仙台の奥座敷「作並温泉」。癒しが不足気味の女子におすすめです

2017.01.24 更新

仙台の奥座敷といえば作並温泉。山奥にひっそりと存在する味のある雰囲気を楽しめる他、旅を彩る名スポットで溢れています。この土地でしか得られない癒しを求め、いざ出発!

滝の音色がヒーリング効果抜群!
穏やかに流れ落ちる鳳鳴四十八滝

▲看板からすでに厳かな雰囲気が…
仙台から車で山形方面へ約30分、作並温泉に行く途中に気になる看板を発見しました!ここは「鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはちたき)」。滝の音が鳳凰の鳴き声を連想させることから、そう呼ばれるようになったそう。鳳凰の鳴き声、どれほど清らかな音なんだ…。興味を引かれたら立ち寄るのも旅の醍醐味です!
▲歩いているだけで気持ちの良い通り道    
早速車を停めて滝見台へ。平坦な道のりなので、軽装でラクに歩けます。周りに緑もあるから、歩いていると気持ちいい!
▲一般的な滝よりも穏やかな流れ    
鳳鳴四十八滝は段が続く段瀑という種類。迫力ある直瀑とは違って、流れ落ちる様子は穏やかで優しい雰囲気。そして何よりの魅力は、無数の滝が織りなす水の調べ。日常で聞く機会の少ない自然音に耳を傾けると穏やかな気持ちに。

ノスタルジックな冬の表情も趣がありますが、新緑に彩られる春先や紅葉に包まれた秋の鳳鳴四十八滝も風情たっぷりだとか。その美しい姿と神秘的な音で、心と体が癒されました♪

観光客を出迎える作並のシンボル
巨大なこけし家族を発見!

▲規格外のサイズに思わず二人でパシャ!    
鳳鳴四十八滝から車で数分進むと、見えてきたのがこけしのオブジェ。素朴な顔と雰囲気が可愛らしい…なんて考えていたら、あることに気づきました。

この親子となったこけしは父親の身長7.25m、母親の身長6.25mと超ビッグサイズ!普段見ているこけしより遥かに大きいから新鮮です。並んでみると大きさが際立ちますね。観光客を優しい顔で迎えてくれるこけし塔、運転に注意しつつ大きさを確かめてみてください!

可愛らしい作並こけしの絵付けを、
老舗工房「平賀こけし店」で体験!

この地方の名産品は「作並こけし」。その作並こけしの絵付けを体験できるお店があると聞き、四世代にわたり作り続けている老舗工房「平賀こけし店」を訪れました。
▲昔ながらのこけしからユニークなこけしまで、充実のラインナップ! 
店内は様々なこけしがズラリ!伝統的なものから現代風のアレンジを加えたもの、さらにはこけしモチーフのオリジナルグッズと、あらゆる種類のこけしアイテムが揃っています。
▲カラフルな「ソフトクリームこけし」1,500円(税込)
数ある作品の中でも特に気になったのが、頭にソフトクリーム風の飾りを乗せた「ソフトクリームこけし」。このこけしについて職人の平賀輝幸(てるゆき)さんから意外な一言が。「このこけし、実はソフトクリームを乗せようなんて考えてなかったんです(笑)」

平賀こけし店では季節毎のオリジナル作品を製作しており、年末には頭に鏡餅を乗せた「鏡餅こけし」を販売。鏡餅こけしを製作している中で、誤って段が1つ多いものを作ってしまったそう。どうにか利用できないかと考えて思い付いたのがソフトクリーム。今では定番商品となるほど強い人気を集めています。
▲細いボディが作並こけしの特徴
作並こけしが生まれたのは江戸時代末期。子供の手でも握りやすいように胴を細くしているのが特徴です。現代では観賞用となっているため、昔に比べやや太くなっているそう。
▲三色の塗料で色付け    
概要を勉強した後は絵付け体験に挑戦!こけしに使われる色は赤・緑・黒の3種。太さの違う筆を数種類使い、顔や髪、模様などを絵付けします。

まず最初は顔。眼や眉毛は最も細い筆を使い、細部まで描き込みます。とても緻密な作業ですが、何とか上手く描くことができました!
次は胴。作並こけしの特徴である菊花模様を参考に絵柄を描いてみました。初めてにしては悪くない出来栄え…?
▲ハートマークが可愛らしい男の子(左)と上品な顔立ちの女の子(右)が完成    
絵付け開始から約1時間、ついにオリジナルこけしが完成!偶然にもカップルに。元気な男の子とおしとやかな女の子です。自分で絵付けしたこけしは持ち帰り可能。染料もすぐ乾くため、余計な手間はかかりません。
▲オリジナルこけしを片手に平賀輝幸さんと記念撮影    
絵付け体験は、こけし1本につき700円(税込)。作並温泉に訪れたならぜひチャレンジしてみましょう。
※申し込みする場合は、希望日時の3日前までに電話予約が必要です。

