弥彦パワースポット巡りで運気アップの女子旅をしよう

2016.12.28

万葉の昔から「おやひこさま」の愛称で信仰されてきた彌彦(やひこ)神社。弥彦(やひこ)山を背景に、樹齢400年を超えるスギやケヤキに包まれたこの地は、一足踏み入れるだけで不思議なパワーを感じられます。「縁結びの神様」としても有名で、恋愛成就を祈願するために訪れる女子も多いのだとか。運気を高めに「弥彦パワースポット巡りツアー」に参加してきました。

北陸自動車道・三条燕ICから車で30分。彌彦神社は年間参拝客270万人、初詣には30万人が訪れる、新潟県を代表する神社です。その歴史は古く、最古の歌集『万葉集』でも詠われるほど。荘厳で美しく神聖なパワーであふれ、奥の宮では祭神夫婦が仲良く祀られていることから「恋に効くパワースポット」ともいわれています。

ちなみに、天照大神の曾孫にあたる天香山命(あめのかごやまのみこと)が彌彦神社の神様。女性の神様という噂がささやかれていますが、正真正銘オトコの神様なんですって。

彌彦神社を深く知る、大満足のツアー!

せっかく参拝をするならば、神社の歴史や神様について知っておきたいもの。「弥彦パワースポット巡りツアー」(500円・税込、要事前予約)では神社にまつわる解説はもちろん、見逃しがちな注目スポットも余すところなく案内してくれるんですって。期待満々!
ツアーに参加するには、弥彦観光案内所でツアーの参加ワッペンを受け取りましょう。宝物殿拝観チケット、弥彦名物こんにゃく引換券も付きます。これだけでも500円相当になるのに、約60分のガイドさんの案内も付くなんてとってもおトク!
▲彌彦神社の入口「一の鳥居」にてガイドの山浦さんと待ち合わせ

参拝の旅はここから。さっそく山浦さんの説明が始まります。

「まず注目していただきたいのが、彌彦神社の入口である一の鳥居です。稚児柱が支える両部鳥居で、高さ8.6m、額の大きさは畳一枚分もあります。この鳥居、よく見ると親柱が少し浮いているのが分かりますか?」

確かに、6cmほど親柱が浮いています。これは雪による腐食を防ぐため、さらには地震で折れないようにするためなんですって。

堂々とした佇まいの鳥居をくぐり抜けると、神聖な空気が漂ってくるようです。

それではさっそく、パワースポットを巡りましょう!
▲一の鳥居のすぐ先にある「玉の橋」は神様だけが渡れる神聖な橋。かつての参拝者はこの御手洗川で手足を清めていました

願いは叶う…?「火の玉石」で試してみよう

玉の橋を越えて参道を進み、まもなく到着したのが「火の玉石」、別名「重軽(おもかる)の石」。
「2つある石のうち1つを選んで、持ち上げてみてください。次に願い事をして、もう一度持ち上げてみてください。この時に、2回目の方が軽く感じれば、願いが叶いますよ」と山浦さん。
▲火の玉石を持ち上げてみました。1回目「お、おもい……」
▲2回目「なんだか軽いかも!」

試してみると、不思議なことに2回目の方がずっと軽く持ち上げられました。これは願いが叶うということでしょうか!?ちなみに恋愛成就に限らず、どんな願い事でもOKだそうです。

神聖な雰囲気があふれるスポットを巡る

火の玉石を試したら拝殿に向かう前に、もう少し境内を歩いてみましょう。
▲敷地内で飼われている約10頭のシカたち

道を進んでいくと、シカたちを発見!シカは「神様の使い」として神聖な動物で、『万葉集』でも詠われているそうです。
▲御神木のシイの木(写真中央)

次は、御神木であるシイの木も拝みましょう。神様がこの地に宿った何百年もの間、大切に崇められてきました。
▲有名建築士・伊東忠太(ちゅうた)氏が手がけた手水(ちょうず)舎。建物の4隅に3本柱がある珍しい造り

いよいよ拝殿に向かいます。参拝をする前に手水をして心身を清めましょう。正しい作法が分からないという人でも大丈夫、ガイドさんがていねいに指南してくれます。

いざ、参道を歩こうとしたとき……「ストップ!」と山浦さんに止められてしまいました。
「参道の中心は神様が通る場所です。参拝客は端を通ってくださいね」
「中心を避けて端を歩く」のは、参道を歩くときだけではなく、拝殿にて参拝するときも気を付けるべきとのこと。ですが、参拝の礼儀を知らない人は意外と多いんですって。ツアーの中で参拝作法を教えてもらえるなんて、ありがたいですよね。

拝殿へと進む前に、摂社と末社へのお参りも忘れずに。「摂社」は彌彦神社の神様のご子孫を祀った神社で敷地内に8社あります。
▲手前3社が「摂社」、奥の3社が「末社」

「摂社の『勝(すぐる)神社』は『勝』という社号と、近くに弥彦競輪場があるせいか勝負事に強い神様と思われていますが、果物豊穣と病気回復の神様です。
ちなみに『武呉(たけくれ)神社』は武運長久、『草薙(くさなぎ)神社』は出世、『今山神社』は学問、『乙子(おとご)神社』は金運・隆昌のご利益があると言われています」と山浦さん。

