那覇空港に一番近いリゾートアイランド「瀬長島ウミカジテラス」の楽しみ方

2016.12.04

那覇空港の滑走路の延長線上わずか数百mの距離に、「瀬長島(せながじま)ウミカジテラス」はあります。リゾート感溢れる街並みと美しい東シナ海を見渡す絶景、グルメやショッピングが楽しめる約30の店舗など魅力がいっぱい。心地よい潮風に吹かれながら、ボリューム満点のアメリカンフードや定番の沖縄グルメ、女性に人気の最新カフェまで、ここでしか味わえない体験をご紹介します。

飛行機のお腹が見えるフォトスポット

空港から車で約15分の場所にある瀬長島は、沖縄本島から600mほどの瀬長島海中道路でつながった離島。瀬長島海中道路の北側には空港の滑走路が伸び、多くの旅人を乗せたジェット機の姿が遠くに映ります。自衛隊機を目にするのも官民共用の那覇空港ならでは。
瀬長島ウミカジテラスへはレンタカーのほか、ゆいレール「赤嶺(あかみね)駅」を発着する無料シャトルバスを利用することも可能です。
また、瀬長島ウミカジテラスからは赤嶺駅経由那覇空港(降車のみ)行きの無料シャトルバスも運行しているため、旅行の最終日に訪れるのも良さそうです。
※那覇空港行きは一部の時間帯をのぞきます。運行時間等の詳細は瀬長島ウミカジテラスのホームページを参照ください。
▲瀬長島海中道路からは、頭上をかすめるように飛ぶ飛行機が見える

しばし頭上や遠景の航空ショーを楽しんだあとは橋を渡り切り、瀬長島に上陸します。島を取り囲む外周道路を進み、東シナ海が一望できる島の反対側へと回ってみましょう。そこに現れるのが2015年8月にオープンした「瀬長島ウミカジテラス」です。
海から小高い丘に向けて広がる傾斜地をそのまま利用した敷地は、真っ白な壁面とヤシの木が気持ちよさそうに揺れてリゾート感たっぷり。イタリアのアマルフィ海岸や、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島をイメージしたというおしゃれな街並みが再現されています。

グルメに雑貨、工芸品。白亜の街並みを歩いて巡る小さな冒険

▲カフェやレストランのほか、ハンドメイドのジュエリーショップやヘアケアの美容サロンも出店

ここでの楽しみ方は車窓からではなく、街歩きの感覚でゆったりと散策するのが正解。
潮風を全身に感じながら入り組んだ路地を巡り、自分好みのショップを見つける時間は宝探しに似ています。階段の横には緩やかなスロープを設けているので小さなお子様連れやご高齢の方でも安心です。
▲目の前の海景は、その色彩に誰もが圧倒される

瀬長島ウミカジテラスを囲むのは色鮮やかなカクテル「ブルーハワイ」のような透き通った海。アクアブルーにコバルトブルー、色とりどりの青の世界が幾重にも重なり、あまりの美しさにウットリと癒されます。写真では少し分かりづらいのですが、晴れた日は約40km先の慶良間(けらま)諸島を見渡すことができるのです。

オーシャンビューのロケーションで、ゆらゆらとハンモック体験

▲青い海と空を背景に、色とりどりのハンモックが並ぶ

この絶景をもっと堪能するために、最初に向かったのはこちらのお店。「ハンモックカフェ ラ・イスラ」は文字通り、すべての席がハンモックになっている話題のカフェです。
▲写真右:フレッシュミントモヒート(ノンアルコール)600円、写真左:フレッシュフルーツジュース(ドラゴン&マンゴー)780円(共に税込)

店舗前のテラス席には座って食事ができるチェアタイプのハンモックやベッド型のハンモックが用意され、オーシャンビューを前に、色鮮やかなトロピカルドリンクやメキシカンフードをいただけます。

体を預けてごろ~んと横になると、ゆらゆらと揺られてつい寝入ってしまいそう…。まさにゆりかごのような心地よさに心からリラックスできます。
▲ハンモックに揺られ、のんびりと海を眺める至福の時間

昼間の青い海はもちろん、夜の時間帯もオススメ。満点の星空の下でロマンティックなひとときが過ごせるとあって、デートスポットとして人気があります。雨風に強いナイロン素材を使っているのでガタイのいい彼氏さんでも安心してくつろげますよ。

沖縄ソウルフードVS豪快なアメリカングルメ、どっちを食べる?

