絶景と温泉に囲まれた屈斜路湖の観光で外せない定番スポット5選

2017.01.22 更新

砂を掘ると温泉が出る!湖とつながった温泉でハクチョウを見ながら入浴!足元から激しく噴き出す水蒸気に興奮!日本最大のカルデラ湖、北海道東部にある屈斜路湖とその周辺では、そんな非日常の体験や北海道らしい雄大な風景を楽しめます。屈斜路湖観光で外せない定番ビュースポットを5つ紹介します!

▲冬はオオハクチョウがのんびり羽をのばす屈斜路湖(写真提供:摩周湖観光協会)

美幌峠から眺める雄大な屈斜路湖の風景は必見!

屈斜路湖へは、女満別(めまんべつ)空港から車で約1時間、釧路空港からは約1時間40分、JR川湯温泉駅からは15~20分程度で行くことができます。さらに、阿寒湖温泉からは約1時間、知床観光の拠点・ウトロ地区からは約1時間30分と、北海道東部の交通の拠点や有名観光地から訪れやすいスポットです。

屈斜路湖観光でまずはじめに紹介したいのが、女満別空港から向かう際に通過する美幌(びほろ)峠。ここは屈斜路湖を見下ろす絶景スポットなんです!道の駅も併設されているので、休息ついでに見学を。屈斜路湖観光でここからの眺めは絶対外せません!
▲美幌峠から眺めた夏の屈斜路湖。女満別空港から車で約40分、屈斜路湖畔へは15~20分程度とアクセスがよいビュースポットです(写真提供:摩周湖観光協会)
▲女満別空港から車で約1時間30分、屈斜路湖畔へは約30分の津別峠からの眺めもおすすめ。冬期(11月上旬頃~5月上旬頃)は通行止めになりますが、眺望のよさで近年人気です(写真提供:摩周湖観光協会)

美幌峠をはじめ、湖の周囲を山々に囲まれている屈斜路湖は、数万年前に火山の大噴火により山が陥没して誕生したカルデラ湖。はじめは丸い形をしていましたが、4万年~3万年前に湖の南東部で火山活動が活発になると湖の一部が埋まり、現在の半月形になりました。
南東部の火山活動は現在も活発で、硫黄の独特な匂いと水蒸気が噴き出す硫黄山と呼ばれています。
▲もうもうと水蒸気が噴き出る硫黄山

続いて、屈斜路湖畔の立ち寄りスポットを紹介しましょう。

湖畔の砂を掘ると温泉が出る!これはやってみる価値あり!

屈斜路湖観光で外せないスポットの2つ目は、砂湯。JR川湯温泉駅から車で約20分、屈斜路湖周辺を観光する人の多くが訪れる場所です。

ここでは、湖畔の砂浜を20~30cm掘ると、一部の場所でなんと温泉がじわじわと染み出てくるのです!熱々の温泉が出るか否かは運次第!?さて、温泉を掘り当てられるか挑戦!
スコップなど器材は置いていないので、先客が掘ったと思われる穴を近くに落ちていた木片で広げてみました。
▲試しに掘ってみた場所はちょっと冷たかったです…。40度以上あるいい湯加減の場所は多々あるので、別の場所を掘ると熱々の湯が出てくるかも

掘り当てたら砂山で浴槽を作り、手湯をしたり、足湯をしたり、自由気ままに楽しめます。すぐ近くにキャンプ場があるので、夏は湖で水浴びをしつつ、砂を掘って半身浴を楽しむ人もいます。
▲夏は子どもたちの絶好の遊び場!熱々の湯を掘り当てられれば、湖水と混ぜて温度調節すればいい湯加減に(写真提供:摩周湖観光協会)
▲湖畔には常設の足湯もあるので、もし掘り当てられなくてもここで足湯を

砂湯周辺は地熱が高いため、厳冬期に湖が結氷してもこの周囲には氷が張りません。
そのため、冬は渡り鳥のオオハクチョウが多数羽を休めています。
▲オオハクチョウが砂湯を占拠!オオハクチョウの隣で砂を掘って手湯や足湯を楽しむこともできますよ(写真提供:摩周湖観光協会)

さらに、一年で最も寒さが厳しい2月~3月上旬くらいの間は、氷結した湖の沖合で「御神(おみ)渡り」という自然現象が見られることも!
御神渡りとは、寒冷地での気温や水温の変化による、氷の膨張と収縮によって起こる氷の亀裂や隆起のこと。神様が通ったあとのような光景に見えるため、御神渡りと呼ばれています。
▲屈斜路湖の御神渡りは氷の高さが2mにも達し、長さが10kmにもなることも(写真提供:摩周湖観光協会)

掘ったら温泉が染み出てくるかもしれないという、宝探しのような体験ができる砂湯。冬はさらにオオハクチョウや御神渡りなど神秘的な風景も楽しめます。

ちょっと勇気がいるけど入浴を!湖畔の無料露天風呂

外せないスポットの3つ目は、湖畔に点在する無料の温泉露天風呂(混浴)です。なかでもおすすめの場所は、砂湯から車で10分ほど南へ行くと現れる「コタンの湯」。湯船を囲む目隠しや衝立などはありませんが、地域の方々が毎日清掃しているうえ、男女別の更衣室もあるため比較的入浴しやすい露天風呂です。
▲岩で囲まれた湯船と湖までの距離はわずか5m程度。入浴すると湖に入っているかのような気分に!?(写真提供:摩周湖観光協会)
▲砂湯同様、冬でも結氷しないのでオオハクチョウの絶好の休憩地。オオハクチョウを間近に見ながら入浴できるかも!? (写真提供:摩周湖観光協会)

和琴半島は散歩にピッタリ!特に秋の紅葉はおすすめ!

