大迫力の飛行機を体感!「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」に潜入

2016.11.18 更新

普段なかなか入れない工場で非日常的な体験を味わうことが大きな魅力として、大人の工場見学ツアーがブームです。羽田空港には、日本航空の整備中の飛行機を間近でみることができる大迫力の見学スポットがあることをご存知でしたか?口コミでも大絶賛の「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」に潜入して、人気の裏側に迫ります。

いざ、「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」へ!

「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」は無料で、年末年始を除く毎日、1日に4回実施されています。インターネットで事前予約をして、見学当日、東京モノレールの羽田空港駅のお隣、新整備場駅までやってきました。その名の通り、各航空会社の整備場ビルが立ち並び、普段あまり降りることもない駅です。そこから歩いて「JALメインテナンスセンター1」を目指します。
▲東京モノレール・新整備場駅より歩いて2分ほどの「JALメインテナンスセンター1」に到着! 

入口で受付をすませ、入館証、JAL工場見学用のパンフレット、仕事紹介エリアのスタンプラリー冊子の3点セットを手にしたらゲートを通って、「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」に入館します。
▲入館証のストラップはお土産にいただいて帰ることができます!
▲入口すぐのエレベーターを上がり、展示エリアにやってきました! 

本日予約した工場見学コースの所要時間は、「航空教室」30分、「展示エリア見学」20分、「格納庫(整備工場)見学」50分の計100分。早めに入館すれば「航空教室」が始まるまでしばらく展示エリアを自由に見学することができます。
展示エリアにあるアーカイブズエリアにはパネルで検索できるデータベースがあり、歴代の制服や旅客機、エピソードはもちろん、機内食やCMまで、歴史的資料を見ることができます。航空機マニアやJALのファンにも大満足の情報量です。 天皇陛下が搭乗されたフライトや特別便に関する皇室・特別フライト展示コーナー(皇室フライトは撮影禁止、特別フライトは撮影可)もあります。
▲歴代の制服展示。デザインをみていると時代が反映されていて面白いですね
▲JALグループ歴代の飛行機が1/50サイズで展示されているモデルプレーンタワー。飛行機の進化の歴史がわかります

「航空教室」でまずはお勉強
知らなかった!航空機のこと、羽田空港のこと

最初のプログラム「航空教室」では、羽田空港と航空機に関する基本をお勉強します。時間帯や団体別など複数のグループが館内を移動することになるので入館証のストラップの色がわかれています。
▲「航空教室」がどの部屋で開催されるのか、入口のパネルで、ストラップの色と照らし合わせて確認します
▲グループごとに現場経験のあるスタッフが案内してくれます。本日見学コースを案内してくださる今北舞子さんは元空港スタッフ 

航空教室では、空港や飛行機、JALスタッフの仕事に関するトリビアが盛りだくさん。
迫力の映像もあり、30分はあっという間に終了。内容については行ってみてのお楽しみですが、帰ったら、誰かにクイズを出したくなること間違いなしです。

案内担当の方は、みなさんJALの現場経験者ですので、質問などにも丁寧にわかりやすく答えてくれます。
▲飛行機が鳥のようにはばたかなくても飛べる原理、よくわかりました

次は展示エリア「仕事紹介エリア」見学へ
やってみたかったJALのお仕事体験!

続いてのプログラムは、展示エリアの見学。展示エリアには「アーカイブズエリア」「仕事紹介エリア」「制服体験エリア」「サービス紹介エリア」「顔マッピング」など様々なエリアがあります。その中の「仕事紹介エリア」には【航空整備士】【グランドハンドリング&貨物スタッフ】【空港スタッフ】【客室乗務員】【パイロット】の5つのコーナーがあり、航空会社のスタッフの仕事内容をより詳しく知り体験することができます。

格納庫見学までの約20分間、各エリアを自由に見学してまわります。
スタンプパスポートを手に5つのコーナーをめぐってみました。
【グランドハンドリング&貨物スタッフ】のコーナーでは、飛行機のパイロットにパドルで合図をだし停止位置まで誘導する「マーシャリング」を体験することができます。
▲「マーシャリング」体験コンプリート! ゲーム感覚で大人も夢中になれます
▲一つのコーナーを見学するたびに受付でもらった冊子にスタンプを押していきます

プログラムでは20分ほどしか時間がないので、じっくり楽しむならツアー開始の前に少し早くきて見学しておくのがおススメです。開始時間の30分前より受付してくれます。
▲安全運航を支える航空整備士の七つ道具 

【航空整備士】のコーナーでは、多岐にわたる整備の種類や道具などを展示。飛行機の部品は約300万個にのぼるのだそう。
【パイロット】のコーナーでは、実際に整備士やパイロットの訓練に使用されたDC9-81型の航空機のコックピットに座れます。左が機長、右が副操縦士の操縦席。たくさんの計器を前に基本一人で操縦操作をするというから驚きです。
▲【空港スタッフ】のコーナーではチェックインカウンターで搭乗手続きの疑似体験ができます
▲上空で機内の安全確保とサービスを担当する【客室乗務員】のコーナーでは、様々な国の機内アナウンスを聞くことができます

1日約350人~400人、年間12~13万人の方が訪れるという大人気の「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」。海外のお客様も大勢訪れるため、日本語がわからなくても楽しんでもらえる工夫がされています。
▲2次元バーコードからデータアクセスすると、パネル展示の内容をそれぞれ英語、中国語で読むことができます

タブレットやスマートフォンだけでなく、ほとんどのカメラ内臓携帯電話などに対応しています。JALの搭乗チケットもそうですが、「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」の入館にも2次元バーコードの技術が活用されていました。

展示エリアをもっと楽しもう
制服で記念撮影!ビジネスクラスのシートに座ってみよう!