温泉街のおやつは和に限る!
つつみ屋の和菓子で一休み

温泉街で小腹が空いたら和菓子を楽しみたい。ということで向かったのは作並駅のすぐ側にある「つつみ屋」。仙台市を中心に数店舗を展開している昔ながらの和菓子店です。
▲たっぷりの餡をものの数秒で塗り込み!
お店のイチ押しは、もちもち食感が好評な定番のだんご。作りたてを食べてほしいという思いから、注文後にお客さんの前で餡を塗るのがこだわりです。
▲つつみ揚げ1個95円(税別)    
だんごを作っている間、お店からのご厚意で別の和菓子をいただきました。くるみ入りのこし餡を生地で包み、上質な油で揚げたつつみ揚げです。サクッとした生地にくるみの楽しい食感、そして程よい甘みのこし餡がマッチ!素直な甘みを味わえます。
▲左からくるみ、ごま、ずんだ 全て一串120円(税別)
つつみ揚げを食べていると、本命のだんごが!隠し味の豆腐による柔らかな味がたまらないくるみ、風味豊かなコクが口いっぱいに広がるごま、素材の旨みを最大限に引き出した仙台名物ずんだと、どれも大変美味!何本でも食べられそうです。
▲店内にはイートインスペースも    
そして三本ともに共通しているのが、柔らかさと弾力を兼ね備えた餅の食感。たっぷり塗られた餡と相まって、至極の美味しさを生み出しています。ちなみに餅は山芋のでんぷん入り。冷蔵庫に入れても固くなりません。夏には、あえて冷やして食べるのも美味しいそうです。

温泉好きを唸らせる、風情ある名湯
「鷹泉閣岩松旅館」の天然岩風呂へ

▲看板から老舗ならではの風格が滲み出ています    
作並の旅を締めくくるのは「鷹泉閣(ようせんかく)岩松旅館」。開湯から220年というこの地域で最も古い老舗旅館です。
▲風情溢れる青葉館(和室10畳)※写真は一例です
その始まりは、1796(寛政8)年。岩松喜惣治(きそうじ)が仙台藩から許可をもらい開湯に着手し、8年かけて設備を整えたのが旅館の前身。建物などの各設備は改装していますが、目玉である天然岩風呂は当初の面影を残しています。
▲歴史の長さを感じさせる天然岩風呂への階段    
谷底へ続く木造階段を降りた先にある天然岩風呂は露天になっています。エレベーターで途中まで降り、風情の漂う88段の階段を下ります。
▲体の内側までじんわり温まる「滝の湯」
天然岩風呂は滝の湯、新湯、鷹の湯、河原の湯という4つの湯船が並んでおり、それぞれ自噴自家源泉の掛け流し。泉質はいずれもナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。肌に優しく保湿効果に優れていると言われており、冷え性の方や肌荒れが気になる方にオススメです。ただし浸かり続けているとのぼせることもあるため、長時間の入浴には気をつけましょう。    
▲「河原の湯」では美しい川を眺めつつの入浴。贅沢な時間が流れます
塀の外には美しい広瀬川。秋の紅葉に冬の雪見露天など、四季折々の表情を楽しみながら浸かる温泉は格別!

この天然岩風呂は、江戸時代からずっと混浴。昔から続く伝統的な入浴方法なので、あえて残しているのだそう。ただし19:30~21:00、翌朝5:30~7:00の間は女性専用の時間。時間帯を選べば、混浴に抵抗がある方でも入れる配慮が嬉しいですね。
▲絶品料理をお好みのスタイルで(一例)  
夕食は部屋食、会場食、ブッフェの3種類から選択できます。各々の好みに合わせてスタイルを選ぶことができるのは嬉しいですね。海鮮や仙台牛など、東北の新鮮な食材を使った料理に大満足!
ひっそりとした雰囲気の中、くつろいでいると日没に。長い歴史が育んだ粋な風情、そして体の芯から温まる源泉掛け流しの温泉を楽しみ、日々の喧騒から離れて心も体も癒される、素敵な一日を送ることができました。
美しい自然と気持ちいい温泉を楽しめる作並温泉、仙台を旅行する際にはぜひ足を伸ばしてみてください。
飯間大悟

飯間大悟

ファッションと麺類と歴史を愛する29歳の足軽ライター。伊達政宗大好き。奥州一の武将になるため、日々武者修行中。

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