広さ50畳の大露天風呂がある湯宿「優香苑」でゆったり大人の旅

2016.12.31 更新

花巻温泉最大級の大露天風呂と全館宮大工建築を誇る湯宿「山の神温泉 優香苑」。とろみのあるアルカリ性の湯は美肌の湯としても知られていて、女性客からも人気があります。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」にも選ばれた花巻の奥座敷を訪ねました。

▲情緒ある雰囲気の優香苑

7年半もの歳月をかけて造られた、趣ある宮大工建築

JR花巻駅から車で約30分ほどの場所に、東北有数の温泉地として知られている花巻温泉郷はあります。奥羽山脈の渓谷沿いに湧き出る温泉はおよそ12カ所。その中でも花巻温泉最大級の大露天風呂と宮大工建築を誇る「山の神温泉 優香苑」は、ゆったりとした空間で大人のごほうび旅にぴったりの場所です。
▲落ち着いた雰囲気は大人の女性にぴったり。広い敷地に7つの宿泊棟があります

「優香苑」において、まず特筆すべきなのが宮大工建築の素晴らしさです。腕利きの宮大工職人たちの手により、7年半もの歳月をかけて造られました。
▲迫力のある格天井(ごうてんじょう)のロビーが出迎えてくれます

そもそも宮大工建築とは、神社仏閣の建築に用いられる技法のこと。非常に高度な技術が必要とされ、中でも天井を一段高くカーブさせる「折上げ格天井」は造るのが難しく、上級品としても知られています。「優香苑」ではロビーだけではなく、すべての客室に折上げ格天井を施しているというから驚きます。
▲ロビーの中央には岩手県の特産品である南部鉄器が据えられています。盛岡の老舗「釜定」の職人による特注品で重さはなんと300kgもあるそう!
▲笑顔で迎えてくれる親しみやすいスタッフ
▲今回はこちらの「三間」に宿泊

客室は7棟合わせて60室。部屋の種類は全部で4種類あります。和室が一室の「一間」、和室とベッドルームがある「二間」、和室二間(10畳、6畳)とベッドルームがある「三間」、そしてスイートルームにあたる「貴賓室」が2タイプ用意されています。
▲優しい雰囲気ながらも開放感が感じられる部屋(三間)
▲特別な日に是非泊まりたい貴賓室「雅」。リビングルーム、ベッドルーム、サンルームがあります
▲襖や欄間など、部屋の隅々にまで宮大工の技術が息づく

ロビーや廊下、そして60室の客室、館内まるごとが宮大工建築によるもの。すべてのお客様に贅沢な空間でおやすみいただきたいという優香苑の想いが込められています。

湯の花が漂う美肌の湯。趣の違う4つの湯をめぐる

湯の花が豊富に浮かぶこちらの温泉は、すべて100%源泉かけ流し。花巻温泉郷の中でもアルカリ度が最も高く、お湯にはとろみが感じられるのが特徴です。「化粧水のようなお湯だ」と言われることもあり、「美人の湯」として親しまれているのです。
▲温泉へ向かう廊下にも宮大工の細工が施されています

女風呂だけでも内風呂と露天風呂が2か所ずつあり、異なる雰囲気を楽しめるのも魅力のひとつ。すべての建物が渡り廊下でつながっているため、どちらの温泉にも客室から外に出ずに直接行くことが出来るのも嬉しいですね。
▲「とよさわ乃湯」の大露天風呂。男女合わせて50畳もの広さ。他の人を気にせずゆったりと露天風呂に浸かることが出来ます

中でも宿泊棟の最も端、豊沢川を間近に見下ろす位置にある「とよさわ乃湯」の大露天風呂はまるでプールのような広さで、戸を開けた瞬間に思わず歓声をあげてしまうほど。露天風呂の温度は40度ほどなのでのぼせることなく、ゆっくり浸かることが出来ます。宿の裏を流れる豊沢川のせせらぎを聞きながら、のんびりおしゃべりするのも楽しいですね。
▲「とよさわ乃湯」内風呂。見上げるほどの天井の高さは開放感があります

「とよさわ乃湯」の内風呂は横長で、湯口に近いほど温度が高く、離れると温度が低くなっているため、自分の好みの温度の場所を探して入ってみて下さい。壁に飾られた陶板画は中国の職人の手によるもの。花巻出身の童話作家・宮沢賢治が思い描いた理想郷「イーハトーブ」をイメージしているそう。
▲こちらは「こもれび乃湯」の露天風呂。木のぬくもりが感じられる造り

