ロープウェイで「眉山」へ!徳島のシンボルは夜景から初日の出、万華鏡まで楽しめるスポットだった
小説、映画のタイトルや舞台にもなった「眉山(びざん)」。その名の通り眉(まゆ)のようになだらかな形をした優美な山は、徳島市のシンボルとして広く市民に親しまれています。今回は登山しなくても山頂までラクラク登頂できるロープウェイを使いながら、季節や時間によって表情を変える「眉山」の魅力をお届けします。おいしいスイーツもご紹介しますよ!

山頂まで約6分!ゴンドラに揺られながら美しい景色を眺める
万葉の歌人・船王(ふねの おおきみ)によって万葉集にも詠まれた「眉山」。どの方向から見ても眉の形をしていることから名付けられた山は、今なお徳島市のシンボルとして親しまれています。
山頂へはいくつかのハイキングコースやドライブコースもありますが、オススメは早くて快適、さらに抜群の景色を眺められるロープウェイです!
乗り場は、徳島駅から徒歩10分のところにある「阿波おどり会館」5階の「眉山ロープウェイ山麓駅」。

さあ、いよいよ乗り込みます!

合図とともにゴンドラが動き出してしばらくすると……。


眼下に広がる景色や眉山の歴史についての車内アナウンスに耳を傾けながら、どんどん広がっていく徳島市街の景色にみとれていると、約6分で「山頂駅」に到着!
息を飲むほど美しい、パノラマビューが広がる山頂へ!

どれどれ、私にも見せて見せて……!

展望台からは海に流れ込む吉野川(四国三郎)や徳島市街、大鳴門橋、さらに淡路島、阿讃(あさん)山脈、紀州の山々までの眺望が楽しめます。
撮影時は絶好の青空! 最高のパノラマビューを満喫できました!
この展望台、景色以外に楽しめるものもあるんですよ。

フェンスのてっぺんには、第69代横綱 白鵬関と妻 紗代子さんの名前が刻まれています。徳島市出身の沙代子さんにちなんで作られたものだそうです。
美しい景色を楽しみながら変わらぬ愛を誓う、眉山はデートスポットとしても人気なんです。
また、展望台に建つ大きな白い建物。


さて、眉山への登頂はお天気のよい昼間もよいのですが、夜に訪れるのもオススメ。なぜかと言うと……。

4~10月の期間および11~3月の土曜、11月22~24日、12月22~24日、ロープウェイは21時まで夜間運転しています(8月のお盆期間は22時まで)。クリスマスや夏の夜デートにピッタリですね。
さらに2019年の幕開けである元旦は初日の出に合わせて6時から早朝運転を行います(17時30分まで)。2019年の始まりを、徳島市のシンボルで迎えてみては?

四季折々楽しめる眉山

ゆったりと散策したり、景色を眺めながらお弁当を食べたりと、思い思いの時間を過ごすことができます。

自然豊かな場所だからこそ、四季それぞれの風景が楽しめるのも魅力のひとつです。
春は桜。

秋は青空の下で燃えるように色づく広葉樹が楽しめます。

眉山ロープウェイ
徳島県徳島市新町橋2-20(阿波おどり会館5F)
[営業時間]11~3月 9:00~17:30(土曜は~21:00)、4~10月 9:00~21:00(2018年12月22日~24日は9:00~21:00、1月1日は6:00~17:30)
[料金]片道 大人610円・小学生300円、往復 大人1,020円・小学生510円(いずれも税込)
[定休日]なし
088-652-3617
眉山の麓で絶品スイーツと和庭園をゆるぅり堪能

店内に一歩入ると、徳島の中心地とは思えないほど静かで落ち着いた空間が広がります。

庭には白糸の滝が流れ、心地よい水音がBGMとして響きます。

例年11月中旬から3月上旬にかけて、この白糸の滝周辺に咲き誇るのが黄花亜麻(キバナアマ)。

徳島を愛したポルトガルの文豪・モラエスがこの場所に植えたことから「モラエスの花」とも呼ばれ、愛されています。

黄色くかわいい花にいろどられた滝周辺の景色を目当てに来店する人もいるほど、お店の名物になっています。
そして、こちらでいただけるのが「滝の焼餅」。

天正13(1924)年、蜂須賀(はちすか)蓬庵家政公が徳島城築城の際に献上喜納されたことから、藩主の御用菓子として名声を博しました。
菊紋の押し型で親しまれている焼餅は、モチモチした薄皮の香ばしい焼き加減とほんのり甘い餡が絶妙!

職人が心をこめて1枚1枚仕上げた焼きたての焼餅と、名水・錦竜水(きんりょうすい)で淹れた抹茶やコーヒーのセットをいただきつつ、ゆったり一服。
あぁ~、至福のひとときです!

「とくしま市民遺産」にも選ばれた銘菓。眉山を訪れたなら、ぜひ味わってください!
和田の屋 本店
徳島県徳島市眉山町大滝山5-3
[営業時間]10:00~17:00
[定休日]木曜(祝日、お正月は営業)
088-652-8414
徳島市が誇る観光スポットに、今こそ足を運んでくださいね!
※本記事は2016年11月取材記事を一部更新したものです。

野々村まり
大学卒業後に徳島のタウン誌「あわわ」に入社。営業部・編集部を経験したのち4誌の編集長を務め、現在は編集統括マネージャーに。管理職になるも未だに月30件の取材をこなす現役バリバリアラフォー編集者。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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