完熟いちごやアイスクリームが50分間食べ放題!埼玉「苺の里」

2017.02.18

「急いで食べなきゃ!」果物狩りで、そんな焦りを感じたことはありませんか?「苺の里 毛呂山(もろやま)バリアフリー観光いちご園」(以下「苺の里」)なら、そんな心配はご無用。制限時間を30分と設定している農園が多いなか、「苺の里」は約2倍の50分間、いちご狩りを楽しめるのです。おまけに、アイスクリームや練乳も食べ放題!ジャムづくりなどの体験も充実しています。リピーターも続出する人気農園をリポートします。

寒い日でも、ぽかぽか。暖かないちご農園に到着!

いちご狩りのいいところは、もぎたての完熟いちごを食べられること。スーパーの店頭にあるいちごは、完熟前に早摘みされたものがほとんど。それと比べると完熟いちごは甘みも香りも強く、味の濃さがまったくといっていいほど異なるのです。
ジューシーで甘酸っぱいいちごを、おなかいっぱいに食べられることを期待しながら、埼玉県入間郡にある「苺の里」西大久保店へ向かいました。
▲関越自動車道の坂戸西スマートICより車で走ること約10分。道路沿いに、キュートな看板のビニールハウスを発見

ハウスの扉を開けると、冬とは思えないほどの暖かい空気に満ちていました。暖房は入れていないのに、太陽の熱とハウスの保温効果で25度前後を保っているのだとか。訪れる際は体温調節ができるよう、脱ぎ着しやすい服がおすすめです。
▲扉を開けると滑り台付きのプチハウスが目に飛び込んできた
▲受付はハウスにはいってすぐ右手にある。この日、いちご狩りの手順を教えてくれたのは、森田雪枝さん(左)と鈴木知代さん(右)

いちご狩りの料金は2,160円(小学生以上・税込。料金は時期により異なります)で制限時間は50分間ですが、432円(税込)を追加すれば10分ずつ延長ができます。

今回は予約時に、「いちごジャムづくり体験」(1鍋2,268円・税込)もあわせて申し込みました。いちご狩りのあとのお楽しみです。

受付で名前を記入したら、いちごのもぎ方を教えてもらいます。
いちごのレプリカを使って説明してくれました。強く引っ張らないことがコツだそう。
▲ヘタの少し上を2本指で挟み……
▲くるっと手前に返す

いちご狩りスタート!3種の味の違いはわかるかな?

定められたエリアの中ならどこからでももぎ取ってよし。この日は広いビニールハウス内の半分が開放されていました。1グループに1つ、テーブル席も貸してもらえます。
▲立ったまま食べてもよいが、摘んできたいちごは席に座ってゆっくり食べることもできる
▲受付で渡されたいちご狩りセット。アイスクリームを入れるカップ、飲み物を入れるコップ。いちごのヘタを入れるプラスチックカップ、ジャムづくりをする人に配られるカード

「苺の里」では、3種類のいちご狩りが体験できます。軟らかく、甘みが強くて酸味が少ない「あきひめ」は、小さい子どもたちに人気。香りが強くてみずみずしい「かおりの」は、いちご狩りでは珍しい品種。スーパーでもよく見かける「紅ほっぺ」は、甘みと酸味のバランスが良く大人に人気の品種です。

ビニールハウスに入り手前から右奥に向かって、紅ほっぺ、かおりの、あきひめ、通路を挟んであきひめ、かおりの、紅ほっぺという並び順で植えてありました。
▲通路を歩くと、熟れた「紅ほっぺ」がたくさん実っていた

「通路側から入って、あきひめ、かおりの、紅ほっぺ、という順番で食べてみてください。酸味がだんだん強くなっていくのがわかると思います」

そう教えてくれたのは、オーナーの田中綾さん。
いちご狩りを楽しんでもらいたいという想いから、園内にさまざまな仕掛けを凝らしています。
▲「ゆっくり食べたいはずなので、制限時間も長めに設定しました」と、利益度外視でお客さんを想う綾さん
▲この日、坂戸市から遊びに来ていた子どもとママのグループ。山盛りのいちごを前にハイ、チーズ

早速、ヘタのすぐ下まで赤くなった「あきひめ」をいただくことに。
▲ヘタのすぐ下まで赤くなっているものが食べごろ

想像していたよりもうんとみずみずしく、優しい甘さが口の中に広がりました。ひと粒食べたなら、もう止まりません!
続いて食べた「かおりの」は、歯ごたえと風味が強く、「紅ほっぺ」は程よい酸味が甘さを引き立てていました。
▲定番の練乳もかけ放題。みずみずしいいちごと、こってりした練乳の組み合わせは最強!

