は格別です。
▲静かな湖に榛名山の影が映る

春には桜などの花が咲き誇り、夏には涼しい風が心地よい榛名湖。秋には紅葉に囲まれる湖をゆったりと散策、冬には凍った湖面でワカサギ釣りを楽しめます。

そんな、一年中楽しめる榛名湖のほとりに、「ホテル&レストラン セゾン・ド・はるな」はあります。
▲ちょっぴりレトロな雰囲気の漂う洋風の建物
▲オーナーの倉品萬代(くらしなばんだい)さんが、笑顔で迎えてくれる

「ホテル&レストラン セゾン・ド・はるな」は、榛名湖の北岸に面した全室レイクビューの宿。ランチ、ディナーともお料理に定評があります。ランチは予約なしの利用もできますが、コース料理は要予約。セミコースとフルコースから選べるディナーは、宿泊者限定です。
▲ガラス張りの1階レストランから眺める景色は、一面の湖。船に乗っているような感覚にさえなる

今回は、フルコース付きの宿泊プランで予約しました。
ディナーの時間はお客さんの希望に合わせてくれるので、チェックイン時に希望を伝えておきましょう。長旅でお腹もペコペコだった取材スタッフは、早速お料理を用意してもらうことに。

熟練シェフの知恵が詰まった絶品フレンチに舌鼓

シェフは料理の世界に入って約50年の遊佐茂(ゆうさしげる)さん。2013年にこのホテルで働き始めるまでは、伊香保温泉で洋食と和食の両方を担当していたそうです。
▲遊佐さんは北海道出身。19歳のときから料理の道に励んできた

わくわくしながら着席すると、最初に運ばれてきたのは、3種のオードブル。
▲左から時計回りに「天使の海老のマリネ ラディッシュロール」、「鱸(すずき)のパイ包み焼き」、「榛名地鶏 胸肉のタプナードソース」

「天使の海老のマリネ ラディッシュロール」は、生でも食べられるほど新鮮な海老を軽く湯通しし、ラディッシュのマリネでぐるりと巻いたもの。マリネの酸味が、海老の甘みを引き立てます。海老の頭にはみそがたっぷり!新鮮な磯の香りを堪能しました。
「榛名地鶏 胸肉のタプナードソース」は、低温でじっくり煮込んで、しっとりした食感に。
▲「鱸のパイ包み焼き」は、きのこのオランデーズソースとの相性が抜群。秋の香りを堪能する一品

続いて「和牛頬肉の壺焼き」。甘いポルト酒で煮込んだ牛肉は、フォークで持ち上げると、崩れんばかりの軟らかさ!
▲器からも、優雅な雰囲気が漂う

3番目に提供されたのは、「地元農家の南瓜クリームスープ」。表面が白い「伯爵南瓜」を使用しています。かなりこっくりとした濃厚な仕上がりだけれど、クリームチーズの酸味が爽やか!他では食べたことのない、独特の味わいです。
▲さっくりと揚げたサツマイモのチップが添えられていて、見た目もかわいらしい

この日の魚料理は、「舌平目の白ワイン蒸し サフランとジェノベーゼ2色のソース」。舌平目でホタテのムースを包み、下茹でをしたのち、さらにズッキーニで彩り良く巻いたもの。白身魚とホタテがこれほどまでに合うとは。こだわりのソースは、白ワインベースのサフランソースと爽やかなバジルのソース。好きなように混ぜ合わせて食べます。
▲紅葉を模したニンジンと、シャンピニオントゥルネという剥き方でらせん状の模様をつけたマッシュルームが添えられていて、秋色満載
▲ズッキーニが、平目の身が崩れるのを防いでくれるので食べやすい

口直しには、自家製の「スイカのシャーベット」。スイカを5時間、低温でローストしたのち、ミルクと合せて冷やし固めることで、凝縮された甘みとまろやかな味わいのシャーベットが完成します。遊佐さんが和・洋・中の調理場で培った、食材の色を生かす技術がふんだんに使われた極上の一品です。
▲時間と手間をかけてつくられた、贅沢なシャーベット

この日のメインディッシュは「特選和牛フィレ肉のステーキ 木の子のグリル添え ホテル特製グリーンペッパーソース」でした。ソースのグリーンペッパーは、山椒のような風味。軟らかくてジューシーなお肉を最後までさっぱり食べられました。グリルされた野菜のなかには、地元・榛名で採れた栗も入っていました。

「食材は、地域の野菜が集まるお店、お付き合いのあるご近所さんの畑で採れたものを、なるべく使うようにしています」と、遊佐さん。
▲お肉はしっかり焼かれているのに、とても軟らかい
▲お肉と別皿で、地元野菜を使ったサラダが提供される

