外湯巡り、温泉珈琲、日本酒の利き酒…温泉街・湯沢を楽しむ旅へ

2016.12.05 更新

川端康成の小説「雪国」の舞台としても知られる新潟県南魚沼郡湯沢町。「越後湯沢」と聞くと、雪深い山々の風景やゲレンデをイメージする方も多いかもしれませんが、古くから日本有数の温泉街としても知られています。そんな湯沢には、気軽にまわれる外湯めぐりや温泉珈琲が楽しめるカフェ、昔懐かしい射的場など温泉街としての魅力がたくさんあります。

湯沢に来たら、まずは外湯めぐりへ

湯沢町の各地には、日帰りで気軽に立ち寄ることのできる外湯が各地に点在しており、その外湯をお得に回ることができる「外湯めぐり券(外湯めぐりの各温泉、湯沢町観光協会、雪国観光舎で販売)」などのチケットがあります。

「外湯めぐり券」で入れる温泉は「街道の湯」「山の湯」「駒子の湯」「岩の湯」「宿場の湯」の5カ所。すべて周ると通常は2,400円(税込)かかりますが、お得な「外湯めぐり券」を使えば1,500円(税込)で楽しむことができます。
今回は、その中から露天風呂が楽しめる「街道の湯」に行ってみました。

「街道の湯」がある場所は三国街道(国道17号線)沿い。かぐらスキー場みつまたステーションのすぐ近くにあります。朝早くから地元の方や旅行客が訪れる人気の外湯です。
▲自然光が差し込むとても気持ちいい内湯

冬場のスキーシーズンや、毎年夏に開催される「フジロックフェスティバル」の時期にはとくに多くのお客さんで賑わいます。週末やイベントシーズンは込み合うこともあるので、ゆっくりしたい方はお昼過ぎ頃に入るのがおすすめ。
▲「街道の湯」の露天風呂(男湯)

「街道の湯」の最大のオススメポイントは露天風呂。泉質はアルカリ性単純温泉の100%天然温泉です。温度はやや高めなので、露天風呂で入るにはちょうど良いです。

周囲の雄大な景色を見ながら露天風呂につかるのは最高に気持ちがいい!秋には紅葉を楽しみながら、冬には雪化粧をした山を眺めながら…。四季ごとに違った顔をみせる湯沢の自然を楽しみながら、ゆっくりと温泉につかることができます。
街道の湯のすぐ隣の「道の駅みつまた」にも立ち寄ってみました。こちらには、お土産売り場のすぐ近くに無料で入れる足湯「みつまたの湯」があります。食事も楽しめるので、トレッキングやスキーで疲れた体を癒すにはもってこいのスポットです。
▲道の駅みつまたの無料足湯「みつまたの湯」

温泉水を使ったコーヒーとスイーツでひと休み。カフェ「温泉珈琲 水屋」へ

続いて向かったのは、越後湯沢駅西口から道路を挟んですぐのところにあるカフェ「温泉珈琲 水屋」。温泉旅館「HATAGO井仙」の1階部分にあります。
▲越後湯沢駅の西口を出ると、すぐ目の前に見えてきます

古い蔵の扉をリメイクしてつくられたテーブル、明るさが抑えられた照明など、全体的に店内は落ち着いた雰囲気です。
早速注文を。今回は「湯澤るうろ」、「温泉プリン」、そして「温泉珈琲」の3品を注文。
▲「温泉珈琲 573円(税込)」は砂時計で4分はかり、じっくりと蒸らしていただきます

「温泉珈琲」は、水屋でとくにオススメのメニュー。ホットとアイスがあり、どちらも越後湯沢の飲める温泉水を使って抽出されています。今回はホットを注文。フレンチプレスで提供されます。コーヒー豆はインドネシア産の「トアルコ・トラジャ」。苦味と酸味が調和した、飲みやすくデザートに合うコーヒーです。
▲ウォータードリッパーで水出しした水出し温泉珈琲 627円(税込)

アイスコーヒーにもこだわりが光ります。店内にある大きなウォータードリップで約8時間もの時間をかけて水出しするのです。暑いシーズンに訪れたなら、ぜひアイスを注文してみましょう。
▲左から温泉プリン 346円、湯澤るうろ 368円(ともに税込)

水屋で提供されるスイーツは「子どもにも安心して食べてもらいたい」という想いから、添加物は一切使用していないのだとか。

魚沼産コシヒカリと温泉水を使った湯澤るうろは、やさしい甘さ。クリームとのバランスも絶妙です。

新鮮な卵を使い、温泉水で蒸しあげた温泉プリンは非常に濃厚で、トロッとした食感がやみつきになります。
▲温泉水を使った夏季限定の「温泉かき氷 648円~(税込)」もオススメ
▲店先には無料の足湯も。気持ちいい!