4つ目の外せないスポットは、「コタンの湯」から車でさらに南東方向へ10分少々の和琴(わこと)半島。和琴半島は屈斜路湖南部に位置し、湖に突き出るような形をしていています。半島のつけ根にあたる部分には「和琴温泉露天風呂」があります。
▲周囲に人がいなくなった隙に入浴!底からプクプクと熱い湯が湧いていました。湖水が湯船に流れこむことで湯船の中は適温に。いい湯加減!

ここも屈斜路湖に隣接した無料露天風呂(混浴)で、冬場はオオハクチョウがやってきます。
更衣室はありますが男女共用、歩いて3分程度でキャンプ場があるので、夏の日中など人が多い時期は水着があると無難かも…。

「和琴温泉露天風呂」まで来たら、和琴半島の散策もおすすめです。
▲ハルニレやカツラなどの木々が色づく10月中旬や下旬は特に美しい景色が見られます。

「和琴温泉露天風呂」付近を起点に、半島をぐるりと周るように約2.4kmの自然探勝路があり、40~50分程度で散策できます
▲彩られた木々の間を抜ける自然探勝路
▲生い茂る木々の間からは時折湖の姿がちらりと

和琴半島では「和琴温泉露天風呂」のほかにもところどころで温泉が湧いていて、簡易的な湯船があり入浴できるところもあります。
▲半島の丘の上を進む自然探勝路から湖畔へ下りたところにひっそりと立つ小屋の中に湯船、「和琴公衆浴場」(無料、営業時間や定休日など詳細規定なし)がありました。手を入れてみたらちょうどよい湯加減!
▲半島の先端近くには展望台があり、湖と対岸の山々を眺められます
屈斜路湖周辺では、四季折々の自然の風景を各所で眺められるとともに、さまざまな変わり種の温泉や足湯などを楽しめます。
このあとは湖を離れ、迫力ある大地の恵みを堪能してみます。

大地の威力を間近で感じる硫黄山で温泉玉子を楽しむ!

最後のおすすめスポットは、硫黄山。和琴半島から北上して砂湯、川湯温泉街を通過して約30~40分、草木がほとんど生えていない荒涼とした山が現れます。ここが硫黄山です。
▲駐車場から硫黄山の裾野まで歩いて行くことができ、水蒸気などが噴き出ている様子を柵越しに目の前で眺められます
▲ゴウーッと大きな音を立てて勢いよく水蒸気が地中から噴き出します

白や灰色の岩場が、ところどころ硫黄などの成分のため黄色く変色しています。周囲は硫黄の独特な匂いに包まれ、かなり異様な光景です。
▲見学スペースの一部の地面からも水蒸気や熱水が噴き出しています
▲地面から湧く湯。手が届きそうなくらい間近です
▲ゴボゴボゴボッと湯が湧き出ています。正確な温度はわかりませんが、手を近づけると火傷しそうなくらいの熱気を感じました

地球は生きているんだと感じる迫力ある光景。かなり見応えがあります!

そして、硫黄山へ来たからには外せないのが、温泉熱と蒸気を活かして作った温泉玉子(1個100円、5個入り400円・ともに税込)です。硫黄山の駐車場に併設している「硫黄山レストハウス」で購入することができます。
▲「硫黄山レストハウス」の温泉玉子は塩つきで販売
▲店内に用意されているガムテープを玉子に巻き付けてからコンコンと叩いて殻を割り、ガムテープをはがすとツルンとキレイな玉子が!

半熟ではありませんが、黄身が硬すぎず食べやすい食感。軽く塩をかけるとぺろっと何個でも食べられます。

硫黄山では、荒涼とした風景と温泉玉子を一年中楽しめますが、6月上旬~中旬は特におすすめ!硫黄山と川湯温泉の間に広がるつつじヶ原のイソツツジが満開となり、大地が白い花に覆われる様子は圧巻です。
▲硫黄山をバックにイソツツジが咲く大地を散歩できます!つつじヶ原自然探勝路があり、硫黄山の駐車場付近から歩いて行けます(写真提供:摩周湖観光協会)
屈斜路湖や硫黄山での観光を楽しんだ後は、硫黄山から車で5分、砂湯から15分程の場所にある川湯温泉で、散策で疲れた身体をゆったりと労わりましょう!
▲川湯温泉はどの温泉施設も源泉かけ流し!硫黄の匂いが漂う名湯を堪能しましょう(写真提供:名湯の森ホテルきたふくろう)
今回紹介したのは屈斜路湖周辺の代表的なスポットで、このほかにもまだまだ見どころはたくさんあります!まずは定番観光スポットをおさえ、さらに新たな場所を開拓してみてください!
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る

今おすすめのテーマ

PAGE TOP