やめられない、とまらない♪カルビーかっぱえびせんの工場見学!

2016.11.18 更新

発売から半世紀以上の超ロングセラーで、誰でも一度は食べたことがあるであろうカルビーの「かっぱえびせん」。その国民的スナック菓子を製造している工場で見学や出荷前のできたてが試食できると聞いて、カルビー広島工場を訪れました。

人に話したくなる「かっぱえびせん」の豆知識

カルビー広島工場があるのは広島市の西隣りにある廿日市(はつかいち)市。車なら広島岩国道路廿日市ICから10分ほどで、JR廿日市駅や広島電鉄廿日市駅からはタクシーで約7分。瀬戸内海に面した工業団地の一角にあります。
▲広島工場は2006年に広島市内から移転

カルビーは昭和24(1949)年に広島市内で創業した松尾糧食工業が前身。昭和30(1955)年にカルビー製菓に社名を改め、昭和39(1964)年に「かっぱえびせん」を発売しました。その後、設備の老朽化や近隣住宅への配慮もあり、廿日市市に工場を移転。今は東京に本社がありますが、広島で誕生して発展した企業です。
▲カルビー広島工場東棟のロビー

見学ができるのはカルビー広島工場の東棟で、ここでは「かっぱえびせん」シリーズのほかに「さやえんどう」や各工場で使う生地も製造しています。ちなみに東棟のすぐ近くには「ポテトチップス」などを作っている西棟もあるので、見学の際はお間違えのないように。
▲高さが1mくらいある巨大な絵本。「かっぱえびせん」の歴史などが書かれている

見学は予約制で、午前(10:00~11:30)と午後(13:30~15:00)の1日2回実施。各1時間30分のツアー形式で、参加資格は小学生以上となっています。ロビーのウェルカムプラザでは「かっぱえび家」のキャラクターと一緒に記念撮影ができ、「かっぱえびせん」の歴史をまとめた巨大な絵本や発売当時のパッケージなど、様々な展示物を見ることができまます。
▲昭和39(1964)年の初代や1990年代のパッケージ
▲「かっぱえびせん」発売当時の茶の間を再現
▲世界各国で販売されている「かっぱえびせん」などのカルビー製品

ウェルカムプラザを見てまわるだけでも興味津々。これからどんな話が聞けて、どんなものが見られるのか工場見学に期待が高まります。
▲案内してくれた見学担当の中井愛美(まなみ)さん

予定の時間になったら見学のスタートです。まずはガイド役の中井さんがカルビー広島工場で作られている製品やパッケージのトリビアなどを教えてくれ、続いて「かぱすけ」と「かーこ」のかっぱキャラクターが登場するビデオ観賞です。
▲工場や製品の説明にも「へぇ~!」がいっぱい

東棟で作られているのは油で揚げない製品ばかり。つまり「かっぱえびせん」もノンフライということ。知らなかった~。パッケージの製造所記号は東棟が広島の「H」、西棟は宮島の「M」が記載されているそうです。
▲瓶に入ったパスタのような物体は…?

「かっぱえびせん」は生地の状態だとパスタそっくり。つまみやすく調味料が馴染みやすいということで、あの特徴的な筋目の数はピッタリ10本と決まっているそうです。
▲ビデオで「かっぱえびせん」ができるまでを紹介

「カルビー」の社名の由来はカルシウムとビタミンB1から。「かっぱえびせん」のルーツは「かっぱあられ」だった。などなど、ビデオはクイズ形式で約15分。豆知識が満載で、子どもから大人まで楽しめる内容でした。

クイズ形式で学びながら、できたての試食も

▲全員で見学通路へ移動

部屋を出て、工場の見学通路がある2階へと移動します。
▲旧広島工場の紹介コーナー

階段の横には旧広島工場のミニチュア模型やレンガ壁の一部、機械などが展示されています。
▲見学通路に上がる階段の横にはエビのオブジェ

上を見ると地引き網にかかったエビをモチーフにしたオブジェもありました。よく見ると、ひとつひとつ大きさや形が違う精巧なつくりで「かっぱえびせん」がメインの工場だけに、エビへのリスペクトはさすがです。
▲「かっぱえびせん」に使われる4種類のエビの模型

本来なら階段から先は撮影禁止のエリアですが、今回は取材ということで事前に許可をもらって撮影させてもらいました。カルビーさんのご厚意に感謝です。
▲「かっぱえびせん」に使うエビは何種類?

2階にはエビなどの原料や美味しさの秘密などを解説したパネルや模型があり、ここでもクイズ形式で「かっぱえびせん」を紹介。「塩と砂糖ではどちらがたくさん使われている?」「エビからかっぱえびせんができるまでは何日?」など、気になる方は工場見学で実際に確かめてくださいね。
▲工場で働く従業員がエアシャワーを浴びる様子も

ガラス越しに衛生準備室があり、手洗いやエアシャワーの様子も見学することができます。異物混入を防ぐため作業着にはボタンやポケットがなく、救急絆創膏やヘアゴムは金属探知器に反応するようになっているそうです。
▲デザイナーズホテルのような見学通路

製造ラインの見学通路は近未来的なイメージで、工場の内部とは思えないほどのモダンなつくり。カーテンを開けると、長く伸ばされた生地が流れて行く様子や「かっぱえびせん」の形にカットされた生地が焙煎、味付けされる様子などを見ることができます。
▲薄く伸ばして筋目を入れた生地を流す工程
▲焙煎や味付け、冷却の工程
▲目の前に大量の「かっぱえびせん」が!

長く平べったい生地の状態ではまだ「かっぱえびせん」がイメージできませんが、だんだんとでき上がりに近づくにつれて、あちらこちらから「美味しそう~」と声も上がってきます。すると…
▲ついにお待ちかねの試食タイム!

中井さんが運んできたのは味付け前と味付け後の「かっぱえびせん」。包装前の正真正銘できたてで、両方の味を食べ比べさせてもらいました。まだ少し温かさが残っている状態でサックサク。味付け後の美味しさはもちろんですが、味付け前もほんのり甘みがあって美味しいと感じました。
▲できたての試食にキッズは大喜び

大人たちは少し遠慮がちに口に運ぶ程度でしたが、子どもたちは食べはじめると手が止まりません。容器はたちまち空っぽです。ちなみに、この日は「かっぱえびせん」でしたが、工場の稼働状況で試食できる製品は変わるそうです。
▲梱包されて出荷される様子

その後、計量や包装、出荷などの工程で見学は終了です。
▲お土産もいただきました

帰りには広島工場で製造されたスナック菓子の詰め合わせをお土産にいただいて、さらに参加グループごとに撮影してもらった記念写真まで。無料で工場の見学ができて、しかも手ぶらでは帰さないとは何と太っ腹。参加者も大満足の様子です。
▲限定品などをワゴン販売

出口では中国四国地方限定販売の「かっぱえびせんお好み焼き味」や、高級タイプの「かっぱえびせん匠海(たくみ)」など、スーパーやコンビニでは手に入らない商品が販売されていました。
▲工場ならではのアウトレット商品も

製造過程で割れた「かっぱえびせん匠海」は個別包装を省いて袋詰めで販売されていました。これはかなりお得なお値段で、1人で何袋も購入する人が続々。
▲ここぞとばかりに大人買い!

この日の見学は子どもの参加者が目立ちましたが、内容は大人も充分に満足できるものでした。原料へのこだわりや徹底した衛生管理、そして美味しさへの情熱など、ますます「かっぱえびせん」のファンになること間違いなしです。広島を訪れる際は、ぜひプランの一つに加えてもらいたい工場見学でした。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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