居心地良すぎる“体感型”みやげ物店、霧島「きりん商店」。お客さんの滞在時間は1時間以上!

2015.06.18 更新

鹿児島屈指の観光地・霧島市。霊峰・高千穂峰をはじめとする霧島連山が生み出す美しいランドスケープや湯量豊富な温泉は、昔から多くの人々を魅了してきました。かの有名な坂本龍馬・お龍夫妻が、日本人で初めて新婚旅行をした際に訪れたのも、ここ霧島なのだそう。そんな由緒ある観光地に、多くの観光客で賑わう古民家風のすてきなお店を発見!それが2014年6月にオープンした『きりん商店』です。

どうして「きりん」なの?

築100年をゆうに超える古民家に「き」の文字。きりん商店は、霧島の特産品や野菜、霧島に縁のある雑貨などを扱うお店です。店名の由来は首の長い動物ではなく、「きりしまのよかもん」を略したのだそう。
食品は、霧島の人々が手づくりしているものばかり。こちらはパン屋さん「PANYA.くらぶ」の菓子パン。「きりん商店」とコラボしたパンもあるんですよ。
店主でデザイナーの杉川明寛さん・イラストレーターの真弓さんご夫妻です。子どもがのびのびできる環境を求めて、福岡から奥様の故郷・霧島にUターンしたのだそう。商品のパッケージデザインは明寛さんが担当し、店内には真弓さんの作品も販売されています。

霧島茶を満喫できるラインナップ

霧島はお茶の産地としても有名です。実は真弓さんのご実家も霧島茶の生産と製茶を行う「西製茶工場」を営んでいるんです。だから、お店には茶葉や茶器、お茶のスイーツなど、お茶関連の商品が豊富に揃っています。中には明寛さんが商品開発を行った商品も。「霧島茶には統一された栽培方法がなく、農家さんによって違う味わいを楽しめるのが魅力」と真弓さん。

鹿児島の「茶イッペ」を体験!

お客さんが来ると、明寛さんがお茶を淹れてくれます。それも1杯、2杯、3杯…銘柄を替えてまた1杯、といった具合に、何杯でも試飲させてくれます。お湯の温度や抽出回数によってこんなにも風味が変わるとは、驚きです。
お茶と一緒にお茶請けも提供してくれます。今回用意していただいたのは、茶葉のおひたしやあくまき(鹿児島の郷土菓子)、味噌だれ付きの朝どれ大根、干し椎茸を素揚げした椎茸チップス。一風変わったものもありますが、どれも驚くほどおいしいんです!店内の商品を調理しているから、味見だけではなく、新しい調理法まで知ることができるのもうれしいですね。
「誰かが来ると“茶イッペ(お茶を1杯)飲んでいかんね”」とお茶を勧める鹿児島の習慣が好き」と語る明寛さん。きりん商店のお茶の時間は、まさに「茶イッペ」の時間なんです。

お茶で人と人がつながれる場所

「霧島はポテンシャルが高い場所。パッケージで商品に注目する→体験する→霧島を好きになるという流れを作りたい」とお二人は言います。それだけではなく、見ず知らずのお客さん同士が「茶イッペ」を通じて、自然と会話を始めるという素敵な場面も生まれています。お客さんがお客さんに商品を勧める…というのも当たり前の風景なのだそう。ここはパッと立ち寄ってお土産を買うだけではもったいない!時間に余裕を見て、ゆっくりと「茶イッペ」を楽しんでくださいね。
さわだ悠伊

さわだ悠伊

鹿児島市出身・在住のフリーライター。グルメ、旅、コラム等ジャンルや媒体を問わず活動中。鹿児島県内の離島取材も豊富。

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