工場見学コースの目玉の一つ、「制服体験エリア」では、パイロットや客室乗務員の制服を着て、JALの機体パネルを背景に撮影をすることができます。数に限りはありますが、大人用も子供用も取り揃えられています。
▲客室乗務員とパイロットに大変身。機体パネルの前で記念撮影
▲「サービス紹介エリア」で、普段座ることも少ないビジネスクラスのリクライニングシートに寝そべってみました

いよいよ、整備中の飛行機が間近に見られる「格納庫」に潜入!

夢中で展示エリアをまわっていると「格納庫見学」の時間となりました。いざ、扉の向こうの格納庫へ!
▲二重扉の向こう側が格納庫です
▲思った以上に広い!滑走路の奥には川崎の工場がみえています

全体で東京ドームのグラウンドの約3個分という広さを誇る格納庫。展示エリアのフロアから水平移動してきた同じ高さの足場から、階下の格納庫のフロアを見下ろして見学します。整備の様子全体が眺められます。
▲まさにエンジンの交換を行っていました!

格納庫は2つあり、主に「重整備」を行っているM1格納庫、それ以外の整備作業を主に行っているM2格納庫と順番にめぐります。
「重整備」には、おおよそ6~8年毎に約1ヵ月をかけて行うもの、おおよそ1年半毎に約10日間をかけて行うものがあります。
整備の内容は多岐にわたります。人間でいえば、毎年の定期健診、人間ドッグや入院検査のようですね。

M2格納庫に移動してきて、フロアにおりて飛行機に近づきました。M2格納庫は一度に最大5機を収納できる広さを誇ります。飛行機のそばで説明をうけます。
▲この飛行機は2週間以上かけて行う重整備の最中。M2格納庫で重整備を行うこともあるようです

すみずみまで点検をするため、シートや内装がすべて外されていました。徹底した点検と整備がされているのですね。
▲整備している飛行機の先に、広大な空港の敷地が広がります

滑走路に離着陸する飛行機が目前に!

目前に広がる空港の風景に吸い寄せられるように滑走路側へ向かいました。 安全上の理由から滑走路には出られません。但し、お天気に恵まれると、格納庫の扉が開いているため、格納庫出入り口の扉の溝ぎりぎりまで近づくことができます。もちろん撮影可能です!滑走路に向かって飛んでくる飛行機をみつけて、撮影タイミングを逃さないで!
▲夕刻の格納庫。広い滑走路と工業地帯、そして空が描き出す眺めは圧巻でした
▲飛行機の離発着が約2~3分おきにみられ大興奮!
▲夕日に照らされた美しい飛行機。こんな写真撮影にも成功しました!   

躍動感あふれる滑走路の風景に感動してしまい、時がたつのを忘れてしまいます。
格納庫の扉を開けることができるのは、お天気次第なのですが、冬には空気が澄み渡り、広大な滑走路の向こうになんと富士山が見えることもあるそうです。それはそれは絶景でしょうね。

これから出発するために滑走路に向かう飛行機に、子供たちが手をふると、パイロットが手を振り返してくれることもあるとのことです。次回は子どもをつれて来よう!とそう決心して、格納庫を後にしました。

欲しくなる!機能的なJALグッズやモデルプレーン

この他に、展示エリアの自由見学時間中に、「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」のお土産を買うこともできます。
▲JALグッズショップ「JALOP」
▲「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」限定品。何度も角が使える消しゴムでユニバーサルデザインの「カドケシ」(税込250円)と1本で3種類の線がきれいに書ける蛍光マーカー「ビートルティップ」(税込750円)

ほかにも「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」でしか買えない限定品やおすすめのJALグッズなどもあり、どれにしようか迷いました。格納庫に移動する途中の自動販売機でもおすすめ品が購入できますので、ぜひ探してみてください。
▲眠らない格納庫。24時間体制で、飛行機の整備を行っています 

羽田空港は旅する人であふれ、「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」に向かう途中から、すでに旅が始まるような感覚を覚えました。空を飛ぶというテクノロジーとそれを支える人達の営み、飛行機やJALの仕事を知ることで、これからの空の旅はワクワク度が倍増しそうです。一度はみてみないと勿体ない、必見のスポットです!
石橋 麻衣子

石橋 麻衣子

東京在住。広告・情報誌制作会社などを経てフリーに。教育・園芸・グルメ・旅・ハワイの文化・ライフスタイルなどをテーマに記事をてがけています。心躍るものや美しい言葉を通じて、人のつながりと行動の輪が広がることを目指します。(制作会社CLINK:クリンク)

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