ぜんざい発祥の地・出雲で人気のぜんざいスイーツ3選

2017.02.26

出雲大社のお膝元、島根県出雲市は「ぜんざい発祥の地」と言われているのをご存知ですか?縁結びの神様として有名な出雲大社周辺には、出雲ぜんざいはもちろん、ぜんざいをアレンジしたスイーツが食べられるお店が軒を連ねています。その中から見た目も可愛く、美味しい“ぜんざいスイーツ”を厳選してご紹介します!

▲出雲名物のぜんざいとそば粉の味わいを一皿で楽しめる「ぜんざいガレット」

出雲大社の神門通りはまるで“ぜんざいストリート”!

砂糖を入れて柔らかく煮た小豆に、餅や白玉団子を入れたぜんざい。島根県東部ではお正月のお雑煮にぜんざいを食べる地域もあるほど、身近な食べ物です。

そんなぜんざいの発祥の地と言われているのが、島根県東部に位置する出雲市です。出雲地方では旧暦の10月に全国から八百万(やおよろず)の神々が集まり、出雲大社を中心に「神在祭(かみありさい)」という神事が執り行われます。このお祭りの時に振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」が、出雲弁の訛りで「ずんざい」更には「ぜんざい」と変化し、京都に伝わったと言われているのです。
▲出雲大社の表参道「神門(しんもん)通り」。突き当たりに出雲大社の鳥居が見える

出雲ぜんざいが食べられるお店が軒を連ねた「神門通り」は、まるで“ぜんざいストリート”です。
▲通りには至るところに「出雲ぜんざい」の文字が。神門通りに並ぶ多くの飲食店がメニューにぜんざいを取り入れている

定番の出雲ぜんざいを食べるなら「くつろぎ和かふぇ 甘右衛門」へ

まずは定番の「出雲ぜんざい」を食べようと、出雲大社正門の目の前に店を構える「くつろぎ和かふぇ 甘右衛門」を訪れました。
▲和洋折衷なレトロ感が漂う外観。窓には「特製ぜんざい」の暖簾が

注文したのは「出雲ぜんざい縁結びセット」。セットのドリンクは5種類の中から選べます。今回は出雲産抹茶にしました。店長さんが抹茶好きだそうで、出雲産の茶葉を使用したドリンクメニューも豊富です。
▲「出雲ぜんざい縁結びセット」(税込1,000円)。お椀の中には紅白餅と大黒様の形をした最中の皮が入っている

オリジナルの最中は出雲大社の御祭神「大黒様」(オオクニヌシノミコト)の形。ニコニコとした大黒様の表情がなんともおめでたく、縁起が良さそうです。そして、出雲ぜんざいといえば、汁が多いことが特徴。汁がサラサラしているので最中の皮をくずして一緒にトロッと頂くのも美味しいです。
▲良く見るとハートの金箔もあしらってある。女性には嬉しいひと工夫

ぜんざいの他にも、ひと際インパクトがあるスイーツを注文してみました。こちらは「あまえもん特製ぱふぇ」。
▲「あまえもん特製パフェ」(税込980円)。生クリームの上にかかっているのは自家製抹茶蜜

出雲産抹茶で作ったシフォンケーキやジェラート、フルーツなど15種類の甘味をトッピング。ぜんざいをイメージさせる餡子とお餅も入ってボリューム満点です。
▲木造建築のくつろぎ空間

大きな梁(はり)やレトロなランプが古民家のような落ち着く雰囲気の店内。お一人様でもくつろげるお店です。

和菓子用の銅板で1枚ずつ焼き上げる「cafeまるこ」のぜんざいパンケーキ

お次は、女性におすすめしたい可愛いお店「cafeまるこ」のぜんざいスイーツをご紹介します。
▲「COFFEE」と書かれた看板が目を引く「cafeまるこ」。こだわりの豆を自家焙煎した本格派のコーヒーが楽しめる

まず注文したのは「ぜんざいパンケーキ」。ふわふわもちもちのパンケーキにアイスクリーム、餡子、紅白白玉、たっぷりの生クリームがトッピングされています。
▲「ぜんざいパンケーキ」(税別1,280円)。お店自慢の自家焙煎コーヒーは、和菓子にも洋菓子にも合う「縁結びブレンド」(税別500円)