50分の間にやることいっぱい!パフェも無料でつくれるよ!

ハウス内に設置されたパフェコーナーでは、アイスクリームやチョコレートソース、コーンフレークなどがすべて無料で使い放題!
いちごをたくさん摘んだら、そのいちごを使ってパフェづくりにも挑戦できます。
▲お茶やジュース、インスタントコーヒーももちろん無料
▲いちごが主役のパフェだなんて、とても贅沢!チョコレートソースをたっぷりかけて

車いすの方や子どもにもやさしいバリアフリー農園

「苺の里」のハウスは、足が不自由な方にも楽しんでもらえるよう、通路は車いすが通れるように広くつくられており、段差も極力なくしています。
いちごが植えられているプランターの高さが上下二段に分かれているのは、小さい子どもでも簡単に手が届くようにという配慮だそうです。
▲ハンドルを回すことによってプランターの上段と下段の入れ替えができる仕組みになっている

とろりと甘い香りにうっとり……。乙女心くすぐるジャムづくり体験

50分のいちご狩りが終わったら、いよいよ「いちごジャムづくり体験」の時間です。
係の方が、道具と材料をすべて用意してくれます。ジャム用に厳選したいちご600gも運ばれてきました。所要時間は約30分。作ったジャムは、3つの瓶にわけて持ち帰ります。
▲自分好みのジャムづくりスタート!
▲まずはいちごのヘタを取り、鍋に移す
▲汁がでるまでつぶす。つぶし具合はお好みで
▲砂糖を300g入れ煮込む。灰汁を取ってからレモン汁を投入
▲8分間に設定したタイマーが鳴ったら、瓶に移し替えて完成!
▲つくったジャムはその場で試食できる

煮込んでいる間、甘い香りがあたりを包み込んでいました。つくりたてのジャムは、いちご本来の酸味が感じられておいしい!

体験メニューはほかにもあり、一番人気の「いちご大福づくり体験」は1人540円(税込)。自分で好きないちごを摘んだら、求肥(ぎゅうひ)とあんこを使って好きな形に丸めるだけで簡単につくれるので、小さい子どもに人気だそう。

いちご狩りをして感じたのは、摘みたての完熟いちごはとにかく味が濃いということ。今シーズンもう一度行きたいと感じるほど、おなかも心も満たされました。

直営のスイーツショップも要チェック。使われているいちごはすべて大きくツヤツヤ!

ハウスから車で3分ほどのところには、「苺の里」直営のスイーツショップ「いちご農園のケーキ屋さん」があります。
昼頃には売り切れてしまうこともあるという人気商品は、「苺の里ロール」(1,944円・税込)。スポンジと生クリームの間に大きないちごが包み込まれています。
▲「苺の里ロール」は12月から5月の間のみ店頭に並ぶ。予約は電話で受付
▲ショーケースにはいちごを使ったプリンや大福なども並んでいる
完熟いちごの濃い甘酸っぱさと、口の中ではじけるみずみずしさは、一度食べたら忘れられない味でした。
いちごが一番おいしくなるのは、一年の中で最も寒い2月から3月にかけて。「苺の里」は毎年リピーターが多く訪れるそうなので、土日祝日の予約はお早めに!

写真:重野友紀
前川有香

前川有香

編集者、ライター。移住に関する雑誌『TURNS』や、書籍『うちのコにしたい!羊毛フェルト猫のつくりかた』、その他小冊子、ウェブ媒体の編集・執筆などを手がける。出版・編集プロダクションデコ所属。

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