デザートには、「榛名の桃のアイスクリーム・フルーツ・ケーキシュクレ」をいただきました。フルーツ王国の群馬ならではの、新鮮なフルーツが何種類も食べられちゃうお得な一皿です。アイスやケーキはすべて自家製。食後の飲み物は、珈琲と紅茶のどちらかを選べます。
▲サービス精神旺盛な山盛りのデザートに、女性も男性も大喜び

お腹が満たされたら、居心地の良い和洋室でくつろぐ

フレンチでお腹を満たしたあとに、そのまま眠れるなんて幸せ!榛名湖を一望できる12の客室はすべて、トイレとバスルーム、テレビや冷蔵庫などの設備はもちろん、アメニティも充実しています。
バルコニーには、ガーデンチェアとテーブルが置いてあるので、晴れた日には満天の星空を見上げながら一杯……、なんていうのもロマンチック。
▲バルコニーからは、さえぎるものひとつない榛名湖の全景を拝める
▲広々としたベッドは清潔で、朝は湖を眺めながらいつまでも寝ていたい
▲館内のいたるところに置かれているペンギンの置物は、倉品さんの友人が作ったものだそう

宿泊した日からしばらくたった今でも、料理の味が忘れられません。
メニューは日によって変わるので、1シーズンに何度でも訪れたいと思えるほど。わざわざ足を運んで泊まりたい「ホテル&レストラン セゾン・ド・はるな」で、一流フレンチをご賞味あれ。

榛名湖周辺観光は、半日かけてゆったり遊びたい!

榛名湖周辺には、ボートに乗ってバス釣りをしたり、自転車をレンタルしてサイクリングしたりといった、自然を満喫するためのアクティビティが勢ぞろい。さらに、車やバスで下山する途中では、「榛名山ロープウェイ」や「トテ馬車」に乗って周遊、乗馬を体験することもできます。どれも、四季にわたって心地よい風を感じられる絶景アクティビティです。
▲湖上には釣りを楽しむ人たちの姿が

まずは「榛名山ロープウェイ」に向かいました。宿からはバスで5分程度。湖そばの乗り場から頂上駅までの所要時間は片道2分50秒。約15分おきに運行しているので、予定にも組み込みやすく気軽に立ち寄れます。
▲青い看板が目印。群馬バス伊香保バスターミナル行きの停留所「ロープウェイ前」で下車すると、すぐ目の前にあるのでわかりやすい
▲ロープウェイからの景色。生い茂る木々の向こうに榛名湖が見わたせる
▲榛名富士山頂駅

ロープウェイから降りると、高崎市街や前橋市街、上州の山々を見渡す広場があります。そこから歩くこと約10分で、山頂の「榛名富士山神社」に到着します。案内板に従って、神社を目指しました。
▲山頂駅前広場では、秩父連山と関東平野が眼下に広がる
▲ゆるやかな傾斜で登りやすい
▲真っ白い社殿が青い空に映える

「榛名富士山神社」は、有名パワースポットである「榛名神社」の境外社だそう。山頂ということもあり、開放的なエネルギーに満ち溢れていました。風が心地よいので、山道を登ってきた汗は乾き、なんとなく気分もスッキリ!
神聖な空気にふれたら、ロープウェイに乗って下山します。
ロープウェイ駅を出ると、大きな客車を引いた「トテ馬車」に出合いました。馬のひづめが「とてとてとて」と音を立てることから、「トテ馬車」と呼ばれるようになったそう。見晴らしのよい榛名湖畔を20分~1時間程度、ゆっくりと周遊します。料金は大人1,000円・税込(榛名富士~湖畔、往復約20分)~。
▲馬と車体はかなり大きいので迫力満点
▲10分2,000円(税込)~で乗馬体験もできる
ロープウェイ駅のお隣には、乗り物レンタルのお店を発見。なんともレトロな四輪車は、旅の思い出を撮影するにはもってこいです。
▲家族や仲間同士で楽しみたい四輪車。こちらのタイプは30分1,500円(税込)

ディナーに、遊びにと、魅力が尽きない榛名湖周辺。子どもからお年寄りまでの誰もが、思い思いの過ごし方を満喫できるような施設が、この場所には揃っていると感じました。この行楽シーズンは、静かな湖畔でゆったりと過ごす時間を求めて、ディナーのおいしい宿に一泊してみませんか?
前川有香

前川有香

編集者、ライター。移住に関する雑誌『TURNS』や、書籍『うちのコにしたい!羊毛フェルト猫のつくりかた』、その他小冊子、ウェブ媒体の編集・執筆などを手がける。出版・編集プロダクションデコ所属。

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