ロビーの右側すぐ、より緑を間近に感じられる場所にあるモダンな雰囲気の「こもれび乃湯」もまた違った風情があります。露天風呂は、夜になると風呂の底が青い光でライトアップされ、幻想的な雰囲気に。
▲ライトアップされた「こもれび乃湯」の露天風呂

一方の内風呂は、まるでガーデンテラスのように広い窓がついていて、内風呂とはいえ眺めが良いのが特徴です。雄大な山の景色を望むことが出来るので、朝や昼の時間帯に入るのがオススメ。
▲「こもれび乃湯」内風呂。広い窓から日が差し込みます。こちらにはサウナも完備

山の神温泉の源泉の数は4か所あり、毎分1,200リットルもの源泉が湧き出ています。安定した泉質、湯量を提供できるよう、専属の湯守さんが徹底した管理を行っています。
美肌の湯と言われているのがうなずけるほどの、とろりとした泉質。足をお湯に入れた瞬間から他の温泉との違いを感じられるような気がしました。

岩手の山と海の幸をふんだんに使った贅沢なお料理をいただく

▲夕食と朝食は窓からの眺望が美しい「レストラン葉山」で

宿泊するプランによって異なるコース料理。国内外の料亭やホテルなどで経験を積んだ料理長が腕を振るう料理の数々には、地元・岩手の贅を尽くした旬の食材が使われています。今回いただいた「華月」コースは全部で12品。フカヒレやアワビなどの豪華食材も味わえるとあって人気のコースです。趣向を凝らしたメニューには、素材の味を最高の形で提供出来るようにという料理長の思いが見られます。
▲こちらが「華月」。コースは全部で3種類あり、事前の相談で別注メニュー追加も可能(季節により料理内容は変わります)

その中から、特に自慢の料理をいくつかご紹介。まずは、牛肉の品質の高さを競う全国肉用牛枝肉共励会において、なんと全国最多11回もの日本一に輝いている「岩手牛」を使った秋の収穫鍋です。肉の旨みと甘さのバランスが絶妙できめ細やかな霜降りが特徴です。
▲岩手牛が使われた「秋の収穫鍋」。鍋物の具材は季節によって変わります
▲くつくつと鍋が煮えるのを待ちます。里芋、人参、ごぼうなどの野菜も出来るだけ地元産のものを使用しているそう
▲続いて「フカヒレのそば饅頭蒸し」。そば饅頭とは、そば粉を使った肉まんのような饅頭のこと。中には鶏肉のひき肉を使った「あん」が入っています
▲フカヒレは煮るのではなく、蒸すことで食材本来のシャキシャキとした食感を残しているそう
▲こちらは「アワビの肝味噌磯辺焼き」。三陸産のアワビは肉厚でしっかりとした味わい
▲アワビの肝と味噌を和えたものを、たっぷりの三陸産の海藻と一緒にいただきます。口の中に広がる磯の香り、肝と味噌の濃厚さもたまらない

朝食は和食中心のビュッフェスタイル。旬の食材を常時30種以上使用しており、卵焼きや焼き鮭など定番のものから、季節によっては地物の山菜料理など多彩なメニューを楽しむことが出来ます。
▲地元産の旬の食材を使った朝食。どれを食べようか迷ってしまうほどの品数

地元花巻の食材はもちろんのこと、岩手県内の旬の美味食材を使用し、上品な料理に仕上げられた優香苑の料理は特別感がたっぷりです。

女性に嬉しいサービスがついた「シンデレラの休日プラン」

なお、おしゃべりが止まらない女性の皆さんにおススメなのが女性限定の「シンデレラの休日プラン」(ネット予約限定)です。アロマ加湿器の貸し出し、ウェルカムティーセットなど嬉しい特典がいっぱい。チェックアウトは通常よりも1時間遅い11時なので、時間を気にせず朝食や周辺の散策などを楽しむことも出来ます。
▲ウェルカムサービスとして、紅茶と有名ブランドのスキンケア用品が部屋にスタンバイ
▲好きな柄の浴衣を選べるサービスも。友達同士で選びあうのも楽しい
▲エステ&マッサージ10分サービスという嬉しい特典も

四季折々の風情を楽しめる花巻温泉郷の中でも、山の神が棲む場所として昔から地元の人に大切にされてきた「山の神温泉」に佇む「優香苑」。また来たい、そう思わせてくれる魅力にあふれた温泉宿です。たまには女性だけで羽を伸ばしに、訪れてみてはいかが?


撮影:前川寛子
モデル:藤岡麻衣
八木絵里

八木絵里

劇団ゼミナール所属。飛び道具系女優として活躍する傍ら、声の仕事やライターにも挑戦。好奇心旺盛な獅子座のB型。(編集/株式会社くらしさ)

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