パンケーキはオーダーを受けてから粉を混ぜ、和菓子屋が使用する銅板で1枚ずつ焼き上げるそう。餡子は契約農家から仕入れた出雲大納言小豆を使用しています。

実は「cafeまるこ」オーナーである坂根めぐみさんの旦那様は、出雲で140年以上続く老舗和菓子店「坂根屋」の経営者。老舗和菓子屋で受け継がれてきたこだわりの素材と製法が「cafeまるこ」のスイーツにも取り入れられているのです。
▲三段のパンケーキの間には求肥(ぎゅうひ)が挟んである。餡子と一緒に食べるとどら焼きにも似た和菓子のような味わいに

また、鳥取産の「白バラ牛乳」を使った生クリームは、エスプーマという特殊な機械で空気を含ませてふわふわに。口溶けの良い軽い食感のクリームで、パンケーキにたっぷりつけて食べると幸せになれる美味しさでした。
▲ふんわり軽いエスプーマ生クリーム。味は「白バラ牛乳」のミルクそのもの。クリームだけで食べても美味しい

出雲名物のそばとぜんざいがスイーツでひとつに!?

「cafeまるこ」でもう一つ気になるぜんざいスイーツを見つけました。「ぜんざいガレット」は、出雲名物の出雲そばとぜんざいの味わいが一皿で楽しめるスイーツ。
▲「ぜんざいガレット」(税別880円)。大粒の出雲大納言小豆がたっぷり

ガレットとは、そば粉でできたクレープのこと。「cafeまるこ」では貴重な島根県産のそば粉を使用。間に求肥を挟むことによりモチモチ食感に仕上がっていました。温かいガレットの上でほどよく解けたアイスクリームと大粒の出雲大納言小豆を一緒に食べると、口の中はまるでクリームぜんざい!ハート型の紅白ようかんも可愛く、縁結び祈願に食べたいスイーツですね。
▲店内ではコーヒーのギフトやアクセサリーなども販売されている。お土産も要チェック

「cafeまるこ」では、パンケーキを食べながら独身男女のご縁を結ぶ「パンケーキブランチコンパ」など縁結び企画も行っており、これまでお付き合いや結婚に至ったカップルが何組もいるとか。縁結びスポットとしてもオススメします!

1日限定30個!ぜんざいスイーツの元祖「ぜんざいロール」

最後にご紹介するのは「神門通りカフェ ポンム・ベエル」。こちらはオムライスやハンバーグなど、洋食メニューがおすすめのカフェです。
▲コックさんが描かれた看板と和風の建物が目印

こちらで人気なのが「ぜんざいロール」。米粉スポンジで生クリーム、小豆、求肥を巻いたロールケーキです。
▲「ぜんざいロール」単品460円(税込)、好きなドリンクを組み合わせられるスイーツセットは800円(税込)

地元・出雲産のお米「きぬむすめ」の米粉で作られたスポンジは、しっとりやわらかい食感。厚めにカットし、お皿に立てて提供されます。小豆と求肥がたっぷり入った切り口の美しさにもテンションが上がりました。
▲ほんのりピンク色のクリームには小豆餡が混ぜてある

ロールされた求肥を一緒に食べるとモチモチ食感に。小豆入りの生クリームもほど良い甘さで日本茶にも合いそうです。

神門通りにまだ喫茶メニューを出すお店が少なかった時、出雲発祥のぜんざいを使ってなにか作れないかと、洋菓子屋さんと協力して生み出したという「ぜんざいロール」。ぜんざいスイーツの元祖としてファンの多い一品です。
▲木の柱に白壁。和モダンな雰囲気の落ち着く店内

古い旅館だった建物をリノベーションした店内は広々としており、家族連れでもゆっくりできます。奥にはペレットストーブもあり、それぞれのテーブルではお客さんがゆっくりとおしゃべりに花を咲かせていました。食事メニューの他、カフェニューも豊富なのでゆっくりお茶したい方にもおすすめです。
出雲で昔から親しまれてきたぜんざい。そんな伝統的なスイーツが、各お店の工夫により個性的で新しいスイーツに変身していました。小豆は食物繊維やビタミン、ポリフェノールが豊富で美容効果が注目されている食材です。出雲大社で縁結び祈願をした後は、ぜんざいスイーツで外見にも磨きをかけて良いご縁を引き寄せてくださいね。
▲取材の後に訪れた稲佐の浜(神門通りから徒歩15分)。神々の玄関口であり、幻想的な夕日スポットとして有名です
小島有加里

小島有加里

島根県在住のグラフィックデザイナー。島根県の観光情報サイト、フリーペーパーなどでライターも務める。山陰のおいしいもの・楽しいこと・素敵な場所を発掘するのが趣味。(編集/株式会社くらしさ)

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP