直径約25cmのオリジナル煎餅作りに挑戦!新潟せんべい王国へ

2017.01.13

新潟県といえば、真っ先に挙げられるのがお米。そんなお米を使ったお煎餅やあられなど、米菓の生産も盛んで、生産量はなんと全国の半分以上(※経済産業省工業統計調査2016年3月25日公表)を占めるそう。そんな米菓王国ならではのエンターテイメント施設に行ってきました。

年間約30万人が来場!お煎餅のテーマパーク

北陸自動車道・新潟空港ICから車で約10分、新潟市北区にある「新潟せんべい王国」は、全国でもおなじみのお米の形を模した米菓「ばかうけ」を製造している株式会社栗山米菓が運営しています。
▲平成2(1990)年の発売以来60億枚も売れているロングセラーの米菓「ばかうけ」。これまでに150種類以上の味が販売されています

この施設では巨大お煎餅に絵を描いて自分で焼けたり、ここでしか手に入らないばかうけを購入できたりという、まさにお煎餅好きにはたまらないスポットなのです。
▲観光バスのルートにもなり、年間約30万人が訪れるほど人気!雪国新潟で、雨や雪の日でも遊べる全天候型なところも嬉しいです

敷地内には「体験館」と「お土産館」があります。
まずは、「体験館」からお邪魔してみましょう!

美味しさへのこだわりが詰まった煎餅工場へ。1日1,000枚以上手焼きで作る職人技

「体験館」は入場無料で、工場見学と、巨大お煎餅焼き体験とばかうけ味付け体験ができます(体験それぞれに料金がかかります)。10名以上で訪れる際は予約をお忘れなく。

工場では、新潟県内産コシヒカリ100%の手焼きのお煎餅「米兆」が7種類、1日に約1,000~1,500枚焼かれています。ちなみに別工場の機械で製造されているばかうけは1日で100万枚!

早速工場の中を見てみると、「米兆」を焼き上げている真っ最中。職人の方が手作業で大きな網に一度に最大40枚ほどのお煎餅の生地を専用の網ではさんで、クルクル網ごとひっくり返しながら炭火で丁寧に焼いていました。真っ白な生地はみるみるうちにこんがりきつね色に。
▲案内してくださった館長の會津靖美(あいづやすみ)さんの「お煎餅にも一つ一つ個性があるんですよ」という言葉が印象的でした

焼くことでサイズも一回り大きくなり、火の当たり具合で一枚一枚焼き加減も変わるので、かなりの熟練技が必要とのこと。ザラメをつけたりする味付けの工程も一枚一枚人の手で行われています。
▲ガラス越しにも熱気が伝わってきます。3kgもある網を簡単にひっくり返す熟練技にびっくり!

お煎餅の原料は水とお米のみ。安定した品質をキープするために季節によって配合を変えて、炭火焼きにこだわることで素材が持つ風味が引き出されています。
▲會津さんが試食させてくれました。熱々サクサク♪

いざ、オリジナルの巨大煎餅焼きに挑戦!

お煎餅の焼き方を学んだところで「超特大お絵かきせんべい焼き体験」(税込・1,500円~)に挑戦してみたいと思います。
まずは透明感が残る生地を網に乗せて、軽く火を通します。
スタッフの方が1グループにつき一人ついてくれるので、初心者でも安心です。
▲焼くと中の水分が水蒸気として膨張して生地が膨らみ、一回り大きくなります

最初に軽く火を通したら一旦引き上げて、お醤油でお絵描きスタート!人気キャラクターの見本が何種類もあるので、絵が苦手な人も安心。もちろんオリジナルのイラストもOKです。
▲コツを聞きながら、熱いうちに描き上げます
▲一発書きなので緊張。ぱっと見は線が薄いのですがOKです

そこから再び網に。
▲急に熱すると割れてしまうので、高いところからゆっくり下ろしていくのがコツ

焼き始めると、どんどん絵が浮かび上がってきます。思ったよりもくっきり絵が出るので、「おぉ~!」と思わず喜びの声をあげてしまいました。
▲割れないように、ひっくり返すときは細心の注意を払います。網の周りはかなり熱いのでお子様は要注意

手早くひっくり返しながら、ちょうどいい色になったら、再び引き上げて全面にお醤油を塗ります。網の上で炎の熱気でお醤油を乾かすと、直接網に触れていなくても、パチパチと中で水蒸気が膨張している音が聞こえます。

いい色合いになったら冷風で一気に冷まし、密封。そして仕上げにラッピングしたらトータルで約30分。完成です!
▲専用のボックス付きで立派なお土産になるのがまた嬉しい!

直径なんと約25cm!全国に手焼き煎餅体験は数あれど、ここまで大きなサイズで、しかも絵が描ける体験は珍しいそうです。
▲ばかうけと比較すると大きさは一目瞭然。お茶請けに家族や友達と割りながら食べるのも楽しそう

新味開発!?ばかうけ味付け体験も!

大満足の手焼き煎餅体験をしたら、次ははやっぱり「ばかうけ」。
新潟せんべい王国には、「ばかうけ味付け体験」(税込・1,200円~)コーナーもあります。

15枚を3つに分け、10種類の味のパウダーから好きな味を選んでシャカシャカ~。
▲パウダーはコンソメや甘口カレーといった相性の良さがイメージできるものから、ほうとうやコーンポタージュなどの意外な味も!
▲味がまんべんなく付くように、でも割れないように振ります

体験ポイントは「違う味をミックスできる」ところにあります。かなり個性的な味が多いので、慎重に吟味して、私は「枝豆」「こんぶしょうゆ+桜エビ」「ほうとう+イカ七味マヨネーズ」を選んでみました。この味選びが楽しかった!

