和歌山・南紀白浜の「とれとれパーク」は市場に釣りにBBQと楽しみいっぱい!

2017.03.22 更新

「とれとれパーク」は、西日本最大級の海鮮マーケットに、温浴施設、釣りやBBQといったアクティビティ、メルヘンな世界へと誘ってくれる宿泊施設「とれとれヴィレッジ」など、見どころ、遊びどころ満載のスポット。全2回にわたって、「とれとれパーク」の魅力をご紹介します。前編では「とれとれ市場」に「カタタの釣堀」、「とれとれの湯」をめぐります。

きれいな海や温泉が魅力の和歌山県のリゾート地「南紀白浜(なんきしらはま)」。そんな白浜でぜひとも訪れたいのが「とれとれパーク」。堅田(かたた)漁協が運営する「とれとれ市場」を中心に、温浴施設や釣堀、メルヘンな世界へと誘ってくれる宿泊施設「とれとれヴィレッジ」などが集まった、総合観光施設です。見どころ・遊びどころが満載で、パンダで有名な「アドベンチャーワールド」と並び、この地域の一大観光スポットになっているんです。

新鮮な魚介類と、おみやげがいっぱい!「とれとれ市場」

まずやってきたのは、「とれとれ市場」。

「でか!」
総敷地面積15,000坪の広大なスケールで、バス70台・普通車777台分もの駐車場を完備。
大型サービスエリアも顔負けの広さです。

さっそく中に入ると…
大きな水槽を優雅に泳ぐ魚たち。天井からはたくさんの大漁旗や巨大な魚のオブジェが吊るされています。
そして、あたり一面にずらりと並ぶ地域の特産物。
魚介類をメインに、野菜や肉など、生鮮食品が揃っているほか、お土産品もたくさん。
たくさんの観光客と、威勢のいいスタッフの方々で熱気ムンムンです。
さあ、それでは、散策してみましょう。
なにやら人だかりができています。

お目当ては…
マグロ!
日本有数のマグロ水揚げ量を誇る和歌山県。「とれとれ市場」でもやはり、目玉はマグロです。

一般的に水揚げされたマグロは、一度冷凍されたあと各地へ運ばれ、解凍されてスーパーなどの店頭に並びます。しかし、ここのマグロは、和歌山近海で水揚げされたものが生のまま直送されてきます。だから鮮度抜群。その場でさばかれたものを買うことができるんです。

目の前でさばかれるマグロたち。即席のマグロ解体ショーに、みな記念撮影開始です。
「ほら、ほどよく脂がのっているでしょ」
スタッフの方たちと話しながら、さばきたてのマグロを試食。
「う~ん、新鮮!」
とれたて新鮮が、「とれとれ市場」の醍醐味です。
「とれとれ市場」には、他にもとれたて新鮮な魚介類がもりだくさん。
カツオに、
さざえやほたて貝、そして…

「? 何やら変なエビがいる!?」
▲「幻の海老」とも呼ばれる「クツエビ」
「あ~これは、クツエビですよ」
エビコーナーで、伊勢海老とともに水槽にいた、失礼にもちょっと不格好なエビ。
「見た目に騙されてはいけません。このクツエビ、伊勢海老に負けず劣らずのおいしさで、オススメですよ」

スタッフの方によると、このクツエビ、黒潮の影響を強くうける紀伊半島南部の西海岸、白浜から串本にかけてのわずかな地域でしか獲れない希少な特産エビで「幻の海老」と呼ばれているんだとか。
身がしっかりしていて、味も濃厚。一度食べたらやみつきになるといいいます。
「これは今日は1,500円(税込 100gあたり)でご提供させてもらってますけど、お店で食べたら、伊勢海老より高いんですから」
「クツエビ、恐るべし」です。

「とれとれ市場」で購入した生鮮品は、しっかり鮮度を守って宅配してくれるサービスもあるので、遠方から来た人も安心。それでも生ものはちょっと…いう方には、
ジャーン!
熟成されて旨みがグッと増した干物や、
▲「とれとれ市場」内で、青のりや塩辛などを販売する「海道屋(かいどうや)」
ごはんのおともや酒のつまみにもぴったりの、新鮮な海の幸を使った珍味などの加工商品もたくさんあります。きっとあなた好みの一品が見つかるはずです。
▲「とれとれ市場」内「とれとれ名産広場」
次にやってきたのは、紀州産の干し椎茸や、うつぼ、みかんの仲間であるじゃばら、ゆず、和歌山ラーメンなど、魚介類に限らず、さまざまな紀州名物を取り揃えているスペース「とれとれ名産広場」。

「うわ~。これ全部、鮎!?」
ここで一際目を引くのが、店の軒先にビッシリと吊るされた鮎です。
▲「古座川(こざがわ)の天然あぶり鮎」(1連 1,000円~・税込)。写真後ろに吊るされているのはすべてこの鮎です
「これは『古座川の天然あぶり鮎』。和歌山古座川町の清流「古座川」でとれた鮎を、紀州備長炭で5時間ほどかけて、じっくりあぶったものなんですよ」

