海老好きなら食べるべし!殻ごと食べる幻の「脱皮伊勢海老」

2016.12.22 更新

三重県の伊勢志摩は言わずと知れた伊勢海老の本場。ここにはなんと、殻ごと食べられる伊勢海老があるのだとか。その名も“脱皮伊勢海老”。今回は「倭庵(やまとあん)黒石」の激レア伊勢海老料理をご紹介します。

幻の伊勢海老を求めて「倭庵 黒石」へ

三重県伊勢市にある「倭庵 黒石」は、近鉄鳥羽線・宇治山田駅のほど近く、伊勢神宮内宮まで約3km、外宮まで約1.5km、伊勢市倭町の静かな住宅街の中にあります。
▲合わせて40席のお座敷とカウンターがあり、ゆったりくつろげる落ち着いた雰囲気の店内

幻の「脱皮伊勢海老」に大興奮!

伊勢海老は300gの大きさになるまで約5年、1kgだと約10年の長い時間をかけて、年に数回の脱皮を繰り返しながら成長していきます。
脱皮した瞬間の伊勢海老は殻が軟らかく、頭から殻ごと食べることができるんですって。

では、その脱皮伊勢海老が楽しめる、「幻の脱皮伊勢海老御膳」をご紹介しましょう。
▲「幻の脱皮伊勢海老御膳」10,000円(税別・2名より、要予約)

注文すると、ほどなく「こちらが脱皮したての状態の伊勢海老です。触ってみてください」と、桶に入った伊勢海老が運ばれてきました。
「わ~ぉ!」
桶に横たわるその貫禄にほれぼれします!
2匹の伊勢海老が並んでいるように見えますが、脱皮した後の伊勢海老(写真手前)と、その抜け殻です。
脱皮伊勢海老のメニューを注文すると、こうして調理前のものを触らせてもらえるんですよ。

見た目だけではよくわかりませんが、伊勢海老の背の部分を指で軽く押してみると…。
「え~!!」
軟らかくて、ぷにぷにしています。殻というよりは皮。
伊勢海老の殻といえば普通はごつごつとして硬いものですよね。
それが、頭の部分も上の写真のとおり、軽くつまめてしまいます。
「すご~い!不思議~!おもしろ~い!」
上の写真手前は脱皮後の抜け殻。足やヒゲ、目の皮まできれいに残っています。
頭と胴の境目が開き、そこから殻を脱いで出てくるんだそう。
脱皮直後は全身がふよふよと軟らかいですが、すぐに硬くなり始めるので、脱皮の瞬間を見逃さないよう、兆候があれば24時間見守っているんですって。
脱皮したら即、急速冷凍して脱皮したての状態を保ちます。

さて、この脱皮した伊勢海老がいったいどんなお料理に変身するのでしょうか。楽しみ~!
▲ジャ~ン!幻の脱皮伊勢海老バター焼き
「なんてきれいな色でしょう!」
鮮やかな色と焦がしバターの芳ばしい香りにクラッとします。

1年に数回しか脱皮しない伊勢海老の脱皮姿(?)なんて、見るだけでも貴重な体験なのに、触って、しかもそれを食べられるなんて感動です。
目も足も、頭の先からしっぽの先まで殻ごと全部食べられるんですよ~。
ひと口かじれば殻の部分はカリッカリ!
でも中身はしっとりとジューシーで、噛みしめるたびに海老の甘みが口いっぱいに広がります。
バターと絡まることで、伊勢海老の身と海老味噌の風味がさらに際立っています。
「う~ん!」
幻の脱皮伊勢海老、うなるほどの美味しさです。

まだある!逸品づくしの御膳に感動!

▲店内の水槽には、鎧をまとったようなイカツイ姿の伊勢海老がザクザク…

もちろん「幻の脱皮伊勢海老御膳」は、脱皮伊勢海老だけではありません。
新鮮な伊勢海老を使った料理も盛りだくさん。
上の写真は伊勢海老のお造り。さっきまで水槽を泳いでいただけあって、身の締まりがスゴイ! ぶりんぶりんの身を口に入れると、まったりほどけて極上の甘みが溶けだします。
▲伊勢海老の頭が入った伊勢海老赤だしも
伊勢海老といえば海老味噌。この濃厚な味わいがたまりませ~ん!
チュウチュウしたい衝動を抑え、殻に残った海老味噌は、お汁に溶かしていただきます。
大きな海老天がふんわり巻かれた「元祖天巻」は塩加減が絶妙!どれだけでも食べられそうな美味しさです。

ほかにも地魚の刺身やサザエのつぼ焼きなど、伊勢志摩ならではの食材を使った絶品料理が楽しめる「幻の脱皮伊勢海老御膳」。

話題性も味もバツグン!これはかなりオススメです。

濃密なエキスがとけ込む「伊勢海老の味噌鍋」

そしてもう一品ご紹介したいのが「伊勢海老の味噌鍋」5,000円~(1人前・税別、上の写真は2人前)です。

これがまた伊勢海老を100%味わい尽くす贅沢な逸品。
伊勢海老のだしが効いた赤みそ仕立てのスープが最高に美味しいんです。
「助けて~!お箸が止まらない~」
伊勢海老はもちろんですが、そのエキスがしみ込んだ野菜がなんとも美味しくて、ワシワシ食べてしまいます。

驚きと、忘れられない美味しさに顔がほころぶ「倭庵 黒石」の伊勢海老料理。
「脱皮伊勢海老」を体験しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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