こちらも専用のボックスがあり、満足感が高いです♪
ユーモアたっぷりの會津さんのおかげで楽しく作ることができました。大体所要時間は15分ほどですが、味付けを真剣に考えると結構時間があっという間に経っちゃいます。

柿の種×ソフトクリームに限定ばかうけ。ここでしか食べられない・買えない味に注目

さて、「新潟せんべい王国」へ来たらここにしかない味覚も絶対外せません。
ユニークなせんべいフードを探しに、飲食コーナーがある「お土産館」に移動してみましょう。
ちなみに冬の新潟は雪が降り足元が悪くなるので、12月~3月の間は「お土産館」はクローズとなり、お土産の購入や飲食は「体験館」で楽しめるようになります。

まずは、頼んだら揚げたてを作ってもらえる「ばかうけコロッケ」(税込・160円)。
▲まさにばかうけの形そのもの。熱々ホクホクです

ばかうけ定番のお醤油味ではなく、ブラックペッパーの辛味が効いた、おつまみにもしたくなる一品です。形と青のりがばかうけを思わせる遊び心が楽しいのと同時に、ジャガイモの食べ応えもしっかりで小腹も満足。

甘いものが好きな方には「せんべいソフト<チョコ&柿の種>」(税込・420円)も是非!
▲和と洋の斬新なコラボレーション!

ソフトクリームに柿の種とチョコの組み合わせ。どんな味か恐る恐る食べてみると、柿の種の香ばしさと濃厚なソフトクリームが意外にマッチ!期待値以上の美味しさです。柿の種のぽりぽりとした食感も食べ応えが出て、満足感が高い一品。

レギュラーメニューの、ソフトクリームとおせんべいをサンドして特製醤油をかけた「せんべいソフト(税込・420円)」や、季節によって提供されるフレーバーも気になります。

そしてお土産にオススメのアイテムが、ここでしか購入できない限定のばかうけ。
「イカ七味マヨネーズ味」「せんべいソフトクリーム味」「若鶏の半身揚げカレー味」3つの味がここ新潟せんべい王国限定で販売されています。
▲なかでも一番人気が「イカ七味マヨネーズ味」。おやつはもちろんお酒のおつまみにももってこい!

ここには、ばかうけグッズや栗山米菓の製品以外の新潟のお菓子も売っているので、お土産探しにもオススメの場所でもあるのです。
▲なんと売り場には他社の米菓や乾物なども。新潟の美味しいお土産が集まっています
▲ばかうけのキャラクターグッズがたくさん!

本家ばかうけのグッズも充実!Tシャツやトートバッグもありました。

ばかうけのご利益があるかも!?由緒正しい神社を敷地内に発見!

そしてここのすごいところが「美味しい」だけに留まらないところです。遊んで、食べて、買い物をして大満足…と思ったら、もう一つ興味深いスポットを外に見つけました。

その名も「ばかうけ稲荷」!

なんと、新潟せんべい王国には由緒正しいお菓子の神様が祀られた神社があるのです。新潟県の新発田(しばた)市にある大友稲荷様から分堂し、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛を願って建立されました。
▲ばかうけ稲荷。狛犬ではなく、ばかうけのキャラクターであるバリン(左)とボリン(右)が守っています

創業社長である栗山源太郎氏の厚い信仰心により、栗山米菓だけでなく、米菓全体の発展のために昭和22(1947)年創業時に建立し、昭和39(1964)年の新潟地震でこの地に拠点を移した際に現在の大きな御社に建て替えられました
▲ばかうけの絵馬。かつて絵馬掛けに掛けていたところ暴風雨で傷んでしまったことがあり、現在は預けて納めてもらうことができます

また、ここで引けるおみくじは「健康:バリバリよく噛んで歯を健康に」など、ばかうけ稲荷ならではのおもしろい内容になっています。
▲結果は中吉。「星たべよ」「サクサク」など、お煎餅を思わせるキーワードがあちこちに
▲神様に美味しいお菓子への感謝を伝えつつ、色々とお願いごとも…

お煎餅三昧で大満足な約半日の工場見学。館内には、親子、カップル、友達同士からシニアの方まで、幅広い年代のお客様の姿が見られました。普段美味しく食べているお煎餅がここまでエンターテイメントになると、老若男女誰でもが楽しめるスポットになるんですね!

オールシーズン楽しめる、米どころ新潟ならではのお煎餅エンターテイメント、ぜひ満喫しに足を運んでみてください。もちろん来訪した際は限定ばかうけのお土産購入もお忘れなく。話題になること間違いなしですよ!
丸山智子

丸山智子

ライター・コピーライター。新潟をもっと楽しくするWEBマガジン「にいがたレポ」参加ライター。東京の編集プロダクション、広告制作会社を経て2014年より新潟でフリーランスに。イベントの宣伝・広報、地方情報誌、住宅情報誌、会報誌等での執筆、広告の企画制作などの分野で活動中。関心分野は、和菓子・日本文化・舞台芸術。

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