焼いてマヨネーズをつけて食べたり、出汁に使うと、ソーメンなどによく合うんだとか。

荒縄と呼ばれるわらの縄に吊るされている姿はインパクトも抜群。お土産にもオススメのこの商品は、お取り寄せグルメとしても人気で、全国のあぶり鮎ファンから問い合わせが殺到しているそう。

次に訪れたのは、「とれとれ市場」の軒先、屋外フードコートにあるお店「とれとれ市場 味処」。「マグロの串焼き」(1本 800円・税込)や「ホタテの醤油バター焼き」(2枚 700円・税込)などをその場で食べることができます。
「いらっしゃーい。『とれとれ市場』名物、鰹の藁焼き、どうですか~?」
名物と聞いたら、食べてみないわけにはいきません。早速ひとつ注文。
ドラム缶に藁が投入され、火がくべられると、網にのせられた鰹の塊を豪快にその上に。
「藁の香りが、鰹のうまさを引き立てるんです」
お店の人の言葉にワクワク。
▲「鰹の藁焼き造り」(6~8切れ 600円・税込)
刻んだ玉ねぎとネギがたっぷりとのせられた鰹。お塩につけて、いただきます。

煙でほどよくいぶされた皮の香ばしさは格別。身はモチモチでしっとり。塩だけでいただくので、鰹のうまみがストレートに伝わってきます。ネギや玉ねぎといっしょに食べると、後口もさっぱり。あっという間にペロリです。

市場で買った新鮮な魚介類を、その場で網焼きBBQ!

「とれとれ市場」には、この他にも、新鮮な魚介類を使用した各種丼物や、握り寿司などが味わえる店内レストランスペース「とれとれ横丁」など、お食事処もいろいろありますが、オススメしたいのがバーベキューコーナー。

ここでは、「とれとれ市場」で買った食材を使って、バーベキューを楽しむことができるんです。
※入場料 大人300円、小人100円(ともに税込)。食材は別途「とれとれ市場」店内または、バーベキューコーナー内で購入。
お昼時になると、たくさんの人々が「とれとれ市場」で買った新鮮な食材を手に、バーベキューコーナーにやってきます。
魚介バーベキューの定番、ホタテに…
サザエの壺焼きも外せません。
そこら中から香ばしい醤油の香りが漂ってきます。
友だち同士で、ワイワイと…。
家族で仲良く…。

みな思い思いにバーベキューを楽しんでいます。

市場で自分たちが選んだ食材を使って楽しむバーベキューは、旅の思い出に花を添えてくれること、まちがいなしです。

とれとれで釣れ釣れ! 手軽に釣りを楽しめる「カタタの釣堀」

買い物や食事を楽しんだら、次は釣りに挑戦。「とれとれパーク」には、初心者でも手軽に釣りを楽しめる「カタタの釣堀」や、釣り好きもうなる本格的な「いかだ釣り」ができる釣り施設があるんです。
「とれとれ市場」の駐車場から案内看板に沿って車で細道を下るとすぐに、目の前には海が。
2、3分も走らないうちに釣堀に到着。
さすが和歌山。透き通ったきれいな海が目の前に広がります。
ここ「カタタの釣堀」は、ブリ・タイ・シマアジなどの魚を釣ることができる海上釣堀。
道具のレンタルもできるので、手ぶらで来ても、釣りを楽しむことができるんです。

「中級・上級者向けの『大物釣りコース』(大人:男性10,700円、女性7,500円、子供(小学生以下):5,500円、時間無制限・すべて税込)と、初心者向けの『小物釣りコース』(3,300円、2時間釣り放題、レンタル竿・エサ代込、大人・子供同一料金、税込)どちらにしますか?」
「そりゃ。『大物釣りコース』でしょ!」
息巻いて大物を狙おうとしましたが、「大物釣りコース」は、朝一から、マイ竿片手に猛者たちがやってくるところだそうで、初心者にはなかなか難しいとのこと。おとなしく「小物釣りコース」にすることに。
エサと釣り竿をもらって…
いざ出陣!
「釣れたら、これに入れてください。釣れた魚はそのまま持って帰ってもらってOKですよ」
桟橋を渡って、スタッフさんから、氷水入りの発泡スチロールの箱を受け取ったらいよいよスタートです。
「よし。ここだ」
「小物釣りコース」は、10m四方ほどのいけすが4つ。野生の勘を頼りに場所を決めたら、針にエサをつけて、水面に落とします。

さあ、釣れるでしょうか?
釣りは小学生以来。今やただの「引きこもり系中年」ですが、そのぎこちない手つきとは裏腹に、心を踊らせていました。
「兄ちゃん。竿をもっと下げやんと」
「??」
お隣りの親切なおじいちゃんのアドバイスによると、魚は海底深くにいるため、もっと竿を下げなければいけないとのこと。竿の先を海につけ、深くまでエサを沈めるのだとか。