東シナ海を臨むロケーションも魅力ですが、沖縄の野菜や果物、地元ならではのご当地グルメが充実していることもウミカジテラスの特徴です。今回はその中でも人気の高い2大メニューをご紹介しましょう。
▲女性の一人旅でも入りやすいカウンター席

まずひとつめは「もとぶ熟成麺 ウミカジテラス店」のV3そば。県内のグルメコンクールでグランプリを受賞したこともあるこちらのメニューは、3種類の部位の肉が乗ったボリューム満点の一杯です。
▲V3そば 850円(税別)

カツオでとったあっさりスープに、三枚肉、ソーキ、軟骨、3種類のお肉の濃厚なエキスが染み込んでいます。Vと部位を掛けているユニークなネーミングですが、お味の方も負けていません。具材の下に隠れた麺にもこだわりがあり、製麺後に熟成させることで独特のコシと適度な弾力を生み出すのだそう。つるつるもっちりの自家製そばはクセになる食感です。
続いての人気メニューがあるのは沖縄とアメリカ文化のミックスをコンセプトにした「氾濫バーガー チムフガス」。インパクトのあるPOPな店構えですが、名物の氾濫バーガーはさらに上を行く姿なのです。
200gの特大パティに100gの厚切りベーコン、カリカリに焼かれたチーズ、卵ソースとフレッシュレタス。すべての素材がうず高く盛り付けられて圧倒的な存在感を放っています。
▲氾濫バーガー単品1,200円、ポテト・ドリンクセット 1,700円(共に税込)

パティはどれもオーダーを受けてから一つ一つ焼き上げるので香ばしくてジューシー。両手でしっかり掴んでから思いっきり頬張ると、肉汁がスープのようにとめどなく溢れてきます。なるほど、これが旨みの氾濫というわけですね。日本にいながらアメリカンな雰囲気に浸れるのも沖縄ならではの楽しみといえそうです。
沖縄県民のソウルフードである沖縄そばを代表した「V3そば」と、豪快なアメリカングルメを代表した「氾濫バーガー」との大一番。どちらも甲乙つけがたく、今回の勝負はドローとしておきましょう。皆さんはどちらを選びますか?

食後のひんやりスイーツは、作りたてのフレッシュジェラート

太陽が真上から照りつけるお昼過ぎには、ひんやりおやつで涼みましょう。
「沖縄手作りジェラート yukuRu(ゆくる)」では、店内ラボで毎日製造する本格イタリアンジェラートが味わえます。
▲写真右:ドラゴンフルーツ&パッションフルーツのジェラートシングル350円、写真左:パンにミルクジェラートを挟んだブリオッシュ・コン・ジェラート480円(共に税込)

ドラゴンフルーツ&パッションフルーツのジェラートは、自然の爽やかな酸味と程よい甘みが口の中いっぱいに広がります。一方のブリオッシュ・コン・ジェラートは、サクサクのふんわりとしたブリオッシュ生地と、シャキシャキとしたミルクジェラートの対比が面白く、夢中でいただいてしまいました。徐々にジェラートが染みこんできた生地がトロトロの食感に変わっていく瞬間もまた美味しいのです。
▲マンゴーや紅いもなど、県産素材を使ったフレーバーはどれも色鮮やかで見た目もキュート

用意されているテイストは常時10種類。季節によって入れ替わるテイストもあり、訪れるたびに新しい味に出合えるかも知れません。

疲れた足をじんわりと温める、足湯で温泉気分

スイーツを片手にひと休みした後はさらにリラックスできる隠れスポットへとご案内。瀬長島ウミカジテラスのインフォメーションセンター正面には、沖縄では数少ない足湯が用意されています。
▲足湯には日差し除けのテントも

瀬長島の地下1,000mから湧き出た湯は、島内のホテルで使用されている温泉と同じ成分。茶褐色でやや濁りのある温泉にはミネラルが豊富に含まれ、保湿効果や冷え性改善が期待できることから、別名「子宝の湯」とも呼ばれているそうです。10時~21時の営業時間内はいつでも無料で利用できるので休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

風光明媚な島の景色も旅の思い出

▲遠浅のビーチはウィンドサーフィンのメッカ

2012年12月「琉球温泉 瀬長島ホテル」が誕生したことをきっかけに、ウミカジテラス、公園の整備といったリゾート開発が進む瀬長島。しかし、その一方で天然のビーチが今も残り、磯遊びやウィンドサーフィン、ゆんたく(おしゃべり)といった、近隣住民の憩いの場にもなっています。
▲島内には小さなカニや野鳥など、たくさんの生き物が生息している
▲島内に咲くクワンソウ。「おきなわ伝統的農産物」の一つでもある

琉球王国時代から風光明媚な景勝地として多くの人々が足を運んだという瀬長島。島のあちらこちらに自然が残り、往時から変わることのない景色や自然の営みを私たちに見せてくれます。
悠久の自然に癒され、ウミカジ(沖縄の言葉で海風の意)を感じながらここで非日常を過ごしませんか。旅行の最終日、空港に向かう前に1時間、いや2時間は欲しいところ。

※土日の夕方は瀬長島海中道路が渋滞する可能性があります。時間に余裕をもって楽しんでくださいね。
阿久津彩子

阿久津彩子

WORD WORKS OKINAWA 運営&ライター。本島南部、中部と住む場所を変えながら、各地で出会ったヒト、モノ、コトを発信。がちまやぁ(沖縄で食いしん坊の意味)ぶりを発揮し、最近ではグルメ取材が多め。春のトマトと夏のマンゴー、島野菜全般に目がない。次は北部へ引っ越してシークヮーサー狩りを満喫したい。

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