さらにパワーアップしたいなら、この後向かう札所にある「勝」「草」などの文字が書かれたお守りを身に付けるのが効果的とのこと。

「末社」はご子孫以外の神様を祀った神社で3社あります。そのうちの「二十二所神社」「八所神社」は伊勢神宮や出雲大社など、全国各地30社分の神様が祀られています。つまり、一度に30社も参拝できるということなので、必ず訪れておきたいものです。

摂末社前と拝殿に続く隋神門(ずいじんもん)前には、それぞれ異なるフォルムをした狛犬がいます。
▲摂末社前の狛犬

摂末社前の狛犬は、コロコロとしたフォルムがかわいらしい印象。よく見ると、右手に持っている玉がツヤツヤと光っています。これは、「玉をなでると玉の輿にあやかれる」とのいわれがあるため、大勢の参拝客がご利益を求めてなでていった証なんだそうです。
▲随神門(ずいじんもん)前の狛犬

一方、隋神門前の狛犬は、華奢でスマートな印象。名工、酒井八右衛門(さかいはちえもん)の代表作で、国の登録有形文化財にもなっている名品です。首にかけられたネックレスがオシャレ!
▲家内繁栄、魔除け、火の用心の意味を込めた「猪目(いのめ)」

境内のあらゆる建物に使われている、ハート型のデザインにもご注目!これは「猪目(いのめ)」といって、日本古来よりある猪の目をモチーフにした文様なんですって。現代にも通じるかわいらしさがあります。

威風堂々とした佇まいの拝殿にて参拝

さあ、いよいよ拝殿にて参拝です。「拝殿に向かうときも、中央を避けて通るのを忘れずに」と山浦さんからアドバイスを受け、端を通って進みます。
▲大正5(1916)年に再建された拝殿
▲景気よい音の拍手をするには、指と指の間を少し開きます

一般的なお参りは2礼2拍手1礼ですが、彌彦神社は「2礼4拍手1礼」。勢いよくパン!パン!パン!パン!と音を出して手を打つことがポイントです。さらに「自分の住所、氏名」を神様に伝えてから願い事を託すと、ご利益がアップするんですって。
▲祈願絵馬の奉納所
▲札所では、健康、安産、受験合格など様々なお守りが手に入ります。私は「恋守」(500円・税込)を購入しました!

ここで山浦さんとはお別れですが、ツアーはまだまだ続きます。宝物殿拝観チケットを使って重要文化財を鑑賞し、さらに一ノ鳥居近くにある売店にて引換券を使って、名物のこんにゃくを楽しみました。
▲「宝物殿」では、絵馬額、八幡太郎義家の軍扇、家光の五百石の朱印状などが保存されています
▲ダシがたっぷり染みこんだ、弥彦名物こんにゃく。辛子をつけてアツアツをいただきます

ツアーはこれにて終了。たくさんのパワースポットを教えてもらい充実の60分間でした。神様や神社について知ることで、ただ参拝するだけでは得られない深い時間を過ごせた気がします。参拝マナーも身に付き、ますますご利益が得られそうです!

縁結びの神様に会いに、弥彦山の頂上へ

せっかく彌彦神社に来たのだから、もう少し足を延ばしてみることに。目指すは、弥彦山山頂にある「御神廟(ごしんびょう)」です。彌彦神社の祭神「天香山命(あめのかごやまのみこと)」と妃神「熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)」が夫婦で仲良く祀られていて「縁結びの名所」としても知られているんですよ。

山頂へはロープウェイで向かいます。
▲山麓駅
▲弥彦山ロープウェイに乗って、いざ出発!

弥彦山麓から山頂までは約1,000メートル。約5分であっという間に山頂駅へ到着!ちなみに、今回はロープウェイで山頂まで行きましたが、車で山頂駐車場まで行く方法、麓から登山道を徒歩で行く方法もあります。
山頂駅から少し歩くと、食堂が見えてきました。そこからさらに徒歩約10分。上りの階段が続き、バテバテになりながらも……ついに御神廟のある頂上へ到着!
▲越後平野を見渡す絶景!晴れていれば佐渡島も見えます
▲この白い鳥居の先に御神廟があります
鳥居をくぐり抜け、さらに階段を上ると現れるのが、縁結びの名所「御神廟」です。草が茂っていて見えにくいのですが、鳥居の奥の右側には祭神、左側には奥様が祀られています。ガイドさんに習った2礼4拍手1礼にて、参拝をしました。神聖な気持ちがみなぎってくるようでした。

縁結びの神様を参拝した後は、願いを込めた絵馬を書くことに。絵馬は、拝殿前の札所でも長方形と丸型のものが売られていましたが、こちらのは丸型のみで縁結びにオススメなんですって。
▲「素敵な出会いがありますように……」と絵馬に想いを託します
▲絵馬を結ぶ紐に五円玉を結びつければ、さらに縁結びのご利益アップにつながるそう

これにてパワースポット巡りは終了です。いい天気のなか縁結びの神様に会うことができ、運気がアップした気がします!

弥彦はまち全体にパワースポットが点在しているため、彌彦神社以外にも、オススメのスポットはまだまだたくさんあるんですよ。彌彦神社の界隈には温泉街ならではのステキな宿も数多く、女子がときめくカフェや雑貨屋なども集まっています。ぜひ泊りがけで参拝して、縁結び祈願をしてみてはいかがでしょうか?

撮影:梅沢春子
渡辺真理子

渡辺真理子

新潟県在住のフリーライター。タウン誌、フリーペーパー、Web媒体などの執筆を手がける。得意ジャンルはグルメ。地域ならではのキラリと光る「ステキ」を見つけては、発信することを生きがいとしている。

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