お店の店先には足湯も。歩いた後には最高です!長旅の疲れを水屋のスイーツと足湯で癒してから温泉街めぐりに出かけるのもオススメです。

続いては、昔懐かしの射的場へ!

続いては、湯沢駅西口から徒歩3分の「山光(やまこう)遊技場」へ。湯沢で最も長く営業しているこちらのお店は、撃ち落とした点数に応じて景品がもらえる昔ながらの射的場。はじめての方でもご安心を!お店の方が丁寧に遊び方を教えてくれます。
▲昔ながらのコルク弾で的を狙い撃ち

筆者は20年ぶりくらいに射的にチャレンジしました。めいっぱい体と腕を伸ばし、的を狙います。時おり「小学生で的を3つ同時抜きした子がいるよ~!」などと、お店の方が煽ってきてくれるので、はじめてでもブランクがある人でもやる気がでます!
▲足が完全に浮かなければセーフ!

簡単そうでなかなか難しいのが射的ゲームの醍醐味。「もっと!もっと前いけるよ!」とお店の方から煽られながら的を狙います。だんだんと真剣になっていき、子どもより熱くなる大人も多いのだとか(笑)。

昔ながらの懐かしい射的。温泉街でやってみると、なんだか余計に盛り上がるような気がしました。温泉巡りの道中や、旅館に戻る道すがら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

最後は越後湯沢駅内「ぽんしゅ館」へ

▲駅ビル「CoCoLo湯沢」内にある「ぽんしゅ館」

続いては越後湯沢駅内にある「ぽんしゅ館」へ。新潟の地酒を利き酒できるコーナーや、日本酒を使った「酒風呂」まで、新潟の酒を楽しみ尽くせるスポットです。
▲利き酒コーナー「越乃室」

こちらは利き酒コーナーで、新潟県内の酒蔵93蔵の日本酒がすべてテイスティングできます。500円で試飲用のおちょことコインを手に入れて、利き酒スタート!
▲必要なコイン枚数は銘柄によって異なります

「甘辛度」「濃淡度」といった解説もあるので、好みの日本酒を試飲してみましょう!気に入った銘柄があれば館内の販売コーナーでお土産として買って帰ることも可能です。
▲こちらは西洋なしジュース180ml 576円/500ml 1,836円(ともに税込)

お酒以外のお土産も豊富。新潟産西洋梨「ル・レクチェ」を贅沢に使ったジュースをはじめ、お菓子やスイーツ、漬物まで、あらゆるお土産が揃っています。新潟の「食」と「酒」のお土産を買うにはもってこいのスポットです。
▲こちらは漬物コーナー。野沢菜漬けからあおさ昆布、南蛮味噌漬けなど、すべての漬物が試食可能

ぽんしゅ館でぜひ食べたいのが、館内イートインスペースにある「雪ん洞(ゆきんと)」の爆弾おにぎり。具材は鮭や南蛮味噌など18種類から選べます。地元で一番美味しいお米がとれるという特A級地区で収穫された南魚沼産コシヒカリで握った巨大なおにぎりで、1つにつきなんと1合使用しているという贅沢ぶり。
▲爆弾おにぎり 370円~830円(税込、具材により値段は異なります)

驚くべきことに米4合、5種類の具材を使った「大爆おにぎり(2,060円・税込)」もあるので、自信のある方はぜひチャレンジしてみては。

ぽん酒館には、日本酒を使った酒風呂「湯の沢」もあります。天然の温泉に日本酒を加えることにより、アルコール成分によって血行が促進される効果が期待できるとか。酒風呂用に作られた特別な日本酒を薄めて使っているので、お酒が苦手な方でも入ることができます。
▲「ぽんしゅ館」の各所には酔っ払いサラリーマンを模した人形も。飲み過ぎにはご注意を!
今回ご紹介したのは、湯沢温泉のほんの一部。一日では回りきれないほどの外湯が点在しています。また、旅館や飲食店の店先や公園にまで足湯があったりと、気軽に温泉を楽しむことができます。

冬場はウインタースポーツ、夏には音楽フェス、春や秋にはトレッキングなど、どの季節に来ても楽しめるアクティビティが充実している湯沢。家族や恋人、友人…誰といつ来ても、きっと楽しめると思います。

カフェや射的、日本酒の利き酒なども楽しみつつ、ゆっくりじっくり、温泉街の魅力を感じながらめぐる旅をしてみてはいかがでしょうか。
竹谷純平

竹谷純平

フリーライター。新潟をもっと楽しくするWEBマガジン「にいがたレポ」参加ライター。新潟県出身。SNS運営会社、WEB制作会社等に勤務後、独立。企業でWEBライティングに長年携わった経験とを活かし活動中。東京、アメリカなどを経て新潟へ帰郷した経験と、趣味の旅行での経験とを活かし、「新潟の魅力を内外へ楽しく発信する」をモットーに活動している。フィールドはインタビュー、グルメ、最新ITテクノロジーまでと幅広い。

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