「なるほど」
早速実践。長い釣り竿を海中につけて、奥深くまで伸ばしていきます。

そして、あとは待つべし!
景色を楽しんだり、物思いにふけったりしながら、のんびりとしていると…


手に伝わる「ビビビッ」という感触。

これはもしや!
どうですか。この竿のしなり!
これはキテます。間違いなくキテます。

「この引きは大物でしょ」
アドレナリン全開! 小物釣りコースなことも忘れ、無我夢中に釣り糸を手繰り寄せます。

徐々に水面に近づいてくる釣り糸の先端。
その先には、キラリと光る銀色の影。

「あせるな。慎重に!」
浮足だつ体を、頭の中のもうひとりの自分が、必死になだめます。

そして…
「キターッ!!!」
「とったどーー」

へっぴり腰ながら、無事ゲットすることができました。
「お~。イサギ(イサキ)が釣れましたね」
スタッフの方に話を伺うと、これはイサギ。「小物釣りコース」のいけすには、このイサギの他、アジやグレなどの魚が放流されているそうで、2時間釣り放題の中で平均10匹程度の魚をみな釣り上げていくそう。

自然を感じ、潮風を浴びながら、釣りを楽しめる「カタタの釣堀」。
魚を釣り上げたときのなんともいえない興奮は、一度体験したらもうやみつきです。

この日は、他にも見どころいっぱいの「とれとれパーク」をご紹介するため、一匹釣り上げたところで早めの退散となりましたが、ぜひまた「2時間で何匹釣れるか?」にも挑戦したいところです。

初心者は、手軽に釣り気分を満喫。上級者は、大物釣りコースや、いかだ釣りで大物ゲットに挑む。どちらもしっかり楽しめるスポットです。

目一杯楽しんだら、温泉と岩盤浴でほっこり!

食べて、遊んでときたら…
お次は温泉。
「とれとれパーク」には、ゆったりくつろぐことのできる温浴施設が。
こちらも西日本最大級の規模で、白浜温泉をじっくり堪能できるほか、岩盤浴も楽しめるんです。
その名も「とれとれの湯」。

釣堀から、再び「とれとれ市場」の駐車場に戻り、さらに250mほど、高台へと車を進めます。
▲「とれとれの湯」入り口
受付を済ませたら、まずは2階の温泉へ。

広々とした内湯を抜けると、露天風呂。
「お~! 海が見える!!」
目の前には太平洋が広がり、絶景を楽しむことができます。
お湯はもちろん、「白浜温泉」の源泉。
道後温泉や有馬温泉と並び「日本三古湯」のひとつともいわれている「白浜温泉」。炭酸泉と呼ばれる泉質は、血液をサラサラ、お肌をつるつるにする効果があるといわれているんだとか。

また、壺湯や寝風呂など、さまざまな種類のお風呂が楽しめるのもうれしいところです。
白浜の絶景と温泉を堪能したら、1階の爽汗房(チムジルバンスパ)へ。ここは韓国発祥の「チムジルバン」と呼ばれる岩盤浴を楽しめる施設。「熱」「流」「塩」「炎」「雪」「温」と名付けられた6つの部屋をめぐって、爽快な汗を流し、リラックスすることができます。
▲「塩」の部屋
なかでも注目は、「塩」の部屋。
敷き詰められているのは、なんとヒマラヤ山脈の海抜5,000m付近から採取した約4億年前の天然岩塩!
塩がもつ発汗効果と保温効果により、低温で無理なく汗をかけるように設計されているんだそう。一面真っ白な幻想的な空間で癒し効果も抜群です。

スタッフの方によると、この岩塩を敷き詰めた岩盤浴を日本ではじめて造ったのがこの「とれとれの湯」。熱くなりすぎず、じんわりと体を温めることができるということで利用者からも大変人気なんだとか。
▲中央に白雪が降る「雪」の部屋。ひんやりと冷えた部屋で、ほてった体をクールダウン
美容や健康が気になる方にもぜひ試してみてほしい岩盤浴。いい汗かいたらまた温泉、という具合に癒しの無限ループ発動です。
「とれとれの湯」だけでも一日中のんびり楽しめますよ。
市場に釣堀、BBQ、露天風呂に岩盤浴まで。ボリューム満点の「とれとれパーク」ですが、まだまだこんなもんじゃないんです。次回の後編では、おしゃれでかわいい町並みが、あなたをメルヘンの世界へと誘う「とれとれヴィレッジ」や「パンダヴィレッジ」をご紹介します。お楽しみに。
James

James

イギリス人と日本人とのクォーター。大学では工学部、情報システムを専攻したかと思えば、ミュージシャンとしてギタリスト、MC、DJとして活動。TVやラジオなどでも活躍。その後(株)アドビジョンにて、デザインやコピーライティングなどマルチに活躍。バックグラウンドを活かした独自の視点が人気のライター。

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